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Yamareco

記録ID: 59960
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
丹沢

丹沢 蛭ヶ岳南尾根(寄−鍋割峠−熊木沢出合−蛭ヶ岳南尾根−蛭ヶ岳−大倉)

2009年12月12日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:53
距離
23.9km
登り
2,245m
下り
2,242m

コースタイム

新松田駅−(バス)−寄バス停7:20−鍋割峠9:20−熊木沢出合10:50−蛭ヶ岳南尾根取付12:20−蛭ヶ岳14:05−丹沢山15:05−塔ノ岳15:55−大倉バス停17:15
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2009年12月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
ルートには登山道ではない箇所が含まれていますので注意してください。

寄〜鍋割峠は雨山峠分岐から先は昭文社地図では赤破線。
同地図で「迷」の注意書がある通りで注意しないと違う沢を詰める可能性あり。
沢が別れる地点にある道標も分かりにくい。
ここを左に進路をとり、暫く詰めると左側に高巻道の取付がある。
これを見逃すと沢を詰めて極まる。(過去に事故あり)
鍋割峠から先は灰色破線扱い(登山コースでない小道)、沢コースと急尾根コースに別れる。当方は沢コースをとる。テープがある程度ついていた。
熊木沢〜蛭ヶ岳は林道が完全に崩壊。最初の玄倉川の橋も使えないため徒渉。増水時は徒渉は厳しいと思われる。
その後は広い河原を、そして時折残っている林道を歩く。
南尾根は序盤でテープがなくなり、以後は薄い踏み後を辿る。
所々脆く急斜面が続き、慎重にルートを選ばないと崩壊地で詰まる。
蛭山頂直下はロープあり。最後、棘のある植生に進路を阻まれる。
蛭ヶ岳〜大倉は特記事項なし。
寄バス停から車道を歩き、水源の森を抜け、とどのつまりが雨山峠・鍋割峠方面への登山口。
2009年12月12日 07:58撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 7:58
寄バス停から車道を歩き、水源の森を抜け、とどのつまりが雨山峠・鍋割峠方面への登山口。
(追加)雨山峠と道が分かれる箇所。別の山行の写真をUP。
2008年02月02日 11:34撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/2 11:34
(追加)雨山峠と道が分かれる箇所。別の山行の写真をUP。
鍋割峠への分岐後は沢を詰め、この場所に来たら沢は分岐し左の沢に進む。
2009年12月12日 08:49撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 8:49
鍋割峠への分岐後は沢を詰め、この場所に来たら沢は分岐し左の沢に進む。
写真3の真ん中やや左上に見える道標アップ。当日はこれを見逃したのか右の沢を上がる人がいた。
2009年12月12日 08:49撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 8:49
写真3の真ん中やや左上に見える道標アップ。当日はこれを見逃したのか右の沢を上がる人がいた。
沢を上がって振り返ると見える伊豆方面の眺め。
2009年12月12日 09:21撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 9:21
沢を上がって振り返ると見える伊豆方面の眺め。
(追加)鍋割峠への高巻道取付。見逃しやすいので別の山行の写真をUP。
2008年02月02日 11:58撮影 by  F904i, DoCoMo
2/2 11:58
(追加)鍋割峠への高巻道取付。見逃しやすいので別の山行の写真をUP。
やがて登山道は沢を高巻く道(結構急登)にかわり鍋割峠に到着。
2009年12月12日 09:24撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 9:24
やがて登山道は沢を高巻く道(結構急登)にかわり鍋割峠に到着。
今日のメインディッシュ蛭ヶ岳。南尾根の取り付きである西沢堰堤も写っている。
2009年12月12日 09:28撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 9:28
今日のメインディッシュ蛭ヶ岳。南尾根の取り付きである西沢堰堤も写っている。
富士山は目伏せが入ったような姿。
2009年12月12日 09:30撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 9:30
富士山は目伏せが入ったような姿。
鍋割峠から鍋割山方面に一旦登る必要がある。次に歩く尾根はずっと見えていたのだが、道標があるところまで一応あがってみる。
2009年12月12日 09:38撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 9:38
鍋割峠から鍋割山方面に一旦登る必要がある。次に歩く尾根はずっと見えていたのだが、道標があるところまで一応あがってみる。
通行注意な尾根道で最初に出会う「赤ペンキブナ」
2009年12月12日 09:39撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 9:39
通行注意な尾根道で最初に出会う「赤ペンキブナ」
↑ ←   ←→
          ←
どうしろっちゅうねん
2009年12月12日 09:47撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
12/12 9:47
↑ ←   ←→
          ←
どうしろっちゅうねん
イマイチ赤ペンキの意味が分からないが、基本的に尾根の道は一直線で迷うことはない。踏み跡も結構ある。
2009年12月12日 09:48撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 9:48
イマイチ赤ペンキの意味が分からないが、基本的に尾根の道は一直線で迷うことはない。踏み跡も結構ある。
「沢道キケン」の木。このあたりで、尾根をそのまま下る道と、沢に降りる道に分かれる。 
2009年12月12日 09:52撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 9:52
「沢道キケン」の木。このあたりで、尾根をそのまま下る道と、沢に降りる道に分かれる。 
写真でも分かるように、尾根道は急斜面に変わりつつある。他の方の記録ではこの尾根を「急尾根」と表現している。「キケン」なのはどっちも同じなのかも。
2009年12月12日 09:52撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 9:52
写真でも分かるように、尾根道は急斜面に変わりつつある。他の方の記録ではこの尾根を「急尾根」と表現している。「キケン」なのはどっちも同じなのかも。
尾根道との合流地点。沢道は途中リボンがなくなるし、序盤沢に降りるまではちょっとスリルのある道もある。この道標?には「上級者コース」「キケン」と脅し文句たっぷり。
2009年12月12日 10:40撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 10:40
尾根道との合流地点。沢道は途中リボンがなくなるし、序盤沢に降りるまではちょっとスリルのある道もある。この道標?には「上級者コース」「キケン」と脅し文句たっぷり。
高度820メートル、だそうです。
2009年12月12日 10:41撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 10:41
高度820メートル、だそうです。
林道に降りたらしばらくユーシン方面への林道歩き。この道標が見えたら熊木沢出合への降りる道に進む。
2009年12月12日 10:51撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 10:51
林道に降りたらしばらくユーシン方面への林道歩き。この道標が見えたら熊木沢出合への降りる道に進む。
写真左にくだる。下ってビックリ・・・事前に知っていたけど・・・
2009年12月12日 10:51撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 10:51
写真左にくだる。下ってビックリ・・・事前に知っていたけど・・・
道が途絶えている!橋が独立した構築物になってしまっている・・・橋に登れないことも無さそうだが、徒渉する。水ツメテー
2009年12月12日 10:53撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 10:53
道が途絶えている!橋が独立した構築物になってしまっている・・・橋に登れないことも無さそうだが、徒渉する。水ツメテー
徒渉完了。蛭ヶ岳を望む。
2009年12月12日 10:54撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 10:54
徒渉完了。蛭ヶ岳を望む。
徒渉して右正面に弁当沢ノ頭への分岐がある。
2009年12月12日 11:05撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 11:05
徒渉して右正面に弁当沢ノ頭への分岐がある。
左に目を転じると熊木ダム。
2009年12月12日 11:06撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 11:06
左に目を転じると熊木ダム。
熊木沢を詰める。先ほどの橋から暫くは林道が残っているので、そちらに進路をとる。
2009年12月12日 11:09撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 11:09
熊木沢を詰める。先ほどの橋から暫くは林道が残っているので、そちらに進路をとる。
プップー。単独行のオッサンが通りま〜す。なんか悲しい看板。
2009年12月12日 11:12撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 11:12
プップー。単独行のオッサンが通りま〜す。なんか悲しい看板。
途中いくつかある堰堤にはペンキマークが。林道は部分部分で完全に粉砕されているので、広い河原を歩くのが基本。
2009年12月12日 11:23撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 11:23
途中いくつかある堰堤にはペンキマークが。林道は部分部分で完全に粉砕されているので、広い河原を歩くのが基本。
蛭を正面に左の岸、林道が残っている箇所で補給。
2009年12月12日 11:32撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 11:32
蛭を正面に左の岸、林道が残っている箇所で補給。
オニギリを頬張りながら南尾根上部を睨む。
2009年12月12日 11:47撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 11:47
オニギリを頬張りながら南尾根上部を睨む。
補給完了、蛭を目指す。最初に巻く堰堤には「東沢」の文字。
2009年12月12日 11:57撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 11:57
補給完了、蛭を目指す。最初に巻く堰堤には「東沢」の文字。
いくつか堰堤を越える。
2009年12月12日 11:58撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 11:58
いくつか堰堤を越える。
熊木沢を振り返る。
2009年12月12日 11:58撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 11:58
熊木沢を振り返る。
写真奥で林道は左に登っていくが、私は目指す取付地点に向けて右に進んだ。踏み跡も明瞭。ちなみに林道は丸太や看板で行く手を遮るが構わず進めるようだ。(22年9月の情報)
2009年12月12日 11:58撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 11:58
写真奥で林道は左に登っていくが、私は目指す取付地点に向けて右に進んだ。踏み跡も明瞭。ちなみに林道は丸太や看板で行く手を遮るが構わず進めるようだ。(22年9月の情報)
前の写真の分岐あたり。
2009年12月12日 12:00撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 12:00
前の写真の分岐あたり。
こちらには今は丸太が置いてある。その先には「行けない」との看板もあるとのこと(平成22年9月の情報)
2009年12月12日 12:00撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 12:00
こちらには今は丸太が置いてある。その先には「行けない」との看板もあるとのこと(平成22年9月の情報)
一度東沢堰堤方面に進むのだが・・・
2009年12月12日 12:04撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 12:04
一度東沢堰堤方面に進むのだが・・・
ここで写真左の西沢堰堤方面に進路をとる。
2009年12月12日 12:04撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 12:04
ここで写真左の西沢堰堤方面に進路をとる。
この放置された車があれば正しい道。先ほどの林道と繋がっている。
2009年12月12日 12:09撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 12:09
この放置された車があれば正しい道。先ほどの林道と繋がっている。
この看板に赤で矢印が書いてある。「↑」と。
本当に沢をそのまま降りて登るのが正解。写真に見える堰堤を渡っては駄目。
2009年12月12日 12:10撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 12:10
この看板に赤で矢印が書いてある。「↑」と。
本当に沢をそのまま降りて登るのが正解。写真に見える堰堤を渡っては駄目。
西沢堰堤の姿。この堰堤を作るために崩壊した林道があったのかな・・・
2009年12月12日 12:10撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 12:10
西沢堰堤の姿。この堰堤を作るために崩壊した林道があったのかな・・・
このペンキマークとプレートを見ながら向こう岸に渡る。蛭ヶ岳まで2時間、とある。本当ならヤバイ時間帯。標高差からして1時間だろ!と思っていた。
2009年12月12日 12:12撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 12:12
このペンキマークとプレートを見ながら向こう岸に渡る。蛭ヶ岳まで2時間、とある。本当ならヤバイ時間帯。標高差からして1時間だろ!と思っていた。
渡った所が取付地点への道。振り返るとさっきの看板が。本当に「↑」のまんま。
2009年12月12日 12:18撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 12:18
渡った所が取付地点への道。振り返るとさっきの看板が。本当に「↑」のまんま。
先ほどの堰堤を少し進むと・・・
2009年12月12日 12:18撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 12:18
先ほどの堰堤を少し進むと・・・
ここが蛭ヶ岳南尾根取付地点。いきなりの急登・直登。丹沢でよく歩かれている登山道とは全く違う。
2009年12月12日 12:18撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 12:18
ここが蛭ヶ岳南尾根取付地点。いきなりの急登・直登。丹沢でよく歩かれている登山道とは全く違う。
道標は序盤はあるが、途中で完全に途絶える。薄い踏み跡を探す感性と急尾根を登る体力が必要。
2009年12月12日 13:53撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 13:53
道標は序盤はあるが、途中で完全に途絶える。薄い踏み跡を探す感性と急尾根を登る体力が必要。
こんな感じで一直線に登ることも。殆ど巻きません。このあたりは明確だけど、こちらに進んでいいのか?と思うことも。判断を求められる。
2009年12月12日 13:54撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 13:54
こんな感じで一直線に登ることも。殆ど巻きません。このあたりは明確だけど、こちらに進んでいいのか?と思うことも。判断を求められる。
ロープがある岩場を越えたら山頂はあと5分!登ってきた熊木沢がこんなに小さく。最後に棘のある植物が阻む道を抜けると・・・
2009年12月12日 14:01撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 14:01
ロープがある岩場を越えたら山頂はあと5分!登ってきた熊木沢がこんなに小さく。最後に棘のある植物が阻む道を抜けると・・・
ついに山頂。時間は2時過ぎ・・・ヤバイ
2009年12月12日 14:06撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 14:06
ついに山頂。時間は2時過ぎ・・・ヤバイ
一応景色を納める。富士山方面。
2009年12月12日 14:06撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 14:06
一応景色を納める。富士山方面。
東京方面。一度ここで夜景を観てみたい。
2009年12月12日 14:07撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 14:07
東京方面。一度ここで夜景を観てみたい。
急いで下山。振り返ると蛭山頂には雲が。
2009年12月12日 14:29撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 14:29
急いで下山。振り返ると蛭山頂には雲が。
丹沢山に到着。普通なら山荘に泊まる時間帯。
2009年12月12日 15:06撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 15:06
丹沢山に到着。普通なら山荘に泊まる時間帯。
塔ノ岳への道から富士山。夕暮れ始めてるがな!
2009年12月12日 15:22撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 15:22
塔ノ岳への道から富士山。夕暮れ始めてるがな!
流石にお腹が空いて、塔山頂で軽く補給。
2009年12月12日 15:53撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 15:53
流石にお腹が空いて、塔山頂で軽く補給。
金冷やしあたりで撮った伊豆方面の眺め。鍋割峠への登りでみた風景とがシンクロしてくる。
2009年12月12日 16:05撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 16:05
金冷やしあたりで撮った伊豆方面の眺め。鍋割峠への登りでみた風景とがシンクロしてくる。
途中ヘッデンも付けての下山。途中夜景が綺麗だった・・・なんて言ってる場合じゃない。とにかくもお疲れ様でした。
2009年12月12日 17:13撮影 by  u770SW,S770SW , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 17:13
途中ヘッデンも付けての下山。途中夜景が綺麗だった・・・なんて言ってる場合じゃない。とにかくもお疲れ様でした。

感想

(2010年4月に2009年12月の山行を記録している為、一部記憶違いがある可能性があります)

自ら勝手に「ホーム」にしている丹沢。その丹沢もまだまだ歩いたことのない道は多く、久しぶりに「ドキドキ」を味わうべくルートを品定め、蛭ヶ岳南尾根に決定!
やっぱ丹沢最高峰に登るのは格別。しかも赤破線のルート(昭文社山と高原地図2007年版)はちょっとスパイス効いて楽しめるはず。
※ちなみに2010年版では蛭ヶ岳南尾根は灰色破線になっています。

丹沢「気合いバージョン」に体のスイッチ入れて、前日の金曜日から準備、始発の電車に乗り込む。
こういう山行の場合は日帰りでも万が一を考え、土曜日に行くことにしている。幸いにも日曜に帰ってくることは今まではない。
新松田駅に降り立つも人は少ない。登山客もまばら。西丹沢自然教室行きのバスはもっと後だからかな?
結局、寄(よどろぎ)行きバスに乗った登山客は自分一人。終点のバスを降りると自分一人。いつも一人(TT)
寄バス停からしばらくは川沿いの車道歩き。見通しの良い車道だけに非常に長く感じるところで苦手な箇所。
寄大橋?でゲートとなり、マイカー利用者はここまで来られる。

「熊がでた〜」とか書いてある管理棟(登山届けポスト・トイレあり)を抜け、植物クイズが設置された道を歩き(全部華麗にスルー)、いよいよ登山口。
ここからの登山道は眺めは良くないのでただただ歩く感じ。高度も稼げない沢筋歩き。雨山峠分岐の前で沢を高巻きする道は、崩れやすい箇所がある。
雨山峠分岐を鍋割峠に道をとると、岩がゴロゴロした沢を詰める登りが始まる。
ここまでずっと独り歩きだったのだが、ついに単独の先行者発見!何だかホッとする。
ところが先行者は沢が別れる場所で、そのまま今まで登ってきた沢を登っていく・・・道標に気付かなかったのか?これは道迷いでは??
声を出して呼び止める方がいいと思ったが、かなり遠くにいるし、もしかして分かっていて登ってるのかも、という弱気が出て
少し後悔の念を抱きながらそのまま自分は登山道を進む。
ふかふかな土が気持ちいい明るい急な道を登り、いかにも峠な鍋割峠に到着。
ここから鍋割山の途中まで暫く登り。

熊木沢に降りる道は現在は廃道扱いだが、歩かれている記録もあるので大丈夫だろうと判断しての山行。
鍋割峠から鍋割山に向かう登山道左側には尾根が北に延びており、おそらくはそこを下って行くのだろう、と思う。
わざわざ尾根の分岐まで登ってそこから下るぐらいなら、巻いて尾根に乗ればいいんだろうな、と思うが
ナイスタイミングであらわれてくれる踏み跡もなく、そのまま鍋割山への道を歩く。
道は結構急で、左に見える尾根と一緒に高度を稼ぐ。なんかモッタイナイ。
そしてついに神奈川県製作の「この先ユーシン方面 踏跡不明瞭箇所あり 通行厳重注意」の看板が。

ここから先は登山道じゃないんだ!と鞭入れて下り始める。案の定先ほど登ってきた道が近くに見える。巻き道あるんだろうな。
尾根を下っていくと、ブナに直に赤ペンキで文字やら矢印が記されている・・・いいのかよ・・・お陰で道が合っていると安心できる。
最初の赤ペンキブナを過ぎて暫く下ると「←→」のブナにぶつかる。
この場所から熊木沢に続く林道に降りるコースは左「沢コース」と右「尾根コース」。
事前に調べると尾根コースはかなり急であるとのこと、地図で見ても等高線の間隔が詰まっている。
「沢道キケン」のブナもあったりで悩んだけど「沢コース」をチョイス。
確かに初心者にいきなりここを歩かせるのはどうかと思うけど、ちょっと山屋やっていればそれ程恐れることはない、程度。
沢に降りるまでは痩せた尾根や狭い巻き道歩いたりと気を遣うこともあるが、なにせリボン・テープがあって道は明瞭。
いよいよ沢を下るのだが、ある時点でパッタリとマークがなくなる。レーシックで得た視力を駆使して探すが見つからず、そのまま沢を下る。
ちょっと心配したが、尾根コースとの合流地点に到着し一安心。

林道に出て熊木沢出合を目指す。ちょっとドキドキを味わった後だけに、嫌いな林道歩きも軽やか♪
熊木沢出合に着いてみると、事前の調べで分かっていたものの、川に架かる橋に林道から続く道が崩壊していて橋に登れない。
丸太が置いてあって登ろうと思えば登れそうなのだが、ここは敢えて靴を脱いでの徒渉を決意。
膝下が浸かる程度、流れも急ではないので怖さは無かったが、やはり水は冷たい。
ほんの20秒ぐらい?だと思うが、もっと長く浸かっていたら足の感覚麻痺するぐらい冷たかった。
靴を履き蛭ヶ岳を目指すのだが、林道は途中で完全崩壊している。いったい何がこの林道を襲ったのだろうか、っていうぐらい粉砕されている。
弁当沢ノ頭方面分岐を過ぎると蛭ヶ岳を正面に見ての広い河原歩き。日も当たっていて結構楽しい。
蛭ヶ岳を正面に見て左側の岸で林道が復活したあたりで昼食。これから登る南尾根を凝視。あの辺りを登るのか・・・
林道は暫くすると左に大きく曲がるが、そちらには進まず踏み跡を辿り右側の東沢・西沢方面に歩く。
少し歩いた辺りで左に西沢、右に東沢、特に道標はないが明確な分岐がある。
西沢に進むと放置された車を発見。これはいい道標になっている。

ここから西沢を渡ると(堰堤を上って渡っては駄目)いよいよ南尾根取り付き!
丹沢のバリエーションはだいたいこんな感じの所を登るんだな・・・いきなりの急登・直登。
南尾根に取り付いてから暫くはリボン・テープあり。緩急織り交ぜてブナの巨木もある明るい尾根を登っていく。
尾根がいよいよ急になってきた地点で、ついにリボン・テープは無くなる。ロストしたのかと思い少し戻ってよく探したが無かった。
明確な踏み跡は無いものの、どことなく踏まれたルートが急斜面をトラバースするように西に延びているのを発見。
やがて道は道ではなくなり、植生はあるが脆く手がかりの乏しい岩場をよじ登るようにして高度を稼ぐ。
右上に左上に崩壊地が見える。「ホントにこのルートであってるんだろうな」
むしろ水平に左をみれば蛭〜臼ヶ岳の稜線がすぐ近くに見えるので、そちらに逃げたい気分になる。
(間違って西沢を詰めてしまった人が強引に稜線の登山道に出たとの記録もあった。)

時間もそろそろ午後2時!これはかなりマズイ・・・焦る気持ちと道の険しさにドキドキも頂点に。
戻るに戻れないような急な道、しかもどこを登ってきたかも憶えていない。
仮に熊木沢に降りられても寄まで戻るのではかなり時間がかかる。
明日は日曜だし、最悪ビバークだなと腹をくくる。

しかしながら事前に調べた通り、ロープのある箇所に着いた時には安堵&快感。棘のある植生が阻むふかふか土の道を歩きついに山頂に。
いつも蛭ヶ岳山頂近くでロープが張ってあるユーシン方面への道から登ってきたという体験が嬉しかった。
山頂には一人オジサンがいて、「どこから来たの?」「寄からです」の会話を交わす。時間も時間だけに軽く補給して大倉を目指す。

鬼ヶ岩ノ頭を過ぎたあたりで、二人組の男性グループに呼び止められる。
「どこまで行くの?」「大倉に下山します」「ええ?!」
通常なら蛭ヶ岳から5時間近くかかるわけで「ヘッドランプ持ってる?」と心配してくれた。「大丈夫です!」と自分にも言い聞かせる。
こうした声掛けっていいことだなと思う一方で、朝に鍋割峠下で声を掛けられなかったことを思い出す。後悔・反省。

疲れた体に鞭打ってペースをあげていくも塔ノ岳到着は4時手前。最後に軽く補給して大倉尾根を下る。日はまだ辛うじて明るさをとどめている。
つーか12月12日なんて一年で最も日が短い時期じゃん!4時30分には暗くなるはず、急いで下ると西側は少し夕焼けてきている。「美しい・・・」
写真なんか悠長に撮ったりしたが、その後は一目山に下山。樹林帯に入るとかなり暗い。
ヘッドランプを早めに取り出し、足下を照らしながら小走りで高度を下げていく。慣れた道だけに怖さはなかった。
途中ヘッドランプももっていなさそうなカップルや「6時台でもバスあるよ!」などと暢気に会話しているグループを追い抜く。
この人ら、山が暗くなったらどうなるか知ってるんだろうか・・・人の心配していられないが。
いよいよ登山道は暗くなりヘッドランプなしでは足下が見えない状態に。
見晴茶屋のそばでは、枝を杖にして足を引きづりながら歩く男性が階段を黙って下りている。
土曜日ということもあり、見晴茶屋には優雅な宿泊客がデッキで歓談中。ヘッドランプ姿で走る男をみつけると楽しそうに「走ってるよ。気をつけろよ〜」
初めて観る丹沢からの夜景は綺麗だが、この夜景は観てはいけないもの。

大倉には5時過ぎに到着、夏なら問題ない時間帯だが、日が短いこの時期では完全に夜。反省。
初めて観るライトアップされた「風の吊橋」、クリスマス前だからかな?
遅くなった反省と無事に帰って来られた安堵感、綺麗な夜景とイルミネーション。
色々な面で充実した山行となった。お疲れ様。

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コメント

手に汗
たまたま辿りついて読ませていただきました。
手に汗握りました。
エアコン止まっててほんとに汗が出てます(笑)
2010/8/10 19:56
おやまあ
暑いですね。

蛭ヶ岳南尾根はアプローチを含めて、自分の「丹沢力」を試されるような山行でした。

よろしければ行ってみて下さい!
2010/8/11 9:18
ゲスト
急登ですねー
yarijapanさん はじめしてpaper

前回、南尾根の取付きまで下見に行き、よし今度行こうと

思い記録を調べていたらたどり着きました

大変、参考になりました。

凄くきつそうですね、もうすでに行く前からドキドキです
2010/9/3 13:59
はい急登です!
コメントありがとうございます。

ルートファインディングがある程度必要になるので、ちょっとドキドキですよね。
踏み跡が残っているといいのですが。

時間に余裕をもって、駄目そうなら戻ってみることです!

まだまだ暑いです。体力的にもキツイので心して楽しんで下さいね(^^)ガンバレ

と書いたところで、既に登られたのですね。
無事のお帰り何よりでした。
今回の山行を参考に、自分の記録の訂正もしておきます!
お疲れ様でした。
2010/9/6 18:35
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