春の佐目子谷上流部
- GPS
- 08:15
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,118m
- 下り
- 1,118m
コースタイム
- 山行
- 8:05
- 休憩
- 0:09
- 合計
- 8:14
天候 | 晴れのち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
★北谷出会い~タイジョウ稜線 北谷は穏やかな様相ですが、二股以降は左股が穏やかで右股が急峻です。左股の最後のツメ部分は谷心を進むほうが比較的緩やかです。尾根筋に取り付くと急登で、滑った時に危険が伴います。 ★タイジョウ稜線~佐目子谷 尾根筋は明瞭ですが、ヤブっぽいところが点々とあります。細尾根で木の根だけで保たれている所は要注意です。沢に降りる最後の所は真直ぐ尾根通しは岩尾根となり危険です。少し手前に右にトラバースする獣道を利用して緩めの斜面から着地するといいと思います。 ★佐目子谷~佐目峠 佐目子谷右岸には「佐目子谷のダイラ」と呼ばれている広がりのある気持ちの良い場所があり、上流に向かいます。クチクマ谷との出合を過ぎると佐目峠方面の空が確認でき、明るい緩やかな源流部を峠まで登り詰めます。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
携帯
タオル
ストック
カメラ
|
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感想
体調も復調しましたので、少し長めのコースを歩きたくなりました。佐目子谷上流部の春はどんなでしょう?
つい春眠暁を覚えずで寝坊をしてしてしまい、1時間遅れのスタートです。岩が谷林道の駐車地は結構車が止まっていて、少し手前において出発しました。久しぶりの藤切谷は芽吹きとヤマザクラの淡い色合いで春を感じさせるもので、楽しい気分にさせてくれました。
普通のペースで蓮如上人旧跡まで歩けました。北谷へ入り込むと芽吹いたばかりの新芽が目に優しい明るい林が広がっています。やがて北谷の滝が見えてきました。三段の滝のようですね。特に二段目は岩がえぐれ釜になっているようです。巻道を登り広がりのある谷をどんどん進みます。二股は左股を進み、次々と現れる窯跡を拾いながら源流部へやってきました。今回は尾根をたどって稜線へ上がってみようと取り付きましたがかなりの急登を強いられ、滑ったら危ないなと感じましたので谷心を詰めるほうが良さそうです。
稜線からは佐目子谷に伸びている細尾根をたどります。下り始めは快適な尾根ですが、だんだん細尾根となりヤブっぽくなってきます。途中一箇所だけシャクナゲの密生する岩尾根がありますが、ここは右にトラバースする獣道に誘い込まれると進退窮しますので、尾根心のヤブを突破する必要があり、注意が必要なところです。ここをすぎると少々の藪はありますが、まずまず降りてこられます。最後の沢に降りる所は尾根を直進すると岩尾根の急崖となりますので、手前を右にトラバースする獣道を利用して少しでも緩やかな斜面を下ります。沢に降りるとホッとする広がりのある景色が広がっていました。
上流に向かい左岸を進むと明瞭な渡渉ポイントが出てきます。渡渉していると河原で動く茶色の物体が!!イノシシでした。怪我をしているようで右後ろ足を引きずりながら逃げ出しましたが、僕が離れるように動いているのを見るとへたり込んでしまったようです。命ながらえられたらと願うしかありません。
渡渉後右岸台地へ上がると、そこは「佐目子谷のダイラ」と呼ばれている気持ちの良いところです。まだ新芽もあまり吹いていないので、明るい林で気ままにさまよい歩いて地形の把握に務めました。佐目子谷の主様がこの近くにおられます。大きな欅と思われ、木の袂には石組みの台が作ってあります。手前側には低い石垣のようなものもあり、しばし深山の静寂の中に身を置きました。ここより少し上流で昼飯にし、最後の谷詰めに備えました。
クチクマ谷との出合を過ぎると本流には左岸に明瞭な踏み跡が続き、上流へ導いてくれます。流れは緩やかで沢筋の峠道の雰囲気を残しているようです。源流部も明るい広がりのある雰囲気で、沢の水がいろいろな所から染み出している様子です。カツラの木がいくつか生えていることからも水の多いところなんだなと思います。やがて草付きの斜面になり佐目峠の稜線に飛び出しました。趣深いコースだと思います。
ここからは一般路ですので、タイジョウまでどんどん進みましょう。時間が遅いせいか、誰一人と合わず静かな尾根歩きです。途中タイジョウの尾根が佐目子谷側が崩壊している所は、藤切谷側にトラバースするのですが少し不明瞭で南に下る尾根に誘い込まれる可能性があります。ルート確認をしながら進みましょう。
タイジョウまでくればあとは南尾根を快適に下るだけです。明るい早春の様子で林床にはあまり草花は見られませんでしたが、800mくらいまで下ると新芽も吹き出していました。アケビダンへ下る尾根は明確で、リボンもたくさんついていますので間違うことはないでしょう。アケビダンに降り立てばあとは足早に桜地蔵尊まで戻り、今日のお礼をして1時間弱の林道歩きです。今日の行程を思い出しながら駐車地まで戻ってくると、僕の車だけ残っていました。今日もいい一日でした。
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