比叡山
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
- GPS
- 06:11
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 765m
- 下り
- 738m
コースタイム
8:52雲母坂登山口
9:29京都一周トレイル出合(東山69)
10:26ケーブル比叡駅(大休止)10:49
11:01京都一周トレイル分岐(北山4)
11:14比叡山頂駐車場
11:24大比叡
12:04延暦寺阿弥陀堂
12:15延暦寺根本中堂
12:50亀塔(昼食)13:27
14:12日吉大社(坂本本坂登山口)
14:31京阪坂本駅
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年03月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
前日から、だいたい標高800m以上の登りごたえのある山に登ろうと考え、どこにしよううかと悩んでいた。
当初は桟敷ヶ岳がいいかなと考えていたのだが、公共交通機関だと時間が限られ不安、マイカーは駐車場の情報が見つからない、という事でパス。
結局、これまで山歩きの対象としてあまり意識してなかった比叡山にした。
京都市バス59系統で河原町今出川下車、鴨川を渡って叡電出町柳駅へ。
修学院駅で降り、歩行開始。
音羽川沿いに修学院離宮方面へ向かい、雲母坂の登山口へ到着。
日本仏教の母山延暦寺への道として歴史のある道の入口としては、何だか拍子抜けするほど、特に何も無い所であった。
これまで千年以上歩かれてきた為なのか、登山道は数メートルも深くえぐられ、完全に谷だ。
どうやら花崗岩の脆い土壌のようで、雨が降るたびにえらい事になるんだろうなあ。
時々尾根上に出、京都盆地が木々越しに望めるが、京都一周トレイルに合流するまでの区間は深く掘れた箇所が多く、歩いてあまり気持ち良くは無かった。
京都一周トレイルと合流すると、そこそこ歩きやすくなったが、天候は曇りであまり爽快感はない。
それなりの登りで息は荒くなるが、適度に体が冷やされて、水の消費は抑えられた。
ケーブル比叡駅でザックを下ろして休憩。
季節営業のケーブルカー・ロープウェイは、まだ運行していない。
ケーブル駅から上は緩やかな林道がしばらく続く。
高校・大学時代、人工スキー場へ向かう為何度か歩いた道だ。
まもなくスキー場跡に着いた。
営業終了してから、もう10年くらい経つはずだが、センターハウスやリフトなどの設備はほぼ営業当時のまま置かれている。レンタルスキー用品もそのまま施設内に並べられていた。
アストロの人工芝は剥がされ、ゲレンデは雑草が生えるままとなっていた。
来た回数は多くは無いが、記憶には強く残っているだけに、寂しさを感じた。
ゲレンデでは鹿が4匹ほど、雑草を漁っていた。
近寄っても逃げる様子は無く、デジカメに納めていると、あとからやってきた中年男性が、「こんな曇りの日にはよく出てくるよ」と教えてくれた。
男性に先を譲り、スキー場を後にする。
京都一周トレイルとの分岐点までは平坦な道が続く。
北山4のT字路で京都一周トレイルと分かれ、右の林を登ってゆく。
まもなく舗装路と出合い、比叡山バス停への矢印へ向かうとすぐに山頂の広い駐車場に着いた。
まあ登る前から分かりきっていた事だが、興醒めである。
駐車場の北端づたいに、今日の山行の最高地点、大比叡へ向かう。
左手には、視界が良ければ北山の峰々や比良山が一望出来るはずだが、あまり視界は良くなく、比良山は頂上付近が雲に隠れていた。
駐車場を過ぎて、奥の小山に入り、大きな浄化槽の設備の横を通り過ぎるとすぐ、大比叡のピークに着いた。
あまり達成感はなく、山名の標識と、一等三角点の写真を撮るとさっさと降りた。
さらに東へ向かい、民放TV局のごっついアンテナ設備を通り過ぎ、しばらく下ると、寺院っぽい建物が立っているのが見え始め、大きな朱塗りの延暦寺阿弥陀堂に着いた。
何か法要をやってるようで、中から読経の声が聞こえた。
誰でも入れるようだったが、あまり関心は無いので、先へ進む。
石段を降り、舗装路をさらに下ると、戒壇院、根本中堂、法然堂と、延暦寺の建築物が次々と現れる。一通り見て先へ進む。
法然堂を過ぎてしばらくすると、舗装路から分かれ、坂本への標識に従って下る。もう本坂に入っているようだ。
昼時にはもう遅い時間になっていて、相当腹が減っていたので、ザックを下ろして休める場所を求めつつ下るのだが、なかなかここと言う場所がないままずんずん下る。
途中、小さなお堂のある、平らな広い場所があったのだが、何だか陰気な感じで、あまり長居したいと思えない場所だったので、そこはスルーした。
ガイドブックによると、法然堂を過ぎると、亀塔という展望の開けた所があるらしいのだが、それらしい所を見かけないまま、下っていったのだが、このまま下っても休憩ポイントはなさそうに思えたのと、標識らしきものが全然無く、不安に感じたので、さっきの小さなお堂のある場所まで引き返し、そこで昼食にした。
(自宅に帰ってからネットで調べたら、そこが亀塔だった…)
昼食後、坂本まで一気に下る。
日本仏教の母山、延暦寺の表参道という事で、愛宕山の表参道のような重みのある雰囲気を勝手にイメージしていたのだが、どこか殺風景で荒れた感じがして、これまた拍子抜けする道だった。
どこかの学校の体育会系の声が聞こえ、大分下りてきたなあと思ったら、舗装路になり、しばらく歩くと幅の広い階段を経て、日吉大社の鳥居前に到着。
帰りは、河原町界隈に寄ろうと思い、京阪にするかJRにするかちょっと迷ったが、京阪の方がちょっと時間は掛かるけど乗換えが少なくて済むので、京阪にした。
好日とモンベルクラブで、靴の試し履きやちょっとした小物の買い物をして、バスで自宅へ帰った。
正直、というか、予想はしていたが、やはり、山歩きの対象としては、比叡山は今一つだったなあ。あくまでも僕個人の感想だけど。
中世辺りの歴史や、神社仏閣めぐりが好きな人なら、楽しめるのかも知れない。
おはようございます。
比叡山には 歩いて
登ったことはありませんが銀閣寺〜大文字山〜比叡山や大原〜東海自然歩道も
ヤマレコに記録がありますよ。同世代のようですね
90年代初頭スキーをしていた頃は 遠くに行けない時は 六甲山人工スキー場や「京橋〜京阪〜京福〜ケーブル」 で比叡山も通いました。
こんにちは>miccyanさん
そうですね、京都一周トレイルも東海自然歩道も比叡山中を貫いてますし、それ以外にもルートはありますねえ。
もし次登るとすれば、比叡山頂から北へ抜けてみたいと思ってます。
比叡山人工スキー場は、夏場のアストロゲレンデしか滑ったことがないんですよ。
かつての知り合いから、仕事終わってからナイターで軽く滑るなら結構楽しめるとか、エアーで遊ぶなら比叡山の規模でも十分とかよく聞きました。
六甲山は、以前友人と入口まで行った事があるんですが、たまたま定休日だったという…ww
自分も現在はもう殆どスキーをしなくなりました…。
もし復活するとしたら、クロカンとか、テレマークをやってみたいと思ってます。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する