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記録ID: 618169
全員に公開
雪山ハイキング
中国山地西部

再度残雪を求めて恐羅漢山に登る

2015年04月21日(火) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
6.3km
登り
492m
下り
490m

コースタイム

日帰り
山行
3:20
休憩
1:08
合計
4:28
9:55
10:00
19
10:19
0:00
39
10:58
11:00
7
11:07
11:19
29
11:48
12:23
12
12:35
0:00
21
12:56
13:10
6
13:16
0:00
39
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
再度残雪を求めて恐羅漢山へ

日時:2015年4月21日(火)
天気:晴れ
コース:牛小屋高原〜夏焼峠〜恐羅漢山(1346.2)〜平太小屋原〜旧羅漢山(1334)〜平太小屋原〜恐羅漢山〜立山尾根分岐〜スキー場〜牛小屋高原
メンバー:単独

  残雪の量は夏焼峠から恐羅漢山山頂まで1割程度。恐羅漢山から平太小屋原(平坦な最低鞍部)までは残雪なく平太小屋原から旧羅漢山までは8割近くあった。とくに鞍部あたりは踏み跡は雪に隠れルートファインデングが難しいので要注意。

  県境尾根の続きもあったが、雪が無くならないうちにと思って前回に続き恐羅漢山に出かける。前回出かけた9日前は夏焼峠から山頂までは8割近くが雪道だったので今回もそれなりにあるのではないかと期待した。ところが実際歩いて見ると殆どが消えて1割位しか残っていなかった。わずか9日間でこれほどまで融けるとは思いも寄らなかったが、今年の4月は梅雨を思わせるように雨が降り続いたので融けるのが早かったのであろう。

  9時27分牛小屋高原を出発し恐羅漢山の山頂に着いたのは11時07分。昼前でもあるし思いの外、雪が少なかったので隣の旧羅漢山へ向かう。下る途中、旧羅漢山の北斜面が見えてきた。9日前ほどではないが結構残っており、心が弾む。

  最低鞍部に近づくと日が当たらないせいか周囲は雪だらけ。鞍部と言ってもだだ広い平坦地、その上湿地帯でもあり、さらには杉の大木が林立しており見通しがきかない。この辺りを平太小屋原とかパラダイスと呼んでいるが、夏道はすっかり雪に隠れていた。ガスると迷う事間違いなし。例え晴れていても夏道を見つけるのは非常に困難。ただ旧羅漢山へは高い所を目指せばいいので比較的登りやすい。それでもルートを踏み外すと、思いがけない穴ぼこへ足をとられて仰向けにひっくり返る事がある。今回も片方の足が大腿部の付け根あたりまで埋まって仰向けになり、身動きがとれなくなったこともある。春の雪は思いがけない落とし穴があるので注意が必要だ。

前回同様、旧羅漢山の山頂にある巨岩の下で昼食を取り、恐羅漢山に向かって往路を引き返す。前回と異なり、広島県側の人工林から左手に少し離れて下った。すると所々雪の融けた夏道も現れたが、そのうち鞍部に近づくと全く隠れてしまった。
問題はこれから先である。平坦地なのでわずかな行く手さえ掴めない。手に持っているスマホをしっかり覗く。往路の軌跡通りに歩めばいいように思えるが、現実はそこまで案内出来ない。出来るのはせいぜいルートを踏み外した場合である。往路の軌跡から少し外れると右や左に少しはみ出るので、それを修正しながら歩いていると再び雪の融けた夏道に出くわす事が出来た。前回は最低鞍部からの出口で右往左往したが、今回はスマホのお陰でそれもなし。スマホ様々だった。

今まで山ナビG靴鮖参していたが、山中では殆ど使い物にならなかった。今回のスマホの使用で道なき道でも結構使える事がわかった。アプリは「山旅ロガー GOLD」と「地図ロイド」。

13時少し前、恐羅漢山の山頂に戻り少し休んでいると途中出会った青年が引き返してきた。どうしたものかと尋ねると「(無いと思っていた)雪が現れ、これはやばいと思って引き返した」とのこと。出会った時、軽装気味だったのでこれから先、大丈夫なのか心配したが引き返したのが正解だった。聞けば磁石しか持っていないとのこと。例え地図を持っていたとしても分かりにくいのに、他人事ながら良かったと思った。

恐羅漢山の山頂からは夏焼峠経由で引き返しても雪があまりないので今回はスキー場(立山尾根)経由で下山。案の定、雪は全くなかった。牛小屋高原着13時55分。


(参考タイム)

牛小屋高原(0.28)夏焼峠(0.19)早手のキビレ(0.45)恐羅漢山(0.29)旧羅漢山

旧羅漢山(0.33)恐羅漢山(0.06)立山尾根(スキー場)分岐 (0.39)牛小屋高原

したがって 

上り   牛小屋高原〜夏焼峠〜恐羅漢山  約1時間30分

 下り   恐羅漢山〜立山尾根(スキー場)〜牛小屋高原  約45分

      恐羅漢山〜旧羅漢山 往復 約1時間
夏焼峠から最初の小ピーク1131.7の手前、9日前は雪道だったが、すっかり融けていた。
2015年04月21日 10:06撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
1
4/21 10:06
夏焼峠から最初の小ピーク1131.7の手前、9日前は雪道だったが、すっかり融けていた。
1131.7を少し過ぎた辺りに、登山道脇に残雪が少しばかり見られた。
2015年04月21日 10:15撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
4/21 10:15
1131.7を少し過ぎた辺りに、登山道脇に残雪が少しばかり見られた。
1131.7を少し過ぎ、最初のなだらかな鞍部辺りから恐羅漢山手前のピークを望むが、雪はほとんど無かった。(4月12日付けのブログと比較すると残雪の違いが分かるはず)
2015年04月21日 10:17撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
4/21 10:17
1131.7を少し過ぎ、最初のなだらかな鞍部辺りから恐羅漢山手前のピークを望むが、雪はほとんど無かった。(4月12日付けのブログと比較すると残雪の違いが分かるはず)
早手のキビレにて。9日前もほとんど雪は無かった。
2015年04月21日 10:22撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
4/21 10:22
早手のキビレにて。9日前もほとんど雪は無かった。
早手のキビレから4分ばかり登ると登山道に雪が現れたが、じきなくなった。
2015年04月21日 10:26撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
4/21 10:26
早手のキビレから4分ばかり登ると登山道に雪が現れたが、じきなくなった。
恐羅漢山手前、9日前はブッシュも夏道もすべて雪に隠れていたのだが。雪に埋まっていたブッシュが顔を出すとご覧の通り。
2015年04月21日 11:01撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
4/21 11:01
恐羅漢山手前、9日前はブッシュも夏道もすべて雪に隠れていたのだが。雪に埋まっていたブッシュが顔を出すとご覧の通り。
山頂直下はそれでもわずかに雪は残っていた。
2015年04月21日 11:06撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
4/21 11:06
山頂直下はそれでもわずかに雪は残っていた。
山頂付近より苅尾山方面を望む。9日のわずかな違いだが、雪は全く消えていた(12日付けのブログと比較すればよく分かる)。
2015年04月21日 11:06撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
4/21 11:06
山頂付近より苅尾山方面を望む。9日のわずかな違いだが、雪は全く消えていた(12日付けのブログと比較すればよく分かる)。
山頂手前、全く雪は消えている。
2015年04月21日 11:07撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
4/21 11:07
山頂手前、全く雪は消えている。
山頂は9日前と同じ。まったく雪はなかった。
2015年04月21日 11:10撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
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4/21 11:10
山頂は9日前と同じ。まったく雪はなかった。
恐羅漢山から旧羅漢山へ向かう途中。旧羅漢山の北斜面は思いの外、雪が残り気分が弾む。
2015年04月21日 11:24撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
4/21 11:24
恐羅漢山から旧羅漢山へ向かう途中。旧羅漢山の北斜面は思いの外、雪が残り気分が弾む。
9日前と同じ場所から見た光景。丸子頭あたりはまだ雪は残っている。
2015年04月21日 11:25撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
4/21 11:25
9日前と同じ場所から見た光景。丸子頭あたりはまだ雪は残っている。
旧羅漢山との最低鞍部辺り。9日前より雪は少ないが、夏道は雪に隠れ迷いやすい場所。
2015年04月21日 11:33撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
4/21 11:33
旧羅漢山との最低鞍部辺り。9日前より雪は少ないが、夏道は雪に隠れ迷いやすい場所。
最低鞍部を無事通過すると旧羅漢への急斜を登る。所々足を取られ、大腿部の付け根まで埋まることもあった。
2015年04月21日 11:44撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
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4/21 11:44
最低鞍部を無事通過すると旧羅漢への急斜を登る。所々足を取られ、大腿部の付け根まで埋まることもあった。
9日前同様、旧羅漢の山頂には雪は無かった。後ろの巨岩帯からパノラマ風の景色が楽しめるが、霞んでいたので巨岩には立ち入らなかった。
2015年04月21日 11:52撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
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4/21 11:52
9日前同様、旧羅漢の山頂には雪は無かった。後ろの巨岩帯からパノラマ風の景色が楽しめるが、霞んでいたので巨岩には立ち入らなかった。
旧羅漢の下りから恐羅漢山を望むが、9日前ほどに雪は無かった。
2015年04月21日 12:29撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
4/21 12:29
旧羅漢の下りから恐羅漢山を望むが、9日前ほどに雪は無かった。
最低鞍部あたり。広い平坦地でその上、杉の巨木が立ち並ぶ。視界が効かなくなると迷うこと間違いなし。
2015年04月21日 12:36撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
4/21 12:36
最低鞍部あたり。広い平坦地でその上、杉の巨木が立ち並ぶ。視界が効かなくなると迷うこと間違いなし。
立山尾根を下山。スキーゲレンデを経て恐羅漢山方面を振り返る。南斜面だけあって雪は全くなかった。
2015年04月21日 13:49撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
4/21 13:49
立山尾根を下山。スキーゲレンデを経て恐羅漢山方面を振り返る。南斜面だけあって雪は全くなかった。
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