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Yamareco

記録ID: 694772
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

充実の3日間〜北ア最奥部へ(新穂高→鷲羽・水晶・三俣蓮華・双六&笠→新穂高)

2015年08月07日(金) ~ 2015年08月09日(日)
 - 拍手
mokaka その他2人
GPS
56:00
距離
51.7km
登り
4,200m
下り
4,185m

コースタイム

◆1日目(8/7金)
4:45 新穂高登山センター(1,090m)
6:15 わさび平小屋
6:40 小池新道入口
7:25 秩父沢出合
9:40 鏡平山荘
10:20  山荘発
11:25 弓折乗越
12:45 双六山荘
13:50  山荘発
15:40 三俣峠
16:20 三俣山荘

◆2日目(8/8土)
4:25 三俣山荘
5:40 鷲羽岳(2,924m)山頂
6:15  山頂発
7:55 水晶岳(2,986m)山頂
10:30 岩苔乗越
11:40 黒部水源標
12:20 三俣山荘
13:00  山荘発
13:55 三俣蓮華岳(2,841m)山頂
15:20 双六岳(2,860m)山頂
16:25 双六小屋

◆3日目(8/9日)
4:25 双六小屋
5:40 弓折乗越
7:40 秩父平
8:55 笠新道分岐
10:10 笠ヶ岳(2,898m)山頂
11:00 山荘発
11:55 笠新道分岐
12:55 杓子平
15:45 笠新道登山口
16:40 新穂高登山センター
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
無料の新穂高第三駐車場。
平日の夜中到着で停められました。
(空きスペースを探してウロウロする程度の混み具合)
コース状況/
危険箇所等
危険箇所はありません。
4時ごろ。ほぼ満車な感じ。
4時ごろ。ほぼ満車な感じ。
登山指導センター。とても綺麗な建物。
登山指導センター。とても綺麗な建物。
頑張って歩きましょう。
頑張って歩きましょう。
笠新道はこちらから。エグいらしいですねw
笠新道はこちらから。エグいらしいですねw
わさび平小屋が見えました。
わさび平小屋が見えました。
おいしそうですね。
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おいしそうですね。
長い林道です。
やっと登山道です。
やっと登山道です。
良い天気ですねー。
良い天気ですねー。
秩父沢到着。先は長いのでサクサク行きましょう。
秩父沢到着。先は長いのでサクサク行きましょう。
イタドリヶ原。
シシウドヶ原。
良い天気ですので、もちろん暑い。
汗だくですよー。
良い天気ですので、もちろん暑い。
汗だくですよー。
鏡平はもうすぐ。
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鏡平はもうすぐ。
いきなり、槍さまの登場
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いきなり、槍さまの登場
鏡平小屋。
早くも、コーラ行っちゃいましたw
早くも、コーラ行っちゃいましたw
標高を上げていきます。
まだまだ、先は長い。今日の目的地は、三俣山荘です。
標高を上げていきます。
まだまだ、先は長い。今日の目的地は、三俣山荘です。
弓折分岐。
雪田がありました。
雪田がありました。
わお、双六小屋と鷲羽。かっちょいいね。
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わお、双六小屋と鷲羽。かっちょいいね。
12:45 双六山荘到着。賑わっています。
12:45 双六山荘到着。賑わっています。
ささっと昼メシを入れて、三俣山荘に向かいます。もちろん巻き道ルート。けっこう下るんだな・・。
ささっと昼メシを入れて、三俣山荘に向かいます。もちろん巻き道ルート。けっこう下るんだな・・。
けっこう登ります。
けっこう登ります。
三俣峠。三俣蓮華岳は、帰りに寄ればいいよね?満場一致。
三俣峠。三俣蓮華岳は、帰りに寄ればいいよね?満場一致。
鷲羽も間近に・・・すてきなお姿。
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鷲羽も間近に・・・すてきなお姿。
最後も下り。
16:20 三俣山荘到着。ふう。
ちなみこの日は、2枚で3人。
16:20 三俣山荘到着。ふう。
ちなみこの日は、2枚で3人。
とりあえず、これでしょww
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とりあえず、これでしょww
夕食はジビエ・シチュー。鹿肉です。強めのスパイスで、うまし。
夕食はジビエ・シチュー。鹿肉です。強めのスパイスで、うまし。
長い一日でした。
あれ?そういえば、本日ひとつもピークを踏んでいませんでした。
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長い一日でした。
あれ?そういえば、本日ひとつもピークを踏んでいませんでした。
翌朝。歩きます。
翌朝。歩きます。
明けてきました。
明けてきました。
三俣蓮華も。
あそこが山頂です。
あそこが山頂です。
5:40 鷲羽岳山頂。
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5:40 鷲羽岳山頂。
タッチ。
やったぜ。
ここで、小屋の弁当で朝食です。
ここで、小屋の弁当で朝食です。
次は推奨を目指します。
次は推奨を目指します。
ワリモ岳。
なんとも艶めかしい稜線だよね。
なんとも艶めかしい稜線だよね。
最奥地の水晶も、もう目前。
最奥地の水晶も、もう目前。
近くに寄ると、違った印象。
近くに寄ると、違った印象。
岩を登って。
水晶岳山頂。
360度、憧れの山ばかり・・。
黒部五郎と、雲の平。
360度、憧れの山ばかり・・。
黒部五郎と、雲の平。
薬師岳。
赤牛と立山。剱の先っぽも見える。
赤牛と立山。剱の先っぽも見える。
手前から鷲羽、槍と穂高。焼岳、乗鞍、御嶽。
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手前から鷲羽、槍と穂高。焼岳、乗鞍、御嶽。
笠ヶ岳・・。凛々しい立ち姿です。
笠ヶ岳・・。凛々しい立ち姿です。
名残惜しいですが、下りましょう・・・。
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名残惜しいですが、下りましょう・・・。
巻道で三俣へ。
沢を下ります。
かなり下りました。
かなり下りました。
黒部川源頭部の標。
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黒部川源頭部の標。
こちらからも鷲羽。
こちらからも鷲羽。
今日も暑い日です。
今日も暑い日です。
12:20 三俣山荘に戻れました。
今日の宿は双六小屋。進みましょう。
12:20 三俣山荘に戻れました。
今日の宿は双六小屋。進みましょう。
稜線コースへ。
三俣蓮華岳山頂。
三俣蓮華岳山頂。
ちょっと雲が出てきました。
ちょっと雲が出てきました。
双六岳山頂。実はかなり疲れてますww
双六岳山頂。実はかなり疲れてますww
はやく小屋に着いて、ビールが飲みたいよ。
はやく小屋に着いて、ビールが飲みたいよ。
なかなか遠いです。
なかなか遠いです。
双六小屋に到着。
双六小屋に到着。
おきまりの乾杯。
おきまりの乾杯。
そして、メシ。
この日のふとんは、なんとひとり一枚。8月の週末で奇跡的!?
そして、メシ。
この日のふとんは、なんとひとり一枚。8月の週末で奇跡的!?
翌朝も夜明けから歩きはじめました。
翌朝も夜明けから歩きはじめました。
弓折の手前で日の出。
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弓折の手前で日の出。
赤く染まります。
赤く染まります。
笠方面も照れされて。
笠方面も照れされて。
弓折の分岐で、お弁当。
弓折の分岐で、お弁当。
さーて、笠ヶ岳を目指しますよー。だって、こんなに良い天気ですからねー
(同行者ひとりは、先に下山)
さーて、笠ヶ岳を目指しますよー。だって、こんなに良い天気ですからねー
(同行者ひとりは、先に下山)
大ノマ乗越まで、一気に下ります。
大ノマ乗越まで、一気に下ります。
スケールの大きさが良いですね。
スケールの大きさが良いですね。
秩父平。お花畑と青い空。ずっとここにいたいっす。
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秩父平。お花畑と青い空。ずっとここにいたいっす。
雪渓の左手に夏道が出ています。上から見えないのか、多くの人が雪の上を歩いていました。
雪渓の左手に夏道が出ています。上から見えないのか、多くの人が雪の上を歩いていました。
ここからは稜線。
ここからは稜線。
笠ヶ岳です。
ずーっと先まで、見えます。
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ずーっと先まで、見えます。
気持ちいい。
抜戸の新道分岐。
かなり疲れてましたね。
抜戸の新道分岐。
かなり疲れてましたね。
あと少し。
近そうに見えるけど、なかなか近づけいません。
近そうに見えるけど、なかなか近づけいません。
山荘手前のガレ場。
山荘手前のガレ場。
最後まで楽をさせてくれませんよ。
最後まで楽をさせてくれませんよ。
山荘到着。ザックをデポして、山頂へGO。
山荘到着。ザックをデポして、山頂へGO。
笠ヶ岳山頂。かなり疲れました。
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笠ヶ岳山頂。かなり疲れました。
しばし、放心状態。
しばし、放心状態。
ここから、下らないとね。
ここから、下らないとね。
足が重いっす。
笠新道分岐。
杓子平まで、見下ろしますが、、、遠いね。
杓子平まで、見下ろしますが、、、遠いね。
でかい岩を踏んで行きますが、3日間で疲弊した足には堪えました・・・。
でかい岩を踏んで行きますが、3日間で疲弊した足には堪えました・・・。
やっと杓子平。暑さも加わって、もうへとへと。
素敵な景色も目に入りませんでした。
やっと杓子平。暑さも加わって、もうへとへと。
素敵な景色も目に入りませんでした。
ずーと、歩きにくい岩場のつづら折れ。そしてなかなか標高も下がらない・・。最後に笠新道を選んだ僕らって、どMかもww
ずーと、歩きにくい岩場のつづら折れ。そしてなかなか標高も下がらない・・。最後に笠新道を選んだ僕らって、どMかもww
とにかく一歩一歩。登山口にたどり着きました。
とにかく一歩一歩。登山口にたどり着きました。
ここからの林道も長かった。
ここからの林道も長かった。

感想

会社の山仲間との恒例の夏山企画。自称・夏合宿(笑)。一昨年は台風で中止。昨年は穂高を周回しましたね。
いくつかの企画案がありましたが、決まったのが今回のコース。2泊3日の行程を活かせそう、そして人が少なそうというあたりが、最終的に選ばれたところ。


1日目は新穂高から三俣山荘を目指します。2日目に鷲羽・水晶の山頂をピストンして、双六小屋まで戻る予定。最終日は、天候不順などで遅れた場合の調整日。もし行程通りで諸々のコンディションが良ければ、オプションを考える感じです。


予報によると、海上の台風が少し気になりましたが、どうやら良さそうです。あとは、メンバーの体調や体力次第ですねw


1日目。
三俣までのロングコースにやや不安を抱えながら日の出前にスタート。長い林道は、体を慣らすのにちょうどよかった感じです。早く稜線に出てアルプスの山々にご対面したい!って気持ちをモチベーションに標高を上げていきました。鏡平からの鎗。そして弓折からの鷲羽。素敵な眺めでした。
双六小屋に着いたものの、時間的にはCT程度。雲も上がってきて、雷も怖かったので巻き道ルートで三俣峠を目指しました。この道もそこそこの高低差。
三俣山荘の到着は16時すぎ。結局この日は、ひとつもピークを踏まなかったわけですが、アルプスの山々に囲まれながらのハイクで十分に満足できました。

2日目
日の出前にスタート。山頂に向かいながら赤く染まる山々を見ることが出来ました。この日もとても良い天気。これから向かう水晶岳もくっきりとよく見えました。水晶岳からは360度ぐるりと北アルプスの山々が。北アルプスの最奥と表現されるようですが、最奥かつど真ん中なんですね。
双六小屋まで戻るわけですが、同じルートを戻っても面白くないので、鷲羽は巻いて黒部源頭部のコース。そして三俣蓮華、双六岳に上がって、宿泊地に向かいました。なかなか個性的で楽しいコースでした。体力的には、なかなかタフなコースでした。小屋への到着はやはり16時すぎ。


3日目。
さて、予定していた行程どおりに歩けました。3日目の天気も晴れで問題なさそうです。問題はおっさん達3人の体力面かなww
選択肢は、下山して温泉でまったりプランか、密かに温めていた笠ヶ岳アタックプラン。昨日、水晶岳から見えた三角錐の笠ヶ岳。あれを見ちゃったら、行きたくなっちゃいますよね。2日連続の12時間行動で、消耗はしているものの、まあ行けるでしょう。
メンバー1名は、予定通り小池新道で下山。2名で笠に向かいました。
いや〜素晴らしい眺望。ずーっと先まで見える大きなスケール感。歩いてよかった。 (もちろん、あとでツラいわけですが、この時は幸せの絶頂でした・・)
山頂までの最後のガレ場もかなりの急登でしたが、思いの強さで乗り切ったような。

もちろん、笠ヶ岳からの下山にはホント打ちのめされました。笠新道の下りは、安定しない浮石や足底を平らに置けない不成形な岩が続きます。3日間使い切った膝や足首には一番欲しくないダイレクトな負荷。もう、一歩一歩、丁寧に足を前に置いていくしかありません。双六から下山して温泉でまったりしていた方が、良かったかも・・・と頭をよぎったりw
いや〜辛かった。(登山口のあとの林道も長かったなあ)


最後はヘトヘトになりましたが、3日間お天気に恵まれたこともあり、鷲羽、水晶、三俣蓮華、双六そして笠と、フルに歩けた充実した山行となりました。


帰路の前に、登山指導センター裏の中崎温泉・奥飛騨の湯に入りました。体に染み渡る、何とも言えない良いお湯でした。

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