鳥海山(鉾立登山口より新山ピストン)
- GPS
- 10:07
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 1,352m
- 下り
- 1,347m
コースタイム
- 山行
- 8:23
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 10:03
天候 | 晴時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
非常によく整備されている。雪渓上を歩く部分や、山頂神社より上部ガレ場は状況を見ながら慎重に |
その他周辺情報 | 駐車場に登山者用綺麗なトイレ、日中やっているお土産所やビジターセンターなど色々あり。 |
写真
感想
数年前に同じルートでの登山を試みたものの、風が凄くて撤退。今回は別ルート(湯の台口)で臨もうとしたが、前週にこのエリアを襲った豪雨で道が寸断され、アプローチが厄介になっていた。そこで急遽こちらのコースに再変更。一度来ただけに安心感はあるが、いかんせんしんどすぎた・・・
前回は駐車場からしてものすごい風で、車体は揺らされドアも開けれないという状況だったが、この日は完全なる無風。周囲の発電風車もぴたりと止まっている。前回は扇風機状態だったが。
行程も長いのでもっと早く出発したかったけど、前泊地が遠く移動時間がかかり、登山開始は6時半過ぎ。こりゃ下山は夕方だな……と思ってたらそのとおりになった。
登山開始して5分もしないうちに暑さがヤバいと気づく。東西に伸びる登山道は、登山時東向きで下山時は西向きという、常に太陽に向かっていく道。
前回はあんな爆風だったのに今回はそよ風一つ吹かず、灼熱の中滝汗を流し登っていく。
鳥海湖に到着したときには既によれよれ。ただ景色は素晴らしいの一言。ここまで急に寒気がしたり、鳥肌が立ったり、明らかに熱中症由来のおかしな神経症状が出ているので長めに休憩し、再出発。
頑張って水分を摂りたくもないのに摂り、胃がたぷたぷだしほんのり胃痛も感じるし、内臓的にも疲労が溜まっていく。
ただこのルートのいいところは、道中に二箇所、登山口も入れたら三箇所もおトイレがあってロングコースながら気にせずガンガン水分摂取できること。本当に死んじゃうから水分補給にお気をつけて。
外輪山との分岐では谷に降りるコースを取る。下山時にちょっと喋ったガイドさんによると、外輪山コースはアップダウンがあり結構ハードコースとのこと。ただ谷筋のコースも一旦激下りしてからの延々とした登り。雪渓もあり雲がもくもく発生しているものの、別に涼しいわけでもない。
上を見上げてもいつまで経っても高さが変わらず、半泣きでズルズル登る。と、最上部まで来たらすぐに神社到着。目の前にトイレ。なんか話が早くて助かる。ここでまた大休止、コーラを買うも常温。気温は19度とのこと。やっぱりぬるかった。。。
ここから新山まではガレガレの岩場。山頂も狭く、人が数人立つのがやっと。私が登頂した瞬間はタイミング悪く周囲は雲の中。でも晴れてたとしても楽しむ余裕なし。これから下山するってマジですか・・・
斯くしてマジで下山開始、さっき喘ぎながら登った道を喘ぎながら下りる。鳥海山つらすぎる。
山頂ではヘリ、下からは徒歩で消防隊員が入っていた。結局ヘリで怪我人を収容できたらしく、徒歩隊員たちは御浜小屋までで帰っていく。ご苦労様です。私も遭難したら「また中高年か」と言われる年齢なので身につまされる。
はっきり言って今回の私の状態は遭難レベルであった。疲労しきった、足も上がらないような状態。でも上がった以上は下りなきゃならず、最終盤では全く動けなくなってずるずる足を引きずって歩く始末。こんな人間が登山していいんでしょうか。救助のお世話にならなかったのは運だけだな~と反省しきりの東北第二弾初日であった。
暑い日の登山は気をつけても熱中症らしい症状が出てくるで、その兆候に気づくことが大事ですね。暑い日にぬるいコーラが出てくるショックはよ〜く分かります笑
鳥海山は日本海沿いに立ち上がる独立峰で、青い海と空を同時に見下ろせる景観は素晴らしいのですが、標高はそれほど高くないので、特にこんな日はとても辛いです。でも自分のトレーニング不足が最も大きな要因なので、そこは大いに反省でした。
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