私レベルでは厳しかった。三股から周回→常念岳→蝶ヶ岳 シャリバテとテント泊装備でダウン寸前
- GPS
- 21:16
- 距離
- 19.4km
- 登り
- 2,453m
- 下り
- 2,447m
コースタイム
- 山行
- 8:54
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 9:17
- 山行
- 10:06
- 休憩
- 1:46
- 合計
- 11:52
天候 | 快晴で微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
三股から常念コースは脚を大きく上げないと越えられない段差がとても多い。 梯子を登った先の岩場がとても急。先を歩く登山者の落石に気を付けたい。メットあった方が良いと思う。ザレザレしています。前常念岳先の分岐から常念小屋への迂回ルートは、夏〜秋限定 6/17時点では通行止め その場合、もうひと山超える必要あり。 その先の分岐からは下山のみ。しかしココまでの疲労があるので、とてつもなく遠く感じた。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
北アルプス 初ひとりテン泊してきました。
感想:
めちゃくちゃしんどかった。涸沢カールでテント泊した経験から、次はこの山!と行って来ました。無事下山出来たものの、一歩間違えば遭難していたような気がします。僕のレベルでこの周回ルートはかなりのウルトラハードでした。
*今回経験した上で欲しくなったアイテム:
◾️防虫ネット
ハエがウザい。
ブンブン飛び回っていて、特に稜線尾根歩きではそれも試練でした。数十秒ごとにぶつかってきます。特に耳を狙って突撃してしてくるのが、本当に不快でした。女性の方が防虫ネットをされていてとても快適ですって仰っていたので、今度行くならあれ持って行きたいですね(笑
◾️ハイドレーション
欲しくなりました。これだけの距離、時間だと水を飲む量も多くなって、500mlのナルゲンボトルでは継ぎ足しが必要になりました。面倒です。
◾️全周つばがあるハットなどの顔周りの日焼け対策グッズ
耳と耳周りは日焼け止め対策していなかったので、焦げてます(笑 1週経って皮が剥けてきた。
◾️アクションカメラ
両手にポールを持つので自撮り棒が持てません。これは僕がYouTube動画を撮影するためではあるのですが、体に装着できて、ボタン押せばすぐ撮影できる機材は便利でしょう。
◾️粉末のスポーツドリンク
歩く距離が長いので、水のみでは体の水分バランスが悪くなる。小屋で購入もできますけど、粉末タイプなら嵩張らない。
◾️ゲイター
別名スパッツ これ持っているんですけど普段ほとんど使っていません。今回使えばよかったなーって感じたのは、足元が結構ぬかるんでいたのでズボンの裾が汚れるんですね。日帰りだったら汚れるの、全然気にならないんですけどこの日は泊まりです。と言うことはその汚れたズボンのままシェラフに入らないと行けません。シェラフはそう頻繁に洗いませんので、これは気になりました。
*持参していて本当に良かった物:
◾️トレッキングポール無かったらジ・エンドでした。
◾️栄養ゼリー
食欲がない時でもこれで補給できる
*軽量化をもっと意識して持って行かなくて良かったかなーって考えたもの
◾️双眼鏡 ずっと首から掛けておくのは邪魔、ザックに入れていると出すのが面倒。花などを等倍に近いくらいで見れるので、持参していましたが、あまり活躍の場は今回なし
◾️ミレーレスカメラ 10年くらい前のパナの機種です。これも上記同様でしょうか。iPhoneでも十分ではありますが、やはり写真画質はミラーレスが上手 しかし、こちらもザックにしまうと中々顔を出す機会が少なかった。
◾️食料 もっと厳選して良かったかも、カップラーメン1個、アルファー米1個余る。余裕分が最後まで荷物に。非常食以外は、日数分で良かった。小屋があるので、そちらをうまく利用したい。
◾️テント用の鍛造ペグ アルミ軽量ペグでも良かった。(ペク刺さります。)石がごろごろなので、それだけでも良かった。であると、ハンマーも不要になる。
◾️モバイルバッテリー2個持参したけど、10,000mAh(DAISO)のひとつで十分であった。しかし予備はやっぱりあった方がいいかな
感想詳細: 長文です。お勧めしません(笑
駐車場の事を考えて4時前には予定通りに到着しました。想定では悪くても第2には余裕で停めれると考えていましたが、これが甘甘どころか超甘でした。
辛うじて第2の隙間にねじ込むような感じで駐車。「こんなに登山者が多いという事は、もしかしたらテントを張るスペースもヤバいのでは・・・」焦った僕は朝ごはんを食べる事をすっかり忘れて出発してしまいました。これがのちに試練となってしまいます。
出発して2キロくらい歩いた辺りからでしょうか。体調が優れない感じがしてきました。3キロくらいで尋常なじゃない程の疲労感。お腹が空いている感じはあまりしませんでしたが、なにか食べなくてはと、クエン酸を多く含む疲労回復系のゼリーを飲みました。それしてもしんどい。しんど過ぎて、まだ半分くらいしか進んでいないのに、引き返した方が良いかもって考えるくらいでした。
数歩進んで一休みする。時間はかかりますが、そうするしかありません。高所で空気が薄くなっていることも原因かと考え、呼吸も意識しましたが、改善しません。
前常念岳に付きやっと一区切り。景色も開け気分爽快!とまでは行きませんが、「ココまで来たら後少し!」と勇気が湧いてきます。
ここから数十メートル進んだ所に分岐があり、常念岳方面に登ることなく小屋へ迂回できるルートがあるので、「上りはココで終わった〜」そう思っていました。
分岐へ到着する、あれ、、、「冬季期間通行止め」の案内とロープ えぇぇぇー、マジですか・・・・あぁぁぁぁ〜。という事は、この目の前の山をまた超えて行く必要があると言うことです。
なんとか休み休みその山を乗り越えて、三股分岐にでます。ココからは正真正銘下りだけです。しかししかし、下は下りで疲労した体には厳しく、やっぱりここでも休み休みで歩きます。眼下に小屋は見えているのに一向に着かないモヤモヤ。そうこうしながらも歩いていると、なんだか意識が瞬間無くなったような感じでモウロウとしてきた。休憩しようとザックを下ろそうとした時、脚をツリそうになる。これでカラダからの黄色信号をハッキリと自覚しました。普段の登山中に脚をツルような事は今まで一度も無かったのでそう思いました。ここでもう1本のゼリーを口にします。暫くするとさっき迄の疲労感がかなり軽減されました。時間はかかりましたが、なんとか転倒することなく小屋に到着します。
上から見えていましたがテント場に空きスペースはほぼ無いようです。受け付けで手続きをすると「今日はテント泊が多いのでスペース無ければテント場以外でもOK」とのこと。一応テント場確認しましたが、ほぼ通路だったりで空きはありません。なのでテント場外に設営します。ココ着く前、休憩中に少し話した男性2人組の隣に。その後も続々とテント泊する方は増え、最終的にはテント場外に10張りくらいまで増えていました。
元々テントを張る場所ではないので、地面は石だらけでゴツゴツですが、マットを敷けばあまり気になりません。ただし傾斜があってシェラフの中で体が下に滑ります。
日没までは時間があるので、周りを散策しました。テント場は携帯繋がりませんが、長野方面へ行くと繋がります。(au)
写真を撮られている男性に声を掛けました。写真の話から登山の話まで、盛り上がって30分くらいはお話ししたと思います。登山アプリの登録もお願いしました。
テント場に戻り夕食の準備です。周囲から美味しそうな匂い・・・
テントの隣人はココに到着する前にも登山道で話をした若い男性2人組。食事の際はソーセージを1本分けていただき、話をしました。ふたりは学生の時の同級生で、ひとりは6歳から親に連れられて登山をしている大ベテラン。もうひとりの方は普段を登山はしていなくて、年に数回、今回は半年ぶりとのこと。
翌日も同じ計画なので、また会えるかなーって思っていましたが、翌日彼らが先に出る際に挨拶をしたのが最後になりましま。まぁ、そうなるね亀さんだし(笑 昨日のうちに連絡先交換しておけば良かった。
テント場は傾斜していてたので、頭を高い方にして寝ましたが、体がシェラフの中で下の方にズレてしまうのが難点でした。夜中は少しだけ寒さを感じましたが、寝れないほどではなく、持参したカイロも使いませんでした。
テントを収納して、小屋で水を補給して4:30出発。
1:30かけて常念岳の山頂
山頂は狭くあまり長居できません。祠が山頂標識を兼ねているようで、そこで記念撮影。そそくさと少し下りた場所に移動。そこで景色を楽しみパンをひとつ食べました。目の前は絶景。表銀座も見渡せて穂高の山々もすぐ目の前。これでもかと景色を楽しみました。
そこからは稜線尾根歩き
アップダウンそれなりにあり、視界が無い樹林帯もまぁまぁあります。登山動画イマイチ分かりづらいところもありました。
蝶槍の手前で、なんとなんと!雷鳥が姿を見せてくれました。慌てて逃げる素振りは無く、適度な距離があれば、よく観察できます。街中のハトみたいな感じですね。
蝶槍を過ぎた後、お昼にしました。ちょうど平らな広い場所があって、目の前には穂高連峰
素晴らしい景色を見ながらのお昼、これまた最高のお昼タイムでした。
最後の蝶ヶ岳を目指して歩きます。すぐそこかなって思っていましたけど、それなりにまだ歩きます。
もうココまで来ると急登や岩場はなくてなだらかな道です。
蝶ヶ岳ヒュッテに着いたら、とりあえずコーラで!(笑 ココは1本500円でした。 あまり冷えて無くて、ちょっと残念 でも、美味かった。山で飲むコーラは格別です。
休憩とお手洗いを済ませ、蝶ヶ岳の山頂へ テント場を通って徒歩1分って感じですね。すぐです。ココからの景色もまた絶景。 2日間歩いて見た景色の中でココがなんだかんだで一番印象に残った絶景でした。
さあ下山です。コースタイムは3:30 およそ6キロ階段をひたすら下りていく感じです。体が疲れているんでしょう。時間と距離感覚が変で、とてつもなく長く苦しい下山でした。指先が登山靴とぶつかって痛みがあります。下山する前に靴紐は、ギュッと閉め直しましたが、歩き方が悪いのもあるようです。真っ直ぐ下りていくと指先に力が向かって、どうしても靴の中で足が前に移動しようとします。なので、その靴先に向かう力を横で受け止めれるよう、こまめに体を斜めに向けることが必要だったようです。
まめうち平、ゴジラみたいな木を通過して、三股登山口到着です。
いやー、もう僕ごときレベルのものにはかなりのハード登山となりました。また同じテント泊で同じ工程で行くかと言われたら、ちょっと暫くはイイかなって感じです。キツかった原因はシャリバテにあるとは思うけど、ザックの重さはどうなのか?って辺りは気になる所です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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それと、シャリバテも大変でしたね。空腹でなくても食べないとダウンしますよね😔
色々経験が出来て雷鳥にも会えて無事に下山も出来てよかったです。お疲れさまでした😊
hiroさんでも躊躇するコースだったとは・・・YouTubeの書き込みでも、このコースは厳しい。とか書き込みがありましたけど、そうなんですねー💦シャリバテじゃなかったら、どうだったのかなーって言うのは気になっていて、また同じコースもあれなんで、一ノ沢からか、もしくは、燕岳あたり登ってみたいです✨レベル低いのに、合わないボスキャラに対決を挑んだ感じです(笑 でもクリアーしたので、いつもよりレベルアップしたような気もしますね👍
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