清水岳
- GPS
- 15:15
- 距離
- 31.2km
- 登り
- 3,201m
- 下り
- 3,194m
コースタイム
- 山行
- 12:56
- 休憩
- 2:20
- 合計
- 15:16
天候 | 快晴、日中はほぼ無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
前日、Tomahawkさんから「白馬尻に3時に来れる?」と連絡があった。なんのことかよくわからず午前か午後か聞くと午前とのこと。計画を聞いてついていける自信がなく迷ったが、とても魅力的なラインだったので行くことにした。
仕事を9時過ぎに終えて仮眠し二股から出発。この時間に歩き始めるのは初めてだった。真っ暗な林道は余計なことを考えずひたすら歩く。白馬尻でお二人に合流。ボブさん曰くシールを貼った板を床にすると快適だったという。大雪渓は進むにつれ斜度を増し、途中シートラ。夜明け待ちのために岩陰に穴を掘って30分ほど待機。再びシールで登り、稜線に出る頃にちょうど日の出を迎えた。
旭岳の南面には大きな破断面が見えた。下をかすめるように一人ずつトラバース。滑り面も固くなかった。このあたりから先ずっと雪つきが良く、期待が高まる。途中のちょっとしたトラバースでの滑走もパウダーで気持ちが良かった。程なくしてドロップポイントに到着。Tomahawkさんがまずドロップする。途中見えなくなるが広い斜面に抜けてきた。2番手で滑り込む。パックもされず、スラフも出ない極上の雪。下部でレフトの広い斜面にいく予定だったが、Tomahawkさんのラインがライトの狭い方についており少し迷ったが跡を辿ることにする。最狭部は少し緊張したが雪がとても良かったので無事通過できた。私にとってはピッチが長くて足ぱんぱん。最高に充実感のある1本だった。
ボブさんが先導し、ゴルジュ内の登り返しを始める。谷は深く、地形に見入ってしまうが、日射の当たる斜面から雪崩てくることもあり早く広い場所に抜けたかった。狭い谷を抜けてからも素晴らしい雪質と程よい斜度の広い斜面が続く。ここから滑りたい、と何度も思った。旭岳が見えるところまでは粘ったが、そこからの緩やかで長いトラバースではもうかなりぐったりとしており、次の一歩を前に出すことだけに集中した。ボブさんは足が攣って痛そうだったし、TomahawkさんもF**k!!と叫び出す。ようやく大雪渓入り口に辿り着いたが、ガタガタのシャカブラ斜面が広がっていた。うまく滑れない私はハの字と横滑りでどうにか白馬尻へ。先に二股へ出発したが、案の定二人に追いつかれてヘロヘロで下山した。
今回山で2泊しているお二人にお供させたいただいて、なんだか良いとこどりをしてしまった。そして天候も雪も本当に恵まれた1日だった。最初から最後まで必死でついていくだけだったが、何年も前から山行記録を見ては感心するばかりの人たちとご一緒できて、得られたものがとても大きい。次は自分で計画する山にどう生かせるか、今はまだまだ何も思いつけていない。
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