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記録ID: 712667
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ハイキング
中国

飛行機山に登る

2015年09月05日(土) [日帰り]
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kariogaryu その他1人
GPS
--:--
距離
6.0km
登り
431m
下り
413m
過去天気図(気象庁) 2015年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
自家用車の場合、松ヶ原の集会所前広場に駐めさせてもらうと良い。
コース状況/
危険箇所等
飛行機山(河平山)に登る

日時:2015年9月5日(土)
天気:曇り
コース:松ヶ原集会所〜ハイキングコース案内板〜登山口〜縦走路鞍部(〜1号峰〜0号峰〜八畳岩往復)〜5号峰(河平山,555.2m)〜8号峰〜三段瀧〜大里ヶ峠登山口〜松ヶ原集会所
 要するに 集会所から出発し反時計回りで集会所に戻る一周コース
メンバー:2人

 河平山は別名飛行機山とも呼ばれ、それは旧日本軍の浅田大尉が操縦する飛行機が大正12年に0号峰に激突したところに由るらしい(瀬尾さん共著の「広島県の山」より)。 
 河平連山と呼ばれるのは最高峰の河平山を中心に前後9つ(0号峰を含め)の小ピークが連なるからである。山そのものは小振りでしかも明るく所々で展望も開け、さらにはロープを使っての上り、下りもあり変化に富んでいる。中でも一番のお薦めの場所は0号峰少し先の八畳岩ではなかろうか。テントでも張れるような平坦な巨岩の上から北に目を向ければ三倉岳をはじめ西中国山地の山々が遠くに見え、また反対の南に目を向けると大竹の工場群や瀬戸内海も見えるので是非とも立ち寄って見たいものである。

 
 Kさんの車に乗せてもらって8時、自宅近くを出発。山陽自動車道経由で山麓の松ヶ原に向かうが、大竹のI.Cを出た後、方向を間違え西の大竹市中心部に向かいUターン。それでも松ヶ原の集会所に着いたのは9時前。
 登山の準備を済ませて9時10分前出発。佐伯町に向かう車道を3分ばかり歩くと「河平連山登山口」の標識がありここで左に折れる。集落内を同じく3分ばかり歩くとT字路に
出くわし、「河平連山ハイキングコース」の大きな案内板がある。車はこの辺りの路上に駐車出来るが、近くの住民の事を思うと集会所前の広場に駐めるのがベストだと思う。
 この三差路を山の方向(西)に向かって10分足らず舗装路を歩くと三差路(ここが登山口)
に出くわし、右手の地道(未舗装路)に入る。すると左手に家屋が現れ、ほどなくすると登山届け入れの小さなボックスが現れる。ノートに名前と住所を記すだけの簡単なものだが、地元の人のためにも記入しておこう。その後沢沿いに歩いていると今にも崩れそうな丸太の橋に出くわし、水も補給出来る。さらに沢沿いに登っているといつの間にか沢が消え、山道となる。ところが5分もすると再び小沢が現れ、じき自然石に「ひこうきやま」(ほとんど読み取れない)と刻まれたしるべ石に出会う。左手のヤブの中を少し登ると馬ヶ峠みたいだが、そのまま直進する。道は狭くえぐられ急登が続くが、7分ばかりで小尾根に出て目の前に「前方 天狗岩」の案内板が立ち遠くに天狗岩(1号峰から派生)が見えた。ここから小尾根を巻くように登ると10数分で1号峰と2号峰との分岐でしかも縦走路(連山)の鞍部に達した。

この鞍部から左に折れてわずか4分ばかり登ると1号峰(ここから天狗岩に繋がるようだ)。さらになだらかな尾根道をわずかに歩むと浅田大尉の記念碑分岐(記念碑は右手の斜面を少し下った所にある)。さらに進むと巨岩の下の急登が始まり、ロープを使って登り切ると0号峰で「飛行機激突岩」の標示がある。ここからさらに2分ばかり直進すると展望良好の八畳岩。アルミの短い梯子を使って上ると寝ころびたくなるような広くて平坦な岩が待ちかまえる。いつまでも居たくなるような場所だが、先が長いのでそうは行かない。展望を楽しむと鞍部まで引き返し、尾根道をそのまま直進し最高峰の河平山に向かう。
 鞍部から四つ目のピークで30分近いアップダウンを繰り返すと山頂。途中宮島の大鳥居が見えたり、羅漢山が見えたりするが今日は霞んではっきり見えない。また露岩が所々現れロープを使って登ったりもするが危険場所はない。11時27分5号峰である河平山山頂に到着。山頂は少し狭く展望も余り利かない(すぐ手前のガレからは宮島が望める)が、少し早めの昼食をとった。

 その後は下り一方かと記憶していたが、8号峰までアップダウンが続き、とくに7号峰から8号峰間の西斜面は六甲山を思わせるような明るい砂地のガレが続きロープも張ってあった。そして8号峰からは急な下りが始まりロープも現れ、10分ほどで「宮ヶ谷大瀧展望の地」の標識に出くわした。しかし向かいの山や谷にはそれらしきものは見えなかった。     またここからわすかばかり下ると珍しく山中に仮設トイレまであった。さらに下ると尾根道(左)と三段瀧(右)との分岐にさしかかり、右の道を下った。すると長くて急な下りが続き再びロープも現れたが、分岐からわずか5分で三段瀧に出くわした。いつもなら水は少ししか流れていないのだが、ここ数日激しい雨が降ったためか、水量が多くいつになく迫力があった。瀧の下で一休みして歩き始めるが、わずか3分でまた仮設トイレに出くわした。そして2分ばかりで渡ノ瀬ダムに向かう車道の最高点である大里ヶ峠に出た(と言う事は大里ヶ峠から三段瀧まで5分余り)。さらに車道を20分下ると出発点の松ヶ原集会所に戻った(13:27)。

 追)広島市の近郊にありながら、これと言った特徴がない山と思われているのか意外と登山者の少ない山である。今日も土曜日でありながら我々以外には登山者は見あたらなかった。そのためか登山口から稜線鞍部までは登山道が少しばかり荒れたままであった。

(参考タイム) 
 松ヶ原集会所(0.06)T字路(ハイキングコースの案内板あり)(0.08)三差路登山口
(0.41)縦走路鞍部(ここから八畳岩まで往路12分復路11分)(0.32)河平山(5号峰)(0.17)8号峰(0.24)三段瀧(0.05)大里ヶ峠(0.20)松ヶ原集会所

したがって松ヶ原集会所から反時計周り(含む八畳岩への往復)で一周すると約3時間余り。
松ヶ原集落内の三叉路にある大きな案内板。この付近に路上駐車も出来るが、佐伯町に向かう車道近くの集会所に駐めた方がベター。
2015年09月05日 09:12撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
9/5 9:12
松ヶ原集落内の三叉路にある大きな案内板。この付近に路上駐車も出来るが、佐伯町に向かう車道近くの集会所に駐めた方がベター。
案内板から50分近く登ると稜線鞍部。ここから1号峰や0号峰そして八畳岩へは左に折れる。右に折れると河平山(555.2m 5号峰で連山の最高)に向かう。
2015年09月05日 10:11撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
9/5 10:11
案内板から50分近く登ると稜線鞍部。ここから1号峰や0号峰そして八畳岩へは左に折れる。右に折れると河平山(555.2m 5号峰で連山の最高)に向かう。
八畳岩から三倉岳方面を望む。手前の岩は平らで広いのでのんびりと休みたくなる。
2015年09月05日 10:29撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
9/5 10:29
八畳岩から三倉岳方面を望む。手前の岩は平らで広いのでのんびりと休みたくなる。
八畳岩より。左端は傘山その右手奥は山口県の山々が連なるが、自宅に帰って調べても分からない。おそらく馬糞ヶ岳や平家ヶ岳の辺りではないかと思うが…。
いずれにしても山座同定は難しい。
2015年09月05日 10:38撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
9/5 10:38
八畳岩より。左端は傘山その右手奥は山口県の山々が連なるが、自宅に帰って調べても分からない。おそらく馬糞ヶ岳や平家ヶ岳の辺りではないかと思うが…。
いずれにしても山座同定は難しい。
これは宮島との間にある経小屋山。
2015年09月05日 12:01撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
9/5 12:01
これは宮島との間にある経小屋山。
大里ヶ峠からわずか5分余りの場所にある三段瀧。いつもより水量が多く迫力があった。
2015年09月05日 12:55撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
2
9/5 12:55
大里ヶ峠からわずか5分余りの場所にある三段瀧。いつもより水量が多く迫力があった。
佐伯町に向かう車道の最高点、大里ヶ峠。ここは逆コースの登山口。道路脇に縦列駐車出来る。
2015年09月05日 13:05撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
9/5 13:05
佐伯町に向かう車道の最高点、大里ヶ峠。ここは逆コースの登山口。道路脇に縦列駐車出来る。
河平連山手製の概念図。松ヶ原集会所は右下の角にある。
2015年09月08日 09:10撮影
2
9/8 9:10
河平連山手製の概念図。松ヶ原集会所は右下の角にある。
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