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Yamareco

記録ID: 685439
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

赤石岳から聖岳(各小屋泊まりでのんびり縦走)

2015年07月19日(日) ~ 2015年07月23日(木)
 - 拍手
mogu その他2人
体力度
9
2~3泊以上が適当
GPS
75:49
距離
28.7km
登り
3,659m
下り
3,638m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

20日 椹島6:00〜(1時間40)〜林道跡7:40/7:50〜(2時間)〜ボッカ返し9:50/10:10〜(1時間10)〜赤石小屋11:20着
※歩行時間:4時間50分(小休止含む) 休憩:30分
21日 赤石小屋5:40〜(40)〜富士見平6:20/6:45〜(2時間10)〜稜線分岐8:55/9:00〜(25)〜赤石岳9:25/10:15〜(1時間20)〜百間平11:35/11:50〜(45)〜百間洞山の家12:35分着
※歩行時間:5時間20分(小休止含む) 休憩:1時間35分
22日 小屋5:10〜(1時間05)〜百間洞下降点6:15〜大沢岳往復40分〜下降点6:35〜(20)〜中盛丸山7:15〜(55)〜小兎岳8:10〜(45)〜兎岳8:55〜(2時間30)〜聖岳11:25/12:00〜(40)〜小聖岳12:40/12:50〜(35)〜薊畑13:25〜(25)〜聖平小屋13:50分
※歩行時間:7時間55分(小休止含む) 休憩:45分
23日 小屋5:00〜(3時間25)〜聖沢吊り橋8:25〜(1時間15)〜聖沢登山口9:40
※歩行時間:4時間40分(小休止含む)
天候 19日晴れ
20日晴れ
21日晴れ
22日曇りのちガス
23日土砂降り
過去天気図(気象庁) 2015年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
19日畑薙ダムの臨時駐車場14時30分の送迎バスで椹島に入る
23日聖平小屋から下山、聖沢登山口10時の井川バズで駐車場に戻る
コース状況/
危険箇所等
※特に危険なところは無かったが、聖平小屋からの下山路はザレ場のトラバースが有り所々崩壊していた。
その他周辺情報 ※立ち寄り温泉、白樺荘 http://ikawa.ooi-alps.jp/kanko/default.asp
19日
椹島の登山小屋、私達の他に単独の男性二人。寝具付素泊まり¥5000
2015年07月19日 16:03撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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7/19 16:03
19日
椹島の登山小屋、私達の他に単独の男性二人。寝具付素泊まり¥5000
入山祝、3年前のリベンジするために頑張ります
2015年07月19日 16:11撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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7/19 16:11
入山祝、3年前のリベンジするために頑張ります
20日
椹島出発〜今日は赤石小屋までなのでのんびりと登る
2015年07月20日 05:59撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
7/20 5:59
20日
椹島出発〜今日は赤石小屋までなのでのんびりと登る
登山口の階段から急登
2015年07月20日 06:08撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
7/20 6:08
登山口の階段から急登
この標識が良い休憩ポイントに成り赤石小屋まで続いている
2015年07月20日 06:51撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
7/20 6:51
この標識が良い休憩ポイントに成り赤石小屋まで続いている
ここでも休憩、天気が良くなって来た
2015年07月20日 09:50撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
7/20 9:50
ここでも休憩、天気が良くなって来た
森の中の木漏れ日が良い感じ
2015年07月20日 10:09撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
7/20 10:09
森の中の木漏れ日が良い感じ
ボッカ返しと名の付く急登を登ると
2015年07月20日 10:50撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
7/20 10:50
ボッカ返しと名の付く急登を登ると
赤石小屋に着きました〜三年ぶり、あのときは土砂降りの中通過したので景色なんて見えなかったが
2015年07月20日 11:18撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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7/20 11:18
赤石小屋に着きました〜三年ぶり、あのときは土砂降りの中通過したので景色なんて見えなかったが
今回はご覧の通りピーカンでした
2015年07月20日 11:22撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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7/20 11:22
今回はご覧の通りピーカンでした
小屋の食事はショウガ焼き、そんなに混んでいなくて良かった
2015年07月20日 17:09撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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7/20 17:09
小屋の食事はショウガ焼き、そんなに混んでいなくて良かった
21日
今日も良い天気だ!!
2015年07月21日 04:58撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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7/21 4:58
21日
今日も良い天気だ!!
3年前雨の中下ったコースを登っていくと、富士見平に到着。360度の展望!!奥は荒川三山
2015年07月21日 06:30撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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7/21 6:30
3年前雨の中下ったコースを登っていくと、富士見平に到着。360度の展望!!奥は荒川三山
富士山から聖岳と赤石岳のパノラマ
2015年07月21日 06:32撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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7/21 6:32
富士山から聖岳と赤石岳のパノラマ
富士山良い感じに見えている
2015年07月21日 06:33撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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7/21 6:33
富士山良い感じに見えている
トラバース道に入る
2015年07月21日 07:05撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
7/21 7:05
トラバース道に入る
青空とお花畑、chiyomiちゃんとやっぱり山は
晴れに限るよねと話しながら急登を登る
2015年07月21日 07:45撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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7/21 7:45
青空とお花畑、chiyomiちゃんとやっぱり山は
晴れに限るよねと話しながら急登を登る
振り返れば富士山
2015年07月21日 07:59撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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7/21 7:59
振り返れば富士山
稜線の分岐に到着〜3年前は何も見えずここから雨の中を下りたのを思い出す。
2015年07月21日 08:54撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
7/21 8:54
稜線の分岐に到着〜3年前は何も見えずここから雨の中を下りたのを思い出す。
ライチョウさんとと富士山
2015年07月21日 08:57撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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7/21 8:57
ライチョウさんとと富士山
赤石岳に向けて登っていく
2015年07月21日 09:03撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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7/21 9:03
赤石岳に向けて登っていく
登頂!!最高のお天気
2015年07月21日 09:39撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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7/21 9:39
登頂!!最高のお天気
名物小屋番さんとお話ししながら、赤岳避難小屋で美味しいコーヒーで休憩する。
2015年07月21日 09:40撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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7/21 9:40
名物小屋番さんとお話ししながら、赤岳避難小屋で美味しいコーヒーで休憩する。
ここからの富士山は良いねぇ、次は泊まりに来ますねと言って山頂を後にする
2015年07月21日 10:08撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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7/21 10:08
ここからの富士山は良いねぇ、次は泊まりに来ますねと言って山頂を後にする
馬の背から下ってきたトラバース道を見る
2015年07月21日 11:02撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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7/21 11:02
馬の背から下ってきたトラバース道を見る
百間平〜広々としていて気持ちいい
2015年07月21日 11:35撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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7/21 11:35
百間平〜広々としていて気持ちいい
百間平下って行くと
2015年07月21日 12:03撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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7/21 12:03
百間平下って行くと
百間洞山の家に到着、私達3年越しでここのトンカツ目当てにこのコースを設定したのだ
2015年07月21日 12:34撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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7/21 12:34
百間洞山の家に到着、私達3年越しでここのトンカツ目当てにこのコースを設定したのだ
噂通り揚げたてのトンカツは美味しかった、4時に着かないと食べられないようです。
2015年07月21日 17:00撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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7/21 17:00
噂通り揚げたてのトンカツは美味しかった、4時に着かないと食べられないようです。
今日は長いコースを歩くので5時出発、トラバース道を登ると
2015年07月22日 05:37撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
7/22 5:37
今日は長いコースを歩くので5時出発、トラバース道を登ると
百間洞下降点
2015年07月22日 06:14撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
7/22 6:14
百間洞下降点
大沢岳まで往復
2015年07月22日 06:35撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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7/22 6:35
大沢岳まで往復
戻って中盛丸山を登る
2015年07月22日 06:56撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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7/22 6:56
戻って中盛丸山を登る
山頂〜
2015年07月22日 07:15撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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7/22 7:15
山頂〜
下って登って小兎岳山頂、この時間になるとガスが覆ってきた
2015年07月22日 08:09撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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7/22 8:09
下って登って小兎岳山頂、この時間になるとガスが覆ってきた
兎岳の登りはザレザレ、ガスもますます濃くなる
2015年07月22日 08:30撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
7/22 8:30
兎岳の登りはザレザレ、ガスもますます濃くなる
兎岳山頂、何も見えない・・・
2015年07月22日 08:56撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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7/22 8:56
兎岳山頂、何も見えない・・・
下って聖岳へ稜線を歩き
2015年07月22日 09:45撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
7/22 9:45
下って聖岳へ稜線を歩き
聖兎のコルから聖の登りがはじまる
2015年07月22日 09:48撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
7/22 9:48
聖兎のコルから聖の登りがはじまる
ガレ場通過〜途中から雨が降ってきた
2015年07月22日 10:32撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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7/22 10:32
ガレ場通過〜途中から雨が降ってきた
聖岳山頂に着きました〜6年振りの山頂はまたまたガスの中でした。
2015年07月22日 11:26撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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7/22 11:26
聖岳山頂に着きました〜6年振りの山頂はまたまたガスの中でした。
砂礫の檄下り
2015年07月22日 12:03撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
7/22 12:03
砂礫の檄下り
やっとのことで小聖岳、
2015年07月22日 12:41撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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7/22 12:41
やっとのことで小聖岳、
やっと聖平小屋が見えて来たけど
2015年07月22日 13:06撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
7/22 13:06
やっと聖平小屋が見えて来たけど
ここまで長かった〜そして膝が痛くなった
2015年07月22日 13:24撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
7/22 13:24
ここまで長かった〜そして膝が痛くなった
聖平小屋に到着
2015年07月22日 13:48撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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7/22 13:48
聖平小屋に到着
23日
夜中から土砂降りの雨が降って、雨の中下山する
2015年07月23日 05:02撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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23日
夜中から土砂降りの雨が降って、雨の中下山する
途中から膝がますます痛くなり、やっとのことで聖沢吊り橋に辿り着いた。沢は大増水吊り橋渡るのも怖かった
2015年07月23日 08:26撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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7/23 8:26
途中から膝がますます痛くなり、やっとのことで聖沢吊り橋に辿り着いた。沢は大増水吊り橋渡るのも怖かった
10時のバスに間に合いました〜やれやれ
2015年07月23日 09:40撮影 by  RICOH WG-20, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
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7/23 9:40
10時のバスに間に合いました〜やれやれ
出会ったお花たち
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出会ったお花たち
出会ったお花たち
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出会ったお花たち

感想

3年前、三伏峠から赤石岳を通り百間洞山の家のトンカツを食べて6年前雨の中を登った聖岳からの展望を見ようと縦走を計画したが、三伏峠から荒川小屋まで雨の中を登り、この先も天気が良くなる気配がなかったので荒川小屋から椹島に下山してしまい結局赤石岳も登らずに帰ったのでこのコースとても心残りで去年も企画したがまたまた天気が悪い予報で中止。

3度目の正直で今年も行くことに決まり、アプローチは私の車で畑薙第2ダムの臨時駐車場に行くことになった。目的の一つ百間洞山の家でトンカツを食べることなので今回は各小屋泊まりで登る。しかし毎度思うが南ア南部に入るのはアプローチが大変、今回は多摩moguさんが来てくれたので運転を代わって貰えて助かった。しかし梅雨明け間近のこの時期の天気は安定していなく余り良い予報ではなかったので、chiyomiちゃんには1日日程を延期できないか相談したらなんとか有給を取ってくれて当初の予定より1日ずらしての山行となった。

天気に翻弄させられたけどなんとか畑薙第二ダムの駐車場に着いた、駐車場は半分くらい埋まっている。東海フォレストの送迎バスに乗り椹島に到着、前回ここに来たのは白根南陵を歩いたとき、その時は二軒小屋まで歩いて行ったけど、今日は椹島の登山小屋に泊まり小屋には単独の男性がお二人いた。お風呂に入り明日に備えて早めに寝ようとしたら、私の時計が見当たらない・・・お風呂に忘れてきたのかと思ったけど無い、受付に聞いても届いていないとのことで困ったけど仕方ないのでそのまま出発した。

20日
今日は赤石小屋までなのでゆっくりと出発、赤石登山口から大倉尾根を登って行きますが良く整備されていてとても歩きやすい登山道です。赤石小屋までは5分の1から5番まで番号が付いた標識が有り良い休息ポイントなった。途中重い荷物を背負った年配の方を追い越した、後で赤石小屋で一緒になってお話をお聞きしたけど赤石避難小屋にボッカで登ってきた常連さんだった。歩きやすいとは言っても赤石小屋までは樹林帯の急登が続く、前回は雨の中急いで下ってきたのであまり印象がなかったけなと思い出す。お昼前には小屋に着いて小屋でお昼タイム、天気が良く目の前には前回見られなかった景色が広がり明日から歩く稜線を見ながらのんびりと過ごす時間がなんとも良いなぁ

21日
今日も快晴〜朝ご飯はお弁当にして貰ったので外でコーヒーを飲みながら持ってきたパンとスープで朝ご飯を食べ、さて出ようとしたときにアクシデントが有り一瞬焦ったけどなんとが出発できた。富士見平まで登ると目の前が開け360度の絶景が待っていた!!富士山はもちろん荒川三山からこれから登る赤石岳の稜線も綺麗に見えてやっぱり山は天気だよねぇとchiyomiちゃんと話す。何度も言いますが前回は雨で富士見平から何も見えなかったのでね。たっぷりと景色を堪能して赤石岳に向けて登りに入る、トラバースの登山道が終わるといよいよ稜線に向けて急登を登って行くとお花畑が広がり登りのつらさも忘れさせてくれる。稜線分岐に着くと中央アルプス方面の展望が開け飯田の町も見えていた、ライチョウの鳴き声がするので周りを見回したら居ました。子供を連れたライチョウさん、自分に注意を引きつけるためか私達にポーズを取ってくたのでありがたく写真を撮らせてもらいました。

分岐にはたくさんのザックがデポしてあり、赤石岳に登っていくと入れ替わりにガイドツアーの人達が下りてきた。賑やかな一団が去り赤石岳山頂は私達と単独の人だけで山頂を独占、下に赤石岳避難小屋が見えたので赤石小屋で会った常連さんのアドバイスでコーヒーを飲みに行く。名物小屋番さんが居るので有名な小屋、私もフェイスブックでいつも綺麗な写真を見せて貰っています。実際にきて見ると本当にロケーションが素晴らしい、荒川三山を歩き残しているので近いうちに椹島からダイレクトにここまで登り荒川三山を縦走して二軒小屋ロッジに泊まって送迎バスに乗らなくては。そうすればここの山域をほぼ歩いたことになる、もちろん天気の良い日を狙ってね。

山頂でお昼を食べながらのんびりゆったりと過ごすしてから山頂を後に百間洞山の家に向かう、赤石からの下りはやっぱり急で下りたところが馬の背と書かれている稜線をたどり百間平に着きました。一休みしてからいよいよ最後の下り、正面に大沢岳を見ながら急斜面を下りて行くとテント装備の人達が登ってきた。下り終わると沢のそばに出て少し歩くと百間洞山の家に到着〜3年越しでやっとこられた。小屋は平日だからすいているだろうと思ったらほぼ満員、考えてみれば南アでも最奥にある小屋で聖方面と荒川三山方面からの中間地点に有るのでここを目指してくる登山客が多いのね。小屋の前の沢は地形図を見てたどれば赤石沢の源頭になるようで、ここまで沢から登れたら良いなぁ〜と思うけど私には無理だな。夕食は噂に聞く揚げたてのトンカツ、小屋が満員なので30分で食べてくださいとのことだった、早食いの私は問題ないけどゆっくり食べる人は大変だね。

22日
満員の小屋で狭いところに6人詰め込まれて暑くてほとんど寝られなかった。今日は今回の行程の中で一番の長丁、今回も朝はお弁当にして貰い持ってきたスープやパンで腹ごしらえしてて出発する。最初の急登を登りトラバース道を上り百間洞下降点の尾根に着いた、ここでザックを置いて大沢岳を往復する。当初は登る予定はなかったけどchiyomiちゃんが「誰も登らないと大沢岳が泣いているよ」と力説、ちなみに奥聖岳も泣いているそうで行く予定になっている。誰も行かないのかと思っていたら何人かの人は登っていましたけどね。

次のピーク中盛丸山を登り、小兎岳に登る頃には飯田方面からガスが出てきて山頂に登ると何も見えなくなってしまう。その内晴れるだろうと思って歩いて、兎岳の急登を登って行くがいっこうに晴れる気配がない。登って下っての繰り返していよいよ聖岳の登りに入る、途中の岩場の所で小腹が空いたのでお弁当を食べているとぽつぽつ雨が落ちてきた。でもこのときはまだ雨具は良いだろうとさらに登り、ガレの淵の所に来ると雨と風が強くなったので急いで雨具を着る。本格的な降りではないけど風が強く寒いのでそのまま登り続け聖岳の山頂に着きました。

6年前に登ったときは雨の中で何も見えなかったので、今回大展望を見たいと天気を見ながら来たのにやっぱり何も見えない、聖岳って雲がかかりやすい山なのかな〜本当に残念。それでも雨は降っていないので山頂で一休みしてchiyomiちゃんに「奥聖には行かないの?」と聞くと「何も見えないから行かない」と言ったので「奥聖が泣いているよ」と言うと「泣かせて置け」だって・・・漫才のようなやりとりをして結局行かないで下山する。もうここには来ないと思うので私はちょっと心残りだった。

聖岳からの下山は小聖岳までは砂礫の下り、この下りで右の膝が痛くなって来たがなんとか聖平小屋に着いた。私達は自炊なので冬季小屋でしたが私達だけだったのでのんびり出来ました。聖平小屋は良い小屋なんだけどトイレが遠いのが難点、夜中に土砂降りの雨が降り出してトイレに行くのに小屋の長靴と雨具の上下を着て行く羽目になりトイレに行くのも大変です。

23日
夜中に降り出した土砂降りの雨は朝になっても止まない、10時のバスに乗るために5時に出発しました。登山道は雨でぬかるんでいて歩きづらいし雨なので休まず歩いて行きましたが段々と膝がまた痛くなってきた。特に聖沢の吊り橋までの下りはきつかった〜沢は雨で大増水してい渡るのが怖いくらい、そんな中出会い会所後までの登りでは登ってくる人達とすれ違い、こんな天気でも登るのかと感心してしまう。なんとか10時前に聖岳登山口に着くことが出来てほっとした、バスはほぼ満席で臨時駐車場に着いてから、白樺荘で温泉とご飯を食べて長い帰路につきました。

久し振りに長い縦走をしましたが、やっぱり全日晴れというのは難しいですね。そして今回は椹島で時計を落としたり、赤石小屋で多摩moguさんが靴を間違えられたりとアクシデントが有りました。靴を間違えられたと判ったときは山行できないかと思ったけど、幸いなことにサイズが合ってなんとか歩き通せましたが、やっぱり自分の靴ではないので歩きづらかったと思います。下山後私の時計も見つかり、間違えられた靴も後日相手から連絡があり無事解決しました。

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コメント

お疲れ様でした
ほぼ?連日晴天の中の縦走は気持ちよいですね〜
私も10年くらい前に行きましたが、やはり聖平から大雨の中下山したことを思い出しました〜^^
2015/8/3 21:19
Re: お疲れ様でした
raccojpさん、こんにちは
毎日暑いですねぇ〜昨日小仙丈沢から帰ってきました。

南アルプスは晴れれば展望が良いし気持ちいいのですが、聖岳だけは2回ともガスガスで聖平からの登山道も雨だと悲惨です。
三度目があるかどうか・・・当分行く気はしないですけど。忘れた頃にまた行くかも(^_^;)
2015/8/6 11:17
お久しぶりです
うわ〜大縦走、お疲れ様でした。南アのこちら方面、登ってみたいんで興味津々でお写真とレポート拝見しました。やはり北アなどに比べて圧倒的に静かな登山が出来るかと思いきや、万床の小屋は寝苦しくて確かに大変ですよね・・・昨年のあの北穂高小屋くらいだったら良いのですが(笑)。そしてどこからも富士山ビューは素晴らしいのですね。今後の参考にさせて頂きます!
2015/8/6 1:16
Re: お久しぶりです
ryo555さん、お久しぶり〜足の方はもう大丈夫ですか?
南アは北アよりもアプローチが不便なので北アよりは静かです。
それでも百名山は人気があり混んでいますね。

今回の山行で一番展望が良かったのが赤石避難小屋でしたねぇ〜ここは私も泊まってみたいと思いました。
是非南アルプスも歩いて見て下さいね。北とはまた違った日本の山に
出会いますよ(^^)
2015/8/6 11:24
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