富士山 私レベルでは厳しかった。御殿場コース 高山病と疲労でダウン寸前!
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- GPS
- 12:13
- 距離
- 16.9km
- 登り
- 2,361m
- 下り
- 2,340m
コースタイム
- 山行
- 12:15
- 休憩
- 2:52
- 合計
- 15:07
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登り始めて半分くらいは砂場を登っているような登山道 ズルズルと滑るので普段の登山と同じような登り方、歩き方をすると、ふくらはぎや前モモの筋肉には強烈に負荷がかかる。(すぐパンパンになる。) |
その他周辺情報 | 帰りの東京方面は大渋滞必死 行きは良い良い帰りは渋滞です。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
個人装備 |
新しく導入したモンベルの
トレールウォーターパック1.5L水補給がスムーズにできて
とても便利でした!
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備考 | 日差しが強いので、つばが大きいハットがオススメ。風で飛ばされないよう対策して。トレッキングポーツは長丁場の歩行を助けてくれました。普段使わない人ですが。 |
感想
初めての富士山に登りましたー!
天気は快晴☀️風は穏やかで、ベストコンディションです。ただ三連休中日だったので、御殿場口ルートにしては登山者が多かった。帰り道の高速が渋滞していたので、下道4:30(+2:00)帰るのしんどかったー😭
※この登山前に高かったけど、買って準備しておいて良かったもの。
◾️登山靴
登山するには「登山靴」「ザック」「レインウェア」は必須と言われています。僕は登山歴現在2年ほどですが、お恥ずかしい話、登山靴を新品で買ったことがありませんでした。中古で買ったものを履いていました。普段履く靴のサイズを参考に購入、今まで特に困ったことはなくて、安く買えて良かった。と思っていましたがロングコースを歩くと下りで指先が痛くなったりしていました。ただそれは登山にはつきものでそういうものだと思っていました。しかししかし、それは解決できました。モンベルで買った靴で。
店員さんに相談してサイズを合わせて購入した登山靴の履き心地が良いこと!下りで全く足が痛くありません。足が前に滑っていかないので、足指にギュッと力を込めなくても良いので、すごく楽なんです。もっと早く相談して、自分に最適な靴を購入しておけば良かったと思いました。
※持参して良かったモノ
◼️ヘッドランプ
出発が2:30くらいだったので忘れる事はありませんが、登山する時はいつも持参
◼️トレッキングポール
山頂まで11キロ、標高差も2,300mほどあります。使わない予定でも絶対持参することをオススメします。(普段の登山でも同様ですが・・・)途中から使いました。
コンパクトで軽量な折り畳み式がオススメですね。
◼️帽子
ハットタイプ👒の全周にツバが付いているモノ
御殿場口ルートは東が背になりますので、太陽☀️が出てくると後頭部がジリジリ、耳👂やその周りが焦げます。風🌪️で飛ばされないようあご紐必須です。
◼️ネックゲーター
これも首元の日焼け防止です。目元👀まで覆うことができるモノがオススメ
◼️ハイドレーション
前々回、常念岳登山を経験して購入。やはり手軽にサッと水分補給ができてとても便利!嵩張らないのも良かった。水はハイドレーションで1.5L、アミノ酸入りドリンク500mlで計2L持参。
下山後の残量は500ml未満でした。
◼️飲むゼリー系2コ
暑さと疲労で食欲が無くなる場合があります。そんな時でもカロリーを摂取しないとシャリバテになって動けなくなります。これは富士山🗻の長丁場を考えればもっと持参すれば良かった。この時も食欲が無くなり、粒あんマーガリンコッペパンやアンパンは食べたく無いのでコンビニのクリームたい焼きを頑張って押し込んだ。なのでパン系🥖は疲れる前に食べれば良かった。
◼️リップクリーム
日焼け止めは絶対した方がいい。忘れがちな唇👄も日焼けしたらガサガサになってひび割れて血?だらけになるので、UV効果が高いリップクリーム
◼️サングラス
今回はクリップ式のサングラスを使いました。外したい時は跳ね上げることができて便利でした。
目も紫外線対策が必要と言うこともありますが、単純に樹木など、陽射し☀️を遮るものがありません。青い空と真っ白な雲のみ☁️
*持参したけど使わなかった物
◼️ゲーター(スパッツ)
僕の場合は不要でした。(使わずに)靴の中に石粒が入らないよう、大砂走りでは必須!のように、色々なサイトなどに記載されています。ハイカットの靴+パンツの裾を外に出すことができるくらいのパンツ裾があれば、ゲーター無しでも、石粒は一切入りませんでした。
◼️一部の食糧
持って行って良かった物と重複する部分ですが標高が上がるにつれて、疲れからか高山病なのか、食欲が減退。色々持参した中、パン類2コは食べれなかった。
◼️モンベル ノマドパーカー
山頂付近になってきて、若干肌寒い。ウインドストッパーのみでは寒かったけど、ジャケット出すの面倒で使わずに。この日は風も穏やかで晴天でしたが、やはり標高が高いので山頂は寒いです。ジャケットもしくはダウンは持参する事をオススメします。
*持参したら良かったかも?しれない物
◼️チェーンスパイク
ひとりでしたが、チェンスパ付けて登っている男性がいました。声をかけると「全然違うよ!」って答えられました⁉️使ってないので真意は不明
*服装
・ミレー ドラナミックメッシュ
・モンベル クールライト ロングスリーブジップシャツ
・〃 ウインドブラスト パーカー
・〃 ストレッチパンツ
*感想
◼️この御殿場口ルートは普段登っている山とまったく別物でした!
七号目くらいまでは砂場のような斜面なので、普段の登山とかなり感じが違います。使っている筋肉の部位が違う⁉️具体的には、普段意識した事がないふくらはぎ・太ももの膝小僧両側、太ももの前側を使っているようで途中からパンパンに。あと、腰痛。これも普段の登山では一切痛くなる事はありません。砂場のような足元がズルズル滑る登山道は普段の登山では使用しない筋肉を使っているようでした。なので別の考え方をすると使い分けができる⁉️七号目くらいから普段登っているような登山道になってくるので、使う筋肉が違うから余裕が生まれるような気も・・・これは僕の感覚なので、トンチンカンなことを書いているかも知れませんので悪しからず🥹
でも、これのいい例として脚がキツくなった時、後ろ向きで登るととても楽です!(安全な場所で試してみて)
◼️いつかは登る山だとは思っていましたが、標高が高い山ですし、高山病も怖い。標高差もあるのでビビってました。
きっかけは、1ヶ月前に常念岳登った時に知り合ったサトCさんに誘われたことです。
最初は須走口ルートを予定していましたが前日に御殿場口ルートに変更。理由としては大砂走り!と、マイカー規制無し、駐車場無料、登り始める時間も自由だから。4つある富士山登山口のなかで一番距離と標高があるので、自分を試して見たかったと言うのもあるかな👍
◼️前日は休みだったので16時に寝て23時出発と考えていましたが、前日の15時ごろになって、「買い物」に出かけたり、新しく買ったカメラの準備設定などしていたら、もう20時。3時間ほど睡眠を取って自宅を出発します。
自宅から190キロ 高速使って2:30くらいで到着。第1は利用できないので、第2へ行くもすでに満車
第3に駐車します。(まだ十分空きあり)
準備をして出発 まずはトイレへ トンネルのような所にあります。水洗で綺麗です。トイレを済ませて登山口へ。暗くてどこだかよくわかりません。正式にはトイレから上の方に歩いて鳥居から入るのが普通なようですが、よく分からず、駐車場の第1と第2の間にあった入口から歩き始めます。登り始めて見るとルートが不明瞭で、この道が正しいのかよくわかりません。
広大な砂地なのでどこでも歩く事ができます。
アプリで確認すると登山道を逸脱していました。そもそも入口を間違っていて二ツ塚の方に向かっていたようです。
どこでも歩けるような砂地ですのでアプリで確認しながら正しいルートに戻りました。
開けた場所で道迷いしそうにありませんが、視界が悪い時は十分気をつけた方が良いと思います。
3時間ほどかけて、一つ目の山小屋半蔵坊に到着します。
ここまでは砂山を登っているような登山道で登りにくく大変でした。
舗装路を歩いているような感じの歩き方をすると足にとても負担がかかりすぐに筋肉が疲労します。自分もそうでした。後ろ足で蹴り上げて前に進むような歩き方は無駄に滑り推進力になりません。歩幅を短く急斜面は細かくジグザグに登った方が良さそうです。
現在営業していない「日の出館」7号目3,000mくらいで高山病だと思われる軽い症状を発症。
生あくびがよく出るようになってきました。対処としてはこまめに休憩を取りながら登りました。
3,300m砂走館あたりでサトCさんが持参されている酸素缶を使わせて貰いました。
効果はよく分かりません。
3,400m八合目過ぎると斜度が徐々にキツくなりラストスパート!といった感じになります。
九十九折りした登山道が山頂まで見えて、戦意喪失しそうになりますが、頑張りどころです。
この辺まで来ると岩がゴツゴツしたような所もありますが、ザレている箇所が多い。
高山病の症状は騙し騙しやり過ごしました。
吐く方の呼吸を意識して、いつもより遅いペースと、こまめな休憩をとります。なんとか御殿場口山頂に出発してから9時間後の11:30ごろ到着しました。そこから火口のフチを剣ヶ峰方面に向かって少し登ります。
途中、富士宮口と神社がある所で合流します。かなり混雑。お腹がグルグルしていたのでトイレを借ります。その後またしばらく休憩を取って剣ヶ峰へ行きました。馬の背と呼ばれている箇所には登山者の列が見えています。山頂記念撮影のために並んだ行列です。初めての富士山だったので仕方なく並びますが30分待ち!時間ロスのような感じもしますが、高山病対策にはなるかと思います。
山頂標識がある横に二等三角点があります。ココが富士山、日本国土最高地点のようですが、実は違っていて、本当の最高地点は山頂標識より数メートル先にある岩なんです。
そこには特になにも案内はなく、よくよく見ると指先ほどの小さなボルト、杭が打たれているだけです。
同行者から教えて貰いました。ただどちらも四捨五入すれば3,667mです!
記念撮影を一通り済ませたら下山です。帰りに宝永山に寄るつもりでしたが、大砂走りが見えたところですっかり忘れていました。(気付いても、疲労と時間的なところでパスしたと思います。) 下山は下り専用の下山道が大砂走りが醍醐味です。登る時はあんなに苦労した砂山も、飛ぶように駆け降りることができます。かなりスピードが出るので自分がコントロールできる範囲でスピードを調整しないと派手に転んでしまいます。
およそ6キロの砂走りはその駆け降りる疾走感もさることながら、日本離れしたその広大な景色を見ながら歩けるところです。
この大砂走りだけが目的で登られる方もいるとか・・・距離が短いコースの方が初心者向きだと思われがちですが一概には言えません。
距離は長くても勾配が緩やかであれば登りやすいですし、ゆっくり高山に体を慣らす意味合いでは優しいコースかも知れません。
私は初めての富士山がこの御殿場でしたが他3つのルートも近いうちに登ってみたいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。この山行の様子をYouTubeでも見ることができますので、お時間あればご覧になってください。
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