甲斐駒ケ岳〜黒戸尾根ピストン(竹宇駒ケ岳神社起点)
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
- GPS
- 14:11
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 2,361m
- 下り
- 2,360m
コースタイム
- 山行
- 10:48
- 休憩
- 3:23
- 合計
- 14:11
※コースタイムはデジタルカメラのタイムスタンプを元に入力しています。
※標高1,780m地点での休憩時間は、地点登録がなく入力できない為、刃渡りでの休憩時間として帳尻を合わせています。
天候 | 快晴 一時薄い雲 稜線ではやや強めの風が時折吹く 気温 登山開始時駐車場で-3℃ 日中の山頂でもおそらく-10℃より暖かかったと思われる(温度計確認忘れ) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場にはトイレ、自販機、登山届ポストがあります。 駐車場手前に凍結箇所がありました。ごく一部ではありますが、スタッドレスかチェーン装着が望ましいと思います。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
下部は凍結路、土の露出箇所もありましたが、総じて新雪の心地よい雪道。 私の歩いた時は全行程に渡ってトレースは明確につけられていました。 |
その他周辺情報 | ■下山後の温泉 尾白の湯で汗を流しました。 http://www.verga.jp/?page_id=41 ■国土地理院1/25,000地形図 「甲斐駒ケ岳」「長坂上条」 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
以前、富士山からの下山時に7合目でアイゼンを外し歩き始めたとたん、蒼氷の上に薄く雪が乗った箇所に不用意に足を乗せて足首を捻って転倒。靱帯が切れた足首をテーピングでぐるぐる巻きにして脂汗を流しながら下山。それ以来慎重になりました。。
ここで朝食の大休止。
この日水筒に1lの水、テルモスに0.9lのお湯を持参していたのですが、予想以上に水を消費していました。この日は小屋番さんもいらっしゃったので買い求めても良かったのですが、綺麗な雪がたっぷりあったのでここで水を作っておきました。
腹にたっぷり入った炭水化物と糖分がエネルギーになってるのを感じながら登っていたのですが、その割には鈍足でした。貧脚は食べても治らない。。
そして気温はそれほど低くは無いものの、時折強い風が吹きます。凍傷が怖いのでフードを被ろうとしたのですが、ニット帽の上にヘルメットを被っていたのでボリュームがあってフードに納まらない。。。バラクラバに換装です。
でも、しっかりピッケルのピックを刺して確保しつつ後ろ向きに下りて行けば難易度はそれほど高くありません。
前回記録:http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-419435.html
感想
遅れてスタートした今シーズン雪山第二弾です。
第一弾では歩きなれた八ヶ岳周回で体調の完治と体力回復へ向けた手応えを確認できました。それで第二弾はの目的して次の三点を考えて行き先選定をしました。
1.絶景の雪山登山を楽しむ。
2.衰えた脚力と体力を増強するため、ある程度トレーニングにもなる負荷をかける。
3.金曜日の帰宅が遅くなるので土曜出発はあきらめ、日曜日日帰り登山とする。
4.新調したアルパインパンツとヘッドライトをテストする。
4は良いとして、1〜3を満たし天候に問題が無い山として黒戸尾根に決めました。
ただ、ツェルトや細引き等のビバーグセットはいつもザックの中に常備しているとは言え、翌日が仕事なので、問題が発生しても山中泊は極力選択したくありませんでした。一方、前日夜に降雪があってラッセル、ルートファインディングに時間を要することも予想されました。その為、12時を引き返し限界時刻と決めて登り始めました。
結果は写真の通り全行程にトレースがあり、幸か不幸か一度も輪かんを使うこと無く山行を終えました。その割には鈍足ですけれどね。。(^_^;
体力も完全復活とは言えないまでも上向いており、何より今回の山行そのものが良いトレーニングになったと思います。
しかし反省点もいくつか。
1.日没後に下山するようじゃ駄目。
登りでは夜間登山は当たり前として、下山時は日没前の行動停止を。
2.休憩時間が長すぎる。
絶景を眺めたり山中で珈琲を飲みながらまったりするのも私の登山の目的ではあるものの、長丁場のルートの場合は自粛すべし。
3.最新の「山と高原地図」と地理院の地形図を双方確認すべし。
これは前回の反省であり、昨年の奥多摩でんでえろ尾根での反省とも共通します。前回の登山では地理院の地形図のみで事前の脳内シミュレーションをした為、廃道となった旧道を登ってしまいました。
前回記録:http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-419435.html
でんでえろ尾根記録:http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-550883.html
毎回まったり長い休憩時間を楽しんでいるのですが、このルートでそれをやりたいならテント泊の方が望ましいかもしれませんね。まぁ、運動生理学的には3〜5分程度の短い休憩を小まめに取る方が身体への負担は少ないのでしょうけれどね。
天候にも恵まれ、久しぶりに一日がっつり山を楽しんだ良い一日でした:)
いいねした人