裏岩手縦走路～秋田乳頭山周回

2024年04月28日(日) ~ 2024年04月29日(月)

• GPS: 21:49
• 距離: 49.7km
• 登り: 2,504m
• 下り: 2,514m

コースタイム

1日目

• 山行: 12:02
• 休憩: 0:26
• 合計: 12:28

2:56 スタート地点
3:38 3:39 烏帽子岳平ヶ倉登山口
4:20 4:21 滝ノ上温泉登山口
5:11 5:11 林道出会
5:37 5:38 滝ノ上コース水場
6:11 6:11 滝ノ上温泉分岐
6:37 6:37 三ツ石山荘水場
6:41 6:48 三ツ石山荘
7:19 7:19 三ツ石山
7:51 7:51 三ツ沼
8:02 8:03 ニセ小畚
8:20 8:27 小畚山
9:19 9:25 八瀬森分岐
11:25 11:25 関東森
11:57 11:59 大場谷地
12:02 12:06 八瀬森山荘
14:18 14:18 大沢森
15:26 大白森山荘

2日目

• 山行: 8:58
• 休憩: 0:16
• 合計: 9:14

15:26 大白森山荘
6:16 6:16 大白森
6:55 6:55 小白森山
7:30 7:30 鶴の湯分岐
8:34 8:34 蟹場分岐
10:05 10:12 田代平山荘
10:45 10:49 黒湯分岐
11:11 11:14 乳頭山
11:16 11:17 千沼ヶ原分岐
11:44 11:44 白沼上水場
11:49 11:50 山頂まで2キロ標柱
12:24 12:24 白沼
13:23 13:23 滝ノ上温泉登山口
14:06 14:06 烏帽子岳平ヶ倉登山口
14:45 ゴール地点

天候

両日共に晴天
微風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

滝の上温泉へのゲートが5/5まで閉鎖されているとは知らず、ゲート前の駐車場で車中泊
片道6kmのロード

コース状況／危険箇所等

ゲート～滝の上温泉
約6kmの舗装路
行きは暗くて何も見えなかったが、帰りは葛根田川と新緑を眺めながら気持ち良く歩けた

滝の上温泉～三ツ石山
P1151手前から雪渓混じりになる
夏道を見失わない様に注意しながら歩く
奥産道分岐の急登を登れば三ツ石山手前までは雪が繋がる

三ツ石山～八瀬森分岐
夏道が出てたり出ていなかったり、ミックス
小畚山の下りに雪が付いてたらかなり危険だと思うが、夏道だったので助かった
ただ急登を過ぎると夏道が消えるのであらぬ方向へ行かない様に要注意

八瀬森分岐～八瀬森山荘
最初は夏道が出てたが直ぐに雪道へ
アップダウンも少なく快適に歩ける
所々夏道と繋がるが予想以上に刈り払いがされていて驚く

八瀬森山荘～大白森山荘
八瀬森山のピークを踏むつもりだったが、トラバースの踏み跡に釣られてスルーしてしまった
所々で沢地形が現れて高巻きしたので素直にピーク踏んでていても大差は無かっただろう
曲崎山は当初から雪があれば巻くつもりだったので計画通り
道中に関東森と大沢森というピークがあるが、知らぬ間に過ぎていた

大白森山荘～蟹場分岐
所々夏道が出るがこちらはあまり歩きたくない感じの薮
やはりこの時期に歩くのが正解だろう
大白森湿原はほぼ雪が解けていた

蟹場分岐～田代平山荘
田代平へ上がる急登だが、残念ながら夏道とのミックスだった
なんとか雪が残るルートを模索したが、結局薮に阻まれる
素直に夏道を行くべきだった
田代平も融雪が進んでいる

田代平山荘～乳頭山
冬限定の直登コースは既に使えない
夏道を行くが途中まで木道が出てたり出ていなかったりで、落ちると相当深いので要注意

乳頭山～白沼
白沼手前までは気持ち良く下りれる
白沼へ下りる急登がミックスで、今回で一番肝を冷やした区間
白沼で休憩をしていたら雪渓が豪快に崩れ落ちてきた
私が言うのもなんだが、当面は歩かない方がいいんじゃないかと思う

白沼～滝の上温泉
ミックスだが特に問題はない
蛇が出る事で有名なコースだけあって、数匹のヤマカガシを発見した

その他周辺情報

休暇村岩手網張温泉
温泉館＠600円

写真

4/27 15:00

前日
衝撃を受けた
ゲートがある事すら知らなかった
地熱発電所もあるのになぁ
ここで車中泊

4/28 2:56

予定より2時間早くスタートします

4/28 3:39

この山もいつか登ろう
湿原があるらしい

4/28 4:20

うっすらと明るく
奥の湯煙は地熱発電所か
すごい蒸気の音がしていた

4/28 4:25

結局当初予定より30分早く登山口に

4/28 4:36

先程看板にあった平ヶ倉山
月が綺麗

4/28 4:45

シラネアオイ

4/28 4:54

ここでいきなりアクシデント
折り畳み式のポールが折れたのでは無く、抜けた
私はポールをよく折るので安物を購入してるのだけど、抜けるのは初めてだ
買って3回目にしてコレとは…安物はやはりダメだな

先が思いやられる

4/28 4:59

水芭蕉に癒される

4/28 5:14

残雪が所々に現れる

4/28 5:30

ショウジョウバカマ

4/28 5:46

ニリンソウかな

4/28 5:46

視界が開ける
この辺りからはしっかりと雪が繋がり始める

4/28 5:56

こんな感じ
踏み抜きはほとんど無かったと思う
終始壺足で行けます

4/28 6:10

奥産道分岐

4/28 6:16

三ツ石山が見えてきた

4/28 6:16

大白森
まだ雪が少しあるが、翌日行ったら融雪が一気に進んでいた

4/28 6:29

三ツ石山荘手前
ここは初見なのでピンテ助かります

4/28 6:38

三ツ石山荘

4/28 6:39

人で溢れ返ってる時にしか来てないので新鮮

4/28 6:39

とても綺麗です

4/28 6:40

いつか泊まってみたいですね

4/28 6:40

山頂に向かいます

4/28 6:59

結構な勾配です
奥に岩手山

4/28 7:14

山頂付近は雪ありません

4/28 7:17

山頂
誰もおりません

4/28 7:19

岩手山

4/28 7:49

少し進んで三ツ石山を振り返る

4/28 7:50

三ツ沼

4/28 7:53

トレースありました
2人かな
このトレースの一つには乳頭山までお世話になる

4/28 8:02

ニセ小畚と岩手山

4/28 8:10

しばらくは夏道
いい風吹いてました

4/28 8:20

小畚山
ここからの下りに雪が付いていたら撤退もあると思っていたけど、夏道で助かりました

ここで八幡平方面から来た登山者とスライド

4/28 8:36

ピント合わず残念だけど、調べたらウソって鳥でした

4/28 8:46

八瀬森分岐への道
豪快に雪崩れてます

4/28 9:01

振り返って小畚山

4/28 9:12

先程の雪崩れてた所

4/28 9:28

ここから初見
意外にもしっかりと整備された道でした

4/28 9:35

がしかし、直ぐに冬道に入る

4/28 9:39

所々湿原がある様です

4/28 9:54

初心者向けのゲレンデが現れる

4/28 9:59

振り返る

4/28 10:02

秋田駒
本当ならあそこまで行く予定だったが天気の都合で今回は諦める

4/28 10:09

たまに夏道
暑いのですぐに雪の上に戻る

4/28 10:36

湿原見え出してます

4/28 11:56

八瀬森山荘前の湿原
ここで先行者に追いつく
どうやらソロの方だが小屋方面では無く湿原を真っ直ぐ進んでいる
八瀬森を巻くにしても方角的に谷地系なので既に雪解けが進んでいるこの時期に行けるのだろうか
着いて行ってみようか悩んだが、大白森山荘で会えるだろうから話を聞こうと思って遠くから見送った

4/28 11:58

山荘前の湿原

4/28 11:58

水芭蕉が凄かった

4/28 12:00

八瀬森山荘

4/28 12:03

だいぶ古そうですが

4/28 12:03

中はとてもよく整備されていました

4/28 12:03

雨漏れ情報もありましたが、所々に新しい木材で補修されているようです
当初の予定より1日減ったのでここに泊まっても大丈夫かな？なんて弱音虫が鳴きましたがまだお昼、先に進みます

4/28 14:18

八瀬森へ登り始めますが
トレースに釣られて巻く事になりました
写真が無いのは所々に雪解けの沢が出ていて、高巻きを繰り返して意外と大変だったから…

4/28 14:33

所々で雪が切れ始めます

4/28 14:38

なるべく雪の上を進みますが

4/28 15:01

この程度の薮

4/28 15:29

満身創痍で宿泊地へ
2年ぶり
結局、八瀬森で見た先行者が小屋にくる事は無かった
あのまま進めばここに泊まるはずだが
引き返して八瀬森山荘に泊まったのだろうと思う

4/29 5:27

翌朝
すごい寝坊
10時間くらい寝たんじゃないか

4/29 5:58

大白森
ほぼ溶けてます

4/29 5:59

岩手山
この日も黄砂がひどい

4/29 6:08

遠くに秋田駒ヶ岳

4/29 6:09

まだ新芽は出てない

4/29 6:11

池塘があったので

4/29 6:12

岩手山と撮ってみたが、逆さ岩手山とはいかなかった

4/29 6:14

前回は雪に覆われていたので新鮮です

4/29 6:15

一応山頂標識
実際は別の所が山頂

4/29 6:19

名残惜しいが下ります

4/29 6:22

ここも結構な勾配です

4/29 6:52

ホシガラス

4/29 6:56

小白森の湿原

4/29 7:04

ピークだが標識が見当たらない

4/29 7:15

今回苦労したのはこういった地形が多く高巻きを強いられた事
ここは高巻きして登り返した地点
夏道を少し外れると多いので基本は夏道をトレースするのが良いだろう
まぁ雪がたっぷりあれば問題ないのだが

4/29 7:42

ある所にはあるのよね
雪

4/29 8:00

夏道をゆく

4/29 8:03

ピンテに勇気づけられます

4/29 8:19

しかし昨日で足を使い切ってるので休み休み
ポール片方ないし！

4/29 8:34

蟹場分岐
秋田側に下りたら車に戻るのにいくらかかるんだろうか…
ないない

4/29 8:56

こんなものが田代平まで点々と

4/29 9:05

ここね
田代平に上がる急登
夏道をトレースしていたつもりだったけど

4/29 9:12

行き止まりでした

4/29 9:15

突っ込みます
熊笹なら問題ありません

4/29 9:31

上がりましたが、手拭いを持っていかれました
靴の乾燥用に持ってきてるタオルを代用します

4/29 9:33

秋田駒ヶ岳

4/29 9:35

ここも融雪が進み木道がチラホラ

4/29 9:48

良い感じです

4/29 9:58

分岐

4/29 10:04

田代平山荘
ここで下山してきた登山者に遭遇
冬道はもう使えないという情報を頂く

4/29 10:17

とはいえギリギリまでは雪道を

4/29 10:20

うん
危険だ

4/29 10:28

おとなしく夏道に戻る

4/29 10:58

見えた

4/29 11:00

乳頭山

4/29 11:00

素晴らしい景色が広がっていた

4/29 11:01

岩手山

4/29 11:01

手前に大白森
奥に森吉山

4/29 11:02

ドラゴンアイ？
秋田駒縦走路方面

4/29 11:20

下山開始です

4/29 11:27

振り返ると乳頭山では無く烏帽子山だった

4/29 11:28

この道
最高に気持ち良かったなぁ

4/29 11:46

ここからはノートレース

4/29 12:00

こんな感じで快適だったのだが

4/29 12:02

キクザキイチゲ

4/29 12:04

白沼が見えましたが、そこに下りる急登が今回一番痺れた

4/29 12:11

このトラバースで2mくらい落ちた

4/29 12:15

そして白沼手前の急登を下り切った所で2本目も同じ症状で死亡
メイドインチャイナの文字が恨めしい
雪道が早く無くなることを願って進むしかない

4/29 12:19

振り返って

4/29 12:22

白沼

4/29 12:26

へぇ

4/29 12:33

ヤマカガシ
2、3回見ました
ポールが無いので怖かった
猛毒です

4/29 12:55

地熱発電所が見えました

4/29 12:57

夏道は快適でした

4/29 13:09

カタクリお出迎え

4/29 13:21

安堵感

4/29 13:23

お疲れ山〜

4/29 13:23

じゃ無かった

4/29 13:25

約6km歩きます
ここで温泉入る予定だったのになぁ

4/29 13:27

まぁでもこの景色を独り占めなので良しとします
鳥越の滝
虹と桜添え

4/29 14:00

道中の滝水を頭から被って元気回復しつつ

4/29 14:20

葛根田川を眺めながら

4/29 14:43

楽しい6kmでした
今度こそお疲れ山です

撮影機器：

iPhone 15 Pro Max 256GB SIMフリー Apple

感想

さいとうさん

4月は仕事が本当に忙しくて残業70時間
GWの予定も立てられず、いつか歩きたい妄想集の中からのチョイス
とにかく静かな山を歩きたかった

せっかくだから秋田駒まで足を伸ばして2泊3日の予定だったが3日目が雨予報になったので早々に断念

いきなり想定外だったのは冬季通行止め
予定を早めて3時スタート
初日に28km歩く事になった
そしてポールが2本ともダメになった事ももちろん想定外

詳細は写真のコメントに書いていますが、夏道とのミックスです。
アイゼンピッケルは使いませんでした
水場は探してませんが、雪の下だったと思います
道中雪を溶かしながら歩いて、手持ちの水は2.5ℓをキープした感じです

最後のロードで間抜けにも縁石に足を引っ掛けて転倒
右足膝が今でも大きく腫れています
それでも約50kmを無事歩き切ったので代償としては小さい方でしょうか

夏は悪評高いコースですので、同じような時期に今度は秋田駒ヶ岳まで縦走してみたいと思います