ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 629129
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲信越

展望良好 ネコブ山

2015年05月03日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
12:40
距離
22.7km
登り
1,631m
下り
1,660m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
12:20
休憩
0:28
合計
12:48
5:21
75
スタート地点
6:36
6:36
7
6:43
6:43
0
6:43
7:08
218
導水管階段下
10:46
10:47
133
13:00
13:01
116
14:57
14:57
124
17:01
17:02
7
導水管階段下
17:09
17:09
60
18:09
ゴール地点
朝の林道歩きでキャンプ場へのルートミス。
下りでヤブこぎでの落し物捜索。
天候 晴のち曇
過去天気図(気象庁) 2015年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
しゃくなげ湖を目指す。4月上旬時は左岸道路からしかアクセスできなかったが、今回は右岸道路へ進むことができた。
三国川ダム管理所へ駐車。上記はまだ残雪でトイレ前の駐車はできなかったが、今回は可能。二ヶ所ある駐車スペース、合計2〜30台収容できそう。
トイレは使えるが、早朝、管理所職員が出勤前だと照明が点かなかった。
コース状況/
危険箇所等
この時期、この山、日々、刻々と状況変化する。
幸いにもこの登路を熟知した地元岳人のトレースを追いかけることができた。これがなければ届かなかったと思われる。
その他周辺情報 さくり健康館 370円。
歩きだしてまもなく。早くもカロリー補給
2015年05月03日 05:36撮影 by  DMC-TZ35, Panasonic
2
5/3 5:36
歩きだしてまもなく。早くもカロリー補給
左岸は北斜面ゆえ雪消えが遅い
2015年05月03日 05:44撮影 by  DMC-TZ35, Panasonic
5/3 5:44
左岸は北斜面ゆえ雪消えが遅い
朝日に照らされ散るを待つ
2015年05月03日 05:51撮影 by  DMC-TZ35, Panasonic
5/3 5:51
朝日に照らされ散るを待つ
倒木も押し出されこのように
2015年05月03日 06:31撮影 by  DMC-TZ35, Panasonic
5/3 6:31
倒木も押し出されこのように
十字峡トンネル入り口側
2015年05月03日 06:41撮影 by  DMC-TZ35, Panasonic
5/3 6:41
十字峡トンネル入り口側
丹後山登山口への林道 危険度は平年よりかなり高そう
2015年05月03日 06:42撮影 by  DMC-TZ35, Panasonic
1
5/3 6:42
丹後山登山口への林道 危険度は平年よりかなり高そう
トンネルに入って振り返る
2015年05月03日 06:44撮影 by  DMC-TZ35, Panasonic
5/3 6:44
トンネルに入って振り返る
この辺はまだ足元が明瞭で未整備の登山道といった具合
2015年05月03日 07:48撮影 by  DMC-TZ35, Panasonic
5/3 7:48
この辺はまだ足元が明瞭で未整備の登山道といった具合
左は阿寺山の南1314Pと思う
2015年05月03日 08:02撮影 by  DMC-TZ35, Panasonic
5/3 8:02
左は阿寺山の南1314Pと思う
美しさに立ち止まる
2015年05月03日 08:17撮影 by  DMC-TZ35, Panasonic
5/3 8:17
美しさに立ち止まる
両手広げて
2015年05月03日 08:28撮影 by  DMC-TZ35, Panasonic
3
5/3 8:28
両手広げて
中腹の新緑もいい色 中ノ岳
2015年05月03日 09:03撮影 by  DMC-TZ35, Panasonic
2
5/3 9:03
中腹の新緑もいい色 中ノ岳
フォトジェニックなピラミダルピーク:入道岳
2015年05月03日 09:18撮影 by  DMC-TZ35, Panasonic
5/3 9:18
フォトジェニックなピラミダルピーク:入道岳
左にふって 高倉山も入れる  
2015年05月03日 09:26撮影 by  DMC-TZ35, Panasonic
1
5/3 9:26
左にふって 高倉山も入れる  
賑わっていそうな 巻機
2015年05月03日 09:26撮影 by  DMC-TZ35, Panasonic
5/3 9:26
賑わっていそうな 巻機
阿寺山、日向山 なだらかなドーム型な山容は雪消えが遅い
2015年05月03日 09:34撮影 by  DMC-TZ35, Panasonic
2
5/3 9:34
阿寺山、日向山 なだらかなドーム型な山容は雪消えが遅い
しゃくなげ湖と高倉山
2015年05月03日 09:39撮影 by  DMC-TZ35, Panasonic
5/3 9:39
しゃくなげ湖と高倉山
桑の木山へのたおやかな登り
2015年05月03日 09:44撮影 by  DMC-TZ35, Panasonic
1
5/3 9:44
桑の木山へのたおやかな登り
阿寺山 入道岳 御月山 中ノ岳
2015年05月03日 09:53撮影 by  DMC-TZ35, Panasonic
1
5/3 9:53
阿寺山 入道岳 御月山 中ノ岳
伊藤園のジュースは税抜き65円で100kcal超え
2015年05月03日 10:00撮影 by  DMC-TZ35, Panasonic
5/3 10:00
伊藤園のジュースは税抜き65円で100kcal超え
下津川山 小沢岳
2015年05月03日 12:40撮影 by  DMC-TZ35, Panasonic
3
5/3 12:40
下津川山 小沢岳
2015年05月03日 12:41撮影 by  DMC-TZ35, Panasonic
1
5/3 12:41
山頂手前 MXL氏から撮ってもらう
3
山頂手前 MXL氏から撮ってもらう
山頂にて 大割山方面
2015年05月03日 13:00撮影 by  DMC-TZ35, Panasonic
5/3 13:00
山頂にて 大割山方面
同じく山頂より 下津川山 小沢岳
2015年05月03日 13:01撮影 by  DMC-TZ35, Panasonic
2
5/3 13:01
同じく山頂より 下津川山 小沢岳
下るには雪の状態は悪くない
2015年05月03日 13:17撮影 by  DMC-TZ35, Panasonic
2
5/3 13:17
下るには雪の状態は悪くない
登りの時はピッケル頼みで登高
2015年05月03日 13:31撮影 by  DMC-TZ35, Panasonic
2
5/3 13:31
登りの時はピッケル頼みで登高
ランチ
2015年05月03日 13:38撮影 by  DMC-TZ35, Panasonic
5/3 13:38
ランチ
2015年05月03日 14:09撮影 by  DMC-TZ35, Panasonic
1
5/3 14:09
2015年05月03日 14:35撮影 by  DMC-TZ35, Panasonic
5/3 14:35
ヒドをわたる
2015年05月03日 15:08撮影 by  DMC-TZ35, Panasonic
1
5/3 15:08
ヒドをわたる
太いブナ 下降は石を落とさないように気をつけても落としてしまう(数回)
2015年05月03日 15:37撮影 by  DMC-TZ35, Panasonic
1
5/3 15:37
太いブナ 下降は石を落とさないように気をつけても落としてしまう(数回)
2015年05月03日 15:40撮影 by  DMC-TZ35, Panasonic
1
5/3 15:40
2015年05月03日 15:41撮影 by  DMC-TZ35, Panasonic
1
5/3 15:41
2015年05月03日 16:08撮影 by  DMC-TZ35, Panasonic
2
5/3 16:08
2015年05月03日 16:44撮影 by  DMC-TZ35, Panasonic
1
5/3 16:44
壁を押すような感じ、手すりは補助 基本 下ろす足を脱力させるイメージ
2015年05月03日 16:49撮影 by  DMC-TZ35, Panasonic
1
5/3 16:49
壁を押すような感じ、手すりは補助 基本 下ろす足を脱力させるイメージ
丹後山登山口への道と三国川
2015年05月03日 17:05撮影 by  DMC-TZ35, Panasonic
2
5/3 17:05
丹後山登山口への道と三国川
十字峡トンネル北側のデブリ
2015年05月03日 17:06撮影 by  DMC-TZ35, Panasonic
1
5/3 17:06
十字峡トンネル北側のデブリ

装備

個人装備
12Pアイゼン ピッケル Wストック (ピッケル不要な場面では落ちていた 先が二股になったブナの枝を使った。) 保険の意味でツエルトもしのばせた 服装は メッシュ半袖T+ジップネックの長袖 ズボンは作業服の銀座の3K円ぐらいのモノ 水2.5リットル お湯0.3+0.5リットル こんろ ガスカートリッジ コッヘル サングラス 日焼け止めクリーム 地形図 コンパス GPS 携帯 扇子 エアーサロンパス

感想



マイナー12名山だから行ったのかと、問われればそれも理由のひとつではあるが、それだけではない と答えたい。


結果的には4月4日に事前調査した形にはなるが、同じダム事務所から阿寺山の南尾根を歩いた。その時、登りはネコブ山を背に受け、帰りは相対しての下りとなった。次は向こう(ネコブ山)を歩いてみたい 必然的にそう思わざるをえないのではないか。

 まだまだ「前フリ」は長い。

市の図書館から植村直己「青春を山に賭けて」を読んだばかりだ。おもしろかった。
筆者が高校生のころマッキンリーで消息を断った。
山が好きなら、山で死ねれば本望だろう という問いに「そんなことは絶対にない」と彼は言う。

山で逝った知人もいる。
誰もが畳の上で愛する人に手を握られながら、言えなかった感謝の言葉を最後の最後で伝えながら三途の川を渡る。そんな理想を描いているのでは。

なぜ、ここで植村直己氏を引き合いに出すのか?

家から三国川ダムまでは2時間半。これを近いと見るか遠いと捉えるか。
筆者は後者なわけである。

遠いとベースキャンプが要る。
それは前もって登山口により近い所で車中泊することを意味する。ベースキャンプというワードが植村直己氏を連れてきた(頭の中で)のだろう。

よく道の駅で車中泊するのを見かけるが、なんかうるさそうと思っていた。

今回のアプローチルートで目をつけていた小出の「響きの森」ここを利用する。
結果的に、車の出入りも少なく思った通りに利用価値は高いと感じた。
 
 とは言え、寝たのかよくわからないまま響きの森を出る。そこから8kmほど先のセブンが重要。トイレ、お湯、さらには持参の食べ物をレンジで温めてもらったり。

 そして登山口であるところの三国川ダムへ。


不安と期待の中歩き出す


階段は想像以上に息が切れた。
その先の岩場は助言通り「右を巻く」で(登りでは)スムースに通過。
前半のヤブっぽい箇所は地面がはっきりしていてかき分ける程度。
ブナが出てくると尾根が広くなる>おおまかな方向をコンパスで確認。
雪の上と地面とどちらでも良さげな所は土の出ている方を選択。
雪が続きそうな所で先行(経験者)トレースにアイゼンが確認できたのに倣ってこちらも着ける。
桑ノ木山の先1518辺りまでは順調だった。
そこからの鞍部1490?辺りから1580?ほどまでが厳しかった。



こういう山は、何よりもいつ登るかを決めることが重要な意味を持ってくる。
経験者のトレースを追っても、ルートを見失う。その時、地図とコンパスと雪とヤブの状況、ヤブでも細尾根なら、そこしか歩くことができないから踏み跡はしっかりしてくる。雪堤を進んでいて、前方がきわどい崖、でもつかまる枝はある。そんな時はスタンスがありそうでも突っ込まず、ヤブであっても尾根に乗る。
下りではピークとわからず通過してしまう所で別尾根に引き込まれやすい。ヘンだぞと気づいて、GPSで確認。誤りが判明したら素直に下った尾根を登り返す。


山行から1週間、ネコブ山、良い山だった。来季も機会があれば訪ねたい。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1411人

コメント

初めまして
ネコブ山は本当に素敵な所ですね。もう10年ぐらい前に桑の木平にテントを張り翌日はネコブを経て小沢岳まで往復しましたが懐かしくてコメントしました。私たちの時も地元の方が大勢で日帰りしていました。
2015/5/4 23:35
Re: 初めまして
早くから展開する後方の越後三山。途中のブナ。裏銅倉(1774.1)へ上がると広がるスカイライン。どれも素晴らしかったです。
山頂手前でwebsite「激藪の隙間より」管理人さんと会うサプライズもありました。
そちらのブログも何かで見た覚えがあります。コメントありがとうございました。
2015/5/5 7:12
この日も大展望でしたね(^^)
quin_hed さん、『ネコブ山』お疲れさまでした
やっぱり山頂からの展望はすばらしいですね〜

ここ数日、ずっと晴れが続いており、雪やヤブの状況は私が登ったときとはまた違っているように感じました

ところで、送水管階段先の「岩場」は怖くありませんでしたか
私はやっぱりあの岩場でルートミスをしていたのでしょうか?
2015/5/5 10:33
Re: この日も大展望でしたね(^^)
その岩場ですが、下にコメントくださった「とんばさん」と朝に階段下で会ったんです。右を巻けばよい とのことで登りでは全く無問題でした。しかし帰りではスタンスが見えず、腹ばいでずり落ちてどうにか胴体着陸。着地した地点から見ると、朝より真ん中にルートをとったためだと気づきました。
2015/5/6 0:17
どうも
どうも、とんばです。
天気も良くて良い山行に成りましたね。残雪も多く残り、最小限の藪漕ぎで快適な春山でした。
2015/5/5 17:37
Re: どうも
来る時も「響きの森公園」で仮眠とってきたんですが、帰りも同様。それでも日付が替る前には帰宅できました。今回は前日、翌日とも休みでしたから 明るいうちに階段下までもどれれば、、ぐらいの気持ちでした。
カモエダズンネは2回くだりましたが、このカヨウツルネも負けず劣らずきっつぇかったです。
2015/5/6 0:24
暑かったですね。
とんばさんのブログ経由で書かせてもらいます。
番長です。
良い山行でした。自分は暑さで少々まいり気味でしたが。
またどこかでお会いしましたら、宜しくお願い致します。
2015/5/5 18:03
Re: 暑かったですね。
暑さで言うと昭和の日の時の方がきっつぇかったです。
うちに帰るまでの車の運転が一番まいる感じかなぁ 個人的には。
ブログ、フツー書かねぇだろ こんなアカラサマに!って記述があったり、思わず吹き出したりしてましたテ。
こちらこそよろしこです。
2015/5/6 0:32
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら