十勝幌尻岳から札内岳 1泊2日
![情報量の目安: A](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_A2.png)
![](https://yamareco.info/include/imgresize.php?maxsize=90&crop=1&fname=%2Fuploads%2Fyp36e94d7ea52538d.jpg)
- GPS
- 23:25
- 距離
- 22.3km
- 登り
- 2,480m
- 下り
- 2,504m
コースタイム
天候 | 1日目 快晴、無風、2日目 快晴のち曇り、弱風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
昨年は雪解けが早かったので2週間早めての再チャレンジです。
オピリネップ林道の標高570m位に残雪があり、車はここまで。
登山道でカチポロを登る。飛び石では無理な渡渉は、裸足で通過。雪解け水がとても冷たい。標高940mの尾根取付き箇所の沢は、巨大な雪崩デブリ地帯。ここからスノーシューを装着するが、ズボる雪質。登山道の雪も途切れ途切れ。歩きやすそうな雪を探してみるが、何処も腐った雪でダメ。
カチポロ山頂手前から広い雪庇の上を歩く。踏み抜かないようハイマツ側を歩くと何度か腰まで埋まる。地熱により空洞となっているようだ。クラックの入った雪庇は避け、横の斜面に逃げ藪漕ぎとなる。
カチポロ山頂を過ぎ、暫くは歩きやすい稜線・雪庇だが、何度もクラックや岩体が出てきて藪漕ぎのトラバースを強いられる。歩きにくい雪質とトラバースに大幅に時間ロスし、予定より500m手前でテント設営。
夜は満天の星空に雲海が広がる。月明かりが日高山脈を照らし、白黒の何とも言えない幻想的な景色だった。
2日目の早朝は冷え、雪が固まって歩きやすい。稜線歩きといっても急なアップダウンの繰り返しで息が上る。今日も雪の無い細尾根の岩体に行く手を阻まれる。その都度トラバースで時間と体力が奪われペースも落ちる。
1839峰やカムエクが近くに見えカッコイイ。札内岳もいよいよ近くなってくると最後の急登だ。標高1680mで風が出てきたので目出帽をし、アイゼン+ピッケルにチェンジする。荷物は、最小限にして、念願の札内岳山頂に立つ。
少し雲がかかっているが幌尻岳、七つ沼カール、戸蔦別岳を目前に見ることができた。予定より2時間近く遅れているので、急いで下山開始。急斜面だが、程よくズボるので歩きやすい。斜面下の沢には、氷河のような雪崩デブリが不気味だ。カチポロが遥か遠くに見えるのは気のせいだろうか。
テントを回収して13時。暗くなる前に車に戻りたいが、重たい荷物と疲労でゆっくりしか歩けない。カチポロからの下りは急で雪も最悪だ。表面下の雪が簡単にズレてスノーシューの爪がきかないので何度も転倒する。車に戻ったのが18時40分。10分も経たないうちに周囲は闇に包まれた。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する