朝日前衛 鼠ヶ関川左俣 摩耶山
- GPS
- 09:17
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,448m
- 下り
- 1,184m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
鼠ヶ関川入渓地点付近。林道の転回スペースに4台分くらい。 林道は途中からダート。良好ではないが普通車でも走行可能。 尚、鼠ヶ関川へ通じる林道は重機の作業道になっている。 平日等は作業車が入ると思うので、駐車場所等は慎重に判断して欲しい。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
鼠ヶ関川左俣遡行 体感3級 水量やや多い ラバー◯ 雪渓なし 魚影あり ■アプローチ 関川登山口に車をデポして鼠ヶ関川入渓地点へ移動。 駐車スペースからすぐ下に鼠ヶ関川が見えるが、沢までちょっとした崖になっているので、少し下流側に歩いてるから入渓。 駐車地点から下流側ではなく上流側から入渓した方が早かったかもしれない。 歩き出しから入渓まで10分程。 ■鼠ヶ関川左俣遡行 入渓地点は河原。少し行くと早速ゴルジュに突入。 この沢は途中のちょっとした河原歩きと詰めのゴーロ以外ゴルジュと滝の素晴らしい沢である。 滝の登攀や巻きにはシビアなモノも多数あり、中級者向けである。 核心は440m付近の4段40mの突破。2段目のチムニー滝までは直登。3段目は左岸から巻きと水線右端から登り、4段目は左岸巻き。 その後に出てくる7m滝はフリーでドシャワー。ホールド豊富。 終盤の10m滝はザイルを出して直登したが結構悪い。左岸巻きが早い。 詰めは沢型を追って行くと薄い藪漕ぎ数分で登山道に合流。摩耶山山頂までは10分程だった。 ■下山 歩きやすい快適な一般登山道を1時間強で下山。 |
その他周辺情報 | 鶴岡 中華そば「こやい」 |
写真
装備
個人装備 |
30mザイル ガチャ類 ビバーク装備
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感想
摩耶山塊。そもそもマイナーな山域で沢登りの記録もほとんど上がってない。摩耶山の沢と言われて一所懸命ネットで探したもののほぼヒットはありませんでした。
そんな感じで予備知識も無しにあまり期待もせず来てみましたがコレが素晴らしいの一言。こんな良い沢が無名でと言うのが信じられません。入渓から中盤までのゴルジュに癒やされ中盤以降の手応えありまくりの滝に息つく暇なし。稜線に出た頃には達成感と充実感で満たされました。
今回も素晴らしい沢に誘ってくれた仲間には感謝しかありません。
団栗林さんのリクエストにより焼石岳の天竺沢だったが天気が良いときに行きたいとのことで、摩耶山の沢に転身する。
どんな沢なのかドキドキしながら入渓。河原を歩くと早々にゴルジュが出迎えてくれる。
ゴルジュの隙間から朝日が差し込み幻想的な世界に一同、大興奮。
興奮しすぎてスマホを落としたが、捜索したらあった。クズミンに「紐をちゃんとつけましょう!」とアドバイスをもらったので帰宅してすぐにつけた。
前半は癒やし系のゴルジュが次から次へと出てきて、ゴルオジ3人の勢いが止まらない。全員、子供のようにはしゃいだ。
この界隈を見守るかのように生えていた巨木を過ぎるとゴルジュから登攀要素の高い地形に変わった。登攀するか巻くか考えながら攻略をしていく。
場所によっては巻きを泥草付きで悪い。
そんな中それぞれがどのように攻略するか考えそれぞれのピースを持ち寄り答えのないパズルを完成させていく。これが記録の少ない沢の楽しさだと思った。
またみんなで冒険に出かけましょう!
鶴岡にある摩耶山の沢は、秋田の丁山地同様に、記録がほぼないが絶対面白いはずだと目を付けていた山域である。
今回訪れた鼠ヶ関川は、良く拝見させて頂いているブログで知ってからいつか行きたいと思ってた沢だが、この沢の遡行案をポムチムが持ち出してきた時は、やっぱり狙ってたかと思わず顔がニヤけてしまった。
鼠ヶ関川左俣は最高に素晴らしい沢だった。
朝靄の中に差し込む光が極狭ゴルジュ内の滝をキラキラ照らし、鳴り響く滝の音を聞きながら無心で水と戯れるその空間。
これが沢登り、これぞ沢登りだと思わせてくれる本当に素晴らしい場所だった。
10mチムニー滝をリードした鶏氏。
普段、あまり自らリードを名乗り出ない鶏氏だが、この沢の雰囲気、そしてここにいる仲間達の存在が鶏氏の背中を押したように私には感じられた。
今回の鼠ヶ関川の遡行は、普段の沢登りでは感じない何か違う感覚が私の中で芽生えた。
鼠ヶ関川の渓相が素晴らしかったのはもちろんあるのだが、それとは別に、沢登りの理屈では説明出来ない面白さ。
沢登りの尊さ、向き合い方、地に足をつけて沢登りを楽しむ大事さ。
上手く言葉では説明出来ないのがもどかしいが、そう感じさせてくれたのは何より仲間の存在であり、そこにいた1人1人の沢への異常過ぎる熱い思いが、1つの目には見えない「何か」となってみんなを包みこんでるようで、それがなんとも心地良く、抜群の居心地の良さを創り上げていた。
おそらくこんな事を感じたのは自分だけだし、意味不明なのは重々承知なのだが、今日ほど沢登りをやってて良かったなぁと思えた日はなかった。
そんな意味不明な事を感じさせてくれた鼠ヶ関川と仲間達、そして貴重過ぎる程貴重な記録を残してくれていたブログ「流れに逆らう」には心から感謝申し上げます。
朝日前衛・摩耶山周辺は、沢登り的に未開の地とも言える。
鼠ヶ関川は摩耶山周辺で唯一記録のある(?)沢で、「流れに逆らう」のとまるさんらが開拓したよう。前半のゴルジュから左俣の連瀑や釜の連続、後半の嫌な滝…日帰りでめっちゃお腹いっぱいになる沢だった。
渓相は五頭の沢に似ていた、同じ花崗岩だからかな?
それにしてもゴルオジたちは頭のネジが飛んでいるのか、毎回すごいものを見せてくれる笑
鶏さんのハーケンワークは見事でした!
鼠ヶ関川左俣とっても面白い沢でした♡ 右俣や東面の沢も行ってみたいねえ〜
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着てる服が濡れるので寒くならないのか、
着替えは?リックの中身は濡れないのか(防水袋にか?)とかなんですが、ちょっと前に中身平へ行った時にシャツだけ脱いで飛び込んだ時に服が濡れた状態で沢山移動する沢登りの人って寒くないのかと思いまして、、、
よろしくお願いします^_^
まずスマホですが、私は防水のスマホケースに入れて首からシャツの中入れて下げています。安物ですが、これで泳いでも壊れた事はありません。
服が濡れて寒くならないか?
基本寒いですが、真夏など気温が高い時は然程気にならないです。
水につかってる時間や、太陽の有無、風など色々な条件で変わってきます。
そして人間の肌は慣れがあるので、最初は冷たく感じても、次第に慣れて冷たく感じなくなったりしますね。水の中にいる方が温かいなんて頭のネジが飛んだ人みたいに思う事もあります。
着替えは持ちません。泊まりの時は寝る時に乾いた服で寝たいので持ってくる人もいますが、日帰りでは下山して車で着替えるまで濡れたままです。特に不快ではありません。普通の人は不快に感じるのかはわかりませんが。
ザックの中は必ず水が入るので、防水袋の中に物を入れて対策しています。
ちなみに、ザックの中に水が溜まると重くなるので、殆どの人はザックの底に歯止めで穴を開けて水が溜まらないようにしています。
沢登りは、人によっては結構向き不向きがあって、水に濡れるのが不快と思う方もいます。
さらに、キツイ汚い寒い辛い怖い痛い死ぬなど、負の要素満載の遊びですが、その思いを上回る素晴らしい魅力があると私は思っています。
その魅力は言葉では説明出来ないので、実際にやってみて、どう思うかはその人次第であります。
のぶさんも、機会がありました是非一度体験してみて下さい😊
コメントありがとうございました。
^_^お答えありがとうございます♪
色々な楽しみが有りレコをみて驚くばかりです。
きっと皆さんが、沢や滝を見つけるとどの様に登れるのだろうといつも見てるんでしょうねw
子どもの頃に初めて父親に兄と共に米沢市の小僧ケ滝に泳ぎとピクニック?に連れていってもらったのが始まりで川遊びにハマりました。
夏休み☀️は、連日友達と自転車で1時間前後かけて坂を登り連日通って遊びに行ったりしてました。(アブ🪰との戦いも有り、魚を突いたり焼いたり)
先日、温身平で玉川に入水した時、駐車場から沢を歩いて吊り橋まで行ってみようかなとも思いました。
丁寧なご返答ありがとうございました^_^
防水の事ですが私の場合はビニール袋とナイロンスタッフサックをメインに使用しています。濡れてはいけない物は個別に袋に入れてそれらをひとまとめに大きな袋に入れてザックに収納しております。専用の防水サックも使ったことがありますが思ったよりかさばるので今はあまり使いません。
スマホも専用防水ケースを使って見ましたが、こちらもかさばるので今はビニール袋に入れて持ち運んでいます。
濡れと防寒ですが泊まりでも着替えは持ちません。沢の中は暑いときでも震えがくるほど冷えることもよくあるのでタイツと長袖は必須です。
余談ですが沢で濡れた装備は時間が経つとドブのような凄まじい臭いを放つようになります。この対策としての帰りの着替えは必須ですね。
のぶさんの山行のバリエーションで沢歩きが加わると更に楽しさが増えそうですね。拙い回答ですが何かの参考になれば幸いです。
ありがとうございます。
まだまだ知識不足で疑問ばかりでして(^^;;
ビニール袋ですか、私は、ZIPロックには電池、ヘッデン、マッチティッシュ、絆創膏かなぁ、
泊まりでも着替え持たないとは、(・・;)💦、
レコを見てると確かに長袖、タイツの様ですね、
ツェルトだけで、山の中に泊まる人も虫とかw獣とかw も どうなんだろうと、
確かに、今まで服のままで沢遊びでそのまま乾かす様な事有りませんでした。
ドブ臭く、、なるほどね
そんな事気にしてる時点でまだまだですが、
色々なタイプの遊び方が有り想像ばかり膨らんでます。
ありがとうございます♪
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