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Yamareco

記録ID: 6747956
全員に公開
山滑走
白馬・鹿島槍・五竜

針ノ木岳 マヤクボ沢

2024年05月04日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:32
距離
12.6km
登り
1,597m
下り
1,596m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:47
休憩
0:45
合計
6:32
4:00
5
スタート地点
4:05
4:05
101
5:46
5:54
144
8:18
8:55
40
9:35
9:35
57
10:32
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・市営無料駐車場(0時時点で8割程度埋まっていた)
・24時間トイレは扇沢駅と有料駐車場の間にある
コース状況/
危険箇所等
◼︎扇沢~マヤクボ沢出合
・橋で右岸に渡った後の堰堤の高巻きまでは藪が多いのでスキーを担いだ。
◼︎マヤクボ沢~コル
・上部のカール地形を山頂まで登るルートは下記2通りのようだが、斜度の小さい①で登った。
①山頂に向かって右側にあるスバリ岳と針ノ木岳のコル(マヤクボのコル2,680m)に登った後、山頂まで140m夏道を登るルート:コルまでの斜度は小さい。
②山頂に向かって左側にある肩2,740mに登った後、山頂まで雪の稜線を80m登るルート:最短だと思われるが、カール最上部は急傾斜。
◼︎コル~針ノ木岳山頂
・ガレ場の夏道が出ておりアイゼン無しで登れるが、急なのでスキーブーツで登りにくい。
・1箇所だけ急斜面の雪渓トラバースがあったので、アイゼンとピッケルを使った。
◼︎山頂~肩
・針ノ木峠側の稜線に雪壁があるので、迂回して下りた。
◼︎マヤクボ沢の滑走
・北東向きの斜面で早朝から日が当たるため、早い時間帯から緩みやすそう。
・最上部は急斜面だが、比較的凹凸が少なく適度に表面が緩んでおり滑りやすかった。(9時15分頃滑走開始)
◼︎針ノ木雪渓下部の滑走
・デブリ地帯で2回ほどガリっと石を踏んだ。
その他周辺情報 大町市コミュニティセンター 上原の湯(わっぱらのゆ):
・大人500円
・11時30分頃で空いていた(洗い場が5/10程度埋まるぐらい)
トイレは扇沢駅と有料駐車場の間の法面にある。
1
トイレは扇沢駅と有料駐車場の間の法面にある。
ネットで見たことがある看板。大町市出身の登山家である百瀬慎太郎の詩とのこと。
ネットで見たことがある看板。大町市出身の登山家である百瀬慎太郎の詩とのこと。
ゲート手前の道路左脇から登山道に入る
ゲート手前の道路左脇から登山道に入る
針ノ木登山口
アスファルトから砂利道に入り、沢の左岸を進む。
アスファルトから砂利道に入り、沢の左岸を進む。
橋で右岸に渡る
堰堤が見えた。橋を渡ってからは藪が多い。
堰堤が見えた。橋を渡ってからは藪が多い。
堰堤を高巻き
シール歩行開始。トレースのおかげで歩きやすい
シール歩行開始。トレースのおかげで歩きやすい
針ノ木岳とマヤクボ沢が見える
針ノ木岳とマヤクボ沢が見える
左手に蓮華大沢
蓮華岳を挟んで、右俣と左俣に別れた大沢。右俣は最上部まで雪が繋がっていそう。
蓮華岳を挟んで、右俣と左俣に別れた大沢。右俣は最上部まで雪が繋がっていそう。
右岸を進む
右手のビョウブ尾根から土の混じったデブリ
右手のビョウブ尾根から土の混じったデブリ
まだボコボコしているが雪面が多少綺麗になってきた
まだボコボコしているが雪面が多少綺麗になってきた
シールで直登する
シールで直登する
左手が針ノ木雪渓(針ノ木峠)、右手がマヤクボ沢。地図でノドとなっており多少幅が狭まっている気がするが、斜度はさほど大きくない。
左手が針ノ木雪渓(針ノ木峠)、右手がマヤクボ沢。地図でノドとなっており多少幅が狭まっている気がするが、斜度はさほど大きくない。
左手の針ノ木峠方面。マヤクボ沢よりも斜度が大きく見える
左手の針ノ木峠方面。マヤクボ沢よりも斜度が大きく見える
右手のマヤクボ沢に入る。上段はカール地形で、2段に分かれているように見える。
右手のマヤクボ沢に入る。上段はカール地形で、2段に分かれているように見える。
中央の岩の右側から登った。
中央の岩の右側から登った。
ここでスキーを背負ってアイゼンに換えた。
ここでスキーを背負ってアイゼンに換えた。
稜線直下をトラバースする人が見える
稜線直下をトラバースする人が見える
標高2,540mあたりでカールの底に入ると斜度が緩くなる。標高は針ノ木峠とほぼ同じ。針ノ木岳山頂が見える。
標高2,540mあたりでカールの底に入ると斜度が緩くなる。標高は針ノ木峠とほぼ同じ。針ノ木岳山頂が見える。
ここから中央のコルに登るのが最短ルートだと思われるが、上部は急斜面なので滑落が怖そう。
ここから中央のコルに登るのが最短ルートだと思われるが、上部は急斜面なので滑落が怖そう。
針ノ木岳とスバリ岳のコルのほうが、斜度が小さそうなので、こちらを目指して登る。
針ノ木岳とスバリ岳のコルのほうが、斜度が小さそうなので、こちらを目指して登る。
針ノ木岳とスバリ岳のコル2,680mに着くと、正面に立山
針ノ木岳とスバリ岳のコル2,680mに着くと、正面に立山
これから登る岩の要塞のような針ノ木岳
これから登る岩の要塞のような針ノ木岳
振り返って、左奥がスバリ岳
振り返って、左奥がスバリ岳
ガレ場の急斜面に出たが、足場が崩れて明らかに登山道ではなさそうなので引き返した。この後、上方に見える雪渓をトラバースする。
ガレ場の急斜面に出たが、足場が崩れて明らかに登山道ではなさそうなので引き返した。この後、上方に見える雪渓をトラバースする。
この雪渓のトラバースが一番怖かった。岩の近くは融解後に再凍結して一部青く氷化している。
この雪渓のトラバースが一番怖かった。岩の近くは融解後に再凍結して一部青く氷化している。
滑落したらカチカチの雪渓で止まるのは難しそう。先ほど間違えて入り込んだガレ場に当たって止まるだろうか?
滑落したらカチカチの雪渓で止まるのは難しそう。先ほど間違えて入り込んだガレ場に当たって止まるだろうか?
全体的にカチカチだったが、トレースがあって助かった。背負ったスキーが引っかからないように注意しながら、アイゼンとピッケルで慎重に通過した。
全体的にカチカチだったが、トレースがあって助かった。背負ったスキーが引っかからないように注意しながら、アイゼンとピッケルで慎重に通過した。
最後のガレ場の急坂。
最後のガレ場の急坂。
ガレ場を登ると、急に針ノ木岳の山頂2,820.7mが見えた。
ガレ場を登ると、急に針ノ木岳の山頂2,820.7mが見えた。
右手に真っ白な五色ヶ原、中央に薬師岳。左は赤牛、野口五郎、水晶岳。
右手に真っ白な五色ヶ原、中央に薬師岳。左は赤牛、野口五郎、水晶岳。
高瀬ダム方面。北アルプス南部
高瀬ダム方面。北アルプス南部
右手に爺ヶ岳。山頂標識を挟んで左手に鹿島槍ヶ岳。左奥に白馬三山も見える。
右手に爺ヶ岳。山頂標識を挟んで左手に鹿島槍ヶ岳。左奥に白馬三山も見える。
黒部湖の対岸には立山、奥に剱岳
黒部湖の対岸には立山、奥に剱岳
山頂から針ノ木峠側に少し下ったところ。岩の間の急斜面にスキーで滑った跡。
山頂から針ノ木峠側に少し下ったところ。岩の間の急斜面にスキーで滑った跡。
山頂直下の急斜面を覗き込む。ここから滑るのは怖いので、もう少し稜線を下る。
山頂直下の急斜面を覗き込む。ここから滑るのは怖いので、もう少し稜線を下る。
針ノ木峠側の稜線は、雪壁になっている
針ノ木峠側の稜線は、雪壁になっている
上部は急斜面
山頂直下は急斜面
山頂直下は急斜面
スバリ岳方面
左から鳴沢岳、岩小屋沢岳、爺ヶ岳
左から鳴沢岳、岩小屋沢岳、爺ヶ岳
平坦なカールの底。
平坦なカールの底。
スマホの広角レンズで撮影しても収まりきらない幅の広い斜面
スマホの広角レンズで撮影しても収まりきらない幅の広い斜面
山頂直下の斜面を拡大。時期が遅くなると岩が出てきて雪が繋がらなくなりそう。
山頂直下の斜面を拡大。時期が遅くなると岩が出てきて雪が繋がらなくなりそう。
マヤクボ沢下部も、比較的斜度があり楽しい。
マヤクボ沢下部も、比較的斜度があり楽しい。
針ノ木峠側の斜面もギリギリ雪が繋がっており、スキーの跡がある。針ノ木峠から山頂に行かずに滑っている?
針ノ木峠側の斜面もギリギリ雪が繋がっており、スキーの跡がある。針ノ木峠から山頂に行かずに滑っている?
針ノ木峠に向かって針ノ木雪渓を登る方々。
針ノ木峠に向かって針ノ木雪渓を登る方々。
デブリ地帯だが、右岸のトレースのおかげで楽に滑れる。
デブリ地帯だが、右岸のトレースのおかげで楽に滑れる。
斜度もなくなり堰堤も見えたので、ここでスキーを脱いでブーツで歩いた。
斜度もなくなり堰堤も見えたので、ここでスキーを脱いでブーツで歩いた。
左岸へ渡る橋に気づかず、通り過ぎてしまった。
左岸へ渡る橋に気づかず、通り過ぎてしまった。
橋は土や落ち葉、枝でカモフラージュされて分かりにくくい。
橋は土や落ち葉、枝でカモフラージュされて分かりにくくい。
道路脇の登山道
ゲート左脇の登山口
ゲート左脇の登山口

感想

針ノ木岳は初めて行きましたが、マヤクボ沢の広大なカール地形が良かったです。上部は急斜面で幅の広い綺麗な雪面が広がっており、カールの底をベースに何回も滑って楽しめそうでした。

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技術レベル
3/5
体力レベル
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