屋久島・宮之浦岳縦走
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 21.8km
- 登り
- 1,287m
- 下り
- 2,040m
コースタイム
※歩行時間:9時間10分(小休止含む) 休憩:45分
19日 高塚小屋6:50〜(2時間20)〜大株歩道入り口9:10〜(1時間30)〜楠川別れ10:40〜(1時間10)〜辻峠11:50(太鼓岩往復してお昼)13:00〜(35)〜白谷小屋13:35/13:45〜(2時間)〜白谷雲水峡バス停15:45
※歩行時間:7時間35分(小休止含む) 休憩:1時間20分
天候 | 18日雨 19日曇り後晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー
19日 白谷雲水峡から宮之浦港行きバス、宮之浦でレンタカーを借りて安房 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※淀川登山口にトイレ、登山届ポストあり ※淀川登山口からの登山道は危険なところはありません。 ※高塚小屋は3階建ての新しい小屋になっていてました。 ※縄文杉見物のツアー客とのすれ違いを避けるため、朝早く小屋を出た方が良い。 |
その他周辺情報 | ※宿泊 17と19日安房・民宿やしま(素泊まり¥3000)夕食は居酒屋やしま 20〜21日宮之浦・民宿宮之浦荘(1泊2食付き¥7000) ※レンタカー:屋久島レンタカー(軽自動車1日¥4500) ※日帰り入浴:尾之間温泉(¥200) |
写真
感想
17日
還暦記念で同い年の midoriさんと屋久島の宮之浦岳を縦走するために、13年振りに屋久島を訪れた。13年前、まだ山登りを始めたばかりでテニスの仲間と縄文杉を見に訪れたのですが、その時に何時か宮之浦岳に登りたいなと漠然と思っていて13年目でやっとまた訪れることが出来た。今回は縦走と出来れば日帰りで一座登りたいと思い5泊6日の日程にしたが行きと帰りに一日ずつ取られるので実質4日間しかない。天気の良い日を選び2泊3日で花之江歩道から登り、白谷雲水峡に下りるのが第一案、天気が悪かったら淀川登山口から1泊で縦走するということで計画した。
名古屋から来る midoriさんと合流して宿で天気予報をチェック、予報では21日以外は雨で当初より悪い方に変わっていた。登りたかった花之江歩道は一カ所沢の渡渉があるので、安全を期して第2案の淀川登山口から1泊で縦走することにする。朝4時にタクシーを予約してから居酒屋に繰り出し入山祝い、注文した料理はみんな美味しく、普段飲まない芋焼酎も美味しくいただきました。
18日
4時にタクシーが迎えに来てまだ暗い中出発、関東だと今の時期4時過ぎには明るくなるけど屋久島は西にあるので日の出が遅い。1時間ほど真っ暗な林道を通り淀川登山口に到着、トイレで支度して雨の中歩き出す。淀川登山口は宮之浦岳登山のメインルートなので良く整備されているほぼ平坦なトラバース道を歩いて淀川小屋に着いた、淀川小屋には何組かの登山者の方達がいました。雨は止む気配がなく黙々と歩いて花之江河に付いた、天気だったら休むのにちょうど良いところだろうなと思いながら先を進む。途中で石塚小屋に泊まったという単独の登山者が来たので、花之江歩道を歩いてきたのかと思ったら淀川から登りったという。淀川小屋はあまりにも登山口から近いのでこういう選択肢も有りだなと思った。
黒味別れに着いたがこんな天気なのでもちろん行かない、石投げ平も天気が良かったらどんな景色なのでしょうね。花崗岩の登山道はまるで滑沢のようになって来ている、でも岩は滑らないので歩きやすい。周りが笹原になってクリオ岳を過ぎひと登りで宮之浦岳に着いたが、横殴りの雨と風で写真を撮っただけですぐに下山する永田岳ももちろんパス。稜線を下って行くとぽちぽちと石楠花が咲いていた、今年は裏年に当たるそうで期待していなかったので嬉しい驚きだ。ピンクのさくらツツジも盛りは過ぎていたけどまだ咲いていました。笹原から樹林帯に入る頃には雨も止んで新高塚小屋に到着、まだ14時だったので明日のことを考えて高塚小屋まで行くことにしてここで水を汲む、1時間ほど下って高塚小屋に着いた。この小屋を見たときの第一印象は・・・・ここにはそぐわないなと思った。私の中では高塚小屋のイメージが有ったのでそう思ったのかも知れないけど、こんなに雨が多い屋久島にはいくらコーティングしてあるとは言えダンボール製のチューブではすぐに駄目になっちやうのでは思った、現に夜中に激しい雨と風が吹き荒れ雨が内にしみこんでいた。そうはいってもやっぱり新しい小屋は快適、今宵の高塚小屋は私達を含めて8人でした。
19日
夜中の暴風雨も朝方には止んだ、私達は縄文杉ツアーの人達を避けるために6時に出発。高塚小屋から誰もいない縄文杉まで下る、13年は私にとっては長いけど縄文杉にとっては一瞬なのだろうな。縄文杉からは階段をの登山道を一気に下る、前に来たときにはもう階段が整備されていましたが、多いときには1日千人近くが登ってくるのだから階段と木道がなければ森が破壊されるのでこれも仕方ないことだよねとmidoriさんと話す。ウイルソン株までは誰にも会わなかったが、これから先次々とツアーの人達とすれ違い大株歩道に下りたってやれやれと一息つく。ここからトロッコ道を下っていきますが木道が滑りやすく、midoriさんは2回私も1回滑ってしまう、私の場合、ツアーの人達の目の前で転んでなかなか起き上がれなくて恥ずかしかった。
楠川別れから白谷雲水峡方面に入ると人が少なくなり1時間ほどで辻峠に着くとまたまたたくさんの登山者がいました、みんな太鼓岩に登るために来ているようで私達も荷物を置いて登る。太鼓岩に出るとドピーカンで昨日歩いて宮之浦岳の稜線が見えている、1日延ばせば良かったねと思っても後の祭り。屋久島の天気予報は当てにならないと言われましたが、私達が屋久島にいた間雨が降ったのは宮之浦に登っている18日だけ・・・どうなっているのよ〜と2人でがっかりしたけど天気予報に賭けて負けてしまったと言うことだ。それでも天気が悪かったからか小屋はすいていたし、1泊の縦走だったので1日観光してから愛子岳にも登れたので結果的には良かったと思う、思うことにしよう(笑)
白谷雲水峡に入り、泊まる予定だった白谷小屋を覗いてみた。小屋の中にトイレが有るからか少し臭っていたのが気になるけど沢の側に立つ小屋はなかなか綺麗でした。小屋からバスの時間まであるので原生林コースを歩く、このコースは3回の渡渉が有り苔むした森の中はやっぱり神秘的。白谷雲水峡楠川歩道バス停から飛龍橋間は倒木のため通行止めになっていたので遠回りをしてバス停に着き、最終のバスで宮之浦に下山した。下山後レンタカーを借り安房まで戻って温泉に入り、下山祝いとしてまたまた昨日の居酒屋で飲んで食べたのでした。
midoriさんの記録⇒http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-643496.html
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