【水晶日帰りなんて無理w】新穂高〜双六〜三俣〜鷲羽岳

2015年07月31日(金) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 35.4km
• 登り: 2,664m
• 下り: 2,663m

コースタイム

日帰り

• 山行: 17:00
• 休憩: 2:20
• 合計: 19:20

3:40 新穂高温泉第二駐車場
3:50 笠新道登山口
4:40 わさび平小屋
5:00 小池新道入口
7:10 7:30 鏡平山荘
9:10 9:40 双六小屋
12:00 12:10 三俣山荘
13:10 13:30 鷲羽岳
14:20 14:50 三俣山荘
15:50 三俣蓮華岳
17:40 18:10 双六小屋
19:50 鏡平山荘
23:00 新穂高温泉第二駐車場

天候

この上なく晴れてました。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

無料駐車場が満杯だったため、
新穂高温泉第二駐車場を利用しました。6時間ごと500円。

コース状況／危険箇所等

整備されています。

その他周辺情報

双六小屋での牛丼は絶品でした。

写真

2:30に着いて無料駐車場が空いているはずもなく、有料第二駐車場に駐めました。

3:40に出発。裏銀座は初めてです。

行きはウキウキ気分なため林道も苦にならず。

わさび平。4時半過ぎですが活気づいてました。

残雪は問題なく通過。

小池新道、長かったです。

石の階段がよく整備されています。

が単調で長いです。

樹林帯での石伝いに「飽きた・・・」とこぼしてました。

この日、槍ヶ岳の予報は雨でしたが、

まごうことなく快晴(^O^)。神様ありがとう。

鏡平に近づいて単調な石畳にようやく終止符。

暑かったら必ず頼みますね。

鏡平とは良く言ったものです。

ほんとに鏡みたい。

槍はガスもなく終日バッチリ見えてました。雨の予報に挫けずきょう槍にいた人は幸せだったでしょう。

緑がまぶしい。

アルプスな気分。

ケロケロ軍曹してないと熱中症確定ですわ。

槍に最接近。

ロード用でしたが、今回山用に下ろしました。狙いバッチリで最高最高。詳しくは日記に書きました。

双六山荘に到着。

すでに終わった感。

一番搾りのCMしたくなるほど沁みわたりました。

最低でも三俣山荘までは行かなくては。（この時点では日帰りにはこだわっていない）

双六岳の山容に圧倒されて迷わず巻き道コースを選んだのですが、

ハイマツに邪魔されて歩きにくかったです。長いし。

稜線コースと合流。帰りはこちらを使うぞと誓いました。

鷲羽岳が正面にどーん。これはカッコイイぞ。

三俣山荘に12時に到着。もうチェックインして休んでもいいかなと思ったりもしましたが、

鷲羽岳をアップで見たら俄然やる気に火がつき、GO！ もうひと頑張り！

アルプスのピラミッド征服は好きです。

高度を稼ぐにつれ景色がどんどん変わるのが好きですわ。

あと少し。

振り返ってだいぶ高度を稼いだことを確認し満足。

山頂でゲットした写真はいっつも顔がだらしなく疲れてるんだよね。

水晶岳

七倉インだと向こうから来るのね。良さ気だわw

何度も歩いた表銀座の稜線。とうとう逆側から眺めること出来て幸せ。

こちらから眺める槍のほうが神々しい。

やはりこの眺めが本日のハイライトですな〜。

池も撮ったし。

ハラヘッタ。下山。

三俣山荘でラーメン食べました。双六小屋が900円だったのにこちらは1100円。

迷ったけど元気が回復したので日帰りで新穂高へ戻る決心をしました。槍へ回るほどのファイトもなかったしね。

ヤマレコで何人かが水晶岳を日帰りしおられるのを読んで、自分も真似したい気持ちもあったので。

稜線コースを選び三俣蓮華岳へ。

稜線がガス。

双六岳の山頂は庭園みたいにフラットでだだっ広いんだな、と思ったら、これは双六岳ではなかった。丸山でした。

双六岳山頂はまだこの先にあったのだ。

気づかずに中道コースで下山していました。この道も長くてウンザリ。地図だとそう見えないのに。

双六小屋が見えた頃にはもうヘロヘロ。

しかし双六小屋に着いた時には17時半を回っており、泊めてくれとは言えないんであった。とか言いながら図々しく牛丼を頼んだら快く出してくれました。本格派な味に感動を覚えました。

あとは下りだけだし、ひとっ走り！と、その時の自分は一睡もしていない頭で軽く考えておりました。

お月さんも槍をお供につけて道を照らして祝福してくれているし。

という気分も一転。日が落ち稜線を離れてからの4時間は退屈との戦いでした。23:00に駐車場に到着。19時間20分に及ぶ行動時間は自分にとって過去最長。

感想

hasytter

帰りの弓折乗越から小池新道が終わるまでの3時間は、景色を奪われた中での石伝いが延々と続き、時計の針がなかなか進まない感覚を久しぶりに味わいました。

単独夜行は本来的に好きな自分ですが、それは興奮状態にある行きの話であって、帰りの夜行は敗戦処理そのものであり楽しくないことを知りました。

水晶岳の日帰りレコをいくつか拝見して、自分もやれるのではないかとの期待がありましたが、とんでもなかったです。鷲羽岳からさらに遠くにそびえる水晶岳を見た瞬間、野望は打ち砕かれました（笑）。たとえ何時に発つにしても、明るいうちに水晶を日帰りできてしまえる人の体力、スピードは凄いです。尊敬に値します。

息の上がらない低山で空身に近い状態ならどうにかなる距離と高低差ですが、標高2000m以上の防寒具必携の山では自分は無茶がきかないのだということを悟らされました。

それにしても鷲羽岳からの360度は息を呑む絶景。次回は友人を誘って七倉から入り、のんびりと巡ってみたいです。