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Yamareco

記録ID: 690355
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

馬の背にビビりながらも奥穂高〜ジャンダルム〜西穂高完歩

2015年08月01日(土) ~ 2015年08月02日(日)
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bmw320it その他2人

コースタイム

コースタイムは記事参照
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
沢渡バスターミナル駐車場にて前日泊
コース状況/
危険箇所等
8/1
上高地0600-涸沢1100-ザイテングラート取付1245-奥穂高山荘1400

8/2
奥穂高山荘0400-奥穂高山頂0430-ジャンダルム0530-天狗の頭0700-西穂高山頂0850-西穂山荘1035-上高地1245

上高地〜涸沢は特に難所もなく、時間稼ぎをします。
涸沢から奥穂高方面は雪渓が残っており、直登を選択し、雪渓からガレ場へあがりました。特に危険箇所なし。
ザイテングラート取付部からは人の行き違いに相互譲り合いながらの登りとなり、あつい中での、追い抜きにはつかれます。
ザイテングラートの岩場はステップが大きい箇所もありますが、概ねは登りやすい岩場と言えます。鎖があるところもあったと思いますが、特に使わなくても大丈夫な程度です。
奥穂高山荘までは上高地から岳沢経由でも登れますが、急登かつ岩場で重い荷物を背負っての登りは、体力的にもかなり厳しいものであると予想されます。
後工程を考えたコース取りとパッキングの検討が必要です、

奥穂高山荘から山頂へは、出だしから急な岩登りとなり、一部ハシゴも取り付けられています。
慎重に手がかり足がかりを確認して登れば大丈夫かと思います。
奥穂高から先はすぐに馬の背がはじまり、両端が切れた痩せ尾根を歩きます。
幸いに足元はしっかりとした岩稜帯といえ、手がかりもあります。
馬の背は緊張感が続きますが、約20メートルくらい先には鞍部となるので、頑張って下ります。
風もなく、写真を撮れるくらいに安定し突破しました。

ジャンダルムは手前のロバの耳をよじ登って、さらに先になります。緊張した岩登りが続きますが、こちらは要所に鎖もあり、歩行の安心感はあります。
一般的には回り込んでの登頂らしいですが、直登しました。
手がかり足がかりはありますが、一部ハング気味のところもあり、腕力も必要でした。

天狗のコルから頭へは垂直な岩登りとなりますが、鎖があります。
登りだしがややハングしていますが、鎖を頼りに登ります。

頭から先はいくつものアップダウンを繰り返して西穂高へとつながります。
逆層スラブはいやらしい下りですが、鎖があります。

全行程ともに緊張感が続き、ちょっとしたミスが命取りとはなりますが、アドレナリンMAXで、かえって慎重に歩くことができ、無事に西穂山荘へ到着できました。
これから向かう穂高の山々
ジャンダルムが頭だけみえます
これから向かう穂高の山々
ジャンダルムが頭だけみえます
涸沢への登りは緩やかなガレ場
涸沢への登りは緩やかなガレ場
涸沢ヒュッテが近づいてきました
涸沢ヒュッテが近づいてきました
一大リゾートタウンのようです
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一大リゾートタウンのようです
テラスからは常念岳が雄々しくみえます
テラスからは常念岳が雄々しくみえます
奥穂高岳に向け雪渓をあがります
涸沢ヒュッテがずいぶん下になりました
奥穂高岳に向け雪渓をあがります
涸沢ヒュッテがずいぶん下になりました
ザイテングラートの取付きに到着しました
ピーカンで日光を避けるところがありません
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ザイテングラートの取付きに到着しました
ピーカンで日光を避けるところがありません
真ん中の取付きを左から巻くように岩登りがはじまります
真ん中の取付きを左から巻くように岩登りがはじまります
奥穂高直下の山荘に到着しました
奥穂高岳山頂へは、左の岩登りからはじまります
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奥穂高直下の山荘に到着しました
奥穂高岳山頂へは、左の岩登りからはじまります
山荘テラスより常念岳が目の前にそびえます
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山荘テラスより常念岳が目の前にそびえます
明日挑むジャンダルムがこんなに近くに
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明日挑むジャンダルムがこんなに近くに
あの尾根を下るのかと思うとワクワクします
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あの尾根を下るのかと思うとワクワクします
常念岳上空にできた積乱雲に夕日が照らされます
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常念岳上空にできた積乱雲に夕日が照らされます
まだ暗いうちから奥穂高岳山頂に着き、明るくなるのを待ちます
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まだ暗いうちから奥穂高岳山頂に着き、明るくなるのを待ちます
これから向かう馬の背、ジャンダルムが薄暗がりの中、静かに息をひそめます
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これから向かう馬の背、ジャンダルムが薄暗がりの中、静かに息をひそめます
馬の背、核心部にて足元撮影に震えます
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馬の背、核心部にて足元撮影に震えます
こんなところを下りてきたのかと自分を褒めたくなります
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こんなところを下りてきたのかと自分を褒めたくなります
後続者が馬の背に取り組みます
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後続者が馬の背に取り組みます
馬の背の次は、いよいよジャンダルム
その前にまずはロバの耳のよじ登ります
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馬の背の次は、いよいよジャンダルム
その前にまずはロバの耳のよじ登ります
ジャンダルムを直登すると、天使が迎えてくれます
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ジャンダルムを直登すると、天使が迎えてくれます
ジャンダルムより槍ヶ岳をのぞみます
素晴らしい眺望です
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ジャンダルムより槍ヶ岳をのぞみます
素晴らしい眺望です
こちらは前穂方面
遠くうんかいの先に富士山がのぞめます
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こちらは前穂方面
遠くうんかいの先に富士山がのぞめます
振り返ってジャンダルムをみると、こんな形してました
細くないんです
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振り返ってジャンダルムをみると、こんな形してました
細くないんです
天狗のコルに到着
頭へは、向かって左のほぼ垂直の岩壁に取付きます
天狗のコルに到着
頭へは、向かって左のほぼ垂直の岩壁に取付きます
逆層スラブの下り
鎖を掴みながら、後ろ向きで下ります
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逆層スラブの下り
鎖を掴みながら、後ろ向きで下ります
振り返って逆層スラブ全体像
個人的には手強かった
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振り返って逆層スラブ全体像
個人的には手強かった
間ノ岳だか赤岩岳だかわからなくなりました
間ノ岳だか赤岩岳だかわからなくなりました
振り返って奥穂高方面
あんなところを下りてきたんです
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振り返って奥穂高方面
あんなところを下りてきたんです
いよいよ西穂高岳が近づいてきます
いよいよ西穂高岳が近づいてきます
主峰到着です
山頂は狭めですので長居せずに次へ
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主峰到着です
山頂は狭めですので長居せずに次へ
これから進むピラミッドピークを俯瞰します
これから進むピラミッドピークを俯瞰します
もうあとは単調な下りで今までの緊張感が溶けていきます
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もうあとは単調な下りで今までの緊張感が溶けていきます
西穂山荘は新宿並みに賑わっていました
西穂山荘は新宿並みに賑わっていました
上高地へ到着です
長い縦走もこれにておしまい
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上高地へ到着です
長い縦走もこれにておしまい

装備

個人装備
ヘルメットはあったほうがいいです。
備考 とにかく身軽に縦走することが理想的です。
計画時から荷物のセレクトは念入りに。

感想

去年からいきたかったジャンダルムに挑戦できました。
事前に動画を見たりしてイメージトレーニングを重ねるほどに、ビビる気待ちは昂りましたが、もう行くしかないと気持ちを引き締めて、挑みました。
緊張感が続きましたが、結果してみると、極めて楽しい縦走でした。
この先、何度でも行きたいところになりました。

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