荒島岳:JR北陸FP利用(下山駅⇒下唯野駅)で8年ぶりの深田百、半袖隊長、新下山コースにみっちりしごかれる(;''∀'')
- GPS
- 08:03
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,265m
- 下り
- 1,419m
コースタイム
- 山行
- 7:05
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 8:03
累積標高(上り): 1265m/累積標高(下り): 1419m
★EK度数(地理院標高値):33.515=13.77+(1265÷100)+(1419÷100÷2)
→→→判定「●EK32〜40未満 日帰りとしてはきつい」
EK度数=合計距離+(累積標高上り÷100)+(累積標高下り÷100÷2)
Thanks to murrenさん⇒
http://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=142
【参考文献 /記録 】
●分県登山ガイド19福井県の山(山と渓谷社/2019年4月10日初版)
01荒島岳(あらしまだけ)1523m:奥越前の秀峰を四方から登りつくす
●交通手段・宿泊先など全般的な登山計画はParsleycandyさん記録を大いに参考(多謝)
2022年05月28日 :【電車・バスで百名山】荒島岳 越前下山駅→道の駅越前おおの荒島の郷
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4332465.html
●直前の登山道の様子などはEK3さん記録を参考(多謝)
2023年05月04日:荒島岳_新下山コース-中出コース
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5455159.html
天候 | 晴れ…猛暑日寸前(福井市最高気温34.9℃)で暑かった(;'∀') |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
【往路】九頭竜湖駅05520556越前下山駅 (注1)前泊した国民宿舎から九頭竜湖駅まで徒歩(ぶらぶら歩き)15分 (注2)この始発を逃すと次は1056発(約5時間後)となる 【復路】下唯野駅14521603福井駅1637サンダーバード27号1726金沢駅1738つるぎ720号1801富山駅 (注3)下山した中出登山口駐車場から下唯野駅まで約3.0km/約40分 (注4)翌日の所用のため富山駅に移動・宿泊したが、そのまま帰京すること可能 【北陸フリーきっぷ】 (注5)北陸フリーきっぷ(FK)は北陸3県周遊に便利・廉価だが、大人の休日倶楽部会員限定 ⇒https://jre-ot9.jp/ticket/hokurikufree.html (注6)北陸FKは大宮地区〜北陸三県(最遠で小浜駅)往復の場合は21,390円(有効4日間/北陸新幹線) (注7)富山〜金沢〜福井〜敦賀との往復を含め、北陸三県内(域内)は新幹線/特急の自由席も含め乗り放題 ⇒北陸三県を周遊するだけでなく、東京/大宮〜富山を往復するだけでも割安になる (注8)しかし…単に首都圏(東京駅や大宮駅など)から福井駅圏内へ行くだけなら、東海道新幹線利用(米原乗換え)の方が約2千円ほど廉価かつ早着する |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況【emj:158]】 今回歩いた縦走コース(新下山コース⇒山頂⇒中出コース)は、道標・お助け器具(ロープ・階段・ハシゴなど)は極めてよく整備されており、道迷いする危険性は低い。 しかし新下山コースはロープ付き急登が続くタフな道なので、時間的余裕を持って利用しましょう。 また分県登山ガイド(福井県の山)を読むと、どのコースもあっさり山頂に達するような記述内容だが、実際には最低でも「技術度2」ばかりなので、十分に登り応えがあります。 ‥个蝓畤群嫉灰魁璽(分県Gでは技術度3★★★☆☆) 出だしこそ緩斜面で始まるが、東稜線に乗るまで太いお助けロープが設置された急登が続く。 手掛り・足掛かりはしっかりしており、登りで使う限りはさほどの困難さはない。 しかし設置ロープ数が30本余りと多いため、体力は奪われる。 一方で、下りで使う場合は急斜面が断続的に現れるため転落「滑落注意」⇒注意看板多数。 また落石にも要注意。 標高1240m付近で東稜線に乗ると、一転して緩やかな尾根道となり、アップダウンを繰り返しながら山頂へ。 東稜線は低木帯でササ原が多いため展望に恵まれ、かつ高山植物も多いので、荒島岳随一のパラダイスコースだと思われる。 下り=勝原コース⇒中出コース(分県Gでは技術度2★★☆☆☆) シャクナゲ平までは「もちがかべ」など、ロープや階段が設置されたいくつかの急降下が断続的に現れる。 シャクナゲ平から登山口駐車場までは比較的緩やかな一本調子の下りが続き、特段の危険箇所はない。 途中の小荒島岳は縦走ルートから外れるが、数分で山頂に達し、かつ360度展望を得られるので、是非、立ち寄るべし。 ★水場:中出登山口駐車場…飲用可だがお腹が緩い方は注意との標示(笑)……拙者の実証実験を踏まえれば大丈夫でしょう👌 ★渡渉箇所:なし ★泥濘状況:なし ★積雪状況:なし ★蜘蛛の巣 :ほぼなし ☆半袖 タイム:全行程 ★半袖 出会い指数:夏季計測停止中 ☆半袖 驚かれ指数:夏季計測停止中 ★入山者: 登りの下山コースでは出会いゼロ 山頂には男性ソロ2人が先客…たまたまお二人とも同じ中出コースで下山 下りは急に登山者が増え、シャクナゲ平まででも7〜8組とすれ違う メイン勝原コースを分け中出コースに入った後も4〜5組とすれ違う |
その他周辺情報 | ★登山ポスト:越前下山駅の自転車置き場に設置 ★トイレ:中出駐車場登山口のみ(越前下山駅・下唯野駅にはなし) ★携帯 :ほぼ圏内だったと思う ★飲食料調達処:せず⇒水場補充で足りた ★酒類調達処:せず ★お土産処:プリズム福井(⇒福井駅舎名店街)…福井土産と言えば「羽二重餅」 ★飲食店:寄らず ★温泉:寄らず ★宿泊施設:東横イン富山駅新幹線口1 ★前泊施設:国民宿舎パークホテル九頭竜 一泊夕食・平日・一人利用で8,840円(=一泊夕食8,040+一人800) https://parkhotel-kuzuryu.com/hotel/ (注1)名前はホテルだが、年季の入った建物の昔ながらの国民宿舎 但し全館禁煙で、手入れ・整備は十分に行き届いており、古臭さはありません また共同トイレ(ウォシュレット完備)・洗面所・大浴場(温泉ではない)も清潔です 室内冷蔵庫、飲料(清涼飲料・酒類)自販機、洗濯・乾燥機(利用無料)も設置されています 新聞社主催など各種登山ツアーの定宿となっており、日によっては満室となることも(⇒当日宿泊はせいぜい5組ぐらいだったが、翌日は満室だった由) そのためスタッフの方々も山慣れしており、荒島岳・白山・能郷白山・伊吹山などを二泊三日で巡るツアー受け入れが多い由(スタッフ談) |
写真
感想
【登録日:2023年6月9日(金)】…山行から20日も経った遅レコです
【8年ぶりの日本(深田)百名山】
私的な富山サミット参加に合わせて、北陸地方の山歩きをするため福井にやって来たのは「文殊山記録」に書いた通りです。
http://yamare.co/5504762
今回の最大の狙いは深田日本百に選ばれている荒島岳です。
かつてせっせと日本百巡りしていた頃には「深田久弥が地元への思い入れで選んだ低山だし、北アルプスから離れているし、後回しでいいや…」と思っているうちに、「日本百巡り自体がもうどうでもいいや…」と84座で止まってほったらかしになりました。
振り返れば最後に登った日本百(二度目・三度目の登り直しは除く)は2015年8月22日の平ヶ岳。
http://yamare.co/703220
なんとサボっているうちに8年ぶりの深田百登山となりました。
【北陸フリーきっぷ利用・国民宿舎前泊】
昔のガイドブックでは、荒島岳と言えば勝原(かどはら)スキー場から往復するのが当たり前でしたが、最近の山地図を見ると、越前下山駅のすぐ傍にも登山口があるし、頂上を経てそのまま北上すれば下唯野駅まで歩けるんじゃないか…と漫然と思っていました。
富山サミットが本決まりとなり、荒島岳登山を本格的に検討し始めた時に、Parsleycandyさんの「国民宿舎前泊+越美北線利用」レコを拝見し、「そうだ!これだ!!」とアクセス等の概念をそっくりそのまま拝借しました。
また登山コース・行程に関しては、約2週間前に同一ルートを歩かれたばかりのEK3さんレコを参考にしました。
【実は上級者向けだった新下山コースに悪戦苦闘】
分県福井Gには「2011年に…安全な尾根コースの新下山コースが整備され」「緩斜面から急な登りとなり…さらに急登が続き」としか書かれておらず、そんなものか…と思っていました。
また近時のレコを見て「多数のロープ設置」までは認識していました。
…が…しかし…このロープ設置箇所がやたらと多かった…ざっとですが30箇所ぐらいはあったのではないでしょうか?
もちろん急斜面だけでなく緩斜面もありましたが、尾根歩きとなる東稜線までが遠いこと遠いこと。
当日は福井市内で猛暑日間近となるぐらいの暑さも手伝って、もうヘロヘロでした。
下山後によくよく分県福井Gを見たら、新下山コースは技術度3(★★★☆☆)で、越前下山駅に設置されている登山案内板にも「上級者向け」と書かれていました。
因みに他の勝原・中出・佐開コースの技術度は全て2です。
前泊した国民宿舎の山好きオジサンが言ってましたが、荒島岳には登山バスツアーが多いそうです。
もちろん登降ルートは駐車場とトイレが整備され、より楽ちんな勝原コース(あるいは最近は中出コースも)が大半だそうです。
そうか…個人で来ないと新下山コースを歩くことはないのだ…と好いように考えることにしました。
【下りもちょっと大変だが…中出コースは急行ルート】
荒島岳山頂からは白山など360度展望を楽しめます。
「もちが壁」などの難所もあり、シャクナゲ平までの急降下はそれなりに気を使いますが、その後はブナの美林帯を緩やかに下る急行ルート。
行きと帰りではどえらい違いでした。
途中の小荒島岳からも360度絶景を拝めるので、是非、立ち寄ることをお勧めします。
たまたま山頂で一緒だった坂戸さん・鈴鹿さんは中出駐車場からピストン組。
お二人と下山時刻が相前後し、有難いことにお二人ともクルマに乗って行くか…とお声がけ頂くも、お二人とも拙者とは行き先が異なるし、駅に早く着いても列車はないし…丁重にご辞退し、計画通り下唯野駅までテクテクと。
あ〜よかった!!列車に間に合った。
考えてみれば「荒島岳」って「荒」の字が入っているから、そんなに簡単な山ではないんですな。
「名は体を表す」の言葉を再認識した山旅でした。
【本日登った主な山/展望台など】
●荒島岳(あらしまだけ)1523:初…日本百85/100⇒⇒⇒8年ぶり+1座(20150822平ヶ岳以来)
他には「三角点百・新日本百・標高1003山・山1000・分県福井G・大阪周辺250・東海周辺」
●小荒島岳(こあらしまだけ)1186m:初…無冠
お疲れさんどした<m(__)m>
隊長
富山サミット前の百名山、お疲れ様でした!
急登、ロープ、尾根歩き、ブナやお花の数々、そして素晴らしい展望。さすが百名山ですね!
それにしても平ヶ岳が8年前!?
このところ時間の経過が何倍速になっているのか(*_*)
写真9
これから迎える上級者コースにはとても見えない
裏山登山みたいな可愛い絵ですよね😅 こういうのに騙されがちです。
平ヶ岳に鉄道バス船舶利用の一泊二日山行に行ったのがもう8年も前なんて…
それ以降、会津磐梯山や那須岳、筑波山、赤岳(八ヶ岳)、美ヶ原、霧ヶ峰などに再登・再々登…などを果たしていますが、新規百名山は久しぶりでした。
百名山の中では低山‥標高は下から数える方が早い山ですから、少し慢心してしていたこともあり、急斜面にぶら下がるロープの連続には参りました(;''∀'')
下りに使わなくてよかった!!!てのが実感です。
新下山コースは2011年に地元有志の方々によって整備されたそうです。
それまでは今とは全く異なるコース取りで、通行困難な難コースだったので、訪れる人はほとんどいなかったとか。
駅に設置されていた写真9はまだ比較的新しい案内板でしたが、写真17&19はかなり年季が入り、表面はすすけて文字が読みづらくなっていました。
雪も多いこんな山中に置いてあるのか…と最初は驚きましたが、よ〜く考えれば、登山シーズンに入ると設置され、万年雪になる前に撤去され、冬場は山麓で保管されているのでしょうね。
久しぶりに山野草も多く見ました。
イワカガミやカタクリ、サンカヨウなどはあちこちに点在していました。
これらは低山徘徊ではなかなか見る機会がありませんね
たまたま山頂で一緒になった坂戸さん(坂戸在住)は70歳。
中途半端な数字で止まっている深田百巡りのため、大山⇒荒島岳⇒恵那山…とマイカーで巡っている中日で、初日は運転10時間し、当日も朝5時ホテル出発で、7時から登山開始とお元気。
鈴鹿さん(四日市在住)は63歳で、60歳で嘱託勤務になったことを契機に山歩きを始め、今は毎週登山に励んでいるのだそうです。
隊長
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