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Yamareco

記録ID: 70665
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

梅雨明前の 小太郎山 [山梨100]

2010年07月12日(月) ~ 2010年07月13日(火)
 - 拍手
GPS
29:54
距離
12.3km
登り
1,708m
下り
1,720m

コースタイム

7月11日(日)
自宅10:00⇒<マイカー>⇒館林・熊谷・秩父⇒<雁坂トンネル\710->⇒甲府・南アルプス⇒17:00芦安市営駐車場 
             <金山沢温泉入浴\550-・休憩> (車中泊)

7月12日(月)
出発7:30…BS⇒7:40 <路線バス\1100->8:40⇒広河原BS

出発9:00…第2ベンチ10:50…11:35御池小屋 {土砂降りの雨のため、ここで宿泊を決定} 

7月13日(火)
出発5:25…小太郎分岐7:20…2546mP8:10…小太郎山2725m[山梨100]9:00…2546mP9:45…小太郎分岐10:50…二俣12:00…12:35御池小屋13:00…第2ベンチ13:55…第1ベンチ14:10…14:55広河原BS

15:00⇒<路線バス\1100->⇒16:00芦安市営駐車場BS
16:20白峰会館で入浴休憩\550-・食事17:00
⇒<マイカー>⇒甲府⇒<雁坂トンネル\710->⇒秩父・熊谷・館林⇒24:00自宅

=================================
出発時刻/高度: 09:00 / 1554m
到着時刻/高度: 14:55 / 1541m
合計時間: 29時間54分
合計距離: 12.3km
最高点の標高: 2843m
最低点の標高: 1525m
累積標高(上り): 1632m
累積標高(下り): 1661m
=================================
天候 7月12日(月)雨

7月13日(火)雨
小太郎分岐〜小太郎山の稜線では気温は10℃で、視界は約50mで、強い西風でした。
小太郎分岐より東斜面(草スベリ および 右俣コース)では 風は殆どありませんでした。
過去天気図(気象庁) 2010年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
芦安市営駐車場バス時刻表:http://www.minamialps-net.jp/ACCESS/bustime_3.htm
コース状況/
危険箇所等
*白根御池小屋には衛星電話があります。10円と100円のコインで利用できます。

*路線バスの芦安市営駐車場BSを降りると直ぐ目の前に白峰会館があります。
 ここでは温泉入浴と食事ができます。なお 営業は朝の7時から夜の7時迄です。
本当は3日程早く来たかったのですが、いろいろ事情があって・・・
雨の中をブツブツ独り言を言いながら出発する。
2010年07月12日 08:52撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/12 8:52
本当は3日程早く来たかったのですが、いろいろ事情があって・・・
雨の中をブツブツ独り言を言いながら出発する。
2010年07月12日 09:04撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/12 9:04
第2ベンチ。
GPSのセンサーは最初のスタートのみ衛星を捉えましたが、結局ここまでロストとなった状態となりました。
前回(約3週間前)来たときは問題なかったのです。原因として考えられ事は、「今回は梅雨前線の雨雲が厚かったため」、と結論しました。
下山時も同じ区間でロストしていました。
2010年07月12日 10:47撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/12 10:47
第2ベンチ。
GPSのセンサーは最初のスタートのみ衛星を捉えましたが、結局ここまでロストとなった状態となりました。
前回(約3週間前)来たときは問題なかったのです。原因として考えられ事は、「今回は梅雨前線の雨雲が厚かったため」、と結論しました。
下山時も同じ区間でロストしていました。
11時半 御池小屋に着きました。
止みそうもない土砂降りの雨なので、肩ノ小屋へ行くことを諦めました。
もうズブ濡れといった状態でした。
ですが、お客が少ないため 幸運にも個室となりました。
2010年07月12日 11:35撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/12 11:35
11時半 御池小屋に着きました。
止みそうもない土砂降りの雨なので、肩ノ小屋へ行くことを諦めました。
もうズブ濡れといった状態でした。
ですが、お客が少ないため 幸運にも個室となりました。
朝の4時半。
この時は雨が降っていませんでしたが、雨雲は渦を巻いていました。
この空を見ながら本日の最終的なルートを検討していました。
結論は 3週間前に既に行ったこともあって、北岳登頂とキタダケソウは断念をすることにして、小太郎山のみで下山するということになりました。
2010年07月13日 04:25撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/13 4:25
朝の4時半。
この時は雨が降っていませんでしたが、雨雲は渦を巻いていました。
この空を見ながら本日の最終的なルートを検討していました。
結論は 3週間前に既に行ったこともあって、北岳登頂とキタダケソウは断念をすることにして、小太郎山のみで下山するということになりました。
2010年07月13日 05:25撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/13 5:25
2010年07月13日 05:40撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/13 5:40
2010年07月13日 06:21撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/13 6:21
2010年07月13日 06:27撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/13 6:27
2010年07月13日 06:29撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/13 6:29
シナノキンバイ。
2010年07月13日 06:46撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/13 6:46
シナノキンバイ。
ウラジロナナカマド。
2010年07月13日 06:53撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/13 6:53
ウラジロナナカマド。
ショウジョバカマ。
2010年07月13日 07:02撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/13 7:02
ショウジョバカマ。
二俣への分岐。
2010年07月13日 07:03撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/13 7:03
二俣への分岐。
残雪は小太郎分岐付近に僅か残っているだけでした。
約3週間前は随分多かったのですが、解ける速度は速いものです。
2010年07月13日 07:21撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/13 7:21
残雪は小太郎分岐付近に僅か残っているだけでした。
約3週間前は随分多かったのですが、解ける速度は速いものです。
小太郎分岐。
今回の山行ではここが最高点でした。
なんと 2846m です!
2010年07月13日 07:21撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/13 7:21
小太郎分岐。
今回の山行ではここが最高点でした。
なんと 2846m です!
小太郎山を目指して稜線を歩いていると、雄のライチョウが目の前を人目を引くように歩いていました。
そして、ふと足下を見ると、雌のライチョウとその4羽のヒナが慌てて逃げているのを発見。
しかし、ヒナの足が遅いため親鳥は逃げるに逃げられないといった状態でした。
しばらく、カメラを構えていました。
何せ雨の中、レンズを良く拭くことができず、何枚か撮ったのですが、これが一番良く撮れたものです。
ライチョウのヒナを見たのはこれが初めてでした。
2010年07月13日 07:42撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/13 7:42
小太郎山を目指して稜線を歩いていると、雄のライチョウが目の前を人目を引くように歩いていました。
そして、ふと足下を見ると、雌のライチョウとその4羽のヒナが慌てて逃げているのを発見。
しかし、ヒナの足が遅いため親鳥は逃げるに逃げられないといった状態でした。
しばらく、カメラを構えていました。
何せ雨の中、レンズを良く拭くことができず、何枚か撮ったのですが、これが一番良く撮れたものです。
ライチョウのヒナを見たのはこれが初めてでした。
2010年07月13日 08:02撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/13 8:02
2010年07月13日 08:38撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/13 8:38
雨の中の 小太郎山山頂。
「山梨百名山」です。
忘れられない最悪の山行となりそうです。
というのは 小太郎分岐からここまでは 吹きさらしの稜線で、雨は西風の横殴りでした。
2010年07月13日 08:59撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/13 8:59
雨の中の 小太郎山山頂。
「山梨百名山」です。
忘れられない最悪の山行となりそうです。
というのは 小太郎分岐からここまでは 吹きさらしの稜線で、雨は西風の横殴りでした。
岩と岩の間にゴゼンタチバナがサンドイッチ状態。
2010年07月13日 09:29撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/13 9:29
岩と岩の間にゴゼンタチバナがサンドイッチ状態。
岩の間にシコタンソウ。
2010年07月13日 10:39撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/13 10:39
岩の間にシコタンソウ。
大樺沢の二俣に来ると
タカネグンナイフウロウ
が目立ちました。
2010年07月13日 11:36撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/13 11:36
大樺沢の二俣に来ると
タカネグンナイフウロウ
が目立ちました。
2010年07月13日 11:37撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/13 11:37
2010年07月13日 11:37撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/13 11:37
御池湖畔にある分岐。
2010年07月13日 12:31撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/13 12:31
御池湖畔にある分岐。
 路線バスの芦安市営駐車場BSを降りると直ぐ目の前に
白峰会館があります。
ここで温泉と食事ができました。
営業は朝の7時から夜の7時迄です。
2010年07月13日 16:14撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/13 16:14
 路線バスの芦安市営駐車場BSを降りると直ぐ目の前に
白峰会館があります。
ここで温泉と食事ができました。
営業は朝の7時から夜の7時迄です。
この日の温泉は貸し切り状態でした。
料金は550円でした。
2010年07月13日 16:31撮影 by  DMC-FT1, Panasonic
7/13 16:31
この日の温泉は貸し切り状態でした。
料金は550円でした。
撮影機器:

感想

1. ハンディGPSについて(GPSmap60CSx)
a) 今回広河原から第2ベンチの区間が衛星を捉えることができず、データ欠測となりました。
3週間前に同じコースを歩きましたが、GPSの受信での問題は全くありませんでした。
丁度この周辺は標高も未だ低いし周りの山などで その範囲が狭まれ、必要な衛星をうまく捉えることが難しい地域だと思います。
それに加えて、今回は梅雨前線などで雨雲が発達して雲の層が厚かったのと降水量などで、
衛星からの電波減衰が大きくなり、GPSでは衛星がロスト状態になったものと思われます。

b) GPSmap60CSxは防水仕様ですが、(これは3年間程使用しています)、
今回初めて下山時第2ベンチを過ぎたあたりから次の症状に悩まされました。
それはGPSのスイッチが突然切れたり、プッシュ式ボタンの操作は一切その機能が麻痺しました。
その時は何が起きたのか分からず、対処の仕方の仕様がありませんでした。
その時考えたのは帰宅後直ぐに修理に出すことだけを考えていました。
しかし、帰宅後GPSは正常に直っていたのです。
この原因は次のことが考えられます。
GPSmap60CSxは防水仕様で日常生活防水(IPX7規格)とあります。
これにより、わたしはGPSで直ぐに位置確認ができるようにザックの肩帯にGPS用のポケットを付けて、これに入れて置きました。
したがって、この2日間 雨で濡れるのに任せていたのです。
恐らく、これがいけなかったのではないでしょうか。
やはり、日常生活防水程度なので、ビニールなどの袋に入れて、できるだけ濡れないようにすることが重要なのではないでしょうか。
この様に防水仕様の過信は禁物だと思いました。

2. 雨の山行で気づいたこと
今回のような雨での山行は随分久しぶりのように思う。
振り返ってみれば、雨だからこそいろいろな事が知ることができたことがあります。

その筆頭が 小太郎分岐からの稜線でライチョウの親子を目の当たりで見ることができたこと。
さらに、その時 親鳥のライチョウがヒナに対してとった行動を観察することができました。

次に、防水仕様のハンディGPSをあまり過信してはいけないことが分かったこと。
そして、雨雲の層が厚いとGPSのサテライトから発信する電波が減衰し、受信状態が悪くなること。

第3には風雨の中では昼飯を食べる気にならないし、
山小屋(今回は御池小屋)でお茶を飲みながら、食事をすることは食欲が増すことが分かりました。

第4として・・・山小屋のお客が少なくなり、個室状態となったこと。

第5は 当初の山行計画はその時の状態に併せてルート変更を検討することが重要であるし、かつ安全な山行となるということ。

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