剣山(見ノ越〜次郎笈)
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- GPS
- 04:36
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 877m
- 下り
- 874m
コースタイム
- 山行
- 3:47
- 休憩
- 1:39
- 合計
- 5:26
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険個所なし |
その他周辺情報 | 無料駐車場6時はガラガラ、下山後の11時頃には満車 |
写真
感想
初の四国徳島の山。といっても眉山は観光で登ったことあるが、車でだけど。GW、東北の山へいく計画が、四国出身の友人の事業整理手伝い、ついでに四国の山に登ろうと急遽計画。
ほんとは石鎚山、伊予富士も候補に。というかすべて登りたいと考えたが、いろいろ他に忙しく、おもったより徳島から遠い(←当たり前だろ)だったのでまたの機会にと断念。そのかわり剣山を堪能しようとあえて裏ルートたるコリトリから登ることを計画。のちに一転変更することになるのだが、←そればっか
さて車を借りて午前3時すぎに出発。徳島から国道438号(R439)をひたすら進みます。この道は市街地を抜けると山中の狭い道などを走って広い道に出たりの繰り返しで酷道ともいわれる道路です。ここから垢離取(コリトリ)という地、一の森登山口(富士の池登山口ともある)に向かいます。
この垢離取という地名、地名としては珍しくはないらしく各地にもあるようだが自分は初耳である。
垢離取は「垢離取り」とも「垢離」とも書くらしく、調べると垢離(こり)とは、神仏に祈願する時に、冷水を浴びる行為のこと。自身が犯した大小様々な罪や穢れを洗い落とし、心身を清浄にすることである。水垢離(みずごり)、水行(すいぎょう)とも言う。
垢離は漢語には見当たらず、純粋な和語と考えられている。
神道でいう禊と同じであるが、仏教では主に修験道を中心に、禊ではなく水垢離などと呼ばれ、行われることがある。
だそうで、水垢離といったほうがよく知られている。剣山は霊山であり、かつてこの地で行われていたのだろうことが伺える。
しかし朝も明けない頃から走ってやっと到着したものを通り過ぎて見ノ越まで突破してしまったという始末で結局いわゆる表ルートたる見ノ越から登るという結果となりました。
なぜ通り過ぎたかというと事前に調べたところコリトリへの案内板が近づくとあるようなことが書かれていたので、じつはそれ見ノ越から走るとある案内で徳島市側から進むとないのである。それは復路で気づいたのですが、後の祭りである。
まあどちらかといえば難関コースから初心者コースに変更したようなものだから問題なかったですが、これが逆ならかなりやばいですよ。コリトリからは頂上まで見ノ越からよりは3倍は時間かかると思われるので。まあそのコースに挑戦してはみたかったですが。
さて見ノ越到着は午前6時過ぎ、無料駐車場はガラガラでした。あきらめて準備をしていざ出発します。剣山神社は朝のお努め?のよう、でお参りしてすぐ登り始めます。道の先は霧っており、リフトはまだ動いておらず、まあヤマヤはそんなもの利用しませんが、見上げるとガスっており、これは今日展望はのぞめないかもしれないと半分あきらめてました。
登っていくと晴れ間がでてきます。どうやら雲の下だったようでちょっと登れば雲の上に出ました。リフト頂上の西島駅直下あたりから晴れ間が出て展望もよ見事な雲海ずっと拝むことがここからをできるようになりました。圧巻です。
西島駅舎裏手を進んで尾根道コースを登ります。大剣神社を経由するコースは復路で利用します。のぼり途中からもずっと雲海を拝むことができます。途中や野営場などありましたが幕営している人はいませんでした。基本は軽装の人が多かったですが、まれにテンパク装備らしき人も、おそらく三嶺あたりまで縦走するのでしょう。うらやましい、
頂上まではすぐ、まあリフト駅からヒュッテらしき建物が見えてますけどね。頂上直下はヒュッテと剣山神社がります。お守りを購入していざ頂上へと、この頂上は木道が四散している人工的な頂上でちょっと興ざめするんですが、雲海もずっとあって見事な展望です。特に次郎笈(ジロウギュウ)への天空の尾根道を見下ろす展望は圧巻でした。
しばしお決まりのチリトマトを食し、まだまだ時間があるので予定にはなかった次郎笈までピストンすることに。剣山は別名、太郎笈(タロウギュウ)といい次郎笈と対峙する山である。どうせ戻ってくるのだし特に危険はないと判断して頂上にザックをデポして貴重品とペットボトルだけ持ってピストンです。
とにかくこの尾根道は展望が素晴らしいの誰しも認めるでしょう。一度下りてそしてまた登ります。空身でも登りはちょっと疲れましたがすぐに頂上に、人工物の多い太郎笈と比して狭いながらもナチュラルな山頂で、これまた素晴らしい展望。四国は山が多い自然豊かさを感じました。
ここから太郎笈への復路も展望が素晴らしかったです。また一度下りては登るんですが、疲れながらもすぐに感じました。いつかその先、三嶺などへテンパク装備などで縦走できたらいいかと思います。避難小屋がいくつかあるんですね。
戻ってザックを回収して下山します。下山は大剣神社経由で、特に危険な箇所はありません。ご神体の大岩まですぐ、社は混んでいてお参りは省略しました。
リフト駅をすぎてからは復路は往路と同じコースを。途中駐車場を遠くから見下ろすと見事に満車となってました。やっぱり遅く来るとどうしようもないので注意です。
無事下山して靴下など着替えて車で徳島市内へ帰ります。途中間違えた垢離取に寄ろうとして気づきましたが、こちらから進むと例の500m間隔である案内があるんですね。なぜここまで執拗に案内するのかは謎ではありますが、
垢離取到着、ここに駐車してから登れますが、橋を渡ってさらに登って駐車することもできるようです。が、歩いて先を覗きましたがかなり荒れているよう。舗装されてますが地面はひび割れてます。さすがに四駆でないと無理という情報はなかったですが、進入に躊躇するような道でした。まあちょっと覗いた限りですが、
それから徳島市内まで安全運転で無事帰還しました。市街に入るまでほぼ停車することがないんですよね。朝方とちがってすれ違いに出くわして譲ったり譲られたりしましたが、酷道といわれるほどひどくはなかったです。まあ注意は必要ですが。
見ノ越から登ったおかげで時間も体力も余力ありありで、当初の予定にはなかった次郎笈までピストンし、天空の尾根を堪能できてよかったです。予定どおりの垢離取からだと3倍くらいは時間かかりますので疲労して次郎笈ピストンはできなかったかもしれません。これはかえって得したかもしれませんね。
次はどこの山の、いつになるだろうか、
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