エベレスト街道（前）・・ルクラ〜チュクンリ〜EBC〜カラパタール

2023年04月16日(日) ~ 2023年04月25日(火)

• GPS: 58:08
• 距離: 101km
• 登り: 5,834m
• 下り: 4,032m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:23
• 休憩: 1:07
• 合計: 4:30

10:01 スタート地点
11:23 12:30 Cheplung
14:31 宿泊地

2日目

• 山行: 10:41
• 休憩: 0:20
• 合計: 11:01

6:51 宿泊地
8:29 8:30 Benkar
9:34 9:34 Monjo
13:51 14:06 ナムチェバザール
16:32 16:36 ナムチェバザール
17:52 宿泊地

3日目

• 山行: 4:57
• 休憩: 1:34
• 合計: 6:31

6:50 宿泊地
8:30 9:08 ホテル エベレストビュー
9:48 10:44 Khumjung
13:21 Khumjung

4日目

• 山行: 6:18
• 休憩: 0:00
• 合計: 6:18

7:09 Khumjung
13:27 宿泊地

5日目

• 山行: 7:03
• 休憩: 0:00
• 合計: 7:03

7:32 宿泊地
14:35 宿泊地

6日目

• 山行: 8:04
• 休憩: 0:00
• 合計: 8:04

7:11 宿泊地
15:15 宿泊地

7日目

• 山行: 3:41
• 休憩: 0:00
• 合計: 3:41

8:21 宿泊地
12:02 宿泊地

8日目

• 山行: 4:59
• 休憩: 0:00
• 合計: 4:59

6:40 宿泊地
11:39 宿泊地

9日目

• 山行: 6:05
• 休憩: 0:00
• 合計: 6:05

8:54 宿泊地
14:59 宿泊地

10日目

• 山行: 6:49
• 休憩: 0:18
• 合計: 7:07

4:29 宿泊地
6:19 6:37 カラパタール
11:36 ゴール地点

天候

連日、未明からしばらくは晴れまたは高曇り。早いときで8時〜9時、遅くとも午後から雲が上がり始め、高い山から展望が消えていく。その後、半分くらいで雪か雨。今年のプレモンスーンは総じて天気が悪い方だったらしい。（現地トレッキングガイドは、昨年のポストモンスーン（秋）に殆ど降らず、その反動では？と言っていた）

目標ピークでも、最大目標のロブチェイーストはピーカンに恵まれたものの、チュクンリ・カラパタール・ゴーキョリの3大展望ピークがハズレでした（泣

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 飛行機

成田−カトマンズ直行便（RA434・433）利用（偏西風の関係で往路9時間、復路7時間　時差は3時間15分）

ルクラへは16人乗りマイクロバスにてマンタレーに移動（4〜5時間）し、国内便でルクラへ。（フライト時間は30分弱ですが、往路・復路共にトータル移動時間9時間）

出入国ともに予想以上にスムースで、預け荷物は2個35kg以内

往路で必要だったコロナワクチン接種証明書は復路では求められず（体温チェックのみ）

空港を出た所で現地ガイドと待ち合わせ、市内で両替、スマホsim契約（Ncell）、ダイヤモックス購入

＊個人プラン作成および諸手配をワンダーズアドベンチャーに依頼し、現地Glacier Himalaya Treks ＆P.Ltd派遣の日本語ガイドに、実際の手続き・手配を一任
https://wonders-adventure.com/company/

ワンダーズCEOでガイドの中山さんには、ZoomやLineで準備から現地まで的確なアドバイスをいただけて、個人旅行でもスンナリ入っていけました

現地ガイドは日本語がある程度通じるので、手続きや対応には大きなサポートとなり(ネパール人の英語は聞き取りにくい印象)、移動・宿泊・食事などは特に問題ありませんでした

コース状況／危険箇所等

Everest Treckを「エベレスト街道」とはうまく訳したもので、基本はあくまで現地住民の生活道路。もちろん登山道ではなく、車が一切通らない静かな大自然の中を、両手に絶景を眺めながら歩けます。

山好きならずとも至福のときを過ごせるコースで、高度への対応ができれば絶景が楽しめる、やはり世界標準のトレッキングコースだと感じました。

コースはよく整備されていて、トイレ・ゴミ箱が随所にあります（サガルマータ国立公園内なので入園料2千Rs必要）

チュクンリ・カラパタールも、標高こそ5千m超ですが、コース自体はハイキングレベル

写真

4/15 16:37

4年ぶりの海外登山にヒマラヤへ

4/16 6:38

マンタレーでルクラに向う国内線に乗ります・・「マスクは咳をする人が着けるもの」が徹底しています

4/16 8:44

4時間近く待ってようやく乗れそう

4/16 9:20

ルクラに到着・・世界一危険な空港と言われますが、実際は特に感じず

5/3 7:27

ルクラでもう雪の高峰！・・ヌプラのよう

4/16 10:03

30分ほど休憩してトレッキング開始・・滑走路の先は断崖らしいですが

5/3 7:55

メラピークに向う方向には〜

5/3 7:55

槍ヶ岳

4/16 10:12

ルクラの街を抜けてエベレスト街道へ

4/16 10:48

シャクナゲは日本より1月ほど早い

4/16 10:49

ガイドさんはブキ（グキ？ジュキ？現地の発音は聞き取りにくい）と言っていました

4/16 18:04

チーズマカロニ・・味はマズマズですが、本当にチーズとマカロニしか入っていません

4/17 6:25

パン系統は大体いけました

4/17 9:24

街道からクンビーラ

4/17 9:41

チェックポイントが幾つかあります・・手続きは全てガイドにお任せ

4/17 10:21

フライドヌードル（焼きそば）も味は良いですが、麺が全般に柔らか過ぎ

4/17 11:22

二重吊橋が見えてきました

4/17 11:41

ガッチリしているので高度はあっても全然怖くありません

4/17 12:02

振り返るとドゥードコシ（川）とクスムカングルの高度感が絶景！

4/17 13:36

ナムチェに到着

4/17 13:58

宿泊するクンブリゾートロッジ

4/17 15:13

車は一切なく、荷物運びのゾッキョ隊

4/17 15:53

シェルパ文化博物館へ

4/17 15:43

若き日の田部井さん

4/17 16:21

モモ（餃子）・・タネは良いですが皮が少々厚過ぎ

4/18 5:42

翌朝、部屋の窓からコンデのモルゲンロート

4/18 6:56

エベレストビューホテルに向う途中でナムチェとコンデ

4/18 7:01

ルンダルと・・ストゥーパ＞ゴンパ＞タルチョ＞ルンダルの序列を教わる

4/18 7:47

日本人には特別な数字

4/18 8:21

霞みますがもうエベレストも見えています

4/18 8:28

ホテルエベレストビューに到着

4/18 8:30

もちろん展望テラスへ

4/18 8:32

霞みが少々残念ですが体感的には確かに絶景！

4/18 8:33

タブチェ

4/18 8:34

エベレスト〜ローツェ

4/18 8:40

600Rsのコーヒーでタップリ楽しめました

4/18 9:48

宿泊するクムジュンのストゥーパイン

4/18 10:27

茹でいも・・じゃがいもは特に美味しい

4/18 11:56

ヒラリー一家のメモリアルがあるクンデピークへ・・最初の絶景ピークですが雲と霞みで残念でした

4/18 17:59

フライドライス（炒飯）は長粒米と相性良く美味しい

4/19 6:36

シェルパシチュー（すいとん）は野菜GETに欠かせず

4/19 7:09

ストゥーパインを出発

4/19 8:06

この日は青空広がり気持ち良い

4/19 8:08

ヤクくんモグモグタイム

4/19 8:21

シャクナゲが見事

4/19 9:21

コンデとエベレストビューがあるシャンボチェの丘方面

4/19 10:39

街道を一旦登り切ったタンボチェ

4/19 10:40

一貫してランドマークのアマダブラム

4/19 10:40

エベレスト〜ローツェ

4/19 10:42

素晴らしいビューポイントです

4/19 10:45

有名なタンボチェ寺院

4/19 11:25

パスタも麺が・・

4/19 13:02

マウンテンゴート

4/19 13:25

宿泊するパンボチェのビューポイントロッジ

4/19 16:08

日本の家族を安心させるためとワンダーズへの現状報告に毎日wifiカードは必須・・午後から雲が湧いてヒマなのもありますが

4/19 18:11

カレーのダルバート

4/20 5:29

翌未明、部屋の窓から〜

4/20 5:29

エベレスト〜ローツエ

4/20 5:32

ヤクくんもお目覚め

4/20 6:14

タムセルク

4/20 6:15

カンテガ

4/20 6:23

まさにビューポイントで、珍しく部屋にトイレもあって快適でした

4/20 7:01

ローツェの雲が取れました

4/20 7:03

そしてアマダブラムの肩からお日様

4/20 9:05

ディンボチェに向う途中でカンテガ〜タムセルク

4/20 10:07

ロブチェイーストが初めて見えてテンション↑

4/20 10:10

ディンボチェに入りました

4/20 10:42

タシデレホテルの奥にアマダブラム

4/20 11:21

ランチはベジフライドポテト

4/20 13:03

裏山で高度順応しますが午後は展望×

4/20 18:10

トゥクパ（細うどん）に顆粒だし＋醤油は有効

4/21 5:47

未明は大体晴れます

4/21 5:49

アマダブラムに日が射してきました

4/21 6:42

サンドイッチはホットサンドになっているので美味しい

4/21 8:41

この日は高度順応日でチュクンリへ・・これはローツェと亡くなった方のメモリアル

4/21 8:41

右がアイランドピーク

4/21 8:42

アマダブラム

4/21 8:43

ヒマラヤ襞

4/21 10:06

チュクンリが近づいてきて〜

4/21 10:18

5千m越えへ

4/21 10:43

下の土部分はアイランドピークからの氷河です

4/21 11:03

やはり6千m峰は貫録あります

4/21 11:24

稜線に乗り上げ〜

4/21 11:35

最後は苦しかったですがチュクンリ（P5404）到着・・2度目の5千m峰

4/21 11:40

”パノラマ王”らしいですが、ガスが上がってしまって展望は残念でした

4/21 17:55

スープとチーズフライドライスは無難な組み合わせ

4/22 6:27

翌朝は前夜の降雪で真っ白

4/22 6:27

ロッジとアマダブラム

4/22 6:28

ローツェ

4/22 7:45

ロブチェに向う途中で

4/22 7:45

カンテガ〜タムセルク

4/22 7:59

雪のおかげで絶景になりました

4/22 8:52

もう言葉はいらないトレッキングコース

4/22 8:52

4/22 9:22

4/22 9:23

4/22 10:00

トゥクラで小休止

4/22 10:55

トゥクラ峠への登りがこの日の難所

4/22 11:04

メモリアルが沢山あるトゥクラ峠

4/22 12:37

ピザも無難

4/23 6:16

野菜取るのに朝はシェルパシチュー

4/23 6:43

ロブチェを出発

4/23 7:22

左はプモリ

4/23 7:59

青と白の絶景満喫

4/23 7:59

4/23 8:19

4/23 8:40

4/23 9:02

4/23 9:57

ヌプツェかな

4/23 10:51

目指すEBCが見えてきました

4/23 10:56

氷河の上にテントがいっぱい

4/23 11:07

EBC5364mに到着

4/23 11:19

EBCは日帰りでもいいかなと思っていましたが、実際にエベレストを目指している人と交流できたりして泊りで良かったです

4/23 12:36

何とコックさんが日本で修行したことがあるとのことで和食

4/23 18:40

但し、夕食の丼はヤク肉のようで、味は良いもののお腹には少々合わず

4/24 5:27

翌朝リンテン

4/24 5:27

中央が3日後に目指すメインのロブチェイースト

4/24 5:28

ヌプツェ

4/24 9:28

ヘリポート

4/24 9:35

トイレはカプセル処理

4/24 9:39

電波塔がEBC最高地点のよう

4/24 12:06

朝食後ゴラクシェプへ

4/24 14:25

カラパタール登頂基地のゴラクシェプ

4/24 17:41

大体ツインの部屋の1人利用で広さは十分ありました・・心配した相部屋はなし

4/24 18:01

フライドヌードルはよく食べました

4/24 18:28

夕方、霧が晴れて〜

4/24 18:28

エベレストのアーベンロート

4/24 18:30

翌未明のカラパタールを期待しました

4/25 5:16

しかし、カラパタールへの登りは既に霧の中↓

4/25 5:16

プモリは迫ってきます

4/25 5:16

ロブチェイースト

4/25 6:26

ここもやや苦しかったですが〜

4/25 6:28

何とか登頂

4/25 6:29

展望のご褒美はありませんでした

5/7 17:21

見たかった光景はもちろんお土産購入

4/25 8:10

下山後に朝食済ませ〜

4/25 9:21

プモリとカラパタールを眺めつつロブチェへ

4/25 12:19

ランチは食欲湧かずアップルパイ・・さぁ明日からが本番

撮影機器：

サイバーショット DSC-HX90V SONY

α7 III ILCE-7M3 ボディ SONY

OLYMPUS Tough TG-6 オリンパス

Galaxy S22 SC-51C docomo サムスン

感想

sht

キッカケは昨年11月のAGウェビナー。いよいよ’23年春にはヒマラヤへの山行が可能になり、EBC＆ロブチェイーストに興味がそそられる。その後、日程等の詳細がAGから中々発表されず、Wondersアドベンチャーのお世話になることに。

ツアーの方が安心ではあるが、団体日程に縛られない個人プランの方が自分には合っていることもあります。（GWを挟むことも含め、割高になるのは承知の上で）

最近は日々の山行がマンネリ化しているのは否めず、このまま衰えを座して待つのも忍び難く、社会人となってから最長の22日間という休暇をとることに決定。

過去の達成感・満足感が大きい山行上位はいずれも海外高峰。キナバル〜キリマンジャロ〜モンブランと順調にステップアップしてきていることもあり、大げさな表現ですが、この先どこまで高みを目指せるか？このまま萎んでしまうのか？　の人生チャレンジ権を賭けた挑戦へ。

世界のトレッカー憧れのエベレスト街道で、自己最高到達点更新の6千m峰登頂を目指すことにしました。

自宅から丸2日かけてトレッキングスタート地点のルクラへ。まずは高度順応・生活順応をメインにビスターリ（ゆっくり）ペースで進みます。街道沿いは随所でヒマラヤ高峰を目にすることができ、高度順応も順調でした。

おかげで、クンデピーク、チュクンリ（P5404）、カラパタール（5550）のピークハントは順調。EBCに泊って実際にエベレストを目指しているドイツの方とも接し、いい刺激にもなりました。

・・ながら、絶景らしい3ピークはいずれも雲や霞に隠れされて本領発揮とはいかず。果たして目指すロブチェ東峰は微笑んでくれるのか？？　期待半分・不安半分でベースのロブチェへと戻りました。（後編に続く）
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5476429.html

コメント

okinawa123

一月後でも結構な雪景色なんですね。

sht

okinawa123さん　こんばんは！
レコを参考にさせていただきありがとうございました。

チュクンリ下山辺りから雪になり、翌朝は真っ白でした。今年のプレモンスーンは雨・雪が多かったようです。

おかげでチュクンリ・カラパタール・ゴーキョリの展望は全滅（泣。雪化粧したヒマラヤを楽しめたので良しとする所です。

快適さからは程遠い所でしたが、もうヒマラヤロスが始まっています。いつ行けるか判りませんが、また行きたいですね

ぼっち🦍

shtさん、はじめまして。
年末に初のヒマラヤを考えており、shtさんのレコを拝見いたしました。
とても参考になり貴重な情報を得ることができました。
ありがとうございます。

私もカルバタールを目指したく、ツアーではなく個人手配で考えております。
ただ、仕事の関係て日数が限られており、困っていました。何とかならないか、もう少し調べてみますが、途方にくれた際、概要でご案内いただいている個人手配を支援されてる方に依頼させていただくこと問題ないでしょうか？
お忙しいところ恐れ入りますが、お返事頂ければ幸いに存じます。
よろしくお願い申し上げます。

sht

ぼっち🦍さん　こんばんは！
こちらこそ初めましてと言うか、いつもスゴイ山行をされていると感心しています。本日はぼっち🦍さんのレコも参考にさせていただき、小日影山に登ってきたところです。

ヒマラヤですが、私がお世話になったワンダーズアドベンチャー（中山代表）は文句なくお勧めです。

今回、当初はアドベンチャーガイズのツアー参加を考えていたのですが、こちらは団体ツアー。一方で、ワンダーズの方は、自分の希望（日程・コース等）を伝えて完全にプライベートプランを作成してもらえます。

ZoomやLineで直接聞き取りしてもらえて、その後の準備もバッチリです。（現地でもLineで体調に合わせた日程のアドバイスやフォローあり）

連絡先としては取り敢えず、

https://wonders-adventure.com/himalaya/

にアクセスして問い合わせてみてはいかがでしょうか？

きっとご希望に合ったプランを作成してもらえると思います。

ぜひ楽しんできてくださいね☺️