記録ID: 6970353
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無雪期ピークハント/縦走
八幡平・岩手山・秋田駒
高山植物の楽園!秋田駒ヶ岳から乳頭山への縦走はなんじゃこりゃー!!【今日は東北遠征】DAY1
2024年06月28日(金) [日帰り]
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 06:31
- 距離
- 19.3km
- 登り
- 957m
- 下り
- 1,481m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 5:54
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 6:25
16:59
休暇村前バス停
天候 | ガスっぽい晴れで、風はほぼ無風。気温は秋田駒ヶ岳で22℃(実測)。なお、当日の日没(秋田)1912でした。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
飛行機
※現着1000でほぼ満車。駒ヶ岳八合目まではマイカー規制あり 往路:羽後交通バス アルパこまくさ 1002発 駒ヶ岳八合目 1027着 (PayPay使用可 630円) 復路:羽後交通バス 休暇村前 1733発 アルパこまくさ 1744着 (PayPay使用可 310円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆駒ヶ岳八合目〜旧日窒硫黄鉱山跡〜片倉岳〜阿弥陀池避難小屋 よく整備されていて危険なところはありません。片倉岳のあたりから西〜北方向の展望が広がり、高山植物が各所で咲いていました。また、人出も多かったです。 なお、旧日窒硫黄鉱山跡からは旧道ルートで阿弥陀池避難小屋へ直接上がるルートがありますが、崩壊箇所あり通行注意の表示が出ていました。 ◆阿弥陀池避難小屋〜男女岳(おなめだけ) よく整備されていて危険なところはありません。山頂からは全周の展望が良好です。 阿弥陀池避難小屋にはトイレも設置されていて、小屋周辺では多数の人が休憩していました。 ◆阿弥陀池避難小屋〜横岳〜焼森〜焼森分岐 避難小屋から少し高度を上げて稜線に乗ると、東南方向の展望が開けてきます。この区間もよく整備されています。横岳山頂は小さな広場になっていて休憩が可能です。 焼森は火山礫などが堆積した場所で、この周辺だけゆるやかなハゲ山になっています。悪天候時には道迷いしやすい地形で、逸脱防止のため山頂を囲むようにロープが張ってあります。 焼森から少し下ったところが焼森分岐で、駒ヶ岳八合目への周回コースと湯森山方面へ向かう縦走路が分岐します。 ◇焼森分岐〜湯森山 ※ここから先はトレイルが荒れはじめ、通行量が一気に少なくなります。危険なところはありませんが、見通しが利かない灌木帯が多く、熊との不期遭遇(鉢合わせ)が十分あり得ます。この山域では熊の目撃情報は比較的少ないものの、十分な注意が必要です。 灌木帯につけられた滑りやすいトレイルで最低鞍部まで一気に下り、そこから緩やかに高度を上げていきますが、見通しが利かない単調な区間です。トレイルの幅も狭いため、休憩できそうな場所はほとんどありません。 いい加減ウンザリし始めたあたりで、前方が開けてきて湯森山となります。山頂は比較的展望が良好で、笹森山経由で駒ヶ岳八合目へ下るトレイルが分岐します。 ◇湯森山〜宿岩〜笊森山〜千沼ヶ原分岐〜乳頭山 ※この区間が核心部です。トレイル自体はある程度踏まれていて通行自体に大きな問題はありませんが、かなり荒れています。 湯森山から先に進むと劇的にトレイルの状況が変わります。この区間は過去に整備された木道などがかなり傷んでおり腐朽・崩壊・流出している場所が少なくないです。また、洗掘によってトレイルが溝状に掘れている箇所、粘土や泥で非常に滑りやすい箇所、トレイルが笹などに覆われヤブ漕ぎが必要な場所などが頻出します。要所には道標はありますが、赤テープなども少ないです。通行量はかなり少なく、この区間でスライドしたりオーバーテイクしたのは4〜5パーティ(含むソロ)ほどでした。 アップダウンも結構ありますが、森林限界を越えた箇所には展望が良好なポイントが結構あります。特に笊森山や乳頭山の山頂からは展望が良好です。 なお、乳頭山への詰めは崖際を通る箇所もあるので注意が必要です(普通に注意していれば問題ないレベルです)。 ◆乳頭山〜黒湯分岐〜田代平山荘〜孫六温泉分岐〜孫六温泉 この区間も木道が老朽化しているところが少なくないですが、前区間に比べると大分歩きやすいです。黒湯分岐(道標あり)から黒湯温泉へ下るルートは、途中の橋が崩落して通行止めの表示で出ています(ただし、ロープ等で閉鎖している訳ではないので、表示を見落とすと入り込んでしまう可能性があり、注意が必要です)。 田代平山荘を過ぎてしばらく進むと、孫六温泉分岐(道標あり)となりますが、木道が設置されていない部分は、粘土質の湿った路面で非常に滑りやすいです(木道がある場所は普通に歩けます)。後半にかかり、ようやく普通のトレイルとなり、最後は一気に下って孫六温泉に飛び出します。 なお、孫六温泉は現在、改装工事中のため休業しています。 ◆孫六温泉〜黒湯温泉〜空吹湿原〜休暇村乳頭温泉郷 孫六温泉から少し歩いて黒湯温泉(日帰り入浴可)へ出て、同温泉の駐車場へ向かいます。駐車場前から延びる車道を進み、途中の階段または取り付け林道の入口から空吹湿原に向かいます(林道入口には道標あり)。あとは林道を進み、道標に沿って進むと空吹湿原となります。 空吹湿原から休暇村方面に下るトレイルもあるので、こちらを道なりに下ると、先ほどの車道に再合流するので車道を下ると休暇村に出ます。 なお、空吹湿原に向かわずにバスに乗る場合は、孫六温泉から黒湯温泉とは逆方向へ進み、蟹場温泉か妙の湯に出るとバス停があります。 |
その他周辺情報 | ◆アルパこまくさ(仙北市HP) https://www.city.semboku.akita.jp/sightseeing/spot/03_alpakomakusa.html ◆秋田駒ヶ岳マイカー規制情報(仙北市HP) https://www.city.semboku.akita.jp/sightseeing/spot/komagatake.html ◆駒ヶ岳線バス時刻表 https://tazawako-kakunodate.com/media/news/files/2024/03/11/2024_駒ヶ岳マイカー規制チラシ.pdf ◆乳頭線バス時刻表(羽後交通HP) https://ugokotsu.co.jp/rosen/timetable/index ◆黒湯コース通行止め告知(田沢湖・角館観光協会HP) https://akikoma.jp/topics/449/ ◆熊目撃情報(秋田県HP) https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/23295 ◆乳頭温泉郷 http://www.nyuto-onsenkyo.com/index.html |
写真
空港でレンタカーを借り、アルパこまくさに到着
駐車場はほぼ満車で、空き場所探しに苦労
マイカー規制のため、ここから八合目まではバスですが、画面中央奥の建物脇に停車中の八合目行きのバスは今まさに発車しつつアリ!さあどうする!?(汗)
駐車場はほぼ満車で、空き場所探しに苦労
マイカー規制のため、ここから八合目まではバスですが、画面中央奥の建物脇に停車中の八合目行きのバスは今まさに発車しつつアリ!さあどうする!?(汗)
無事、駒ヶ岳八合目に到着
・・・全力ダッシュしつつ手を振ったら運転手さんが出発を待っててくれました
にしても、八合目までの道路って、本来この車格のバスが通行できるような規格じゃ無いと思うのですが、運転手さんの超絶テクニックが凄かった(汗)
・・・全力ダッシュしつつ手を振ったら運転手さんが出発を待っててくれました
にしても、八合目までの道路って、本来この車格のバスが通行できるような規格じゃ無いと思うのですが、運転手さんの超絶テクニックが凄かった(汗)
北西方向
画面中央最遠景のピークは明日行く予定の森吉山
・・・と、ここで凄い違和感
地元の山だとこの画面のどこかに送電鉄塔や送電線、ゴルフ場、人工の針葉樹林などが映り込んでいるのが当たり前ですが、どれも写っていません
それだけ自然豊かな原生林があるということですが、反面都会に毒されてしまったワタシ…orz
画面中央最遠景のピークは明日行く予定の森吉山
・・・と、ここで凄い違和感
地元の山だとこの画面のどこかに送電鉄塔や送電線、ゴルフ場、人工の針葉樹林などが映り込んでいるのが当たり前ですが、どれも写っていません
それだけ自然豊かな原生林があるということですが、反面都会に毒されてしまったワタシ…orz
北方向
画面右奥最遠景(ちょうど手前の指導標の上あたり)にあるのが、かつて日本の代表的な盾状火山(アスピーテ)とされ、日本百名山でもある八幡平
最近の研究では、どうやら浸食で台地状になった成層火山とされているようです
画面右奥最遠景(ちょうど手前の指導標の上あたり)にあるのが、かつて日本の代表的な盾状火山(アスピーテ)とされ、日本百名山でもある八幡平
最近の研究では、どうやら浸食で台地状になった成層火山とされているようです
撮影機器:
装備
個人装備 |
Tシャツ(半袖)(1)
サポートタイツ(1)
ハーフパンツ(1)
シューズ(1)
ザック(1)
キャップ(1)
サコッシュ(1)
ズボン
靴下
グローブ
雨具
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
|
---|
感想
花の山として有名な秋田駒ヶ岳も永年にわたって往こうとは思っていたものの、さすがに遠方ということもあって、なかなかチャンスがなく、ずっと先送りし続けてきた山でした。ちょうど花の時期ということもあって、意を決して往ってくることに。
ちょうどいい時期に、まずまずの天気に恵まれて、咲き乱れる花々には眼福至極でした。一方で乳頭山へ抜ける縦走路に入った途端、懐が深いヤブで見通しが利かなくなって、行き交う人がいなくなった後、いつ熊と鉢合わせするかとビクビクしながら歩いて来ました。何とか何事もなく無事に帰ってこられたので一安心。
それにしても、久しぶりに訪れた秋田県、改めて自然が豊かで食べ物やお酒が美味しいことを認識。また機会があれば是非訪れたいと思います。
【2日目】森吉山
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6971616.html
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こんにちは❗️
今が旬の秋田駒ヶ岳に行かれたんですね🌸
実はあたしも行ってみたいんですよ〜😆
だけど遠いっっ(笑)
色々な種類のお花が咲いてるんですね。
撮影が大変だ😁
季節を変えて秋の紅葉時期も良さそうですね!!
さてさて、7月になりましたよーー⛰️
お互い楽しみましょうね❗️
お疲れ様でした😊
こんにちは。往ってきましたよー
ちょうど高山植物がピークちかくで、いろんなお花があちこちで咲いていてよかったです。
写真も撮りまくったので、普段の山行の撮影枚数の2倍くらい撮ってました
確かにちょっと遠いのでなかなか往くのは大変ですが、非常にいいところだったので、機会があればsakuさんも是非
お酒も食べ物も非常に美味しかったですヨ
でも、秋田駒ヶ岳周辺はすごい人出だったのですが、縦走路に入ると人気が無くなります。
いつどこで熊と鉢合わせしても不思議じゃなかったので、正直ソロでヤブ漕ぎしている時は、どんな罰ゲームなんだと思ってました(笑)
いよいよ7月。
sakuさんも硫黄岳に往かれて楽しんでこられたようですね。
まだ梅雨明けには少しかかりそうですが、夏本番も近いので、是非ご安全に!
頑張りましょう。
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