山の花道から六番峠越え、〆はチチブのイワザクラ

2015年04月16日(木) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 14.4km
• 登り: 614m
• 下り: 685m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:00
• 休憩: 0:00
• 合計: 8:00

8:00 芦ヶ久保駅
16:00 西武秩父駅
16:00 ゴール地点

ルートは手書きです。
山の花道でパシャリ・パシャリしながら山野草を探して行ったり来たりしてました。
八番札所の西善寺で遅い昼食・コンビニおにぎり、ヤキソバぱんを食べ30分ほど休憩しました。
お粗末な昼食の割には、ザック内の非常食は豊富で豪華です。ただ持ち運んでいるだけですが（笑）。
コースタイム（CT）は鈍亀ですからメチャクチャです。
コースは山道、林道、車道歩きと変化に富んでいます。

天候

朝から雲ひとつない気持ちいい青空。
午後から少し薄曇り、みどりのそよ風も少々。

アクセス

利用交通機関：

電車

西武秩父線芦ヶ久保駅07:53着
西武秩父駅16:00着
西武秩父駅16:08発　帰宅

コース状況／危険箇所等

昨日の雨の影響で六番峠から落ち葉水みちとなりグチョグチョで滑りやすい、注意が必要です。
ストックは必要に応じてお使いください。
私は使いませんでした。
他は、指導標・しるべ石が整備され道には迷いません。
4/11のleseratteさんのヤマレコで初めてチチブイワザクラを知りました。
社有地で立ち入ることが出来ない武甲山石灰岩地特殊植物群落の種類や植生が以前から気になっていました。
感謝です。

その他周辺情報

自動販売機、トイレは各所に設置されています。

写真

おはようございます。
鈍亀テクシーです。
ここからスタートです。
雲ひとつない気持ちいい青空です。

きれいに仕上がった案内に沿って歩きます。

横瀬町農村公園の長〜いローラーコースター。
滑りたかったが、ケツが痛くなりそうなのでヤメた。

ミズバショウも咲いていました。

ローラーコースターを上から見たところ。
「ヘビに注意」ってコース内にヘビが入り込む？

ホトケノザ。

ヤマブキ。
目にまぶしいくらいの黄色。

味わいのある八坂神社。

ソメイヨシノも満開。

ここから山の花道へ向かいます。

ジュウニヒトエ。

タチツボスミレ。

どーんッと
武甲山。
左に小持、大持、鳥首峠方面。

現在地。

日向山627m。

山頂から下った
四阿屋とサクラ。

ナガバノスミレサイシン。

ヒトリシズカ。

5人ヒトリシズカ。

ナガバノスミレサイシン。

ミヤマエンレイソウ。

ウスバサイシン。

ミヤマエンレイソウ。

サンリンソウ？

ヒゲネワチガイソウ。

ニリンソウ群落。

木の子茶屋の駐車場と満開のサクラ。

エネルギー・チャージッ！

ヤマブキ満開。

源平枝垂れ花桃。
1本の木から紅白の花桃が咲いてます。
紅白合戦です。

きれいな観光トイレも整備されています。

ツルギキョウ（蔓桔梗）。

六番峠へ向かいます。

板橋山道歩き。

落ち葉みず道
グチョグチョで滑りやすくなっています。

気持ちいいトレイル。

こんな出ました（笑）。

秩父34札所
第六番
向陽山卜雲寺。

聖観世音菩薩立像
ご本尊御影。

本堂全景。

秩父34札所
第七番
青苔山法長寺。

十一面観世音菩薩立像
ご本尊御影。

本堂全景。

しるべ石
左へ行きます。

秩父34札所
第八番
清泰山西善寺。

本堂全景。

十一面観世音菩薩座像
ご本尊御影。

カエデの
みどりがまぶしい。

九番へ向かう途中に咲いていたハナニラとムスカリのコラボ。

地蔵尊
お地蔵様は、閻魔大王の化身でもあります。
オン・アボキャー・ベイロシャノー・・・

紅ボケ。

しるべ石。
みぎ九番へ。

秩父34札所
第九番
明星山明智寺。
観音堂。

如意輪観世音菩薩座像
ご本尊御影。

左へ秩父市を目指します。

着きました。
武甲山資料館。

特別展示のチチブイワザクラ。
武甲山中腹にある「武甲山石灰岩地特殊植物群落」に咲く固有種の代表的なひとつです。

濃いサクラ色。
ハート型の5枚の花びらが可憐です。
来年も見られるのかな？

ガラスケースのあるチチブイワザクラの絵画を写しました。
反射でボケ地鶏が映り込んでしまいました。
ハズカシイー

牧水の水車小屋。
すぐに西武秩父にトウチャコしました。
お疲れさまでした。

武甲山資料館パンフより抜粋。
「武甲山石灰岩地特殊植物群落」は、将来にわたり残して欲しいものですが、開発が進むと消滅するかも知れません。
残してください！お願いしますモロケンさん。

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ウール手袋 替え下着 ズボン 靴下 予備靴下 雨具 靴 ザック（コロンビア） 昼ご飯 行動食 非常食（缶詰パンやα米など） 飲料 レジャーシート 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ ヘッデン予備電池 ガイド地図（ブック） 保険証 携帯 時計 タオル2本 ストック カメラ カメラ予備電池 エスビット エスビット用燃料 エマージェンシー・シュラフ １００均銀マット

感想

amuri

お天気が良く気温も上がるとの予報で、山の花道・札所巡りをセットにして〆は秩父岩桜を見に行くこととしました。
4/11のleseratteさんのヤマレコに「武甲山石灰岩地特殊植物群落」に咲く固有種のチチブイワザクラの特別展示が載っていました。
初めて見たチチブイワザクラは、濃いサクラ色のハート型した5枚の花びらを付けた可憐な花でした。
以前から武甲山の地図を見るたびに中腹にある「武甲山石灰岩地特殊植物群落」ではどんな種類の花が咲き、また植生はどうなのかなと気になっていました。
太古の珊瑚礁が隆起した武甲山は、日々山肌の石灰岩が削り取られてセメントの原料になるために開発が進められ、年々その山容が痩せ細った姿になってきています。（武甲山はセメントになるために在るのか？）
このような中で武甲山の石灰岩地に育つ特殊植物たちは、生き残っていくことができるのでしょうか。あと数十年で特殊植物たちが育つ土地もセメントの原料になってしまうのでしょうか。いま咲いている花々は滅びゆくものの最後の美学として咲き誇っているのでしょうか。それとも、いちど滅びると二度と再生できない故でしょうか・・・
武甲山は「腐っても鯛」神の山である。植物を育み名水を人々に与える秩父の盟主でもある。秩父太平洋セメントの社有地とは云え、なんとか自然との共生を考慮した開発を行い、せめて特殊植物群落の石灰岩地だけでも将来にわたって保存して人々に期間を区切って開放して欲しい。武甲山資料館でチチブイワザクラを見て、こんな思いに駆られました。

今回の山歩きは、山の花道では多くの山野草さんたちが初めての対面でした。それから今回で3回目になる札所訪問では厨子が閉じていましたが、個性的なお前立ちご本尊さまにお目にかかれました。また比較的長い車道歩きもいろいろな景色に出会え天気にも恵まれて気持ちいい一日でした。
いいよねッ！ハイキング。

山野草の名前のいくつかの同定については、みなさまのヤマレコを参照させていただきました。ありがとうございました。
スミレについては60種類ぐらいあるようで、花、色、距、葉などで分類するようですが、いまいち良く解りません。今後の課題と致したく思います。
以上っす。