尾瀬ヶ原と花盛りの至仏山 尾瀬戸倉〜富士見峠〜竜宮〜見晴(テント泊)〜竜宮〜山ノ鼻〜至仏山〜鳩待峠
- GPS
- 32:00
- 距離
- 30.4km
- 登り
- 1,797m
- 下り
- 1,187m
コースタイム
- 山行
- 5:13
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 5:54
- 山行
- 5:45
- 休憩
- 2:09
- 合計
- 7:54
9:52尾瀬戸倉ー11:18富士見下11:29−12:29元休憩所12:31−13:14富士見峠13:22−13:30富士見田代13:39−15:02竜宮小屋ー15:35見晴キャンプ場
出発9:52〜到着15:35
休憩時間30分
歩行時間5時間13分
就寝21:00〜起床4:00
7月12日日曜日
7:00見晴キャンプ場−7:30竜宮十字路ー8:06中田代三又路8:17−8:50山ノ鼻9:18−10:25中間地点10:39−12:13至仏山頂上12:56−13:59笠ヶ岳分岐ー14:54鳩待峠
出発7:00〜到着14:54
休憩時間2時間9分
歩行時間5時間45分
合計歩行時間10時間58分
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
関越交通バス:沼田駅〜尾瀬戸倉(鳩待峠バス連絡所)2050円 時刻表運賃表(関越交通HP):http://kan-etsu.net/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
尾瀬戸倉〜富士見下:舗装された県道と林道 歩道なし 車に注意 富士見下〜富士見峠:オフロードの林道 危険個所なし 富士見峠〜竜宮:危険個所なし 但し木道が濡れている場合はスリップ注意 見晴〜山ノ鼻:危険箇所なし 景色に見とれすぎて木道から落ちないように!! 山ノ鼻〜至仏山:蛇紋岩の登山道 乾いていても滑りやすい 濡れていたらカナリ注意! 至仏山〜鳩待峠:頂上〜小至仏山辺りまで蛇紋岩の登山道の為、スリップ注意! |
その他周辺情報 | 日帰り入浴:尾瀬戸倉温泉 尾瀬ぷらり館 500円 10:00〜18:00 第2・4水曜日休館 |
写真
感想
金曜日、仕事を済ませ帰宅し食事、風呂も済ませ父に駅まで送ってもらった。
水戸駅から常磐線、水戸線、両毛線を乗り継ぎ水戸線福原駅辺りから気分が悪くなりながら移動し前泊を桐生にてビジネスホテルに宿泊。気分が悪いので11時40分就寝
翌朝、5時に起床。幸い体調も回復し予定通り尾瀬に向かう事に。
7月11日土曜日
桐生から再び両毛線で新前橋まで行き上越線に乗換、沼田まで電車移動した。しかし、昨日と同様、沼田に近づくにつれ気分が悪くなり沼田駅からバスで尾瀬戸倉までとりあえず移動し着いた時には吐きそうな感じで本気で帰ろうと思い帰りの時刻表を調べたりしていた。しかし、1時間程たった頃体調が回復しとりあえず行けそうな所まで進むことに。
9時前尾瀬戸倉を出発し県道を鳩待峠方面に進むと富士見下の分岐があり右へ行く。尾瀬戸倉スキー場を過ぎると舗装された林道に入る。しばらく行くとバス停と駐車場のある富士見下に着く。トイレを済ませ今度は一般車両進入禁止のオフロードの林道になり7kmの林道歩きになる。これといった見どころは無く下部のブナ林や上部のダケカンバ林、針葉樹林など植生の変化や田代原の牧歌的な森がある位です。ひたすら樹林に囲まれた林道を2時間ほど歩き途中、元休憩所や富士見峠近くの水場で水を飲んだりして富士見峠に到着。
ここまで来て体調も崩れる事も無いので予定通り見晴へ行く事に。富士見峠を経ってすぐの所に富士見田代がありベンチで少し休憩し竜宮へ向かう。長沢新道に入ってすぐの所に標高の高い為にまだ水芭蕉がわずかに咲いていた。
しばらく木道の緩い下りを進んでいくと勾配が急になり木の根や岩伝いの道になり慌てず降りて行く。斜面が緩くなると針葉樹林からブナ林に変わる。長沢を渡りもうすぐで湿原という所でもの凄い獣臭を感じる。何とも言えない緊張感が走った。それから間もなくお待ちかねの尾瀬ヶ原へ入る。入った途端から視界が開け山奥とは思えない開放感に満たされる。程なく竜宮小屋に着き水場で水分を補給。あとは、今宵の宿泊地見晴まで一直線の木道を行くだけ。ニッコウキスゲは早かったみたいでほとんど蕾だったがカキツバタ、アヤメが見頃で濃い紫が印象的で群落もあり見事だった!
4時前に見晴に到着!燧小屋にてキャンプ場使用料を支払い番号札を受取り早速、テントを張り後はのんびり食事を済ませ見晴周辺を散策したり思い思いの時間を過ごす。ちなみに意外だったのが見晴から少し離れた湿原内でスマホのネットがバリバリ使えてビックリした。山に囲まれ電波が弱い為、ほとんど圏外のイメージだった。
21:00就寝
7月12日日曜日
4:00起床
実に寒い!!7月だというのに。
テント内の温度計は7.5℃。
尾瀬の朝は寒いのは知っていたけどここまで寒いとは思いもしなかった。テントはシングルウォールの為、結露が結構すごかった。
寒い中、見晴周辺を散策。同じく見晴宿泊の人たちも大勢、散策に出ている。
手が冷たく痛いほどだけどそれを補う素晴らしい景色で霧が作り出す色はとても幻想的でシャッターを押さずにはいられない!尾瀬が最も美しい表情を見せる素晴らしい時間で泊まった者にしか味わえない贅沢な一時であることは言うまでもない。
テントに戻り、朝食を軽く済ませ(胃の調子がイマイチ)テントをたたみ、いざ至仏山へ!!!
見晴から竜宮、中田代経由で至仏山の麓の山ノ鼻に向かう。湿原内の道の為、約6km延々木道が続く。
早朝の霧はすっかり消えて又違う景色になっていた。咲いている花は主にアヤメ科の植物が主体だった。時々現れる池塘やアヤメ、カキツバタの群生やシラカバなど絵になるものが多く正面には至仏山、背後には燧ケ岳と百名山に挟まれた何とも贅沢な景色だった。牛首で小休憩し山ノ鼻へ。牛首から山ノ鼻間は池塘が多くその中に浮島があり覗いてみると本当に浮いているのが分かる。まるでスポンジのようだ!山ノ鼻の近くにコバイケイソウの見事な群生があり白い花々が太陽に照らされ真白に輝いていて印象深かった。
9時前、山ノ鼻に到着!
トイレ、水分補給、菓子パン購入し山旅の最終目的である至仏山へ登山開始。
研究見本園を右手に見て至仏山は真っ直ぐすすむ。程なく樹林に入り本格的な登りが始まる。標高1600位までは樹林で展望は効かないが涼しい。1700m付近から森林限界で視界は一気に開け尾瀬ヶ原の素晴らしい展望が見る事が出来る。しかし、天気が良すぎる為、日差しが大変強くもの凄くあっづい・・・・・
加えてアブのような虫がやたら集ってくるので鬱陶しい。テントも背負い肩も痛くなってきた。1800mの中間付近で休憩をとる。カロリーメイト1本頬張り水分補給し再び登る。途中、クサリ場でどこの局の撮影クルーかわかりませんが山番組?の収録していました。相変わらず強い日差し急な登り蛇紋岩の滑る道に苦戦しながら登っていると標高2000m辺りから花畑が現れる。もうきつくて心折れそうな頃合いに現れる花畑。どれ程の人の心を救った事かと思うほど花が咲いている。
名前が分かる花で、ユキワリソウ、ハクサンイチゲ、チングルマ、ホソバナヒナウスユキソウ、ジョウシュウアズマギク、イワイチョウ、イワカガミ、ヨツバシオガマ、タカネシオガマ、ジョウエツキバナノコマノツメ、タカネバラ、ヒメウメバチ、イブキジャコウソウ、エゾウサギギク等、他にもわからない花もあり見事だった!
12時過ぎ花々に励まされやっとの思いで山ノ鼻から約3時間で頂上に立てる事が出来た!
先ほども言った通り快晴なので展望が大変よく百名山だけでも燧ケ岳、日光白根山、男体山、会津駒ケ岳、飯豊山、平ヶ岳、越後駒ケ岳、巻機山、谷川岳、苗場山、武尊山、赤城山、皇海山と13座も姿を拝見できた。
菓子パンを8割頬張り僅かな水分を補給し後は鳩待峠に下るのみ!
その前に山頂でシャッターをお願いし記念撮影を済ませる。
撮影後、下山開始。
下山とはいえ笠ヶ岳分岐辺りまでは稜線道で上り下りのある開放感あふれる道を行く。小至仏山で団体さんを追い越しさせて頂き花畑の下りを行くと樹林帯に入る間もなく笠ヶ岳の分岐が現れ、すぐにオヤマ沢田代が現れ再び樹林へ入っていく。間もなく水場があるが正直、自分は飲もうとは思わなかった。明らかに濁っていて大丈夫なのか心配なので止めました!
そこからひたすら樹林帯の中の道を下り樹林がブナに変わると程なくして鳩待峠に到着!
麓に着いた頃は絶望的だった今回の山旅。どうにか体調も持ち予定通り無事、山旅を終える事が出来た!
帰りのバス代を支払い、お土産を買い、水をがぶ飲みし鳩待峠を後に。
下山後、尾瀬戸倉温泉尾瀬ぷらり館にて日帰り入浴を浴び汗を流しあとはバスと電車で帰るだけ。
しかし、ここからが過酷でここから帰りの車中(バス、電車)自宅に至まで吐き気に襲われ、いや、上野駅のトイレで吐いた・・・
至仏山の登りよりある意味きつかった・・・
疲れていたのか精神的におかしかったのか原因がいまだに分かりませんが今回の山旅で移動に使った車中の7割は吐き気に襲われ本当に辛かった!!!!!
幸い現在は元気なのであまりクヨクヨせず又、新たに山旅の計画をして楽しみたいと思います。ありがとうございました!
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