鳥海山(鉾立コース 新山-七高山-行者岳-伏拝岳-文殊岳)
- GPS
- 07:53
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 1,383m
- 下り
- 1,373m
コースタイム
- 山行
- 6:33
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 7:52
天候 | 下界は曇り、山頂は快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
月山IC - 国道112号線 - 湯殿山IC 約30分 湯殿山IC - 山形自動車道 - 鶴岡JCT 約30分 鶴岡JCT - 日本海東北自動車道 - 酒田みなとIC 約30分 酒田みなとIC - 国道7号線・鳥海ブルーライン - 鉾立ビジターセンター 約30分 |
コース状況/ 危険箇所等 |
鉾立口-賽の河原:よく整備されている。ずっと石の上を歩いていく感じです。傾斜もそれほどきつくなかった。 賽の河原-御浜小屋:ここも同じく 御浜小屋-御田ヶ原分岐:大きな岩が増えてきて歩きにくくなってくる。 御田ヶ原分岐-七五三掛:更に岩が増える。崖近くを歩く場面もあるので注意。 七五三掛-御室:梯子場や岩場、残雪帯を経由して高山植物に囲まれた登山道になる。そこを抜けるとしつこい岩登り。御室手前になると完全に岩のみになる。 御室-新山:岩登り。落石注意。足場と目印を確認しながら慎重に進むこと。 新山-七高山:新山からの急な下り、分岐点を経て外輪山方面への急な登りに入る。鎖場も何か所かあり。使わなくても登れます。 七高山-行者岳-文殊岳-七五三掛:岩場や梯子場やハイマツ帯等いろいろ。ここも崖近くを歩く場面があるので注意。 登山ポスト:登山口脇 沿面距離:15.9 km 累積標高:±1403 m 混雑状況:登山中100人くらいすれ違いました |
その他周辺情報 | 国民宿舎大平山荘 日帰り入浴 たしか400円くらい?? タオル購入、バスタオルレンタル可 食堂、鹿公園、日本海側を望める展望台あり |
写真
装備
個人装備 |
シャツ(半) 2着
シャツ(長) 1着
ソフトシェル 1着
パンツ(長) 1着
靴下 2組
グローブ 1組
靴 1組
靴紐 2本
ザック 1つ
飲料 1L ハイドレーション
真水 1L
携帯電話 1台 DIY-GPS インストール済
時計 1つ
タオル 1本
ガイド地図(ブック) 1枚
昼ご飯 600kcal フリーズドライのチキンライス、味噌汁、卵
行動食 600kcal しゃり蔵、コアラのマーチ
コンパス 1つ
ヘッドランプ 1つ
救急セット 1セット 防水シート、正露丸
虫よけスプレー 1つ
熊鈴 2つ
笛 1つ
熊撃退スプレー 1つ
ポケットティッシュ 3つ
コッヘル 1つ
ストーブ 1つ
ガス 1つ
帽子 1つ
サポートタイツ 1つ
ビニール袋 3つ
ストック 1組
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感想
秋田駒ヶ岳で雲海の向こうに浮かぶ端正な鳥海山の山容を目にした衝撃からはや1ヶ月、遂に今回憧れの鳥海山に登ることができました。険しかった、頂きは遠かったです。いやあれです、庄内ってこんな遠いの...?的な意味も含みます。それも全部吹っ飛ばすほどの頂を踏んだ瞬間の感動。本日も綴ります。
まず「庄内ってこんな遠いの...?」の部分ですが、当初私は7時登山開始の予定でした。「まあ月山まで2時間弱で行ってぇ〜、鳥海山はぁ〜そっから30分くらいじゃね??」って計算で5時に自宅を出発したのです。そうなのです。既に計算が合っていないのです。昨晩の自分は何考えてたんだ一体...過ぎてしまったことはしょうがないのです。ちょっと車を飛ばし気味に8時過ぎに鉾立口に到着。果たしてどうなるやら。
天気はあいにくの曇りですが、平日にもかかわらず100台以上停まりそうな駐車場は半分くらい埋まっていました。さすが鳥海山。登りはじめ賽の河原までは石階段がしつこく続いて眺望も無いから賽の河原まではなんだかすごく長く感じました。それでもコースタイムの70%程度のペース。調子いいです(^o^)
御浜小屋までも同じような道が続きました。周りのガスもなかなか晴れなくて飽きかけてましたが、ここからが鳥海山の真骨頂。
鳥海湖を拝んで御田ヶ原へ向かう途中から岩がゴロゴロ、ゴロゴロ...だんだん歩きづらくなってきました。そのまま扇子森の脇から鞍部に向けて石階段を下る下る。往路は曇ってて気づかなかったけどここから見る新山方面の眺望は本当に素敵なんだろうと思います。次回は雲一つない日に登山したいなぁ。
御田ヶ原の分岐から再び登りですが、七五三掛手前あたりから岩場が増えて登山道も険しくなってきました。七五三掛の先から梯子場あり残雪あり、鳥海山の深い所まで来てしまった感じがしてドキドキわくわく...けど脚がだんだんいう事聞かなくなってきました。休憩しながら行きます。
千蛇谷から岩場を登っていくと、一面岩!な登山道に入ります。最初はそんなに苦労することも無くヒョイヒョイ〜っと、ほどなくして御室に到着です。美術館見学しながら休憩。
雲も晴れてきて頭上に青空が広がりました。さてさてここから本当の鳥海ロッククライミング。目の前の岩場をマークを頼りに登っていきます。途中浮石も
あったりしてヒヤヒヤ。落石させないように注意しながら登ります。岩場を登った先も山頂はまだ先。岩の切れ間を下りながら進んで進んで登って。遂に山頂に到着!想像より狭い!周りが岩だらけなだけにこれまで感じたことのない感覚の中に居ましたが、達成感は最高でした。
続いて七高山方面へ。って言っても周りが岩だらけでどっち行ったらいいかわからん!!とりあえずマークとコンパスを頼りに東へ抜けるようなルートを辿りました。途中僕も安産祈願のために胎内くぐりを通過(笑)先ほど通過した岩の切れ間の出口から右へつづくマークを辿ると外輪山、七高山が見えてきました。新山からのくだりもなかなか急です。少し御室方面へ戻ると七高山への分岐発見。そこから外輪山への急登を経てほどなくして七高山到着。気が付いたらすっかりいい天気。雲海広がる大展望。ここは天国か!!いいね鳥海山。気が付いたらそこで1時間ほど休憩していました笑
急いで帰らねば!!帰りは外輪山を経由していきます。南蔵王のような気持ち良い尾根道を想像していましたが、ここも結構な岩場感があってビビりました。梯子も何か所か。そして滑る!!予想に反してなかなか骨が折れましたね...途中行者岳も伏拝岳も文殊岳もピーク気が付かなかったな(笑)
ガンガン進むといきなり七五三掛と合流、突然一周完了してしまっておおぉぅっ!?ってなった(笑)ここからは来た道を戻りました。帰りは結構晴れてて気持ち良い山歩きができました。
午後4時過ぎに鉾立口到着。お疲れた\(^o^)/
全体的にコースタイムの70%くらいで歩けたかな??まだまだ行けるね若者!久々単独行でなんだか張り切っちゃいました(笑)
コースタイムうんぬんは置いておいて、鳥海山は険しい険しいって以前からよく聞いてて、ホントかよ〜って思ってたけどこれはホントでした(笑)私の中で七薬師掛けに次ぐハード山行になりました。ってか七薬師掛けを超える山行ってどんな...。自宅を出た瞬間からハードでしたがその苦労を上回る達成感と感動、遠くから来た甲斐ありました。また今度行こう。次回は二の滝口から行ってみたい。あと今回はもう高山植物が終わりかけだったので次回はもうちょい早い時期に行こう。そうしよう。
さあさあかき氷食べてバッジ買って大平山荘で温泉入って帰ります〜。
帰り道、日本海に沈んでいく夕日がすごく綺麗でした。太平洋側の人間の私にとってはなかなか新鮮な光景で目を奪われてしまった。山形は山も海もすごく綺麗!大自然の営みを感じられてすごくいいところだなぁーと、今回鳥海山だけじゃなくて山形県自体が好きになってしまってたりなんかしてます(笑)山形県の人が羨ましい。まあそういう事は冬の山形を体験してから言ってくれって感じですかね...けど山形好きになりました。来月の朝日縦走が楽しみになってきた。頑張ろう(`´)
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