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Yamareco

記録ID: 638255
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無雪期ピークハント/縦走
九州・沖縄

宮崎県 三方岳に登る

2015年05月06日(水) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
6.9km
登り
570m
下り
570m

コースタイム

日帰り
山行
4:43
休憩
0:34
合計
5:17
9:13
143
スタート地点
11:36
12:10
140
14:30
ゴール地点
山は九州大学の演習林。自然保護のため原則立ち入り禁止だが登山者には認められているようだ。標識も完備しているが、最初の取っつきの急斜では丸太の階段が崩れたままで滑りやすい。なんとかならぬものか。
過去天気図(気象庁) 2015年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
宮崎県 三方岳に登る

日時:2015年5月6日(水)
天気:晴れ後曇り
コース:大河内越登山口〜1318m〜1366.6m(三角点)〜1254m〜三方岳(1473.5)往復
メンバー:単独

 今回春の大型連休を利用しての宮崎シリーズ最後の山。二日間連続して利用した「かりこぼうず大橋」の駐車場を後にして一路、国道265号線を経て大河内越に向かう。
 こんな山奥にも小学校(大河内小)があるのかと感心しながら国道388号線を走るが、目的の大河内越がわからない。結局、最初の峠らしき所から何回かの上りや下りを繰り返している内にようやっと目的の場所にたどり着いた。そこには大河内越の大きな標識があり、道路脇には車を3〜4台駐められる駐車場があったので間違いなかった。

 駐車場にはすでに2台の車が駐められており、初めての山でしかも一人で登るにあたってはいくらか不安は取り除かれた。
この山は全体が九州大学の演習林で自然保護に力を入れており入山するに当たっては許可が必要であるらしいが、登山者にはそこまできびしく求めていないようだ。いずれにしても登山コース以外は立ち入り禁止で山全体はきれいに管理されており、そのためかどうかは不明だが樹林帯には下草が全くなかったのが印象に残った。
 また目的地までの距離(それもm単位)や所要時間(10分単位)を表す道標も整備され、おまけに危険箇所も一部を除いて全体的に少なかったので安心して登れる山であった(ただし登山口から最初の1318mへの上りは急斜の上、丸太の階段が崩れたままだったので歩きづらく滑りやすかった。とくに下降時には神経を使った)。

 コース全体としては登りで一番きつかったのは最初の1318mへの上り。その次にきつかったのは1254m手前の最低鞍部から三方岳までの上り。前者は距離的には短いものの前述のように斜面が急でしかも丸太の階段は崩れたままだった。ロープも何もないのでスリップしないよう気を付ける事。後者の三方岳への上り、とくに三方岳から北西方向へ伸びる尾根に出る(ここで左に折れる)までは尾根もやせて右(北)側の斜面は鋭く切れ込んで
いるのでここも注意を要する。また尾根には木の根っこが多いのでつまづかないこと。

 また三角点1366.6m辺りから1254m手前の最低鞍部までの下りには小規模ながら二重山稜が多く地形が複雑になっている。そのため時には踏み跡が不明瞭となり迷い込み易い。おかしいと思ったらはっきりした踏み跡まで引き返す事だ。
 さらに三方岳手前の稜線も踏み跡があちこちに見られるが正規の踏み跡はほぼ稜線沿い。稜線から右(西)側の斜面へ外れると軌道を修正して稜線に戻る事。時には踏み跡がアセビで隠れておることもある。山頂からの展望はそれほどよくないが、それでも石堂山や市房山が見渡せる。

 最後にこのコースは上りも下りも時間的にはあまり変わらない。なぜなら上りでありながら1366.6mの三角点(展望も利かない単なる通過点)の隣のピークから1254m手前の最低鞍部までの下りが長い。小さなアップダウンを繰り返しながら下っている。そのため登っているにもかかわらず下山しているような感覚にとらわれる。下山時は逆で上りが長くなる事を肝に銘じる必要がある。

(参考タイム)

上り
大河内越(峠)登山口(0.30) 1318m(0.18)三角点1366.6m(0.41)最低鞍部(1254m手前の鞍部)(0.42)三方岳

下り
三方岳(0.39)最低鞍部(0.46)三角点1366.6m (0.18) 1318m(0.25) 大河内越 

したがって 上り 約2時間10分   下り 約2時間10分

なお 標識には 上り下りとも150分とある
山奥を走っていると川向こう小学校があった。椎葉村の南の端にある大河内小学校だった。
2015年05月06日 08:15撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
5/6 8:15
山奥を走っていると川向こう小学校があった。椎葉村の南の端にある大河内小学校だった。
峠らしき所がいくつの現れ、行きすぎたのではないかと思っていたがようやっとたどり着いた。峠には大河内越の大きな標識と小さな駐車場があったので間違いなかった。
2015年05月06日 08:51撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
5/6 8:51
峠らしき所がいくつの現れ、行きすぎたのではないかと思っていたがようやっとたどり着いた。峠には大河内越の大きな標識と小さな駐車場があったので間違いなかった。
三方岳は山全体が九州大学の演習林なので原則入山にあたっては許可が必要とのことだが登山者にはそこまで求めていないようだ。
2015年05月06日 08:51撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
5/6 8:51
三方岳は山全体が九州大学の演習林なので原則入山にあたっては許可が必要とのことだが登山者にはそこまで求めていないようだ。
下山時、登ってきた山並みを俯瞰する。山全体はなだらかだが、目の前に見える枯れ木からの下りは急で結構やせている。また木の根っこが多いのでつまずかないこと。
2015年05月06日 12:22撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
5/6 12:22
下山時、登ってきた山並みを俯瞰する。山全体はなだらかだが、目の前に見える枯れ木からの下りは急で結構やせている。また木の根っこが多いのでつまずかないこと。
なだらかな山稜が続くが二重山稜が多く時としてルートを踏み外しやすいので注意を要する。
2015年05月06日 12:28撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
5/6 12:28
なだらかな山稜が続くが二重山稜が多く時としてルートを踏み外しやすいので注意を要する。
1254m手前の最低鞍部あたり。登山道の両脇に平坦地がある。
2015年05月06日 12:53撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
5/6 12:53
1254m手前の最低鞍部あたり。登山道の両脇に平坦地がある。
ほぼ中間点に近いところ。山頂に向かう上りの時は倒木の下をくぐると直進するのではなく右手の尾根に取っつくこと。踏み跡があるので直進しやすいので要注意。
2015年05月06日 13:26撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
5/6 13:26
ほぼ中間点に近いところ。山頂に向かう上りの時は倒木の下をくぐると直進するのではなく右手の尾根に取っつくこと。踏み跡があるので直進しやすいので要注意。
ほぼ中間点にある明るいガレ地。東側の展望が開ける。上りの場合、ここは下り斜面となる。
2015年05月06日 13:30撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
5/6 13:30
ほぼ中間点にある明るいガレ地。東側の展望が開ける。上りの場合、ここは下り斜面となる。
こんな道が随所に見られる。
2015年05月06日 13:45撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
5/6 13:45
こんな道が随所に見られる。
これも下山時での写真。丸太の崩壊した急斜を下りきると短いやせた尾根が出てくる。その後なだらかな尾根を下れば出発点の大河内越に戻る。
2015年05月06日 14:22撮影 by  Canon PowerShot G11, Canon
5/6 14:22
これも下山時での写真。丸太の崩壊した急斜を下りきると短いやせた尾根が出てくる。その後なだらかな尾根を下れば出発点の大河内越に戻る。
三方岳の概念図。標識によれば上り、下りとも150分となるが、私の場合ともに130分位だった。
2015年05月14日 12:16撮影
5/14 12:16
三方岳の概念図。標識によれば上り、下りとも150分となるが、私の場合ともに130分位だった。
撮影機器:

感想

上りなのに下りが長い。そのため上りも下りも所要時間はあまり変わらず。二重山稜ややせ尾根が意外と多く迷いやすいので気をつけること。自然がきれいに残っているもののアセビが多いのには驚いた。

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