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Yamareco

記録ID: 59429
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
丹沢

丹沢主稜縦走(大倉→塔ノ岳→丹沢山→蛭ヶ岳→檜洞丸→西丹沢自然教室)

2010年02月14日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:51
距離
20.6km
登り
2,283m
下り
2,012m

コースタイム

7:20大倉バス停-9:30塔ノ岳-10:30丹沢山-12:10蛭ヶ岳-15:00檜洞丸-16:50西丹沢自然教室バス停
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2010年02月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
蛭ヶ岳から檜洞丸まではアップダウンがあるので体力勝負!
特に下りはかなり急な箇所があるので、凍結時・積雪時は注意。
中途半端に積もっていて岩が露出してる箇所も厄介。

檜洞丸から西丹沢自然教室までのつつじ新道は道が荒れていて案外歩きづらい。
ゴーラ沢出合から先も地味に長い。
観音茶屋の屋根と樹氷。こんなの初めて♪
2010年02月14日 07:31撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/14 7:31
観音茶屋の屋根と樹氷。こんなの初めて♪
表尾根もモノクロームの装い。
2010年02月14日 08:24撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/14 8:24
表尾根もモノクロームの装い。
登山道はこんな感じ。斜度が上がると滑るんだなこれが。
2010年02月14日 08:24撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/14 8:24
登山道はこんな感じ。斜度が上がると滑るんだなこれが。
花立山荘下から振り返ると・・・
2010年02月14日 09:03撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/14 9:03
花立山荘下から振り返ると・・・
試練の階段、振り返りは程々に登る登る。
2010年02月14日 09:03撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/14 9:03
試練の階段、振り返りは程々に登る登る。
金冷やし付近。江ノ島方面です。陽光が神々しい。
2010年02月14日 09:05撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/14 9:05
金冷やし付近。江ノ島方面です。陽光が神々しい。
山頂着。人は殆どいない。
2010年02月14日 09:33撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/14 9:33
山頂着。人は殆どいない。
山頂と山頂からの風景。
2010年02月14日 09:34撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/14 9:34
山頂と山頂からの風景。
いざ丹沢山に。晴れれば富士山がよく見えるのに。
2010年02月14日 10:12撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/14 10:12
いざ丹沢山に。晴れれば富士山がよく見えるのに。
丹沢の丹沢たる丹沢山。みやま山荘でカレータベタヒ。
2010年02月14日 10:26撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/14 10:26
丹沢の丹沢たる丹沢山。みやま山荘でカレータベタヒ。
昼を胃に流し込み蛭ヶ岳へ・・・蛭は雲の中。
2010年02月14日 11:31撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/14 11:31
昼を胃に流し込み蛭ヶ岳へ・・・蛭は雲の中。
稜線は結構積もっている。ザクザク。
2010年02月14日 11:31撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/14 11:31
稜線は結構積もっている。ザクザク。
グルリとツイストした木。
2010年02月14日 11:40撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/14 11:40
グルリとツイストした木。
鬼ヶ岩も凍る。蛭も頭を出してきた♪
2010年02月14日 11:44撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/14 11:44
鬼ヶ岩も凍る。蛭も頭を出してきた♪
山頂。だーれもいない。
2010年02月14日 12:09撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/14 12:09
山頂。だーれもいない。
山荘も木々も凍る蛭ヶ岳山頂。
2010年02月14日 12:09撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/14 12:09
山荘も木々も凍る蛭ヶ岳山頂。
怖い下りを終えると樹氷が邪魔する尾根歩き。
2010年02月14日 12:48撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/14 12:48
怖い下りを終えると樹氷が邪魔する尾根歩き。
振り返ると蛭ヶ岳様の勇姿。
2010年02月14日 12:58撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/14 12:58
振り返ると蛭ヶ岳様の勇姿。
びっちり着いた樹氷。重くて可哀想だけど、下手に叩くと枝が折れる。通り抜けるのがかなり面倒。
2010年02月14日 13:47撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/14 13:47
びっちり着いた樹氷。重くて可哀想だけど、下手に叩くと枝が折れる。通り抜けるのがかなり面倒。
さーて最後の檜洞丸の登り。負けるもんか。
2010年02月14日 13:50撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/14 13:50
さーて最後の檜洞丸の登り。負けるもんか。
檜洞丸山頂、やはりだーれもいない。
2010年02月14日 15:03撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/14 15:03
檜洞丸山頂、やはりだーれもいない。
ゴーラ沢出合。「ごーら」と打つとゴーラ沢出合が表示されるATOK。 ナイス!
2010年02月14日 16:20撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/14 16:20
ゴーラ沢出合。「ごーら」と打つとゴーラ沢出合が表示されるATOK。 ナイス!
檜洞丸から大室山への縦走路にあたる山々。オオコウゲココウゲとかかな?
2010年02月14日 16:22撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/14 16:22
檜洞丸から大室山への縦走路にあたる山々。オオコウゲココウゲとかかな?
ゴーラ沢出合からの道からの風景。この道嫌い・・・
2010年02月14日 16:38撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/14 16:38
ゴーラ沢出合からの道からの風景。この道嫌い・・・
着いた〜あたりは暗くなりかけてる。ここから川沿いに5分で西丹沢自然教室バス停。お疲れ様でした。
2010年02月14日 16:48撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/14 16:48
着いた〜あたりは暗くなりかけてる。ここから川沿いに5分で西丹沢自然教室バス停。お疲れ様でした。

感想

山を始めて5回目の丹沢主稜縦走。雪が降った後の静かな山を求めて、体力の確認も兼ねて行ってきました。
渋沢駅始発のバスに乗り大倉へ。大倉ではスパッツをつけるのにちょっと時間がかかる。ストックを伸ばしていざ塔ノ岳へ。
大倉から雪が積もっているのを初めてみた。歩き始めてすぐにこれは今までとは違う丹沢だ!と喜ぶ。枝につもった雪が美しい。
今回は新調した10本爪(チュウトハンパー)のアイゼンの試しもあり、シャーベット状の雪が歩きづらくさせていたので、見晴茶屋を少し過ぎたあたりで装着した。
登山道は雪と泥と石とが混在していて歩きづらい。
すれ違う二人組に「もう10本爪つけてるぞ」と呟かれた。ソノトーリ。
ちょっと10本は大袈裟だけど足を滑らせながらの登りは嫌い。装着後はさくさく上がる。
花立山荘下から振り返ると雲海が見事。丹沢はそこそこ通っているけど雲海は初めてじゃないかな??
感慨に浸るまもなくモノクロームが支配する風景を切り取りながら山頂を目指す。ペースUP、吐く息の音がリズミカルに。
山頂からは雲海は見事なれど展望はイマイチ。写真を撮ってさっさと丹沢山に向かう。
塔直下は雪が深いし、トレースもまばら。やはり塔より先に行く人は少ない。
丹沢山に到着、そこで早めのお昼をとることに。ちょうど宮ヶ瀬から登ってきたと思われる中高年グループと遭遇。
おばちゃん達の声は大きい。もう少し小さな声でも聞こえるのに。
おじちゃん組の一人が話しかけてくれたので、ちょっとお話し。
単独で登っていると話することがこんなに新鮮なものかと思うことがある。

ちょっと時間が押し気味なのでさっと切り上げ蛭に向かう。
相変わらず丹沢山から蛭ヶ岳のアップダウンは堪える。雄大な風景が自分の小ささと歩みの鈍さを際立たせるんだな・・・
稜線はかなりの寒風に晒されていたことを伺わせる。岩や木々の姿がちょっと痛ましい。
蛭ヶ岳到着は自分的にリミットの12時、誰もいない。蛭〜檜洞丸間の様子が不安だけどちゃんとトレースも来てるし決意して下山。
蛭直下はやがて急坂に。雪が案外まばらで、岩が露出しているところと薄く氷が張っている箇所がある。
アイゼンがあった方がいいようなない方がいいような、滑るロープを軽く握りながら少し緊張して降りる。ここはやはり怖い。
下りきったらあとは地獄のアップダウン・・・幸い元気もあるし筋肉も張ってない。いける!負けるもんか!と気合いをいれる。
最後の檜の登りに差し掛かる頃には3時近くになっている。焦らないといけないが慣れているところというのが安心させてくれる。

営業を終えた青ヶ岳山荘はひっそり。「誰か人の姿を観たい・・・」
山頂でパチリとやって直ぐにつつじ新道を下る。ペースアップ、17:05のバスに乗らないと次は18:58・・・絶対イヤダ
なかなか落ちない高度にイライラ、中途半端な梯子にアイゼンが引っかかる。
展望台に差し掛かるところで前方から男女の声がする。「人だ!」
近づくと明らかに不快そうな雰囲気で女性が背中を向けたまま道を譲ってくれた。こういうパターンは慣れている・・・軽く会釈して過ぎるが目線もくれない。
男の方には声を出して挨拶。義務的な返事(TT)様子からして山小屋の小屋番さん。

何か悲しい気分になったがアイゼンを外してペースアップ!
ゴーラ沢出合は水量が多くなく、問題なく徒渉完了、あとは地味に長い巻き道をひたすら歩く。
この道、実は結構危険で、足を滑らせるとヤバイ箇所がある。
最後に谷に下りて西丹沢自然教室側の登山口に到着。バスにも間に合った!
自然教室の女性スタッフさんと登山道の様子やら先週の積雪具合などを話してバスに乗り込む。

登山客ではないジモティー風な陽気なおじちゃんが乗り込むと、すぐに質問攻め(><)
疲れてるし、荷物の整理もしたいけど、孤独病のリハビリを兼ねて色々話をした。
「丹沢のどこが好き?」と質問「手軽に来られるのに山深くて歩き甲斐があって美しい山がある」と返す。
おじちゃんは故郷の山を褒められて嬉しかったのか「ありがとうっ!」力強く言ってくる。
そのうち空気を察したおじちゃんは「疲れてるのに話しかけて悪かったね」やっぱ人っていいなあ。
いつもならそのままバスで新松田まで行くが、今日は谷峨駅で降りてみる。
バスを降りて振り返るとおじちゃんがコチラを見つめている。お辞儀をして手を振った。

谷峨駅には御殿場線が通っているのがだが、実はあまりこういう電車に慣れていない。キップ買えない、Suica使えない時点でパニック。
駅には「ここからお乗り下さい。整理券取ってください」の表示。律儀に待っていると電車到着。
中に入ると登山客も結構乗っていてちょっと安心。さて、整理券はと・・・
「ない・・・」これどうやって駅に降りるんだ・・・
松田に到着するも他のお客さんをやり過ごしてから意を決して改札に。
しどろもどろに「整理券がなくて谷峨駅から乗って、あのその」と言っていると
駅員さんは「ああどうぞどうぞ、○○(失念)円ですよ」と。
慣れているというか、慣れない客が多いというか。でも何か心はまた温かくなる。

単独で長く歩いていると、何気ない会話にも心の通う瞬間があるんだと実感する。
汗臭い格好で小田急線に乗り込み家路につく。お疲れ様でした。

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