赤岳 横岳 硫黄岳 薔薇色のモルゲンロート

2024年02月10日(土) ~ 2024年02月11日(日)

• GPS: 12:25
• 距離: 21.0km
• 登り: 1,732m
• 下り: 1,707m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:58
• 休憩: 1:25
• 合計: 6:23

7:55 美濃戸口
8:43 やまのこ村
8:50 8:59 美濃戸山荘
10:02 10:03 中ノ行者小屋跡
11:07 11:46 行者小屋
11:54 阿弥陀岳分岐
12:44 12:50 赤岳主稜チョックストーン
13:00 13:09 文三郎尾根分岐
13:17 13:19 キレット分岐
13:29 13:30 竜頭峰分岐
13:35 13:46 赤岳
13:47 13:54 赤岳頂上山荘
14:18 赤岳天望荘

2日目

• 山行: 4:50
• 休憩: 1:01
• 合計: 5:51

7:52 赤岳天望荘
7:56 地蔵の頭
8:11 8:16 二十三夜峰
8:25 8:30 日ノ岳
8:35 8:40 鉾岳
8:47 8:53 石尊峰
9:00 9:03 三叉峰
9:15 9:16 横岳（無名峰）
9:21 9:32 横岳
9:43 9:44 台座ノ頭
10:04 硫黄岳山荘
10:34 10:44 硫黄岳
11:02 11:03 赤岩の頭
11:36 11:37 ジョウゴ沢
11:41 大同心沢（大同心ルンゼ）分岐
12:10 12:20 赤岳鉱泉
12:47 堰堤広場
13:09 13:11 美濃戸山荘
13:14 赤岳山荘
13:43 美濃戸口

天候

10日(土) 晴のち曇。日中の稜線の気温-10℃くらい。西の風強いときで10m/s程度。日本海に低気圧がいて東進しており、そのせいかお昼頃まで好天だった八ヶ岳も午後2時頃から夜にかけて時折雪となりました。
11日(日) 快晴。西の風5～10m/s程度。低気圧は東に抜け、西高東低の気圧配置に。八ヶ岳はよく晴れ、風も次第に収まって登山日和になりました。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

中央自動車道諏訪南ICから美濃戸口登山口へ。路面に雪が残っていてスリップ注意。八ヶ岳山荘駐車場は土曜日午前7時時点で8割方埋まっていました。

コース状況／危険箇所等

雪が適度に付いてアイゼンもよく効き、比較的歩きやすいコンディションでした。文三郎道上部から赤岳頂上を経て横岳に至るルート上の鎖や梯子はほとんど出ていました。

その他周辺情報

赤岳天望荘は暖房ばっちり、象足は不要でした。スマホの充電は各部屋のコンセントでできました。今厳冬季の営業は2/11宿泊までだそうです。

写真

2/10 8:17

美濃戸林道。圧雪路です。いつもならこのへんで東の空が明るくなるのですが、今日は天望荘の宿泊予約が取れたので、ゆっくり出発です。

2/10 10:58

南沢を延々と上がって、もうすぐ行者小屋。赤岳が見えてきました。晴れてはいますが、筋雲の多いのがちょっと気になります。

2/10 11:45

好天予報の三連休初日とあって、行者小屋前は人もテントもいっぱい。さて、登りますか。

2/10 12:13

文三郎道序盤の急坂。階段は雪に覆われていました。

2/10 12:28

樹林帯を抜けました。ちょっとバテ気味。運動不足の身には、美濃戸口からの3時間のアプローチはきつかったか?

2/10 12:36

仲よく並んで中岳と阿弥陀岳。

2/10 12:56

もうすぐ阿弥陀分岐です。数歩歩いては息を整え、また登ります。

2/10 13:02

阿弥陀岳です。ふぅー。

2/10 13:17

文三郎道上部の鎖場が始まりました。鎖はほぼ全部出ていました。

2/10 13:30

やっとのことで登ってきました。

2/10 13:40

赤岳頂上です。日頃の運動不足はいけません。

2/10 13:40

南の方はよく晴れています。富士山がきれいですね。

2/10 13:43

南八ツ南部の向こうには、南アルプス北部の山々。

2/10 13:57

さて、下りましょう。

2/10 14:01

横岳と、眼下に赤岳天望荘。今日の宿です。

2/10 14:08

日本海の低気圧の影響か、北側には低中層の雲がどんより。蓼科山は雪雲にかすんでいました。

2/10 14:16

光る粉雪、そして虹色の彩雲。輝く赤岳ですw

2/11 6:37

翌朝のことです。このモルゲンロートを見ることができただけでも、天望荘に泊まった甲斐がありましたよ。

2/11 6:37

もやのかかった日の出、素晴らしいです。

2/11 7:51

さて、のんびり出発します。午前8時前、空はすっかり八ヶ岳ブルーとなっておりました。

2/11 8:03

地蔵の頭を通り過ぎて、横岳に向かいました。梯子が始まります。

2/11 8:20

日の岳大ルンゼ。一気に登ります。斜度的には地蔵尾根中盤にあるトラバース鎖の下の坂くらいじゃないでしょうか。

2/11 8:31

赤岳の鉄板アングルですね。

2/11 8:33

ルンゼをはい上がって稜線に出るとすぐ、西側へ岩場をトラバースしながら下降します。

2/11 8:36

下りきって振り返ったところ。このへん、6月になるとツクモグサがたくさん咲きます。

2/11 8:40

次は西側斜面の大トラバースです。

2/11 8:43

振り返ればこの通り。

2/11 9:01

杣添尾根分岐を通過しました。

2/11 9:05

エビのシッポです。

2/11 9:12

赤岳と阿弥陀岳。稜線のあちこちで振り返れますが、カメラへのおさまりのいい場所を探しました。

2/11 9:17

短い梯子を上がると、

2/11 9:24

横岳本峰に着きました。画面中央奥に富士山が見えます。

2/11 9:26

横岳からは空中平均台のようなナイフリッジを下り、

2/11 9:28

次いでほぼ垂直な梯子を下ります。

2/11 9:30

そして稜線の西側をトラバースし、

2/11 9:31

さらに東側をトラバース。これで横岳の下りはおしまい。

2/11 9:34

横岳、下りてきました。

2/11 9:47

ここからは比較的のんびりコース。次なるは硫黄岳です。

2/11 10:03

硫黄岳山荘付近から来し方を振り返ったところ。赤岳や横岳と違って、どっしり感があります。

2/11 10:34

ケルンに沿ってゆるゆると登ると、硫黄岳頂上に着きました。

2/11 10:52

横岳、赤岳、阿弥陀岳。南八ツの稜線をずらりと一望できます。

2/11 11:01

振り返った硫黄岳。またね〜

2/11 11:05

赤岩の頭から樹林帯を赤岳鉱泉に向かって下ります。雪をかぶった上部の疎林がこれまたきれいでした。

2/11 12:21

赤岳鉱泉。素晴らしい好天に恵まれた、楽しい2日間でした。

撮影機器：

Canon PowerShot G9 X Mark II Canon

装備

個人装備

12本爪アイゼン ピッケル ヘルメット サングラス ゴーグル(予備)

備考

気温が高かったので、目出し帽は薄手のもので通せました。

感想

江波山のたぬき

10日夕方から11日朝にかけて雪予報を出す会社もあり、実際降雪がありましたが、翌朝の日の出は大当たり！ 神秘的で鮮烈なモルゲンロートでした。天望荘の宿泊営業、ありがたいです。