烏帽子岳〜七倉岳縦走するも北葛岳は行けず、ブナ立て尾根↑七倉尾根↓

2023年08月12日(土) ~ 2023年08月14日(月)

• GPS: 25:53
• 距離: 24.2km
• 登り: 2,777m
• 下り: 2,274m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:00
• 休憩: 0:29
• 合計: 7:29

3:42 七倉山荘
3:46 七倉登山口
3:49 七倉山荘
5:08 5:09 高瀬ダム濁沢登山口
5:15 5:26 高瀬ダム湯俣登山口
5:31 高瀬ダム濁沢登山口
5:44 高瀬ダム テント場
6:02 6:07 ブナ立尾根取付
6:58 7:04 権太落し
9:20 9:26 三角点
11:11 烏帽子小屋

2日目

• 山行: 11:41
• 休憩: 1:37
• 合計: 13:18

4:09 烏帽子小屋
4:36 4:42 前烏帽子岳
4:49 4:55 烏帽子岳山頂分岐
5:11 5:31 烏帽子岳
5:45 5:51 烏帽子岳山頂分岐
6:23 6:24 烏帽子田圃
6:59 7:16 南沢岳
9:14 不動岳
13:02 13:25 船窪第2ピーク
15:09 15:10 船窪岳
15:26 15:34 船窪乗越
16:54 17:03 船窪天場
17:27 船窪小屋

3日目

• 山行: 4:52
• 休憩: 1:19
• 合計: 6:11

7:54 船窪小屋
8:09 8:13 七倉岳
8:23 8:37 船窪小屋
9:08 9:35 天狗の庭
10:28 10:50 鼻突八丁（八合目）
11:35 11:47 岩小屋
12:26 唐沢ノゾキ
14:00 七倉登山口
14:05 ゴール地点

スマホのバッテリーが途中でなくなってしまったので、GPSのログが途中で切れています。

天候

8/12…晴れのち時々曇り
8/13…晴れのち曇り
8/14曇りのち雨のち晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

8/12は三連休の中日という事もあり、夜中の3時の時点で、七倉駐車場はほぼ満車でトンネル入り口まで両側が路駐の車で一杯でした。
8/14の14時頃下山した時は、ガラガラでした。
ゲート手前に登山届用のポストとトイレがあります。

コース状況／危険箇所等

★七倉登山口〜高瀬ダム★
アスファルト舗装された道路です。最初のトンネルは電気が点いていなかったので、ヘッドライトが必要です。
壁には50m毎に印があります。
タクシーは朝5時からで、高瀬ダムまで乗れますが、当日は100人以上が並んでいたようです。
昼間は土砂を運ぶダンプが通るので、注意が必要です。

★高瀬ダム〜ブナ立て尾根取り付き★
トンネルを抜けると不動沢の吊り橋がありますが、結構揺れるので間隔を開けて歩いたほうがいいと思います。
キャンプ場の先は、大雨の影響で登山道が付け替えられていましたが、かなり頻繁にマーキングが出てくるので、道迷いの心配はないです。
ブナ立て尾根取り付きのすぐ手前に水場がありましたが、今はすっかり枯れて水場はありません。

★ブナ立て尾根取り付き〜烏帽子小屋★
日本三大急登のブナ立て尾根ですが、よくコース整備されており、急ですがとても歩きやすいです。
また標高差100m毎に番号が出てきて、ちょうどいい休憩場所にもなっています。

★烏帽子小屋〜南沢岳★
下草に覆われている所もありますが、歩きやすい登山道が続きます。烏帽子岳山頂直下は、岩場鎖場があるので滑落注意ですが、手掛かりや足掛かりがあるので、よく見て上り下りすれば問題ないです。

★南沢岳〜不動岳★
ザレている斜面をトラバースしたり、ハイマツ帯の中を藪漕ぎするので中々歩きづらい所です。
マットやザックが引っ掛かって、結構難儀しました。

★不動岳〜船窪乗越★
アップダウンが激しく、ザレている斜面をロープを頼りに下りたり、ザレザレのヤセ尾根で頼りないロープが1本張ってあるだけのところを歩いたりと難所が続きます。
烏帽子小屋で会った登山者の話だと、大キレットの3倍怖くて、膝をついてヤセ尾根を歩いたと言ってました。
自分は普通に歩きましたが、ザックにロープが引っ掛からないように注意が必要です。

★船窪乗越〜船窪小屋★
特に危険個所はありませんが、テン場のすぐ先のザレた急斜面に階段が設置されていますが、地面をストックで突くと小石が崩れて落ちるので、突かない方がいいと思います。
テン場から小屋までは、シャリばてのヘロヘロ状態で25分くらいかかったので、通常なら15分〜20分くらいで着くと思います。

★船窪小屋〜七倉岳★
緩い登りで危険個所はありません。小屋から七倉岳山頂まで15分くらいです。

★船窪小屋〜天狗の庭★
ハイマツ帯の中を下りていきます。特に危険個所はありません。七倉尾根は標高差が約1400mありますが、1〜10まで番号が出てきます。

★天狗の庭〜七倉岳登山口★
歩きづらい急斜面が続きます。木の根が張り出していて段差も大きく、濡れていると非常に滑りやすいです。木の梯子も幾度となく出てきます。
ブナ立て尾根と比べると、こちらの七倉尾根の方が3倍歩きづらいです。

その他周辺情報

下山後は、葛温泉の高瀬館で入浴。やや熱めですが、露天風呂が広くて最高です。10:00〜20:00、700円/人
https://www.takasekan.com/hot-spring/

翌日は大町温泉郷の薬師の湯に入浴。
こちらも広々していて、水風呂、サウナもあります。7:00〜21:00(最終受付20:30)
750円/人。モンベルの割引は終了していました。
http://www.o-yakushinoyu.com/

薬師の湯に行く前に、美麻コーヒーにも行きました。
中山高原のキャンプ場の手前にあり、店内だけでなく外でも周りの景色を楽しみながらコーヒーを頂けます。
https://www.miasacoffee.com/

写真

8/12 3:12

3時に着きましたが、普段はガラガラの七倉駐車場も、三連休の影響でトンネルの際まで路駐の車で一杯。
停めきれない車は、七倉ダム堰堤の下の広場に停めるように案内されていました。

8/12 3:35

ゲート手前に登山届用のポストがあり、中に記入用紙も入っています。

8/12 3:37

そのすぐ奥に綺麗な水洗トイレがあります。

8/12 3:36

ゲートを超えて歩き始めます。

8/12 3:43

月とオリオン座がキレイだ

8/12 3:49

最初のトンネルは約1kmありますが、50m毎に印があります。
以前は、100毎にトンネルの壁に直接書かれてました。

8/12 4:03

1150mってあるけど、最初のトンネルって980か990mくらいじゃなかったっけ？
しかも歩いていて、50m毎にある印がちょっと短い気がする。

8/12 4:10

だんだん夜が明けてきました

8/12 4:11

オリオン座って冬のイメージですが、今の時期でも見れるんですね。

8/12 4:16

トンネルの中が明るい

8/12 4:19

途中でミヤマクワガタのオスとメスがひっくり返ってジタバタしていたので、起こしてあげました。昔子供の頃、山に夢中で捕りに行きました。

8/12 4:23

こちらはノコギリクワガタのメス。

8/12 4:46

トンネルを抜けて高瀬ダムの堰堤が見えてきました。日本では黒部ダムに次いで2番目に高いダムで、高さが176mあります。

8/12 4:47

去年行けなかった唐沢岳。

8/12 4:59

あれが幕岩かなぁ？

8/12 5:16

ダムの堰堤に出て左の方に行くと、トイレがあります。結構綺麗なトイレです。

8/12 5:17

ダムの堰堤の上を歩きます。明日歩く稜線も見えています。

8/12 5:17

裏銀座の稜線に、餓鬼岳〜唐沢岳と続く山並みの陰が映っています。

8/12 5:17

重さ100トンってすげぇー‼️どうやって運んだんだろう？

8/12 5:18

1969年(昭和44年)の大雨による大水害がきっかけで、大町ダム、七倉ダム、高瀬ダムの三つのダムができましたが、皮肉なことにダムができたことで不動沢周辺の土砂流出がより顕著になってしまいました。
がしかし、この三つのダムがなければ、2019年に各地に甚大な被害をもたらした台風19号の際に再び、大水害に遭ったと思います。
この時長野の新幹線の車両基地にあった新幹線の車両は全て水没、廃車になりました。

8/12 5:22

あれは船窪小屋がある七倉岳かなぁ？

8/12 5:26

タクシーは朝5時半からだと思ったら5時からでした。
なので途中でタクシー3台に抜かれて、妻にブーブー💢文句を言われました。
当日はタクシーを待つ行列が100人以上いたらしいです。

8/12 5:31

堰堤を過ぎてトンネルに入って振り返ったところ。

8/12 5:32

この時間はダンプが来る心配はないので、真ん中を堂々歩けます。

8/12 5:37

トンネルを抜けると不動沢の吊り橋があります。
結構揺れるので、間を開けて歩くよう注意書きがあります。

8/12 5:38

上流側には船窪岳周辺の稜線が見えます。
北アルプスの稜線では一番標高が低いですが、一般道としては北アルプスで一番の難所‼️
烏帽子小屋のテン場で会った人が、大キレットの3倍怖いと言ってました。

8/12 5:38

下流側。山肌の土砂が流出していて、川床はかなり広いです。

8/12 5:40

あさっては、あそこを歩くのかぁー

8/12 5:40

槍は、右の山が死角になっていて見えません。

8/12 5:42

濁沢のキャンプ場は、現在利用できません。

8/12 5:45

太陽に照らされているのは大天井かそれとも常念か？

8/12 5:45

濁沢キャンプ場から先の登山道は、以前に来た時と比べると大雨の影響で付け替えられていましたが、頻繁にマーキングがされていました。

8/12 5:46

稜線と青空がキレイだ。

8/12 5:48

一度は大雨で流されてしまった橋も、無事架かっていました。

8/12 5:52

振り返ると唐沢岳に光のカーテンが架かっていました。

8/12 5:52

前回はあの滝のすぐ近くまで行きました。

8/12 5:54

いよいよここから日本三大急登のブナ立て尾根がスタート。
初めて登るので、ちょっとワクワク。

8/12 5:57

ブナ立て尾根取り付きのすぐ手前には水場がありましたが、今は枯れていて汲めません。

8/12 6:01

かなり急な階段を登ります。

8/12 6:15

標高が100m上がるごとに番号が出てきます。

8/12 6:20

結構急斜面ですが、歩きやすいです。

8/12 6:41

取り敢えず10番まで来ました。

8/12 7:03

木々の間から見える、対岸の山の斜面が崩壊して恐ろしいことになっています😖

8/12 7:14

9番は気が付かずにスルーしたようで8番が出てきました。

8/12 7:30

時々見える稜線がキレイ😊

8/12 7:40

7番、ちょっと休憩

8/12 7:57

足元には高瀬ダム

8/12 8:06

6番、やっと半分😅

8/12 8:34

唐沢岳がよく見えます。

8/12 8:47

5番、まだまだ先は長い😂

8/12 8:53

本人曰く、長渕剛風らしいです。

8/12 9:15

針ノ木岳と蓮華岳が見えてきました。

8/12 9:16

鞍部に針ノ木小屋が見えます。あそこのテン場もよかった😊

8/12 9:17

蓮華岳の手前には七倉岳。

8/12 9:20

三角点みっけ

8/12 9:21

やっと4番💦

8/12 9:21

文字通り三角点がある所。

8/12 9:34

これ何て読むの？キ岩は分かるけど…

8/12 9:35

たぶんこれがさっきの謎の読み方の岩

8/12 9:39

山の崩壊の仕方がスゴイ‼️

8/12 10:16

2番、だいぶ近づいてきた😅

8/12 10:32

1番、あともう少し。

8/12 11:03

烏帽子小屋に到着。小屋の前にはキキョウがたくさん咲いていました😊

8/12 11:04

目の前には、赤牛岳と薬師岳がどーーんとそびえます。

8/12 11:04

こちらは野口五郎岳手前の三ツ岳方面。

8/12 11:04

こちらは前烏帽子岳(ニセ烏帽子岳)

8/12 11:06

烏帽子小屋の玄関

8/12 11:14

チングルマの綿毛がいっぱい。

8/12 11:14

三ツ岳に続く道は、白馬大池の先の船越の頭から小蓮華山に続く稜線の道とそっくり‼️

8/12 11:15

テン場は、小屋から3〜4分くらいで少し下がったところにあります。

8/12 12:02

取り敢えず今夜の寝床が完成。

8/12 12:08

周りはお花畑です。

8/12 12:09

眼下には高瀬ダム湖

8/12 12:09

あちらは先月行った燕岳方面

8/12 12:10

小屋の向こうには、前烏帽子岳。

8/12 12:13

三ツ岳への稜線歩きも気持ちよさそう。来年はあちらに行く予定。

8/12 12:19

今まで遠目にしか見たことのなかった薬師岳が近い。

8/12 12:30

お昼の気温は19℃。下界の猛暑と違って快適です😊

8/12 12:31

小屋で買った缶ビールとコーラが最高に美味かった‼️🍺

8/12 12:33

おっ❗️コマクサを発見

8/12 12:33

と思ったら、すぐ近くには白いコマクサ

8/12 12:33

キキョウがたくさん

8/12 12:50

これはゴゼンタチバナだっけ？

8/12 13:45

昼飯はスパゲティ。軽いけど作るのに意外と時間がかかりました。

8/12 17:18

夕飯は定番のカレー

8/12 18:21

テン場はかなり混み合ってました。

8/13 1:33

朝食は雑炊。

8/13 1:55

ワッフルも食べました。

8/13 2:10

我が家のテント。
1時過ぎにゴソゴソして迷惑かなぁーと思っていたら、周りも同じようにすでに支度を始めていて、早い人は2時前に出発していきました。
この山域は、山に慣れた強者しかいません。

8/13 2:22

近くの展望台から見た星空。
今夜は流星群があるという事で、星空観察する人が何人か来ていました。

8/13 2:23

スマホで夜空を撮ってみました。

8/13 2:24

唐沢岳、餓鬼岳、燕岳と続く稜線が闇夜に浮かびます。

8/13 3:55

テントを撤収して再び展望台に来ました。
オリオン座がだいぶ高くなりました。

8/13 3:55

三ツ岳に登っていく登山者の明かりが見えます。

8/13 4:04

今日は船窪小屋まで行きます。厳しい闘いの始まりです。

8/13 4:07

野口五郎小屋は、一人500mlまでしか水が買えないらしい。
因みに今回烏帽子小屋は、制限はありませんでした。

8/13 4:08

取り敢えず烏帽子岳に向かいます。

8/13 4:19

左から、針ノ木岳、鹿島槍ヶ岳、蓮華岳のシルエット。

8/13 4:37

目指す烏帽子岳が見えました。カッコいい!!!

8/13 4:38

烏帽子岳のすぐ隣は南沢岳、その間には立山と剱岳が見えます。

8/13 4:38

針ノ木の左には、白馬岳も見えます。

8/13 4:47

針ノ木の手前の崩壊している稜線が、これから行くところ。
船窪小屋から来たという人にテン場で会いましたが、二度と行かねぇと言ってました。どんだけ厳しんでしょうか⁉️

8/13 4:50

烏帽子岳山頂への分岐。
ここにザックをデポして空荷で行きます。

8/13 4:54

写真でしか見たことのなかった烏帽子岳が目の前にそびえます。

8/13 4:58

後ろを振り返ると前烏帽子岳山頂に人がいます。

8/13 5:02

烏帽子岳の岩場の途中で陽が出てきました。

8/13 5:04

御来光がキレイ

8/13 5:08

赤く染まる鎖場

8/13 5:09

足場は狭いですが、特に問題なく歩けます。

8/13 5:12

山頂に到着。意外と狭いです。

8/13 5:13

ここの鎖場を登ると…

8/13 5:14

立山と劔岳が見えました。

8/13 5:14

こちらは五色ヶ原方面。こっちも行ってみたいなぁー

8/13 5:59

デポしたザックを回収して、南沢岳に向かいます。
しばらくはこんな感じが続きます。

8/13 6:08

チングルマの綿毛がキレイ‼️

8/13 6:08

池塘がいくつか出てきます。

8/13 6:13

この辺はのんびり歩けて極楽極楽😊
嵐の前の静けさのようです。

8/13 6:13

目の前には南沢岳。

8/13 6:17

これが一番大きい池塘

8/13 6:17

振り返ると前烏帽子岳と烏帽子岳。

8/13 6:32

漂白剤で脱色したようなコマクサ

8/13 7:05

南沢岳到着。標柱はありませんが、三角点はありました。

8/13 7:06

こちらは唐沢岳と餓鬼岳。

8/13 7:06

こちらは燕岳から先の表銀座の峰々。

8/13 7:06

烏帽子岳の向こうには、三ツ岳。

8/13 7:06

尖っているのが水晶岳。来年はあそこまで行く予定。

8/13 7:06

赤牛岳。読売新道も歩いてみたいけど、長いだろうなぁー😅

8/13 7:07

カールがきれいな薬師岳。

8/13 7:07

平和そうに見える五色ヶ原。

8/13 7:07

浄土山、立山、劔岳。

8/13 7:07

霞む白馬連峰とスバリ岳、針ノ木岳

8/13 7:07

蓮華岳と右にはギリギリ北葛岳。
北葛岳から先は白馬乗鞍岳まで全部歩いたので、なんとか北葛岳まで行きたいけど、行けるかなぁ？

8/13 7:20

目の前にはこれから向かう不動岳。
ここの稜線は、長野県と富山県の県境ですが、長野県側が激しく崩壊しています😭

8/13 7:33

足元には不動沢と高瀬ダム湖

8/13 7:36

本日最初の難所。一応足を置く所が少し掘れてはいますが、ザレていて滑りやすいです。
右側に落ちたら、まず助からないので、ハイマツや笹の葉をつかみながら歩きます。

8/13 7:42

ハイマツのトンネルの中を抜けます。
ここなんかは、まだ全然楽で、ハイマツの枝がザックに引っかかって、超歩きづらかったです。

8/13 8:30

足元の草が朝露で結構濡れていました。

8/13 9:16

いつの間にか不動岳の山頂を過ぎてたみたい。
地図によってはここが不動岳山頂となっているのもあるけど、戻るのも面倒なので、ここを山頂という事にしちゃおう😅

8/13 9:51

長野県側は、ガスガス。ハイマツの森の中を進みます。

8/13 9:53

たまにこんな岩場もあります。藪漕ぎより、こっちの方が全然いい😊

8/13 9:59

ハイマツの木が伐採されている所もありました。
八ヶ岳の杣添尾根を思い出します。

8/13 10:04

崩壊しているすぐ横を下っていきます😢

8/13 13:04

船窪岳第二ピークに到着。だいぶ時間がかかりました。
ここで船窪小屋に遅れそうだと電話で伝えました。

8/13 13:32

ここのトラバースも滑りやすいので、慎重に歩きます。

8/13 13:34

妻がトラバースしているところ。

8/13 13:53

ここはザレた急斜面を降下します。

8/13 13:59

下から撮ったところ。

8/13 14:32

眼下には高瀬ダム湖。本当ならその先に槍が見えるんだけど、ガスって見えません😓

8/13 14:44

ひしゃげたパイプが恐怖心を倍増させます😭
なんかロープは当てにならなそうなので、呼吸を整えてからササっと一気に行きました。

8/13 14:53

ここはよく見ると谷側にずり落ちた跡が2ヶ所ありました😱
ロープを持ちながら歩けば問題なくいけますが、ザレているので滑ったらアウトです。
妻はザックに結わえたポールの間に丁度ロープが挟まってしまって、超怖かったそうです。

8/13 15:02

予定よりだいぶ遅れて船窪岳に到着。
ここまでアップダウンが激しくて、かなりへばっています🥶

8/13 15:21

船窪乗越に到着。ここまで来れば危険個所はありません😊
船窪小屋に再度電話するも電波状態が悪くて通じず。
でもこの先で奇跡的に電話が通じて、さらに遅れて6時過ぎるかもと伝えました。

8/13 15:21

本当ならここから1時間で小屋に着くのが、完全にシャリばてガス欠状態で、2時間もかかりました。

8/13 16:57

テン場のすぐ先にある階段。
小屋までもうちょっとだぁー、がんばれー‼️

8/13 17:27

ようやく小屋に到着。テントを張る気力もなく小屋泊りに変更。
出されたお茶がメチャクチャ美味しかった‼️
夕食は、小屋で売っていたカップラーメンを食べましたが、疲労で胃腸の消化機能が低下していて、ほとんど食べられず、アクエリアス2本と、コーラとCCレモンを1本ずつ買って飲んで速攻で寝ました。
小屋はガラガラだったので、一番奥の部屋の下の段を二人で全部使わせていただきました。かなり助かりました。

8/14 5:32

翌朝の朝食。メチャクチャ美味しい‼️
ご飯と味噌汁はお替り自由なので、ご飯を1杯、味噌汁を2杯お替りしました。

8/14 6:40

水は一人2ℓまで買えました。1本500円のペットボトルは、全部で8本買いました。

8/14 6:41

お世話になったお礼代わりに、バッジとバンダナ、Tシャツを買いました。手ぬぐいは売り切れでした😭
あぁー残念😢

8/14 7:26

料金は他の小屋に比べて安めの設定です。
テン場の水場は使えなくなっていました。

8/14 7:27

小屋の中の様子。凄くいい雰囲気の小屋です😊

8/14 7:27

トイレは女子は小屋に入ってすぐ横、男子は外に出てすぐのところにあります。

8/14 7:31

小屋の入り口の脇にコマクサが咲いていました。

8/14 7:31

こちらが小屋の入り口。

8/14 8:01

蓮華岳方面と烏帽子岳方面との分岐。

8/14 8:01

左側が烏帽子岳、テン場方面。
右側が蓮華岳方面。

8/14 8:09

雨の中、七倉岳に到着。本当は隣の北葛岳まで行きたかったけど、また次回への宿題という事で今日はこのまま七倉へ下山します。

8/14 8:10

今回はだいぶ妻に助けられました😊

8/14 8:11

ガスガスで何も見えません😭

8/14 8:40

七倉尾根もブナ立て尾根と同様に1〜10まで番号が出てきます。

8/14 8:58

天狗の庭までは歩きやすい道が続きます。

8/14 9:03

標高差1400mを10番まであるので、一つに付き140m下がったってことかなぁ？

8/14 9:12

天狗の庭に到着。真っ白で何も見えません。
雨も止んできたので、ここでレインウエアを脱ぎました。

8/14 9:42

こんな感じの道が続きます。

8/14 9:50

おっ❗️8番だ

8/14 9:55

この辺は全然まだ歩きやすい。

8/14 10:00

こんな感じに至る所に木の根が張り出していて、歩きづらいです。

8/14 10:11

7番に登着

8/14 10:11

かなりの急斜面を下っていきます。

8/14 10:25

見上げるような急斜面。

8/14 10:30

ほどなくして鼻突八丁に到着。

8/14 10:32

『是』だけは読めますが、あとは古すぎて読めません。
でもこういう古い案内板は趣きがあって好きです。

8/14 10:49

6番まで来ました。スマホのバッテリーも6%

8/14 11:20

5番でやっと半分きました😅

8/14 11:33

『岩小舎』とあります。

8/14 11:34

この超デカい花崗岩の下が、雨除けになりそうです。

8/14 11:48

4番まで来ました。

8/14 12:00

眼下に見える七倉ダムのダム湖がだいぶ近くなってきました。

8/14 14:08

途中でスマホのバッテリーがなくなってしまって、車のエンジンをかけて少し充電。無事に下山しました。

8/14 14:20

すぐ下の葛温泉の高瀬館で温泉♨️に入りました。
ここはやや熱めのお風呂ですが、露天風呂が広くて最高です‼️😊

8/14 16:43

夕食は、大町のココスでステーキを頂きました。ご飯は大盛、肉は2倍です。
翌日はかっぱ寿司で20皿寿司を食べたけど、体重は3kg減ってました。
こんだけ食べて3kg減ったとは…

8/14 19:42

夜は大町の実家で妻と二人で軽く反省会。氷結とカットフルーツが超美味しかった‼️😊
この後は、速攻で爆睡しました💤😴

8/15 9:17

翌日は市内の農具川で登山靴やゲーターを水洗いしました。

8/15 9:17

車の中で干します。

8/15 12:33

お昼は妻のお気に入りの美麻コーヒー☕️に行きました。

8/15 12:33

駐車場はほぼ満車でした。奥にはキャンプ場があります。
ここでキャンプしたら気持ちいいだろうなぁ。

8/15 12:35

お盆は休まず営業のようです。

8/15 12:37

陳列されているケーキ🎂。どれも美味しそう。

8/15 12:50

コーヒーのマグカップが、以前より一回り大きくなっていました。
ついでにコーヒー豆もゲット

8/15 12:51

店内は満席だったので、外のテーブル席で頂きました。

撮影機器：

iPhone 14 Pro Max Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 着替え 靴 サンダル ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ ポール テント テントマット シェラフ ヘルメット

感想

BNR32GTR

6年前から計画して行きたいと思っていた船窪小屋。
友人の山行に合わせて変更したり、天候悪化やコロナの影響で行けなかったりで中々実行に移せませんでしたが、ようやく行くことができました。
ブナ立て尾根は、日本三大急登と言われている所で、どれだけしんどいのかちょっとワクワクしていました。
七倉尾根も地図を見る限り、相当急斜面でこっちだって相当キツイはずだし、なによりも烏帽子岳と船窪岳の間の稜線歩きがアップダウンが激しくて、登山道も難所が多く、相当キツイだろうなぁーと思って臨みました。

ブナ立て尾根は、たしかに急斜面ではあるけど、全体によく整備されていて非常に歩きやすく今回のルートで一番楽でした。
烏帽子小屋〜船窪小屋のルートは想像以上にきつくて、冬の八ヶ岳や北アルプスも含めて、今までの中で一番しんどかったです。

原因としては、台風の影響で天候が悪化するのが予想されたので、予定を1日前倒ししたために、21時間労働のあとに大した睡眠もとらずに山行を強行したことが最大の原因だと思われます。
初日は何とかなりましたが、テン場には早く着いたにも拘らず、思うように休憩が取れずに疲労がそのまま残ってしまったので、2日目のスタート時で既に普段の半分程度しか体力が回復していなかったので、結果として途中でシャリばてをおこして、船窪小屋に到着するのが夕方になってしまいました。
なんとか小屋には到着したものの、かなりへばってしまって反省点の多い山行でした。
いかに睡眠や休憩をとって、体調を整えるのが大事なのかをあらためて痛感させられた山行でしたが、いい経験にもなりました。
来年の夏はまたブナ立て尾根を登って、水晶岳を目指そうと思ってますが、今回の経験を活かして今後の山行に生かしたいと思います。