【初/ヒヤッと体験】吹雪の中トレースもなくなった「赤城山」
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- GPS
- --:--
- 距離
- 5.1km
- 登り
- 537m
- 下り
- 542m
コースタイム
天候 | 曇り時々軽い吹雪 登山口(11時の段階で-4℃)山頂の気温は-8℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
おのこ駐車場(約100台/無料/トイレあり)を利用予定でしたが、 間違えて付近の駐車場に止めました。 ≪カーナビで設定するなら以下参照≫ 【住所】群馬県前橋市富士見町赤城山5 |
コース状況/ 危険箇所等 |
▼道路状況 チェーンをしておりましたが、下りのカーブでスリップし車をぶつけました。 スピードをだいぶ落としてましたが、チェーンだと凍結路は危険です。 ▼登山ポスト 特にないようです。 ▼火山情報 警戒レベル:平常(2015年1月31日時点) ▼注意点 ・稜線では雪庇が張り出している場所が所々にありました。 ・駒ヶ岳を超えてすぐにトレースがなくなりました。 ・駒ヶ岳から下りにある急な鉄梯子は雪に埋まっており注意が必要でした。 |
その他周辺情報 | ▼温泉 行ってみたい温泉のある道の駅ランキング一位に選ばれていました。 【店名】道の駅「ふじみ」富士見温泉 【住所】群馬県前橋市富士見町石井1569-1 【電話】027-230-5555 【料金】510円 【割引】Benefit会員だと100円引き。JAF会員だと50円引き 【HP】http://www.michi-fujimi.com/index.htm 【備考】おのこ駐車場から約30分。 ----------------------------------------------------------------------- 【今後のための備忘録】 以下のお店や温泉が人気のようです。参考まで。 ▼温泉 口コミ件数が多く、評価が高い。源泉に近く温泉鮮度は抜群。 「ここに入らずして伊香保は語れない。」とまで書いてある。 【店名】伊香保温泉露天風呂 【住所】群馬県渋川市伊香保町湯元581 【電話】0279-72-2488 【料金】450円 【HP】http://www.asahi-net.or.jp/~ue3t-cb/spa/ikaho/ikaho.htm 【備考】おのこ駐車場から約1時間。渋川伊香保ICから20分。 ▼飲食店 伊香保温泉露天風呂より車で5分。カレーうどんがウリのお店。 【店名】游喜庵 伊香保店 【評価】3.56 【住所】群馬県渋川市伊香保町伊香保544-130 【電話】0279-20-3111 【HP】http://tabelog.com/gunma/A1004/A100401/10007837/ |
写真
感想
前夜に天気図を見ると、冬型の気圧配置が強くなっており、天気が悪そうだった。
今回はクライミング仲間であり、登山初心者の友人も一緒のため、
どうするか悩んだがとりあえず向かうことにした。
当日は、僕は待合わせに遅刻し、仲間が待ち合わせ場所を間違え、
高速で降りるICを乗り過ごし、駐車場を間違え…だいぶスタートが遅れてしまった。
登山口に着く頃には、天候は下り坂で雪まで降り始め、
上州名物の赤城おろしが風速10-15m程で吹き荒れている。
不安に駆られていると、団体さんのツアーが先行して出発した。
「ガイドさんがGOサイン出したなら大丈夫だろう」と思い、僕らも頂上を目指すことにした。
時折クライマーを山に連れて行くことがあるのだが、
・最低限の装備は準備してから来る
・何よりも体力がある!
・危険な場所での注意力が高い
と、安心感がある一方「何かあったら前もって声をかけて」と言っておいても、
本当に辛くなるまで弱音を吐かないので、表情や動きを観察しておく必要がある。
そこで、クライマーの友を真ん中に配置し、登っていくことにした。
登山口からなかなかの急登が続く。
前日の新雪のせいで足もとられ、初めての雪山&軽アイゼンで挑んだ友人は苦戦中。
ただ、あまりにも足元に注意して登っているもんだから、
枝に、そして先行して歩いていた僕にさえも気づかずぶつかってきた(笑
彼女は文句ひとつ言わず急登を登り終え、
見上げた先に浮かぶ霧氷のアーチと白銀の景色に喜んでいるようだった。
連れて来てよかったと思った。
ただその後も天候は悪化の一途をたどり、
ツアーで来てた登山客は黒檜山で引き返すようだった。
僕も一瞬どうするか悩んだが、初心者と思われる御一行さんに道を譲って貰えず、
トレースから外れて急登の中抜くこともできずに山頂まで至った。
その団体とまた下山も一緒だと思うと億劫な気持ちが強く、先に向うことにした。
駒ヶ岳を超えてからというもの、急にトレースがなくなり、
ホワイトアウト気味で視界も悪く、いくら周囲を見回しても目印のリボンが見当たらない。
内心正直焦ったが、登山初心者の子を不安がらせてはダメだと思い、
普段一緒に登っている仲間と、冷静を装いながらコソコソと打合せ。
地形図を広げ、コンパスを出し、自分たちの場所や尾根をダブルチェック!
稜線だったので、雪庇に気を付けながら歩いて行けばいいとは分かったものの、
看板が現れるまでの数分間は、不安からか必要以上に長く感じた。
その後ひと安心して鉄梯子に向うと、ほぼ雪に埋まった急な滑り台と化していた。
しっかりと手すりを持ち、アイゼンの爪をきかせて慎重に歩けば何ともないのだが、
もし、足を滑らせようもんなら数メートル滑落してしまう怖さがある。
特に、初心者の仲間は軽アイゼンで雪山も初ということで心配だった。
だがそこはクライマー。冷静に足場を作り、安定した動きで降りてくる姿は、
普段一緒に登っている山仲間(ノンクライマー)よりも安定しているではないかw
そんなこともあり、心身ともに疲れる1日となった。
初心者向けの山でも天候が悪くなると危険だと痛感し、彼女に謝ったところ、
「雪山ってこんなもんなんだと思ってました!楽しかったです★」とのこと。
やはり、クライマーには余計な心配がいらないと感じた1日となった。
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