蔵王連峰 北雁戸沢
- GPS
- 10:00
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 1,631m
- 下り
- 1,625m
コースタイム
- 山行
- 9:18
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 10:00
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
最上川水系 馬見ヶ崎川 八方沢支流 北雁戸沢 体感2級下 水量平水 フェルト◯ ラバー△ 魚影あり 雪渓なし ■アプローチ 蔵王ダムから左岸の登山道を歩く。草が被ってる所がたまにあるが、概ね快適に歩ける。最後は急斜面を八方沢に向かって下り入渓。 少し下流に戻ると右岸から出合ってる沢が北雁戸沢である。 歩き出しから入渓まで45分。 ■北雁戸沢遡行 北雁戸沢に入ると、すぐにゴルジュ地形になり小滝が連続する。天気は晴れだが沢は薄暗く、どんよりした雰囲気でテンションも上がらない。 そして倒木や岩ガレでかなり荒れている。これは源頭付近まで続き、荒れた沢の印象が強く残った。 滝は序盤に登れる小滝が続き、荒れたゴーロを挟んで終盤に小悪い滝が続く感じ。 二俣は全て水流の多い方を選択。北雁戸山の北側コルを目指したが、1250m付近の二俣を右に入った事で北雁戸山にダイレクトに抜ける進路になる。 沢型は水が枯れてからも続き、山頂直下で本格的な藪漕ぎに突入。 最後はシャクナゲが混じる灌木の空中戦15分程で北雁戸山山頂にダイレクトに飛び出した。 ■下山 一般登山道で南雁戸山を経由して、板小屋跡から蔵王ダムに下りる。 この板小屋跡からの登山道だが、地形図には記載されておらず歩く人も少ないと思うが、刈払いもしっかりされていて素晴らしい登山道だった。 途中ザレ場のトラバース等はあるが、地図に載せてもいいくらい立派な登山道である。 |
写真
装備
個人装備 |
30mザイル ガチャ類 ビバーク装備
|
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感想
全体的にガレている箇所が多く、古い倒木も目立っていた。
3年前に八方沢を遡行した時も下部の大崩壊や枝沢からガレが流れ込んでいるのが目立った印象だった。
この辺一帯は地盤が緩い感じだかは降雨があった日は気をつけた方がいいなと思いながら進んだ。
もしかしたら遡行価値がないのかもしれないと、頭によぎったが遡行価値は人によってそれぞれ違うし、沢の形状も時代とともに変化する。これが自然な事なのかな〜と思った。
そんな事をぼんやり思いながら進み、最後、シャクナゲの藪を超えたら北雁戸山にダイレクトに出た。
山頂は風があり心地よく達成感もあった(*´ `)
南雁戸沢を下降しようかと思ったけど、南雁戸もガレが多そうだねって事で、板小屋ルートを目指すことに。
地図にはないルートなので不安だったけど、これが快適だった!
途中、しみじみと遡行価値の事で思いふけったけど、今日一番の収穫は登山道でした!
結局、人は煩悩を捨てれないものだと再確認(笑)
これも自然の流れって事ですね( *ˊꇴˋ)エヘッ
この週末はどこも天気が微妙だ。
先週に朝日で痛めた背中も治らないので、近場の緩そうな沢を歩こうと思い、いつか入ろうと思ってた北雁戸沢をチョイス。
直前でばにこ女史も参加する事になり2人で蔵王ダムから歩き始めた。
朝の天気は快晴。予報では昼くらいから雨模様のようなので、早めの6時スタート。
八方沢に降り立ち本流を眺めると、八方沢をまだ未遡行の私は、こちらを遡行したい欲に強く駆られたが、こちらは仲間とのんびり泊まりで行きたい気持ちもあるので予定通り支流の北雁戸沢に入る。
北雁戸沢に入ると暗くどんよりした雰囲気に変わる。
単純に太陽がまだ沢に届かないのもあるが、倒木や岩ガレで荒れた雰囲気もまた沢の暗さを強調しているようだ。
渓相は悪くなく水も青く澄んで綺麗なのだが、倒木群がその渓相を台無しにしていて非常にもったいない。
そんな中遡行を進め、無事北雁戸山に詰め上げる事が出来たが、遡行中は2人共ネガティブな事を言いながらの遡行であった。
ここ最近は素晴らしい沢の遡行が続いていたので、それと比べるとやはり見劣りしてしまい、遡行価値がどうのとか御託を並べがちだ。
以前、神室連峰の記録のない沢を歩きながら思ったのは、滝が1個もなくとも、その日1日大好きな沢に身を置いて過ごしただけで充分楽しくて幸せなはずだと云う事。
この気持ちが私の中では沢登りの原点であり、忘れてはいけない気持ちだったはずである。
それをまた思い返してくれた北雁戸沢。
やはり行って良かった。
結局天気予報は外れ、15時を過ぎても空は青空のままだった。
こんな事なら狙ってた沢に行けば良かったと思ったが、私としては久々に沢登りの別の面白さを思い出させてくれた北雁戸沢に感謝である。
そして、私の興味本位の遡行に付き合ってくれたばにこ女史。
本来なら、
「1人で行けよこんな沢」
と言いたい所だったと思うが、最後まで楽しく付き合ってくれて本当に感謝である。
沢への向き合い方は人それぞれだが、彼女もまた沢キチガイ。
いい1日になったであろうと思いたい。
コメント
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9月は既に予定がいっぱいなのですが、1日だけ空いてますので、予定がなければ天竺沢とかどうでしょうかね?
9月は予定がいっぱいなんですか(゚∀゚)
貴重な1日ですね!天竺沢は常に狙ってますので、是非一緒に行きましょう!
私も行きたい(((o(*゚▽゚*)o)))
コメントありがとうございます。
暇さえあれば龍山に登られてるんですね😊
私も龍山は大好きで、冬にバリエーションの尾根は何本か登りました。
その龍山で冬によくお会いする方がいますが、仙人さんはその方ではないですよね?違ったらすいません💦
冬の北雁戸、南雁戸の西尾根ダイレクトですが、実は昨シーズンソロでチャレンジしました。しかし結果は敗退です。
北雁戸西稜(私が勝手に名付けた名前です)を登り、南雁戸山西尾根を下る計画でしたが、北雁戸山西稜の尾根取り付きまで辿り着けませんでした。
地形図を見て、北雁戸沢沿いを高巻きながら行く計画でしたが、八方沢を渡渉して北雁戸沢の最初のゴルジュの高巻き壁で引き返しました。
前山西尾根等から下降して北雁戸山西稜に取り付く案も考えましたが、やはり下から登りたいというこだわりがありました。
仙人さんは登られたんですか?機会があれば是非詳しく話し聞きたいとこですね😊
コメントありがとうございました。
やっぱりSさんでしたかぁ😆
お久しぶりです。ネットの記録なんか見ない方だと思ってたのでびっくりです😁
昨シーズンの雪山は敗退続きで、モチベーションもイマイチ上がらず終わっちゃいました😅
柴倉山南稜も行かずじまいでした。
北雁戸山はやっぱり取り付きは前山西尾根を下りましたか。さぞ急下降だった事でしょう💦
Sさんの話しを聞いてたら、やっぱり冬に登りたくなってきたのでまたチャレンジするかもしれません笑。
貴重な情報ありがとうございました🙇
マキさんとも全然お会いしてないので、冬が来たら龍山にまたお邪魔しますね。
ありがとうございました🙇
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