ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 5816673
全員に公開
ハイキング
八ヶ岳・蓼科

お盆休みは蓼科のんびりウォーク(蓼科山→女神湖→霧ケ峰)

2023年08月10日(木) ~ 2023年08月11日(金)
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
11:41
距離
19.0km
登り
928m
下り
1,370m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:04
休憩
1:08
合計
7:12
11:57
12:26
18
12:44
12:44
103
14:27
14:29
3
14:32
14:32
6
14:38
14:59
5
15:04
15:09
34
15:43
15:43
4
15:47
15:47
57
16:44
16:52
11
17:03
17:03
14
17:17
17:20
27
17:47
2日目
山行
5:55
休憩
1:10
合計
7:05
7:47
1
7:48
7:59
1
8:00
8:00
6
8:06
8:11
6
8:17
8:17
159
11:05
11:13
27
11:40
11:41
12
11:53
11:53
36
12:29
12:52
22
13:14
13:17
28
13:53
13:53
16
14:09
14:09
27
14:36
14:49
3
天候 晴れ 猛暑 ほぼ終始そう暑くなく爽やかだった。
過去天気図(気象庁) 2023年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
S 蓼科山登山口BS
  あずさ1号で茅野駅着9:07
  茅野駅から北八ヶ岳ロープウェイ経由車山高原駅行きバス(茅野駅発9:20
  不定期 1,500円 現金のみ)
途中
 ・蓼科牧場から東白樺湖まで、ホテルの送迎バス利用(その日は9:00,10;20発。日によって時間は違うようだった。なお、立科町の路線バスもある)
 ・東白樺湖から車山高原までアルピコ交通バス(東白樺湖発10:09 500円)
G 八島湿原BS
  上諏訪駅までアルピコ交通バス(八島湿原BS発15:43 1300円)
コース状況/
危険箇所等
〇蓼科山
 よく整備されていて危険個所はなし。ルート明確、指導標完備。ただし、終始岩ゴロ道で決して歩きやすいとは言えない。
〇車山〜八島湿原
 よく整備されていて危険個所はなし。ルート明確、指導標完備。物見岩からの下りなど、意外に岩ゴロ。登山靴の方がよいだろう。
その他周辺情報 白樺高原ホテル 泊
3年前の冬、北横岳から見た蓼科山。以来、機会を狙っていた。
2020年02月23日 11:20撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
3
2/23 11:20
3年前の冬、北横岳から見た蓼科山。以来、機会を狙っていた。
茅野駅からバスで蓼科山登山口へ。席はほぼ満席の大半はロープウェイBSで降りたが、ここでもそこそこの人が下車。
2023年08月10日 10:27撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/10 10:27
茅野駅からバスで蓼科山登山口へ。席はほぼ満席の大半はロープウェイBSで降りたが、ここでもそこそこの人が下車。
ここまで来るバスは1日1本しかない。
2023年08月10日 10:27撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/10 10:27
ここまで来るバスは1日1本しかない。
駐車場もそこそこ。
2023年08月10日 10:29撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/10 10:29
駐車場もそこそこ。
登山口はダケカンバ林。
2023年08月10日 10:35撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
8/10 10:35
登山口はダケカンバ林。
しかし、いきなり岩ゴロなのだ。
2023年08月10日 10:47撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/10 10:47
しかし、いきなり岩ゴロなのだ。
すぐ、ミズナラ林になる。
2023年08月10日 10:48撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
8/10 10:48
すぐ、ミズナラ林になる。
岩はどんどん大きくなる。
2023年08月10日 10:52撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/10 10:52
岩はどんどん大きくなる。
カラマツ林。これは植林だろう。
2023年08月10日 10:58撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/10 10:58
カラマツ林。これは植林だろう。
ササが伸びて道が見えなくなるほど。あまり歩かれていないのかも。
2023年08月10日 11:02撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
8/10 11:02
ササが伸びて道が見えなくなるほど。あまり歩かれていないのかも。
大きな岩ゴロが続く。
2023年08月10日 11:20撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/10 11:20
大きな岩ゴロが続く。
花は少ない。わずかに、シロニガナ。
2023年08月10日 11:41撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
8/10 11:41
花は少ない。わずかに、シロニガナ。
直線的な急登で、高度を上げる。
2023年08月10日 11:49撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/10 11:49
直線的な急登で、高度を上げる。
しかし、歩きにくいぞ。体調不良だとつらい。
2023年08月10日 11:51撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
8/10 11:51
しかし、歩きにくいぞ。体調不良だとつらい。
シナノオトギリかな。イワオトギリかもしれない。
2023年08月10日 11:56撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
3
8/10 11:56
シナノオトギリかな。イワオトギリかもしれない。
最初のチェックポイント。ほぼ標準タイムだが、すでにかなり疲れた。
2023年08月10日 11:57撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
8/10 11:57
最初のチェックポイント。ほぼ標準タイムだが、すでにかなり疲れた。
何組か先に行ってもらって、昼食大休憩。凍らせてきたペットボトルはまだ凍っている。
2023年08月10日 12:08撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
8/10 12:08
何組か先に行ってもらって、昼食大休憩。凍らせてきたペットボトルはまだ凍っている。
アキアカネ。
2023年08月10日 12:26撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
8/10 12:26
アキアカネ。
なかなかよいシラビソ林だ。
2023年08月10日 12:27撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
8/10 12:27
なかなかよいシラビソ林だ。
さて行くか。
2023年08月10日 12:30撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
8/10 12:30
さて行くか。
もうほとんど岩登りです。鎖場はなかったけど。
2023年08月10日 12:31撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
8/10 12:31
もうほとんど岩登りです。鎖場はなかったけど。
亜高山帯でよく見かけるオオカメノキ。
2023年08月10日 12:32撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
8/10 12:32
亜高山帯でよく見かけるオオカメノキ。
森は美しいんだが、歩きにくくて仕方がない。
2023年08月10日 12:40撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
8/10 12:40
森は美しいんだが、歩きにくくて仕方がない。
シラビソか、オオシラビソか。
2023年08月10日 12:40撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
8/10 12:40
シラビソか、オオシラビソか。
これはコメツガ。
2023年08月10日 12:58撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
8/10 12:58
これはコメツガ。
アキノキリンソウ。以降この花は多かった。
2023年08月10日 13:02撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
8/10 13:02
アキノキリンソウ。以降この花は多かった。
うむ、岩の連続。
2023年08月10日 13:10撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/10 13:10
うむ、岩の連続。
シラビソ林でよく見かけるコセイタカスギゴケが胞子を出している。
2023年08月10日 13:18撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
8/10 13:18
シラビソ林でよく見かけるコセイタカスギゴケが胞子を出している。
コメツガに留まっているあのチョウは何だ。追いかけてみる。
2023年08月10日 13:41撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/10 13:41
コメツガに留まっているあのチョウは何だ。追いかけてみる。
イタドリの花に留まって翅を広げてくれた。クジャクチョウでした。
2023年08月10日 13:50撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
4
8/10 13:50
イタドリの花に留まって翅を広げてくれた。クジャクチョウでした。
シラビソが集団で枯れている。そうか、蓼科山は、縞枯れ現象で有名だったな。
2023年08月10日 13:42撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/10 13:42
シラビソが集団で枯れている。そうか、蓼科山は、縞枯れ現象で有名だったな。
シラビソ・オオシラビソが縞のように下から順序よく枯れていく。亜高山針葉樹林帯の自然更新の役に立っているという。確かに幼樹が育っているようだ。
2023年08月10日 13:54撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
8/10 13:54
シラビソ・オオシラビソが縞のように下から順序よく枯れていく。亜高山針葉樹林帯の自然更新の役に立っているという。確かに幼樹が育っているようだ。
アキノキリンソウもう1枚。
2023年08月10日 13:55撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/10 13:55
アキノキリンソウもう1枚。
ヤマハハコ。
2023年08月10日 13:56撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
8/10 13:56
ヤマハハコ。
蓼科湖が見える。茅野の一帯だ。
2023年08月10日 13:57撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/10 13:57
蓼科湖が見える。茅野の一帯だ。
ここにも縞枯れ現象か。むこうは南八。
2023年08月10日 13:57撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/10 13:57
ここにも縞枯れ現象か。むこうは南八。
森林限界を超えた。ポールとペンキでルートは明確だ。
2023年08月10日 14:07撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/10 14:07
森林限界を超えた。ポールとペンキでルートは明確だ。
南八。
2023年08月10日 14:09撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
8/10 14:09
南八。
北八。
2023年08月10日 14:20撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
8/10 14:20
北八。
コケモモの実。
2023年08月10日 14:27撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/10 14:27
コケモモの実。
オオコメツツジかな。
2023年08月10日 14:28撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/10 14:28
オオコメツツジかな。
オオコメツツジのアップ。
2023年08月10日 14:28撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
3
8/10 14:28
オオコメツツジのアップ。
山頂に出た。広い。
2023年08月10日 14:35撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
8/10 14:35
山頂に出た。広い。
あれが蓼科神社かな。あそこまで行く元気はない。
2023年08月10日 14:36撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
8/10 14:36
あれが蓼科神社かな。あそこまで行く元気はない。
三角点は近かった。
2023年08月10日 14:37撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
3
8/10 14:37
三角点は近かった。
こんなに平べったい山頂も珍しいかも。これはこれで絶景です。
2023年08月10日 14:38撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
8/10 14:38
こんなに平べったい山頂も珍しいかも。これはこれで絶景です。
塩分チャージ。梅干しの加工品です。糖分・塩分が激高で、下界では食べられません。
2023年08月10日 14:57撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
8/10 14:57
塩分チャージ。梅干しの加工品です。糖分・塩分が激高で、下界では食べられません。
蓼科山頂ヒュッテ。
2023年08月10日 15:03撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/10 15:03
蓼科山頂ヒュッテ。
反対側(北側)を降りる。
2023年08月10日 15:06撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/10 15:06
反対側(北側)を降りる。
中腹に蓼科山荘が見える。今日はそこから左に降りる。
2023年08月10日 15:14撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
8/10 15:14
中腹に蓼科山荘が見える。今日はそこから左に降りる。
こちら側も、ずっと巨岩だらけだ。
2023年08月10日 15:23撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/10 15:23
こちら側も、ずっと巨岩だらけだ。
蓼科山荘。
2023年08月10日 15:42撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/10 15:42
蓼科山荘。
ハクサンフウロ。
2023年08月10日 15:42撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
3
8/10 15:42
ハクサンフウロ。
先端が十字になっているのはオオシラビソ(俗説)。
2023年08月10日 15:46撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
8/10 15:46
先端が十字になっているのはオオシラビソ(俗説)。
女神湖が見えてきた。子どもたちの集団に追いついたが、しばらく一緒に降りる。小さな岩で転がりやすい。
2023年08月10日 15:59撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
8/10 15:59
女神湖が見えてきた。子どもたちの集団に追いついたが、しばらく一緒に降りる。小さな岩で転がりやすい。
最後まで、岩ゴロが続く。こちら側の登山道にはずっと緑のロープが張ってあった。
2023年08月10日 16:36撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/10 16:36
最後まで、岩ゴロが続く。こちら側の登山道にはずっと緑のロープが張ってあった。
7合目登山口の鳥居。
2023年08月10日 17:02撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/10 17:02
7合目登山口の鳥居。
蓼科神社ですね。
2023年08月10日 17:02撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/10 17:02
蓼科神社ですね。
女神のテラスからの女神湖。ロープウェイはすでに終わっていた。
2023年08月10日 17:18撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
8/10 17:18
女神のテラスからの女神湖。ロープウェイはすでに終わっていた。
蓼科山。
2023年08月10日 17:20撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
8/10 17:20
蓼科山。
ゲレンデを降りる。
2023年08月10日 17:27撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
8/10 17:27
ゲレンデを降りる。
メタカラコウかな。ゲレンデも<半自然>草地なのかも。(感想参照)
2023年08月10日 17:38撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
8/10 17:38
メタカラコウかな。ゲレンデも<半自然>草地なのかも。(感想参照)
ゴールです。想定より2時間近く遅くなってしまった。
2023年08月10日 17:46撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
8/10 17:46
ゴールです。想定より2時間近く遅くなってしまった。
今日の宿は、牧場の隣のホテル。もうクタクタです。
2023年08月10日 17:47撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
3
8/10 17:47
今日の宿は、牧場の隣のホテル。もうクタクタです。
タンパク質を中心にいつもの倍以上食べてしまう。
2023年08月10日 19:46撮影 by  KeyMission 80, NIKON
3
8/10 19:46
タンパク質を中心にいつもの倍以上食べてしまう。
呑み放題だったが、ビール1杯だけ。
2023年08月10日 19:50撮影 by  KeyMission 80, NIKON
2
8/10 19:50
呑み放題だったが、ビール1杯だけ。
デザートは控えめに。
2023年08月10日 20:15撮影 by  KeyMission 80, NIKON
1
8/10 20:15
デザートは控えめに。
翌朝(8//11)。ホテルと蓼科山。近くの散歩に出る。
2023年08月11日 08:16撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
8/11 8:16
翌朝(8//11)。ホテルと蓼科山。近くの散歩に出る。
これが、今回の目的の一つ「タテシナ山荘」。そこは広大な森に囲まれていた。(感想参照)
2023年08月11日 07:52撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/11 7:52
これが、今回の目的の一つ「タテシナ山荘」。そこは広大な森に囲まれていた。(感想参照)
ところが、立ち入り禁止なのであった。
2023年08月11日 07:52撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/11 7:52
ところが、立ち入り禁止なのであった。
女神湖。一帯は別荘地だ。
2023年08月11日 08:08撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
8/11 8:08
女神湖。一帯は別荘地だ。
ホテルの送迎バスで東白樺湖へ。(路線バスもある)
2023年08月11日 09:16撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/11 9:16
ホテルの送迎バスで東白樺湖へ。(路線バスもある)
ここもリゾート地だ。
2023年08月11日 09:24撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/11 9:24
ここもリゾート地だ。
白樺湖越しの車山。女神湖も白樺湖も、ため池(灌漑用人造湖)だという。
2023年08月11日 09:35撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/11 9:35
白樺湖越しの車山。女神湖も白樺湖も、ため池(灌漑用人造湖)だという。
バスに乗って、車山高原へ。かつて黒山まで登山道を登ったが、面白みがなかったので、今日はリフト利用。
2023年08月11日 10:35撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/11 10:35
バスに乗って、車山高原へ。かつて黒山まで登山道を登ったが、面白みがなかったので、今日はリフト利用。
あっと言う間に山頂です(これはこれで面白みがなかった。リフトの下りは展望を楽しめてよいかも)。
2023年08月11日 11:00撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
8/11 11:00
あっと言う間に山頂です(これはこれで面白みがなかった。リフトの下りは展望を楽しめてよいかも)。
白樺湖。残念ながら蓼科山は雲の中のようだ。
2023年08月11日 10:59撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/11 10:59
白樺湖。残念ながら蓼科山は雲の中のようだ。
ハクサンフウロ。
2023年08月11日 11:00撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
8/11 11:00
ハクサンフウロ。
ウスユキソウ。
2023年08月11日 11:01撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
8/11 11:01
ウスユキソウ。
車山神社。諏訪大社の地元らしく御柱がある。御柱祭もあるようだ。
2023年08月11日 11:06撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
8/11 11:06
車山神社。諏訪大社の地元らしく御柱がある。御柱祭もあるようだ。
山頂は人だかり。
2023年08月11日 11:08撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
8/11 11:08
山頂は人だかり。
観光スポットですね。素晴らしい展望です。
2023年08月11日 11:08撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/11 11:08
観光スポットですね。素晴らしい展望です。
八島湿原に降りていく。さまざまな山の展望のうち、最も目立ったのが、この山。御嶽山ですね。
2023年08月11日 11:13撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
3
8/11 11:13
八島湿原に降りていく。さまざまな山の展望のうち、最も目立ったのが、この山。御嶽山ですね。
ワレモコウに留まったアキアカネ。
2023年08月11日 11:15撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
3
8/11 11:15
ワレモコウに留まったアキアカネ。
オミナエシかな。
2023年08月11日 11:18撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
8/11 11:18
オミナエシかな。
いや葉の形からは、岩場に多いハクサンオミナエシのようだ。確かに高山で岩場ではある。(八島湿原にはオミナエシが咲いていた)
2023年08月11日 11:18撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
8/11 11:18
いや葉の形からは、岩場に多いハクサンオミナエシのようだ。確かに高山で岩場ではある。(八島湿原にはオミナエシが咲いていた)
八島湿原へ向かう。木道を除くと意外に岩ゴロの道が多い。
2023年08月11日 11:23撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/11 11:23
八島湿原へ向かう。木道を除くと意外に岩ゴロの道が多い。
これはナデシコに違いはないが、霧ケ峰に咲くのはすべてエゾカワラナデシコだという。
2023年08月11日 11:27撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
4
8/11 11:27
これはナデシコに違いはないが、霧ケ峰に咲くのはすべてエゾカワラナデシコだという。
苞の先が尖るとタカネナデシコ。白山で見たが、花がもっと大きかったかな。カワラナデシコは苞の数がもっと多いようだ。なので、これはエゾカワラナデシコというわけ。4株ほど見かけたが皆同じだった。
2023年08月11日 11:28撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
8/11 11:28
苞の先が尖るとタカネナデシコ。白山で見たが、花がもっと大きかったかな。カワラナデシコは苞の数がもっと多いようだ。なので、これはエゾカワラナデシコというわけ。4株ほど見かけたが皆同じだった。
マルバハギかな。ヤマハギかもしれない。
2023年08月11日 11:32撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/11 11:32
マルバハギかな。ヤマハギかもしれない。
いい景色が続くが、意外に歩きにくい。花は密集してはいないが、次々に出てくる。草地がずっと続くだからだろう。
2023年08月11日 11:39撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/11 11:39
いい景色が続くが、意外に歩きにくい。花は密集してはいないが、次々に出てくる。草地がずっと続くだからだろう。
ヒメトラノオ。
2023年08月11日 11:46撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
8/11 11:46
ヒメトラノオ。
ツリガネニンジン。
2023年08月11日 11:46撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/11 11:46
ツリガネニンジン。
ヤマホタルブクロ。これらは高山植物というわけではなく、山野に普通に生える。
2023年08月11日 11:56撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/11 11:56
ヤマホタルブクロ。これらは高山植物というわけではなく、山野に普通に生える。
車山湿原に入り、木道が続く。
2023年08月11日 12:00撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/11 12:00
車山湿原に入り、木道が続く。
木道は好きではないのだが、昨日から岩ゴロ道が続いたので、ほっとする。
2023年08月11日 12:03撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
8/11 12:03
木道は好きではないのだが、昨日から岩ゴロ道が続いたので、ほっとする。
草原の中に、珍しく聳える樹木。
2023年08月11日 12:05撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/11 12:05
草原の中に、珍しく聳える樹木。
この実と言い、植生的にもズミかと思ったが、葉が少し違う。ズミは分裂葉が混ざるはずだ。こういう例もあるというが、類縁のエゾノコリンゴかもしれない。(霧ケ峰にも多いらしい)
2023年08月11日 12:04撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
8/11 12:04
この実と言い、植生的にもズミかと思ったが、葉が少し違う。ズミは分裂葉が混ざるはずだ。こういう例もあるというが、類縁のエゾノコリンゴかもしれない。(霧ケ峰にも多いらしい)
目指す蝶々深山が見えてきた。今日唯一の登り。
2023年08月11日 12:12撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/11 12:12
目指す蝶々深山が見えてきた。今日唯一の登り。
マルバダケブキ。各所で群生していた。
2023年08月11日 12:12撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/11 12:12
マルバダケブキ。各所で群生していた。
ハクサンフウロとおもったが、雰囲気が違う。まるでゲンノショウコ。でも葉が違うので、タチフウロかな。
2023年08月11日 12:17撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
8/11 12:17
ハクサンフウロとおもったが、雰囲気が違う。まるでゲンノショウコ。でも葉が違うので、タチフウロかな。
こちらはハクサンフウロだろう。霧ケ峰は、高山性と草地性の花の両方みられるので、同定が難しい。
2023年08月11日 12:17撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/11 12:17
こちらはハクサンフウロだろう。霧ケ峰は、高山性と草地性の花の両方みられるので、同定が難しい。
コウリンカ。草地の花。
2023年08月11日 12:19撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/11 12:19
コウリンカ。草地の花。
ネバリノギラン。これは高山性。
2023年08月11日 12:24撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/11 12:24
ネバリノギラン。これは高山性。
シラヤマギク。草地の花。
2023年08月11日 12:25撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/11 12:25
シラヤマギク。草地の花。
蝶々深山に登頂です。
2023年08月11日 12:28撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
8/11 12:28
蝶々深山に登頂です。
この山頂も広いです。のんびりムード。
2023年08月11日 12:29撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/11 12:29
この山頂も広いです。のんびりムード。
昼食です。ホテルで凍らせたペットボトルを保冷剤とし、朝コンビニで調達したもの。
2023年08月11日 12:33撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/11 12:33
昼食です。ホテルで凍らせたペットボトルを保冷剤とし、朝コンビニで調達したもの。
ここからは、ひたすら下る。
2023年08月11日 12:54撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/11 12:54
ここからは、ひたすら下る。
ウメバチソウ。
2023年08月11日 12:58撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/11 12:58
ウメバチソウ。
キオン。
2023年08月11日 13:04撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/11 13:04
キオン。
ずっと下るかと思ったが、もう一つピークがあったか。なだらかな丘だけどね。
2023年08月11日 13:08撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/11 13:08
ずっと下るかと思ったが、もう一つピークがあったか。なだらかな丘だけどね。
物見岩です。小学生の集団。なぜか、頑張ってくださいと声をかけられる。頑張るほどの道かよ、と思ったのだが。。。
2023年08月11日 13:13撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/11 13:13
物見岩です。小学生の集団。なぜか、頑張ってくださいと声をかけられる。頑張るほどの道かよ、と思ったのだが。。。
結構な急降下の岩ゴロの道でした。笹に覆われて足元が見えなかったりもする。小学生も苦労したんだろう。(遠くに八島湿原が見える)
2023年08月11日 13:22撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
8/11 13:22
結構な急降下の岩ゴロの道でした。笹に覆われて足元が見えなかったりもする。小学生も苦労したんだろう。(遠くに八島湿原が見える)
おやおやヒメジョオン。里山なら咲いていて嬉しい花だが、ここでは生態系を乱す外来種として除去活動が行われているという。
2023年08月11日 13:34撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
8/11 13:34
おやおやヒメジョオン。里山なら咲いていて嬉しい花だが、ここでは生態系を乱す外来種として除去活動が行われているという。
そして、ミズナラに、、、
2023年08月11日 13:35撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/11 13:35
そして、ミズナラに、、、
カラマツだ。いずれもパイオニア種(陽樹)。森林化され始めているということだ。
2023年08月11日 13:36撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/11 13:36
カラマツだ。いずれもパイオニア種(陽樹)。森林化され始めているということだ。
マルバダケブキの群落。
2023年08月11日 13:37撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/11 13:37
マルバダケブキの群落。
シカ柵。ここでもシカ被害があるのか。
2023年08月11日 13:46撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/11 13:46
シカ柵。ここでもシカ被害があるのか。
シカ柵の中が八島湿原だ。さすがに花が多い。
2023年08月11日 13:47撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/11 13:47
シカ柵の中が八島湿原だ。さすがに花が多い。
クガイソウ。
2023年08月11日 13:58撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/11 13:58
クガイソウ。
ハンクサンフウロがたくさん、、、、あれ?
2023年08月11日 14:00撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/11 14:00
ハンクサンフウロがたくさん、、、、あれ?
右がハクサンフウロとして、花が一回り大きくて色が濃い。これは、アサマフウロのようだ。
2023年08月11日 14:01撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/11 14:01
右がハクサンフウロとして、花が一回り大きくて色が濃い。これは、アサマフウロのようだ。
アサマフウロ。
2023年08月11日 13:54撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/11 13:54
アサマフウロ。
鎌ゲ池。美しい。
2023年08月11日 14:08撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/11 14:08
鎌ゲ池。美しい。
シモツケソウ。
2023年08月11日 14:15撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/11 14:15
シモツケソウ。
このあたりから花名表示が出てくる。樹木はともかく、多年草とはいえ群生地以外は場所が変わるのではないか。しかししっかりと花の前に表示があった。頻繁に付け替えているのかな。
2023年08月11日 14:19撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/11 14:19
このあたりから花名表示が出てくる。樹木はともかく、多年草とはいえ群生地以外は場所が変わるのではないか。しかししっかりと花の前に表示があった。頻繁に付け替えているのかな。
正面が車山。
2023年08月11日 14:20撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/11 14:20
正面が車山。
ヤマハギかな。マルバハギかもしれない。
2023年08月11日 14:21撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/11 14:21
ヤマハギかな。マルバハギかもしれない。
マツムシソウ。シカ柵ののおかげで復活したという。
2023年08月11日 14:21撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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マツムシソウ。シカ柵ののおかげで復活したという。
ヤナギランの群生。
2023年08月11日 14:25撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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ヤナギランの群生。
ヤナギラン。
2023年08月11日 14:25撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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ヤナギラン。
オミナエシ。
2023年08月11日 14:28撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/11 14:28
オミナエシ。
これは花名表示がなければわからなかった。別名ナンテンハギ。萩の仲間だが、樹木ではなく草だ。
2023年08月11日 14:32撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/11 14:32
これは花名表示がなければわからなかった。別名ナンテンハギ。萩の仲間だが、樹木ではなく草だ。
ナンテンハギ。
2023年08月11日 14:32撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/11 14:32
ナンテンハギ。
これは、車山で見た花と同じフウロだ。
2023年08月11日 14:34撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
8/11 14:34
これは、車山で見た花と同じフウロだ。
やっぱりタチフウロだった。
2023年08月11日 14:34撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/11 14:34
やっぱりタチフウロだった。
メタカラコウ。
2023年08月11日 14:37撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/11 14:37
メタカラコウ。
これはシモツケソウだと思っていたが、、、
2023年08月11日 14:42撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/11 14:42
これはシモツケソウだと思っていたが、、、
アカバナシモツケだという。調べてみたら、色は変わらず、痩果が違うという。花名表示はありがたいが、泥沼の深みにはまりそうだ。
2023年08月11日 14:42撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/11 14:42
アカバナシモツケだという。調べてみたら、色は変わらず、痩果が違うという。花名表示はありがたいが、泥沼の深みにはまりそうだ。
ゴールの八島ビジターセンター。ここからバスです。バスは満員。
2023年08月11日 15:34撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/11 15:34
ゴールの八島ビジターセンター。ここからバスです。バスは満員。
上諏訪駅に到着。
2023年08月11日 16:32撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/11 16:32
上諏訪駅に到着。
上諏訪に来たからには温泉に入らない手はない。宿はとれなかったので、日帰り温泉だ。これがよりどりみどりだなのだ。
2023年08月11日 16:51撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/11 16:51
上諏訪に来たからには温泉に入らない手はない。宿はとれなかったので、日帰り温泉だ。これがよりどりみどりだなのだ。
上諏訪では、家庭にも温泉が引かれている。ここから温泉が出るはず。(組合員以外の使用を禁止する、との表示)
2023年08月11日 16:52撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/11 16:52
上諏訪では、家庭にも温泉が引かれている。ここから温泉が出るはず。(組合員以外の使用を禁止する、との表示)
こんな共同湯がたくさんある。ここは組合員以外は入場できないが、なかには一般に開放されているものもある。
2023年08月11日 16:54撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/11 16:54
こんな共同湯がたくさんある。ここは組合員以外は入場できないが、なかには一般に開放されているものもある。
共同湯にも入ったことがあるが、今日は大きなリュックを背負っているので、ここにした。
2023年08月11日 16:54撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
8/11 16:54
共同湯にも入ったことがあるが、今日は大きなリュックを背負っているので、ここにした。
一見、ただの老人福祉センター。1階の「浴室」が一般にも開放されている温泉なのだ。310円、シャンプーありという破格。宣伝していないので穴場です。
2023年08月11日 16:54撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/11 16:54
一見、ただの老人福祉センター。1階の「浴室」が一般にも開放されている温泉なのだ。310円、シャンプーありという破格。宣伝していないので穴場です。
完全かけ流し、硫黄臭漂う緑色のいい湯でした。ロビーもゆったり。のんびりお盆休みにしてはよく歩いた。体調も悪化せずよかった。
2023年08月11日 17:37撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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8/11 17:37
完全かけ流し、硫黄臭漂う緑色のいい湯でした。ロビーもゆったり。のんびりお盆休みにしてはよく歩いた。体調も悪化せずよかった。

感想

(計画まで)
蓼科山を意識し始めたは、北横岳からその美しい姿を見た時からだった。初めての北横岳では濃霧で真っ白、冬に再チャレンジして、全般に雲に囲まれていた中、蓼科山だけはくっきりと均整のとれた山容が眼前に現れた。山頂が真っ平らだったのも印象的だった。

★「北横岳〜初アイゼン快適」https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2229554.html

しかし、蓼科山の登山ルートはバスで行くとなると不便である。南側の女神茶屋(蓼科山登山口)へのバス便は不定期で、しかも1日1本だけ。鈍足の私ではここからのピストンでは、帰りのバスに間に合わない恐れがある。

そこで思いついたのが、女神茶屋から登って女神湖(七合目登山口→蓼科牧場)へ下りるルート。女神湖のバスは登山に適した時間にないが、ホテルやペンションに泊まればよい。女神湖に泊まれば、翌日、霧ヶ峰に行くこともできる。数年前に、こんな行程を考え、初夏か秋に行くつもりで暖めておいた。

このように行程だけ考えて、ずるずると実行に移さないケースはいくつもあるが、最近、地図上で女神湖の近くに、長年所在を探していた施設を発見して、俄かに確かめに行きたくなった(この施設の話は後述)。

折しも、お盆休みをどうするか。直前まで無計画でいた。前週の白山にすっかり満足して気が抜けてしまったのだ。山でなくともと念のため宿を調べてみたら当然のことながら空いている宿はありやしない(長野県で残っていたのは一泊数十万の超高級宿だけ)。ところが、女神湖のホテルだけは、山の日の前日だけが(8月はすべて満室なのに)空いていたのだった。

茅野駅からの登山バスに乗るための唯一の選択肢のあずさ1号も、辛うじてグリーン車が空いていたので、即決定したのだった。(グリーン車は後日普通指定席の空きが出たので変更できた)

霧ヶ峰はもちろん、蓼科山もたいした標高差はないので、ホテル泊のゆったりお盆休みのつもりだった。

(不摂生がたたった体調不良)
直近に登った白山(7/30-8/1)は、長年の念願だった。標高差1500mに備えて、外出予定のない休日には近所の高麗山への2時間登山(標高差150m)を続けるなど、体調管理・体力維持には万全を期していた。ところが、白山が終わったとたんに不摂生となり、休日数日を家に閉じこもり、だらだらと過ごしてしまった。その結果は、歴然で、蓼科の前日には、夏風邪の症状が現れ、体がだるい。

白山の登山だったら、この体調では中止しただろう。蓼科山は標高差はあまりないが、岩ゴロの歩きにくい登山道であることは聞いており、登山ルートそのものの難易度は、白山とそう変わらないかもしれない。しかし、決定的に違うのは、白山は山小屋だが、蓼科山はホテルである、ということだ。

(そして蓼科山へ)
ある程度は想定していたが、最初(蓼科山登山口)から最後(七合目登山口)まで岩ゴロの道が続いていた。つまり土の道が全然ないのだ。八ヶ岳らしいといえばよいか。最初は、岩は小さめだが、森の中の標高の低いところから巨大な岩が出てきて岩場登りとなる。つまり、足を大きく上げて体を持ち上げる筋力が必要となるわけだが、いつもに比べて力が入らない。これが想定以上につらかった。体調不良とは、こういうところに出てくるのか。

岩ゴロの下りは、もともと苦手だが、足元が覚束かず、何度も転びそうになって慎重にならざるを得なかった(実際転んだ)。つまり、結果的にのんびりウォークになったわけだが、余裕のない緊張を強いられるものとなった。<のんびり>の本来の語義からは外れるだろう。下山してホテルに着いたときには、劇疲れだった。
(もっとも、体調が完全だったとしても、この岩ゴロ道には同じように苦労したかもしれない)

(蓼科山の植生のこと)
そんなわけで、花や樹々はあまり観察できなかった。花は、そもそもあまり咲いていなかったようだ。

一方、樹々の植生の変化は明快だった。直線的に標高を上げていくので、垂直分布がよくわかるのだ。南側(登り)はダケカンバ林→ミズナラ林→シラビソ・オオシラビソ・コメツガ林→(森林限界の)ハイマツ帯となる。

このうち、ハイマツ帯は山頂だけ(といっても広い)で、そのすぐ下からシラビソ・オオシラビソ・コメツガ林がかなりの標高差にわたってが広がっていた。縞枯れ現象もみられた。シラビソ・オオシラビソが縞のように下から順序よく枯れていく現象は、亜高山針葉樹林帯の自然更新の役に立っているというが、どこでも見られるわけではないらしい。いずれにしても、蓼科山のシラビソ林は、古くから更新を繰り返してきたのだろう。

一方、下方の、ダケカンバ林やミズナラ林は、新しい森かもしれない。

蓼科山のすばらしさは、何といっても広い山頂からの展望だろう。しかし、上りも下りも森の中の単調な岩ゴロの道が続く(南側は途中何度か視界が開けるが)。私などには、体調不良だったこともあり、あまり楽しくはなかったが、標高差はそうないので、山頂からの展望を求めて子どもたちに人気なのだろう。この日は、小学生(低学年)の集団が目立って多かった。

(霧ヶ峰[車山-八島湿原]の草地のこと)
一方、歩くことの楽しさを比べると、圧倒的に翌日の霧ヶ峰のほうが良かった。霧ヶ峰は2回目だが、前回はニッコウキスゲの時期だったが雨となり途中撤退していただけに、感嘆した。花の多さはもちろんのこと、終始展望が良いのだ。なだらかに丘が連なる近景に、遠く北アルプスから南アルプスまで望める遠景には目を奪われた。これは、森林がないからだ。木道のある湿原だけでなく、山道のある山もずっと草地であり、どちらにも花が多い。

標高からいうと、蓼科山と同様にシラビソ・オオシラビソ・コメツガ林であっておかしくない。登山道も蓼科山と同様に、そう大きな岩ではないが、岩ゴロの道が続く。かつては蓼科山と同じだったはずだ。

霧ヶ峰が、車山山頂を含めて一面すべて草地になったのは、人のせいだという。詳細はわからないことも多いらしいが、縄文時代以来のことだという説もある。黒曜石を産出する霧ヶ峰は縄文時代の人口密集地だったのである。史料にも平安時代には草地だったと出てくるという。少なくとも、江戸時代には、放牧と、農業用肥料となる草の採取により、人の手が加わり続け、樹は育たず草地のままで維持された。だから草地特有の生態となり貴重生物種も多い。だから花が多い。これが定説の、<半自然>草地である。美ヶ原や開田高原も同様らしい。

その霧ヶ峰も、放牧や農業のための草の採取が行われなくなり、一部ミズナラやカラマツなどの森林化が進んでいる。このまま放置すれば、(数千年はかかるだろうが)蓼科山と同様のシラビソ林となっていくだろう。そのため、環境保全のための火入れを行ったり(今は中止中みたい。延焼事件があったようだ)、刈り取りを行ったりの努力が続けられている。

(タテシナ山荘のこと)
大学の時、新入生歓迎合宿や語学合宿やゼミ合宿で、何度も「タテシナ山荘」に行った。宿泊・食事・教室・運動場が完備されたオールインワンの教育施設で快適だった。大学の公式な授業関係に限られていたこともあってか、大学のバスで直行し数日間を完全に山荘内だけで過ごしていた。敷地内には広大なシラカバ林が広がっていて外に出ようとも思わなかった。閉鎖空間が形成されていたわけだ。当時、登山を長期中断していたこともあって、行き帰りにどこかに立ち寄ることもなかった。

だから、卒業後かなりたって、山を再開してからふと思い出し、あの「タテシナ山荘」は、どこにあったのだろうかと探すことになった。タテシナ=蓼科だから、茅野市の蓼科高原(蓼科湖がある)にあったどばかり思いこんでいた。しかし探してもどこにもないのである。閉鎖されてしまったのか、タテシナではなかったのか。

それが、女神湖のある立科町にあったのだった。「立科山荘」という名前だった。

今回行ってみたのだが、当然とはいえ入り口に「関係者以外立ち入り禁止」とあって、施設の一部分さえ見ることができなかった。敷地が広大であったことだけはわかった。

この大学は、総合大学と称している割には、理学・農学・林学など生物学系は弱い。立科にあれだけの教育施設をつくるんだったら、研究施設も併設すればよかったのに、と思う。

例えば菅平高原では筑波大学が、志賀高原では信州大学が、研究施設と研究林を整備して、高原や亜高山帯の森林の生態についての研究活動を行い、研究林は一般にも公開されている。

また菅平高原では明治大学セミナーハウスの敷地が、根子山・四阿山の登山ルートにあるため、通行を許していた。それは二次林だろうが、美しいミズナラ林だった。こういう通行を許す例は、枚挙にいとまがなく、最近登った山では、千葉の元清澄山では東大演習林、栃木の唐沢山〜諏訪岳では東京農工大演習林の例がある。


夏風邪は最後まで治らず、咳をし続けていた。しかし、天気は快適で、日差しは強いものの、そう暑くはなかった。夏風邪の療養にとっては、運動と栄養がたっぷり取れたので、良かったのだろう。なにはともあれ、のんびりウォークには好適のコースではあると思う。

(参考文献)
須賀丈「中部山岳域における半自然草原の変遷史と草原性生物の保全」(長野県環境保全研究所研究報告 4;17-31 2008)

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コメント

翔亀さん
蓼科山、霧ヶ峰、お疲れ様でした!

長年所在を探していた施設というのは、大学時代の思い出の場所だったんですね。
せっかく場所を突き止めたのに入れなかったのは残念だったと思いますが、そういうのはロマンがあっていいですね☆

いろんな大学の、研究林事情の話もおもしろく読ませていただきました!

蓼科山は、けっこう前から、私の中では「見るだけの山リスト」に入っています(笑)
理由は、そう、岩ゴロゴロ登山道だからです。

だから、白山の疲れがまだ残る(私だったら)うちに蓼科山と聞いて、驚きました!

でも、あそこまでずーっと岩ゴロだとは思ってませんでした。
本当にお疲れ様です。

霧ヶ峰は、ここ数年、今年こそと思いながらまだ1度も行けてなくて、今年も日程指定で計画に入っています。
草地や森林の話を教えていただいたので、より深く楽しめそうです。
ありがとうございます。
2023/8/17 11:09
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たんぼりんさん、いつもありがとうございます。

蓼科山、皆さんのレポで岩ゴロの話は知ってはいたんですが、たいした標高差でもないし、あのあたりは、今後、麓を散策することも多いだろうから、せっかくだから一度は登っておこうという軽い気持ちからでした。

この暑い真夏に強行したのも、蓼科山のためでなく、セットとした霧ケ峰の花が咲いているうちにという軽い気持ち。体調不良でもあるのに敢えて登るなんて、はっきり言って甘く見過ぎていました。

それでも、登れなかった場合は、何時までに引き返せば宿泊地の女神湖へのバスに間に合うか、いろいろ計算はしていたんです。その計算では、10分登って引き返してやっと間に合うという、ほぼ不可能という結果で、まずはバスに乗るだけ乗ってから体調をみて考えようと覚悟を決めました。

最初は、快調だったんですけどね。その後はさんざんでした。救いは、ホテル泊で日が長いので、時間はたっぷりあるということ(このパターンは多用しています)。少なくとも2時間遅くなっても良いということでした。結果は、その2時間をたっぷり使ってやっと到着というありさまでした。

確かに疲れも溜まっていたんでしょうね。この週末は、休養日にするつもりです。ただし、トレーニングの2時間高麗山散歩は欠かさないようにしたいと思います。

蓼科山は2度と登らないでしょう。これに反して霧ケ峰はよかったです。ここは四季いつ来てもよさそうです。意外に岩ゴロ/藪漕ぎの個所ももありましたが。

ここの森のない高原は、ヒトがかかわってきた半自然ですが、自然は自然。いつまでもこのままで残ってほしいです。この日、行かなかったけど、霧ケ峰自然保護センターの近くだけに、古くからの森が残っているという話を聞きました。どんな森なのか、次回、行ってみたいと思います。
2023/8/17 23:33
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