白馬三山縦走と不帰の剱
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- GPS
- 56:00
- 距離
- 23.4km
- 登り
- 2,102m
- 下り
- 2,242m
コースタイム
- 山行
- 4:20
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 4:20
- 山行
- 8:20
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 9:10
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 8:50
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
白馬バスターミナル前の駐車場が午前9:45分で1台だけ空いており停められました。 無料 この駐車場がバスターミナル目の前ですので 便利です バスターミナルから栂池高原まで行きます 二番のバス停 10時20分発 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは栂池高原駅にあります (栂池自然園から白馬大池さんそう) 登山道は整備されています。大小ごろごろした岩があり歩きにくい場所がかなりありました。下りで使うとかなりきつそうな岩です。 雪渓が一か所ありますが、問題ないです。 乗鞍岳山頂から大池山荘までは下りなので岩の隙間に足を挟まないように注意が必要です。ストックを持っている方は、隙間にストックを挟まないようにしてください。 (白馬大池山荘から白馬岳) 高山植物の保護の柵などロープが張っており、登山道も整備されていてとても歩き易かった。 お花の写真や景色の撮影に夢中になり、登山道からはみ出すと滑落の危険があります。歩き易いと言ってもロープの外は、崖っぷちで落ちたら、けがだけでは済まない場所が多いです。 (白馬岳から天狗平) 白馬三山を縦走なので、杓子岳も行きます。 巻き道を使わずに山頂へはほぼ直登!!! 歩きにくい岩がごろごろ今思えば、ここも苦戦しました。 二日目の一番の泣きところはこの杓子への直登でした。 快適な空中散歩が続きます。 (天狗平から唐松岳) 言わずと知れた、不帰ノ釼を通ります。 天狗ノ大下りの始まりから、ストックはしまいます。 いきなりの長い鎖場が二か所あります。 鎖のない場所も大きな岩で下りにくい個所数か所あります。 ここから、唐松まで長い時間の集中力が必要だと感じました。 大下りの鞍部から一峰へは危険個所はないような気がしました。 一峰から先は、核心部になります。一峰でこの先の険しい二峰へ登っているほかの方のルートを確認しながら、充分休憩しました。 鞍部から二峰北に着くまでは、体力と集中力でした。鎖ももちろんほとんどありますが、岩をへばりついて登らなくちゃ行けない所もありました。 今日は、岩が乾いているから、滑りませんでしたが、雨の日にはやめた方が、もちろんいいです。風が強い日も、NGだと思います。ちょっとした時に、気が緩んで風にあおられ滑落の危険大です。 ヤマレコの皆様の情報をもとに、空中梯子など危険個所を確認しながら、ひたすら登っていくと二峰北の直下の梯子を登ったら標識が見えてホッとしました。 二峰北峰〜唐松までは、危険個所は無いような感じです。 ストックを出しました。が、道のりは長いです。なかなか着きません (唐松岳から八方池山荘) 八方尾根は急登はなく、緩やかでした。登ってくる登山者多数。 不帰ノ釼ではあまりすれ違わなかったせいか、とても多く感じます。 八方池から先は、観光客と一緒になって、下山することになります。 木道多数。綺麗な洋服のオネーサン多数。 |
その他周辺情報 | 自分たちは下山後ホテルグローバルに宿泊 白馬温泉の源泉かけ長し その他日帰り温泉多数有ります 第二駐車場のとなりに綺麗な温泉施設ありました |
写真
感想
昨年に計画して昨年は台風の影響で行けなかった、
白馬三山の縦走が実現しました。
仕事場の方の進めで、三大キレットと言われている、
帰らずの剱も無事通過でき、お天気も上々で素晴らしい山行でした。
当初の計画では九日の出発でしたが、太平洋の台風が気になっており出発を1日前倒ししました。
自然園から天狗原までは樹林帯で眺望はあまりよくありませんが
天狗原 は尾瀬を思わすような湿原が広がり、とてもきれいです。
栂池自然園もとても綺麗だろうと、次回に訪れたいと思いました。
天狗原から乗鞍岳は足場の悪い岩陵帯が多く尚且つ急登で、気温も高く、体力を奪われました。でも白馬大池までは自然園からのコースタイムは三時間半なので大丈夫だろう。
乗鞍岳に着き暫く進むと大池が見え、
雪渓が残っている山々と、
赤い建物の大池山荘との絶妙なマリアージュが素晴らしいです。
大池に近づくと池の水の透明度は湖底まで見えるような感じです。
大池山荘の周りは、スイスを思わすような絶景が広がり、
(スイスにはいったことがありません)
ロケーションは抜群な山小屋です。
(白馬大池から白馬岳)
お花畑につい目をとらわれます。
何回か訪れて北アルプスの花の名前を覚えていたつもりが、
直ぐには名前が出てこないのは、老化現象か?
少し前はもう少し早く名前が出てきた気がしますが〜、
船越の頭や小蓮華山を過ぎ、地図でこれから行く稜線で
白馬岳を確認しながらや、今歩いてきた大池からの道のりを、
あれだこれだと喋りながらの山行も愉しいもんですね。
ヤマケイ等の雑誌で見る白馬山荘のスカイプラザを見て感動し、
中に入ると劔岳の目の前で食事や、
お茶ができるんですね。
何時かは此処で昼間から生ビールでも飲みたいです。
山とお酒が好きな人は必ず思うことでしょう。
(白馬岳から天狗山荘)
杓子岳と鑓ヶ岳を二つ越えますが、
杓子岳を巻かずに山頂に行く道は直登で平べったい石のザレ場で、
一歩上がって10センチ下がる感じで、
時間にすると大したこと無いけど凄く長く感じました。
でも巻き道は使うのは、次回訪れる時は使うでしょう(゜〇゜;)?????
杓子岳の山頂で、鑓温泉から来た三名のパーティの方に、
温泉の事を聞きました。
テン場の女の子がビキニ姿で混浴に入ってくるらしいです。
山でこんな良いもの見れるとは思って無かったけど
こっちはスッポンポンだからおじさんは恥ずかしいと、言っていました。
また大昔には山ガールと呼ばれていた女子は、大胆にスッポンポンで隣に入ってくるらしいです。
こんな楽しい事を聞き杓子岳をあとにし
降りていくと、「すみません、一緒に歩いても良いですか?」
と静岡から来た山ガールの人と即席パーティーで天狗山荘まで3人で行くことにしました。結局この山ガールと唐松岳まで一緒に行きました
(天狗山荘から唐松岳)
さて最終日のこの山行のメインイベントです。
不帰ノ釼から無事帰ることです。
天狗の頭までは、少しの登りです。
右側には一昨年行った劔岳が、はっきりと見えます。
二等辺三角形に綺麗なシルエットを描いており、
こちらからの見た劔岳の印象は、
とても優しい父親って感じに思えました。
約二時間で大下りの頭に着きます。
ストックをしまい、下っていくといきなり長い鎖場です。
少し足の置き場を迷いましたが大丈夫です。
前回の両神山の経験が活きました。
これからは、核心部の連続です、
慎重に慎重を重ねます。大下りは30分くらい下ると思います。
鞍部に着き、目の前の一峰を見上げ更に
その先のピークに目をやると二峰北峰が確認できました。
一峰まではなんてことない登りです。
一峰に着くと先に出発した、三名のテント泊の方々が居り、
先に登っている、二峰北峰へのルートなんかの確認や、
アドバイスをいただきました。
少し下りとうとう来てしまいました。
ここまで来たら、もう後戻りできません。
行くしかありません。取り付きからもちろんですが、鎖です。
鎖もないところは三点支持です。
教科書通りの三点支持で丁寧に行きました。
ヤマレコで情報を得た、空中ハシゴや90度に体を曲げながら、
進む鎖場など「ここがそれかー」と確認しながら、
何回も思うことですが、山に行くたびに、
このサイトの情報が、どれだけ助かっているかわかりません。
情報を載せていただいているユーザーの方ありがとうございます。
多数の鎖場を通り最後の梯子を少し登り、
ピークに顔を出した時に、「二峰北峰」の標識見たときは、
安堵感が立ち込めました。やっとこれで安心。
と思ったところで、二人の山ガールのうちの一人の僕の奥さんが、
「やばいところは、これからでしょ?」だってー!!!生意気!
事前の下調べとずいぶん開きがあって、少し拍子抜けしたみたい。
生意気!!!!
唐松山頂では、リュックも降ろさずすぐに唐松山荘に。
今までにない人の多さにびっくりです。
もう御昼ごはんの時間なので、
食堂でとろうとして食券を買うのに行列。
でも食料持っていないし。
唐松山荘では食堂に入るだけで一人300円取られました。
何も注文せずに自炊するだけに利用するのと違い、
食事を注文するのにお金払うとは、思いませんでした。
初めてです
トイレも200円。
また、25分近く待たされて、お腹がすきまくっているのに、
さんざん待たされて、
注文したものと違うものが出てきました。
昼食が終わり少しすると先ほどの一峰でお会いした
三人の楽しいパーティのかたにまたお会いして感激。
今回の山行は知り合いになった方が多く、
いつもはあまり連絡先など交換しませんが、
唐松岳でLINEやFACEBOOKの話も出来、
目標であった三大キレットの無事通過、
何もなく帰宅でき毎度思うことですが、
今回も付き合ってくれたうちの奥さんに感謝しつつ、
健康で一年でも長く登山できるようにしたいと思いました。
先日は僅かな時間ではありましたが、山荘でお話することができて楽しかったです。不帰の劔越えを無事達成されたレポートを読み、安心しました。
今回の情報をもとに私たちもいつかは…越えてみたいと思いました。
また、どこかのお山でご縁があると嬉しいです!
こちらこそ、素敵なご夫婦のお話は楽しかったです。コメントを下さるためにユーザー登録してくださりありがとうございます。IDはcarp15なんですね。
もし山行記録をレコしましたら、ご連絡ください。
白馬では、お互いに天気も良く良かったですね。鑓温泉で足湯にはつかったのですか?
自分たちも北アルプスは道中遠いので、年に何回も訪れることできませんが、あのすばらしい景色を見てしまうと、無理してでもまた秋にでも紅葉登山に行きたくなってしまいます。行けるかわかりませんが、もう次の登山の模索はしてしまいます。
またアルプス方面にご予定がある時は、ご連絡くださるとうれしいです。
ヤマレコの友達申請しますので宜しくお願いします
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