木曽駒ヶ岳&千畳敷カール(桂木場ルート)
- GPS
- 14:18
- 距離
- 30.0km
- 登り
- 2,615m
- 下り
- 2,594m
コースタイム
- 山行
- 7:44
- 休憩
- 3:47
- 合計
- 11:31
- 山行
- 4:49
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 5:18
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
きれいに整備されており、道迷いは少ないかと。 |
その他周辺情報 | 東京からであれば、かんてんぱぱガーデン、高遠城址公園、諏訪湖など。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
|
---|---|
備考 | テントの結露が凄かったので、ウェスかな。 |
感想
仕事の代休日を活用し、1泊2日のテント泊登山の旅へ。
涼しさを求め夏のアルプス登山を決行。今年は木曽駒ケ岳を選んだ。
千畳敷カールなどの見どころもあり、一度は訪れてみたかった場所だ。
事前にルートを調べると、千畳敷のロープウェイができるまでは『桂木場』という登山口からのルートがメジャーだったようだ。現在は『クラシックルート』と言われているよう。古の登山道を楽しむべく、この道を選択。
■1日目
桂木場登山口には、5:30少し前に到着。
こじんまりとした駐車場だが、平日ということもあり車両は少なめ。装備チェックや支度をして、5:48に登山開始。序盤の登りは緩やかで歩きやすい。10〜15分程度登った途中に水場もあり、万が一飲み水を忘れてもここで補給ができる。素晴らしい。
大樽小屋まではほどほどのペースで順調に進む。ここまで約2時間程度。まずまずかな?と。ここから稜線上での分岐となる胸突の頭までは勾配がきつく、約1時間半程度は我慢の時間となった。稜線上の胸突の頭にはAM 9:00頃に到着。曇っていて何も見えずという状況。なので先を急ぐ。
将棊頭山(しょうぎがしらやま)まで到着すると、ようやく晴れ間が出てきた。が、駒ケ岳方面は見えず。その駒ケ岳の始まりともいえる馬ノ背まで到着する頃にようやく駒ケ岳の全容が見えてきた。素晴らしい景観。
勾配の厳しい馬ノ背を無事通過し、木曽駒ケ岳山頂には寄らず、巻き道で頂上山荘へ急ぐ。理由はテントを張る為。馬ノ背あたりからテン場はチョコチョコ見えていたが、平日午前中なのに既に10張り以上はあったのでそっちを優先。
頂上山荘には、AM 11:45頃に到着。早速テン泊の受付を済ませる。テント1張り\2,000円也。水とトイレの使用料込とのことなので、良心的だと思った。トイレは簡易水洗式。具合の良いフラットな場所を見つけ、簡単な整地を行った後にテント設営。作業している間にも続々とテン場に人が集まり、瞬く間にまともな場所は埋まっていった。設営後に昼食タイム。
昼食後、周囲を散歩すべく活動再開。
まずは中岳を越えて、千畳敷カールを目指す。が、目の前に宝剣岳があったので、そちらに立ち寄ってみる。事前の予備知識はないところ登ってみたが、鎖場があったりと結構危険な場所だった。とりあえず登頂してみたら千畳敷カールを見下ろすようなロケーション。とりあえず下から写真を撮る為、ロープウェイ駅の方まで下りることに。下りてみたが、千畳敷駅まで行っても景色は大して変わらんということで、中腹あたりで景色を楽しむ。写真で見たことのある景色が目の前にあって感動的だった。
時刻は16:00を過ぎ、それまで千畳敷カールにいた登山者や観光客が全くいなくなった。歩きやすくなった登山道を登り、頂上山荘のテント場へ向かう。中岳を巻く道を選んでみたが、左側は崖が続く結構きわどい道。巻き道なのに。何とかパスして山荘のテント場に到着。
テントで休もうとした際に「あ、木曽駒ケ岳を登ってなかった!」と気づき、急遽おかわり。まだ日も高いし、全然OK。山頂には10分程度で到着。だが、ガスってしまいホワイトアウトの世界。とりあえず下山。
下山後はテント内で夕食を済ませ、暗くなってきた19:30頃にはシュラフの中へ。しかし、人が多かったせいか、21:00過ぎてもそこかしこで笑い声が。勘弁願いたいところ。ロープウェイで気軽に来れる場所は悪い面もあるね。
深夜帯にトイレに行く為一度外に出たのだが、素晴らしい星空だった。天の川が目視できるくらい。上空はとても澄んだ空気だったのだろう。写真はカメラを持たずに出た為撮影できず・・・。
■2日目
翌朝は4:00起床。
御来光を山荘前で堪能。上空は青空がきれいな快晴だったが、下の方は雲海があるということで曇の様子。
御来光写真を撮る人が多い中、ロープで立入禁止として区切っている場所なのにわざわざ禁止区域に入り撮影をしていた不届き者が何人かいたり。観光地ゆえのダメな光景も。1人は直接口頭で注意したけど。登山をやる人は理性的な考えを持った人だと思っていたけど違うのね。
その後テントに戻り朝食を済ませ、撤収作業。
重くなったザックを背負い、中岳経由して、伊那前岳に登ってみた。
登る予定はなかったが、快晴であることと千畳敷カールを別角度から観てたみたいと思ったから。この判断は正しかったのか、前日の曇空とは違う快晴の千畳敷カールを眺めることができた。
伊那前岳山頂を折り返し、乗越浄土から濃ヶ池(のうがいけ)を経由し、桂木場へ向かう稜線上に戻るルートを選択。
この道は多少のアップダウンはあったが、概ね下り基調。途中、渡渉する部分があったり、池ポチャしそうなところがあったり、意外とスリリングだった。
稜線に着くころには、だんだんガスが漂い始め、西駒山荘付近では曇り状態に。西駒山荘付近でコマクサが自生していた。濃いピンク色の花もついており、この色は珍しいとの他の登山者情報だった。山荘の水場で水を頂く。冷たくて美味しい水だった。
その後は来た道をひたすら戻り、地味な登山道は終了。寄り道や写真撮影していたせいか、桂木場には午前中到着目標として行動していたが、残念ながら、12:13頃下山完了。結構頑張ったつもりだったけどね。
下山前からこの日の昼食は伊那名物の『ソースカツ丼』と心に決め、一心不乱に下山していた。お腹が鳴っても我慢したり。
帰り支度を済ませ、そそくさと桂木場登山口を離れた。
伊那市内にある食堂(田村食堂)で待望のソースカツ丼を頂く。甘じょっぱい感じのソースが掛かったカツの厚みは3cmくらい。肉は柔らかく甘みもあり、しかもお米は地場の伊那産とのこと。食べ応え十分だった。その分お値段は少々張ったけど。(税込 1,600)
食後、暑い中甲府盆地や大月を通って東京へ帰るのも何だかな、、、と思い、諏訪湖周りで霧ヶ峰を目指す。ビーナスラインは走っていてとても涼しく快適なところだった。後日ゆっくり行こうと思ったり。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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中央アルプス千畳敷カール❕ 天候恵まれ花の山旅楽しめたようですね!
稜線は涼しいんだろうネ!人気の山だけにロープウェイなどはすごい混みようだとか?
下から登って正解だね!
コメントありがとうございます。
今まさに花の季節のようで、掲載写真以外にも様々な花が咲いてました。稜線は素晴らしい景観でしたよ。テント場は広いのですが、ロープウェイ組の早着には勝てず、辛うじて平らな場所が確保できたレベルでした。実際、話を聞くとテン場のほとんどの人がロープウェイ組のようだったので。個人的に「ロープウェイ利用は甘え」だと思いますが、寝床を確保できないのは致命的ですので、難しいところですね。自分が早着すればいいだけですけど(笑)
テン場から駒ヶ岳山頂まではすぐなので、環境は最高ですよ。今度行きませんか?
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