「田代平から石倉山山容」
中央奥の円錐形の山が石倉山(いしくらやま)になります。
手前の道路が県道40号線です。
その向こうの枯れ野になっているのが帝国陸軍八甲田遭難事件で知られる「田代平」湿原になります。
写真では道路左側の青森市側からこの道路を右に向かい、
少し先で国道394号線に折れてこの湿原の向こう側沿いに山へ向かうことになります。
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「田代平から石倉山山容」
中央奥の円錐形の山が石倉山(いしくらやま)になります。
手前の道路が県道40号線です。
その向こうの枯れ野になっているのが帝国陸軍八甲田遭難事件で知られる「田代平」湿原になります。
写真では道路左側の青森市側からこの道路を右に向かい、
少し先で国道394号線に折れてこの湿原の向こう側沿いに山へ向かうことになります。
「石倉山展望台」
午前9時に麓の石倉山展望台駐車場(690m)に到着しました。
背後にそびえているのが石倉山になります。
下見に来たときは駐車場が積雪していたので今回はバイクで来ました。
しかしすっかり雪解けしており既に乗用車が停まっています。
こんな時期に山登りに訪れる人は自分一人だと予想していましたが?
こんなことならバイクより乗用車の方がが良かったかもしれません。
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「石倉山展望台」
午前9時に麓の石倉山展望台駐車場(690m)に到着しました。
背後にそびえているのが石倉山になります。
下見に来たときは駐車場が積雪していたので今回はバイクで来ました。
しかしすっかり雪解けしており既に乗用車が停まっています。
こんな時期に山登りに訪れる人は自分一人だと予想していましたが?
こんなことならバイクより乗用車の方がが良かったかもしれません。
「北股沢の流れ」
展望台駐車場から300m程路肩を戻り北股沢という川に掛かる橋を渡ります。
雪解けが進んで水量が結構あります。
橋を渡ったところで山に入り川に沿って写真の右端くらいの窪んだところから登り始めます。
後は基本的に頂に向かって直登していくというイメージです。
つまり最初から最後までずっと積雪の中を登行していくことになります。
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「北股沢の流れ」
展望台駐車場から300m程路肩を戻り北股沢という川に掛かる橋を渡ります。
雪解けが進んで水量が結構あります。
橋を渡ったところで山に入り川に沿って写真の右端くらいの窪んだところから登り始めます。
後は基本的に頂に向かって直登していくというイメージです。
つまり最初から最後までずっと積雪の中を登行していくことになります。
「ここから登り始め」
川沿いに登行点まで来ました。
ここから林の中を登り始めます。
雪面はややシャーベット状ですが普通の登山靴で登れそうです。
踏み込んでも殆ど埋もれずストックさえあれば安全に登れると判断しました。
日中緩んだ雪面が夜間に再び冷えるのでグリップも悪くありません。
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「ここから登り始め」
川沿いに登行点まで来ました。
ここから林の中を登り始めます。
雪面はややシャーベット状ですが普通の登山靴で登れそうです。
踏み込んでも殆ど埋もれずストックさえあれば安全に登れると判断しました。
日中緩んだ雪面が夜間に再び冷えるのでグリップも悪くありません。
「振り返ると」
結構な急登でのっけから息が上がりますが、
振り返ると樹木越しに田代平の湿原が見えます。
スタート地点の駐車場ではかなり風が強かったので心配していたのですが、
林の中に入るとあまり風を感じずむしろ体温的には熱くなるかもしれないと感じるほどでした。
空にも雲が殆どなく柔らかい春の日差しが季節を感じさせます。
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「振り返ると」
結構な急登でのっけから息が上がりますが、
振り返ると樹木越しに田代平の湿原が見えます。
スタート地点の駐車場ではかなり風が強かったので心配していたのですが、
林の中に入るとあまり風を感じずむしろ体温的には熱くなるかもしれないと感じるほどでした。
空にも雲が殆どなく柔らかい春の日差しが季節を感じさせます。
「急登終了までもう少し」
急傾斜を登り始めて20分強で七合目くらいのところに到着しました。
まだ急登は続くが少しずつ斜度は下がってきています。
ヒィヒィ言いながらところによってはキックステップで登っていきます。
既に熱くなってきて流石にシーズンインの一登目から斜度のある山を選んでしまったことを少しだけ後悔します。
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「急登終了までもう少し」
急傾斜を登り始めて20分強で七合目くらいのところに到着しました。
まだ急登は続くが少しずつ斜度は下がってきています。
ヒィヒィ言いながらところによってはキックステップで登っていきます。
既に熱くなってきて流石にシーズンインの一登目から斜度のある山を選んでしまったことを少しだけ後悔します。
「やっと緩やかになってきた」
直登を終え尾根に出てきたところです。
ブナの根元が落ち込んでいるのを見ると積雪はおよそ1m程度。
暖冬の影響か既に樹木の根本はかなり雪解けが進んでいます。
ここから尾根に沿って西側に回り込む形で頂上を目指していきます。
この山は自然林で獣道すらないと思われます。
無雪期は延々薮漕ぎをしなければならない状態になりそうです。
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「やっと緩やかになってきた」
直登を終え尾根に出てきたところです。
ブナの根元が落ち込んでいるのを見ると積雪はおよそ1m程度。
暖冬の影響か既に樹木の根本はかなり雪解けが進んでいます。
ここから尾根に沿って西側に回り込む形で頂上を目指していきます。
この山は自然林で獣道すらないと思われます。
無雪期は延々薮漕ぎをしなければならない状態になりそうです。
「奥のピークが頂上」
尾根を暫く西に進むとやがて空が開けてきました。
どうやら奥に見えるピークが頂上と思われます。
直進するよりも左側の尾根上のルートの方が積雪量も少ないだろうと迂回することにします。
青空が眩しく今回はサングラス無しにはとても正視できない状況です。
幸い頂上部で風はあまり感じられず案外良い陽気の日に来られたと感謝します。
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「奥のピークが頂上」
尾根を暫く西に進むとやがて空が開けてきました。
どうやら奥に見えるピークが頂上と思われます。
直進するよりも左側の尾根上のルートの方が積雪量も少ないだろうと迂回することにします。
青空が眩しく今回はサングラス無しにはとても正視できない状況です。
幸い頂上部で風はあまり感じられず案外良い陽気の日に来られたと感謝します。
「頂上へ向かうエッジ」
エッジのような尾根を進むと頂上部だけ笹薮になっているのが分かります。
笹薮の右側に回り込んでから頂上部に入ることが出来ました。
三等三角点があるはずなのですがどこにあるのか?
エッジの両脇は決して鋭い切れ落ちになっているわけではありませんが、
足を滑らせないようつま先を蹴り込みながら頂上部へ向かいます。
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「頂上へ向かうエッジ」
エッジのような尾根を進むと頂上部だけ笹薮になっているのが分かります。
笹薮の右側に回り込んでから頂上部に入ることが出来ました。
三等三角点があるはずなのですがどこにあるのか?
エッジの両脇は決して鋭い切れ落ちになっているわけではありませんが、
足を滑らせないようつま先を蹴り込みながら頂上部へ向かいます。
「石倉山頂上標識」
石倉山頂上部繁みの中の梢に古びた手製のプレートがありました。
積雪期限定の山とは言えこういう山だからこそ訪れる人がいるんだなと感心します。
かなり古いものだと想像しますが彫り込んであるので何とか読み取ることが出来ます。
青森では頂上に標識の類があることはまれなので何となく嬉しい気持ちです。
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「石倉山頂上標識」
石倉山頂上部繁みの中の梢に古びた手製のプレートがありました。
積雪期限定の山とは言えこういう山だからこそ訪れる人がいるんだなと感心します。
かなり古いものだと想像しますが彫り込んであるので何とか読み取ることが出来ます。
青森では頂上に標識の類があることはまれなので何となく嬉しい気持ちです。
「頂上部残雪」
三等三角点がどこにあるのか分からず残雪で押しつぶされた笹薮をひっくり返そうとしましたが、
手こずった上に結局実物を拝むことは出来ませんでした。
明らかに頂上部であることが分かるので自分を納得させます。
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「頂上部残雪」
三等三角点がどこにあるのか分からず残雪で押しつぶされた笹薮をひっくり返そうとしましたが、
手こずった上に結局実物を拝むことは出来ませんでした。
明らかに頂上部であることが分かるので自分を納得させます。
「石倉山頂上から南西眺望」
頂上から南西方向を見ると冠雪しているのが雛岳(ひなだけ)で、
雲に隠れてその右奥にある高田大岳(たかだおおだけ)が見えません。
この日は気温が上がって八甲田連峰に雲が押し寄せていたようです。
幸い石倉山は八甲田連峰の田代平を挟んだ東側になるので雲がありません。
快晴だったらずっと右奥に連なるピークが圧巻だったろうなと妄想。
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「石倉山頂上から南西眺望」
頂上から南西方向を見ると冠雪しているのが雛岳(ひなだけ)で、
雲に隠れてその右奥にある高田大岳(たかだおおだけ)が見えません。
この日は気温が上がって八甲田連峰に雲が押し寄せていたようです。
幸い石倉山は八甲田連峰の田代平を挟んだ東側になるので雲がありません。
快晴だったらずっと右奥に連なるピークが圧巻だったろうなと妄想。
「八幡岳へ向かい始め」
まだ時間的余裕もあるのでこのまま隣の山に「おかわり」登山に行くことにします。
来た道を少し戻ってから東の方向に進むことになります。
この位置からは見えませんが北東に4卍離れた八幡岳(はちまんだけ)を目指します。
分県ガイド「青森県の山」には掲載されていませんが、
石倉山の後に行った人のブログを見たことがあるので問題ないでしょう。
スマホの地図を見ながら行くことにします。
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「八幡岳へ向かい始め」
まだ時間的余裕もあるのでこのまま隣の山に「おかわり」登山に行くことにします。
来た道を少し戻ってから東の方向に進むことになります。
この位置からは見えませんが北東に4卍離れた八幡岳(はちまんだけ)を目指します。
分県ガイド「青森県の山」には掲載されていませんが、
石倉山の後に行った人のブログを見たことがあるので問題ないでしょう。
スマホの地図を見ながら行くことにします。
「腰を下ろして休憩」
駐車場から登り始めて110分。
石倉山頂上からは60分の所で最初の休憩。
雪があまり締まっていないため普段の夏山より筋肉を使うような気がします。
少し疲れたので珍しく腰を下ろして筋を伸ばしました。
結構汗をかいたので風が吹くと冷えそうです。
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「腰を下ろして休憩」
駐車場から登り始めて110分。
石倉山頂上からは60分の所で最初の休憩。
雪があまり締まっていないため普段の夏山より筋肉を使うような気がします。
少し疲れたので珍しく腰を下ろして筋を伸ばしました。
結構汗をかいたので風が吹くと冷えそうです。
「急登を登り終えてピークへ」
休憩後再び急傾斜を直登して尾根に出てきます。
尾根の先にある尖ったところが八幡岳へ至る縦走路のピーク1018になります。
写真では左側が西で右側が東になります。
八甲田では冬に強い西風が吹いて斜面に多くの吹き溜まりが出来ます。
ピークの尖っている形状は雪庇になっているかもしれません。
一応ピーク1018にも三等三角点があるはずなのですが、
当然ながらこの積雪なので三角点を探すことは不可能です。
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「急登を登り終えてピークへ」
休憩後再び急傾斜を直登して尾根に出てきます。
尾根の先にある尖ったところが八幡岳へ至る縦走路のピーク1018になります。
写真では左側が西で右側が東になります。
八甲田では冬に強い西風が吹いて斜面に多くの吹き溜まりが出来ます。
ピークの尖っている形状は雪庇になっているかもしれません。
一応ピーク1018にも三等三角点があるはずなのですが、
当然ながらこの積雪なので三角点を探すことは不可能です。
「ピーク1018から八幡岳へのルート」
ピーク1018を少し過ぎて尾根の縦走ルートを見通したところです。
積雪は相当な量だと思いますが、
果たして雪のない夏場はどういう状態なのか?
左奥に見える尾根の終点が八幡岳の頂上です。
距離にしてまだ1勸幣紊△蠅泙垢刑戮なアップ・ダウンがあります。
ここの尾根は陽が当たっているからか柔らかいシャーベット状のため歩きにくいです。
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「ピーク1018から八幡岳へのルート」
ピーク1018を少し過ぎて尾根の縦走ルートを見通したところです。
積雪は相当な量だと思いますが、
果たして雪のない夏場はどういう状態なのか?
左奥に見える尾根の終点が八幡岳の頂上です。
距離にしてまだ1勸幣紊△蠅泙垢刑戮なアップ・ダウンがあります。
ここの尾根は陽が当たっているからか柔らかいシャーベット状のため歩きにくいです。
「八幡岳頂上部」
ピーク1018から25分で長い縦走路を完走しました。
八幡岳の頂上には倉庫のような小屋があります。
嶽八幡宮と言う耐雪造りの小屋です。
入口が開いていますがなんと先客がいました。
中は狭くて3密状態になってしまいそうなので一人屋外で休憩することにします。
陽当たりも良いし風も穏やかになっているので問題ありません。
八幡岳頂上には一等三角点があるはずですが、
周囲の樹木の陰などを見たものの発見できませんでした。
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「八幡岳頂上部」
ピーク1018から25分で長い縦走路を完走しました。
八幡岳の頂上には倉庫のような小屋があります。
嶽八幡宮と言う耐雪造りの小屋です。
入口が開いていますがなんと先客がいました。
中は狭くて3密状態になってしまいそうなので一人屋外で休憩することにします。
陽当たりも良いし風も穏やかになっているので問題ありません。
八幡岳頂上には一等三角点があるはずですが、
周囲の樹木の陰などを見たものの発見できませんでした。
「八幡岳頂上から北東眺望」
頂上の北東側は尾根伝いに縦走路っぽい感じになっていますが、
地形図を見る限りでは登山道は無いようです。
ネットの情報では南東側の林道から登山口を経て放牧場の中を登ってくるルートがあるようなのですが。
麓の登山口に駐車場もあり、
グレードが低く初心者でも楽々来られる山のようです。
積雪期に初心者が来る山と言えるのか微妙にも思いますけれど。
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「八幡岳頂上から北東眺望」
頂上の北東側は尾根伝いに縦走路っぽい感じになっていますが、
地形図を見る限りでは登山道は無いようです。
ネットの情報では南東側の林道から登山口を経て放牧場の中を登ってくるルートがあるようなのですが。
麓の登山口に駐車場もあり、
グレードが低く初心者でも楽々来られる山のようです。
積雪期に初心者が来る山と言えるのか微妙にも思いますけれど。
「ピーク1018から直下降の林」
頂上でのんびり日向ぼっこもして帰ります。
尾根の縦走路を引き返してピーク1018へ至り、
ピーク1018を過ぎると石倉山方面には戻らず、
直接スタート地点の展望台駐車場へ向かいます。
ピーク1018の南側斜面を直降します。
密集した樹木の間をズンズン下っていきます。
これだけ樹木が密集しているので雪崩の心配はありません。
場所によっては膝くらいまで埋まってしまいます。
結構体力を消耗しました。
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「ピーク1018から直下降の林」
頂上でのんびり日向ぼっこもして帰ります。
尾根の縦走路を引き返してピーク1018へ至り、
ピーク1018を過ぎると石倉山方面には戻らず、
直接スタート地点の展望台駐車場へ向かいます。
ピーク1018の南側斜面を直降します。
密集した樹木の間をズンズン下っていきます。
これだけ樹木が密集しているので雪崩の心配はありません。
場所によっては膝くらいまで埋まってしまいます。
結構体力を消耗しました。
「雪解け水の流れ」
急傾斜を一気に下って広い七戸町営放牧場に入ってきました。
なだらかな南向きの丘陵地なので雪解けが一気に進んでいます。
所々川のような勢いで雪解け水が流れています。
向こうに見える雛岳とその背後の高田大岳がここから見ると欧州アルプスのような雰囲気。
ここから真直ぐ放牧場を縦断していきます。
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「雪解け水の流れ」
急傾斜を一気に下って広い七戸町営放牧場に入ってきました。
なだらかな南向きの丘陵地なので雪解けが一気に進んでいます。
所々川のような勢いで雪解け水が流れています。
向こうに見える雛岳とその背後の高田大岳がここから見ると欧州アルプスのような雰囲気。
ここから真直ぐ放牧場を縦断していきます。
「石倉山展望台駐車場到着」
スタートしてから4時間半で駐車場に戻ってきました。
八幡岳の頂上からだと1時間です。
何故展望台駐車場と言うのか?
この景色だからですね。
素晴らしい風景だと思います。
目の前の道路が国道394号線なのですが、
ガードレールの向こう側も放牧場になって開けており、
雛岳と高田大岳が見事な山容を見せています。
その右側に連なる山並みが八甲田連山なのですが、
生憎そちらは雲が掛かっていて少し残念でした。
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「石倉山展望台駐車場到着」
スタートしてから4時間半で駐車場に戻ってきました。
八幡岳の頂上からだと1時間です。
何故展望台駐車場と言うのか?
この景色だからですね。
素晴らしい風景だと思います。
目の前の道路が国道394号線なのですが、
ガードレールの向こう側も放牧場になって開けており、
雛岳と高田大岳が見事な山容を見せています。
その右側に連なる山並みが八甲田連山なのですが、
生憎そちらは雲が掛かっていて少し残念でした。
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