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ハイキング
白神山地・岩木山
岩木山
2023年09月03日(日) [日帰り]
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 05:39
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 1,513m
- 下り
- 425m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 4:18
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 5:38
13:35
ゴール地点
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
・帰り:岩木山スカイラインシャトルバス8合目13:50発〜岳温泉14:20着 岳温泉からの弘前行き連絡バスは14:30発車ですが、一本送らせて温泉に立寄りました。このバスは2時間に1本あり、次発は16:30発〜弘前駅17:30着です。 ▼弘南バス弘前〜枯木平線 https://www.konanbus.com/1540.html ※ちなみに、私は弘前で土手町のカプセル(アサヒサウナ、掛け流し温泉スパ銭+個室着きカプセルで1泊3,800円。最高です)に泊まっていたのですが、始発バスのために30分以上歩いて移動したもののこのバスは土手町を通ったのでターミナルまで出る必要ありませんでした。 岩木山下山後は弘南バスパンダ号の五所川原線でバスタ新宿に帰りました。 ・五所川原21:00発>弘前バスターミナル22:00発>東京駅八重洲口7:00着>バスタ新宿7:25着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
岩木山は9合目までクルマとリフトで登れる観光登山の山ですが、岩木山神社からの参詣の道である百沢ルートは登り4:15ほど掛かります。 ・岩木山神社から七曲までは神社の参道や公園、スキー場などのほぼ平行移動です。 ・神社から姥石までの約2時間程度、眺望の無い木の生い茂った林間の土道を歩きます。きつい箇所もありませんが見どころや休憩場所もありません。 ・姥石から先は大きな石が目立つようになってきます。 ・避難小屋(焼止りヒュッテ)を過ぎると涸れ沢の底を直登していく道になります。そこそこ体力を使いますが難しいところは少なく、眺望があるので気分もいいです。 ・凰鳴ヒュッテまで登るといよいよガレ場の山頂下なのですが、スカイラインからのハイキングコースと合流するため突然観光地になります。観光客で思い通りのペースで歩けないことがあるという理由で時間配分に注意。 |
その他周辺情報 | ・嶽温泉は泉質の良いマイルドな硫黄泉です。どの旅館も400円〜600円程度で日帰り入浴をやっているのでバスを1本送らせて立ち寄る価値あり。 ・嶽の名物は嶽きみです。全国有数のブランドとうもろこしで実際ものすごく味が濃くて甘いのでぜひ1本食べてみてください。ゆで、焼き、生すべて美味しいです。スープやスムージーなどもあります。 帰りの夜行バスまで結構時間があったので弘前の街を観光したのですが、弘前は美味しい店や良い喫茶店も多いですし土手町や鍛冶町で1日時間を潰せます。中三デパートの味噌ラーメン(中みそ)、純すみ系に寄せた札幌スタイルですが美味しいですよ。 |
写真
2泊滞在した弘前土手町のアサヒサウナです。一時利用で3時間550円、12時間パックで2,400円、カプセル泊でも3,500円、個室付きカプセルで3,800円。温泉もリクライニングチェアも使えて最高。飲んで寝てバスケW杯もここで観ました。
始発バスに乗るために歩いてバスターミナルまで来ました。途中朝食やコンビニも済ませたので良いのですが、結局バスはアサヒサウナの前を通ったし満員でも無かったので実は移動する必要はありませんでした。
ようやく山らしくなってきた……本日、暑いだけじゃなくて体調がめちゃくちゃ悪いことが判明しました。すでに全身不自然なくらい汗だくで呼吸がイマイチで喘息、結果この日はCT1.0の日ということになりました。
岩場が出てきて爽快な高山の様相を呈してきましたが、同時にかなりの数の観光客とも合流しました。乗鞍や谷川岳もそうですが、麓からまじめに登っていると山頂直下で突然観光地になる謎さがあります。
山頂に着きました。私は幼少のころ岩木山に登ったことがあるはずなのだが本当に登ったのかどうか自信が無く長年モヤモヤしていたのですが、このモニュメントを見て私はここに来たことがある(それも複数回)という確信が持ててスッキリしました。
ペースも上がらなかったし少しゆっくりしてしまったので、8合目13:50のバスに乗るために足早に降りましょう……
と思ったら、読みが甘かった……!!
「弘前散歩会(仮称)」のゼッケンを付けた団体さんが大人数で一歩一歩踏みしめるように下山をしており、どうにもこうにもすり抜けることができません。。今日一日で一番のピンチはこれでしたか。
と思ったら、読みが甘かった……!!
「弘前散歩会(仮称)」のゼッケンを付けた団体さんが大人数で一歩一歩踏みしめるように下山をしており、どうにもこうにもすり抜けることができません。。今日一日で一番のピンチはこれでしたか。
渋滞は登山口まで続いていることが予想され、ペースはCT3倍はゆうに超えそうです。これではどうあがいてもバスの時間に間に合わないので、スッパリ諦めてまったく想定外のリフト下山と相成りました。ガイド役の方が居るにも関わらず一切道を譲ってもくれなくて困ってしまったのですが、でもこれで良いんですよね、岩木山は地元津軽の方々にとってのお岩木さまなのであるから。
乗車すること30分、つつがなく嶽温泉に到着。実は家を出るとき、私が岩木山へ行くことを知らない叔母から嶽きみが大量に送られて来たため東京の家の冷凍庫に詰め込んで出発してきたのですが。家ではやらなそうな焼ききみにしました。味が濃くてうまいです。
きれいな内風呂と小さいながら露天もあり、お値段600円でした。お湯はまろやかな硫黄泉で昨日の酸ヶ湯よりも刺激が少なく柔らかい良いお湯でした。
地元の方が源泉から遠くて津軽モンにはぬるい、観光地料金で高いと言ってましたが、いやいや十分っすよ。
地元の方が源泉から遠くて津軽モンにはぬるい、観光地料金で高いと言ってましたが、いやいや十分っすよ。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
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感想
岩木山は津軽地方にとって大変シンボリックな山で、観光地の写真はどこも背景が岩木山、駅のポスターも岩木山、りんごも岩木山、とうもろこしも岩木山、何はなくとも岩木山で、津軽における岩木山は盛岡にとっての岩手山とか福島にとっての安達太良山よりも強力な何かのような気がします。
山の立ち位置としては「津軽富士」と呼ばれるとおりご当地富士として、あるいは御神体としての存在感が強く、地域の人にとっての存在感という意味では赤城山/榛名山や筑波山のようなものなのかもしれません。
とはいえ、北国に単独で屹立する姿から想像するとおり山頂付近の景観は圧巻で、その端正な外見の美しさと併せて間違いない秀峰であると言えます。
北の雪国とは言え標高がそれほど高くは無いこともあって森林限界も高く、前半は独立峰の成層火山独特の変化の無い延々とした裾野登りが続くのも富士山や岩手山と同様ですが、地域に根差した山という文化面も併せるとなかなか面白い山とも考えられるような気がします。
旧来の表参道である百沢コースは獲得標高が1,400mほどあり、実は丹沢で言えば大倉から丹沢山、奥多摩で言えば雲取鴨沢ルートと同じくらいあります。ただ、登頂後にリフトでラクラク下山ができるため総合的には楽ができる山ということになります。
写真にも書きましたが一番の核心部は登頂後の団体さん渋滞でした。でも、それも含めて岩木山なのでしょうね。
青森観光でひとつ有名な山に行くとして、土地を旅することが目的であれば岩木山ですし、東北の高原をハイキングすることが目的ならば八甲田山が良いと思います。
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