針ノ木岳・蓮華岳・七倉岳【扇沢-種池山荘-針ノ木岳-針ノ木小屋-蓮華岳-七倉岳-七倉】

2024年09月06日(金) ~ 2024年09月07日(土)

• GPS: 16:03
• 距離: 32.8km
• 登り: 3,938m
• 下り: 4,284m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:37
• 休憩: 1:13
• 合計: 8:50

5:54 スタート地点
6:03 柏原新道登山口
6:55 ケルン（柏原新道）
7:10 駅見岬
7:45 水平岬
8:07 8:10 富士見坂
8:34 8:57 種池山荘
9:58 9:59 岩小屋沢岳
10:06 10:08 新越岳
10:25 10:39 新越山荘
11:11 鳴沢岳
11:54 赤沢岳
13:15 13:28 スバリ岳
13:33 小スバリ岳
14:06 14:23 針ノ木岳
14:44 針ノ木峠

2日目

• 山行: 5:26
• 休憩: 1:38
• 合計: 7:04

4:11 針ノ木峠
5:21 5:22 蓮華岳
6:02 6:15 北葛乗越
6:58 北葛岳
7:21 7:33 七倉乗越
8:06 七倉岳
8:14 8:51 船窪小屋
9:11 天狗の庭
9:18 9:21 最終日影
9:31 9:44 鼻突八丁（八合目）
9:45 9:47 6合目
10:06 10:13 岩小屋
10:35 10:37 唐沢ノゾキ
10:43 10:50 鉄塔巡視路分岐
11:13 11:14 七倉登山口
11:15 ゴール地点

天候

1日目：晴れ
2日目：晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

扇沢の公共第一駐車場を利用（到着したときには9割がた埋まっていました。）
下山は、七倉登山口から道中知り合った方に扇沢まで送っていただきました（感謝！）

コース状況／危険箇所等

スバリ岳の北面のガレ場はルートを見失いやすいので、基本尾根を辿るように歩くのがよいでしょう。

その他周辺情報

七倉山荘で入浴（680円）

写真

9/6 5:56

深夜に到着したときは9割がた埋まっていましたが、朝には満車です。

9/6 6:03

柏原新道の登り口です。
空は明るく晴れています。

9/6 6:53

400メートルほど上がってきて、標高1,750メートルくらいです。
今日の目的地の針ノ木岳がよく見えています。

9/6 7:11

岩小屋沢岳方面の稜線も見えるようになってきました。

9/6 7:48

水平道に差しかかりました。

9/6 7:49

だいぶ展望がよくなってきました。

9/6 8:00

アザミ沢を詰めていくルートもあるようです。冬道でしょうけど。

9/6 8:33

稜線に到着です。扇沢から約2時間半、いいペースです。
ほとんど休憩なしで登って来たので、種池山荘で少々休憩します。

9/6 8:55

多くの方は爺ヶ岳に向かっていきます。

9/6 8:55

私はこちら、針ノ木岳を目指します。
種池から針ノ木小屋は、岩小屋沢岳、新越岳、鳴沢岳、赤沢岳、スバリ岳、針ノ木岳と、6座を縦走します。

9/6 8:56

岩小屋沢岳の稜線です。
立山も見えていますね。

9/6 8:57

クマがいるそうです。
（結局、クマには遭遇せずに歩けましたが、新越乗越山荘までのルート上に、何度もクマの糞がありました。）

9/6 8:58

種池山荘のテントスペースです。

9/6 9:11

さて、まずは本日の最初のピーク、岩小屋沢岳を目指します。

9/6 9:16

右手には鹿島槍ヶ岳です。

9/6 9:16

真後ろに爺ヶ岳です。

9/6 9:41

雲がとれてきて、白馬岳方面も見えるようになってきました。

9/6 9:41

白馬鑓ヶ岳の奥に、白馬岳の頂上部分だけが見えています。

9/6 9:41

前方には、ツルタテの稜線があります。

9/6 9:58

岩小屋沢岳に到着しました。

9/6 10:08

新越岳のピークは、登山道から少し戻ったところです。

9/6 10:17

信州側からは雲が上がってきています。

9/6 10:40

新越乗越山荘に到着しました。
ここでもコーラをいただき、休憩です。

9/6 10:41

新越乗越山荘でたっぷり休憩後、約200メートル上げて鳴沢岳を目指します。

9/6 10:49

信州側（東）はガスがどんどん上がってきます。

9/6 10:54

この垂直の山容はすごい！

9/6 11:11

鳴沢岳の頂上に到着です。

9/6 11:12

ここからいったん下って、登り返して赤沢岳です。

9/6 11:33

飛騨側を巻いて登っていきます。

9/6 11:48

赤沢岳の頂上に到着です。
西側の立山から剱岳の景色がすばらしい！

9/6 11:53

今日はとてもいい天気です。
眼下には黒部湖です。

9/6 11:54

明後日に野口五郎岳まで行けるといいですが。

9/6 12:04

そして、今日のメインディッシュのスバリ岳への登りです。

9/6 12:37

大きく下って登り返します。
約250メートルの登りが続きます。

9/6 12:59

ガレ場を縫って登っていきます。

9/6 12:59

振り返って赤沢岳。

9/6 13:16

スバリ岳の頂上に到着しました。

9/6 13:16

黒部湖越しのツルタテです。

9/6 13:17

本日最後のピーク、針ノ木岳に向かいます。

9/6 13:42

本当に天気に恵まれました。

9/6 14:00

ガレ場をなんとか登っていきます。
（この手前でルートを誤り、ガレ沢に出てしまいました。）

9/6 14:05

針ノ木岳に到着です。
この針ノ木岳とスバリ岳の登りは厳しかった！！

9/6 14:05

三角点も。

9/6 14:06

眼下には船窪岳です。
明日はここを歩く予定。

9/6 14:10

針ノ木小屋に向かって下ります。
名残惜しい、この景色。

9/6 14:16

針ノ木峠までいっきに高度を下げていきます。

9/6 14:47

針ノ木小屋に到着しました。
ここでテント泊です。

9/7 4:11

夜明け前にテントを撤収し、2日目のスタートです。

9/7 4:44

蓮華岳への最初の急登を登ると、蓮華岳の頂上が遠くに見えます。

9/7 5:02

夜明け前に蓮華岳に到着しました。

9/7 5:11

左から八ヶ岳、富士山、南アルプスの北部（甲斐駒ヶ岳、北岳、間ノ岳）が見えています。

9/7 5:12

東の空が赤く染まってきました。

9/7 5:21

雲が出て、ご来光が望めそうになかったので、先に行くことにしました。
蓮華の大下りのスタートです。慎重に歩きます。

9/7 5:23

なんと、コマクサが咲いてました。

9/7 5:31

雲が朝日に照らされて、とてもきれいです。

9/7 5:33

朝陽が出て来たようです。
槍ヶ岳や大天井岳には陽が当たっています。

9/7 5:33

アップします。
大天荘に当たる朝陽が反射して輝いています。

9/7 5:33

陽が出てきました。

9/7 6:03

まだまだ下ります。

9/7 6:11

北葛乗越まで下りてきました。
520メートルの大下りでした。

9/7 6:22

そして、北葛岳に登り返します。
こちらは200メートル弱の登りです。
（昨日、針ノ木岳への登りのザレ場で捻った左ひざが痛み出し、左足を引き上げるたびに痛みが・・・）

9/7 6:59

北葛岳の頂上に到着です。
南側は晴れているのですが、北西側は黒い雲に覆われています。

9/7 6:59

振り返って、蓮華岳です。

9/7 7:00

日本海にあった前線が南下してきているみたいですね。
予報通り、というか少し早いかも。

9/7 7:00

北アルプスの南部の山々が見えていますね。

9/7 7:00

槍ヶ岳をアップにします。

9/7 7:03

次のピークの七倉岳を望みます。
足の痛みと天気の崩れを考えると、当初の目的の烏帽子小屋は断念して、七倉岳から下山することにしました。

9/7 7:04

七倉岳からのあの尾根を下ります。

9/7 7:28

七倉乗越まで下りてきました。

9/7 7:43

針ノ木谷を望みます。
数年前に落としたマットはどうなったのでしょうか。

9/7 7:51

いくつもの小ピークを越えて行きます。

9/7 8:03

船窪岳の崩壊地です。

9/7 8:04

七倉岳の頂上部分に到着しました。

9/7 8:06

七倉岳の頂上に到着しました。
蓮華岳、北葛岳に雲がかかり始めました。

9/7 8:07

南側はまだ晴れていますが、野口五郎岳は雲の中です。

9/7 8:14

船窪小屋に到着です。
ここで休憩と食事をとります。

9/7 8:49

休憩後、七倉登山口（ダム）に向けて下山を開始します。

9/7 9:12

天狗の庭を通過します。
次こそは、高瀬ダムを歩きます。

9/7 9:36

七倉岳のこの急登は、かなりエグイですね。
登りには使いたくない。

9/7 10:27

唐沢のぞきを通過します。
登山口まであとちょっとです。

9/7 11:11

登山口まで下りてきました。

9/7 11:15

トンネルを抜けて、七倉山荘に到着しました。

撮影機器：

PowerShot G7 X Mark II CANON

OPPO Reno7 A SIMフリー OPPO

装備

個人装備

MARMOLADA（SCARPA）

感想

tomtan

蓮華岳から烏帽子岳までの未踏区間が気になっていて、それと竹村新道にある南真砂岳（百高山）にも行きたくて、扇沢から針ノ木岳を経由して蓮華岳、そこから烏帽子岳まで縦走し、野口五郎岳を経て竹村新道を湯又温泉に下山する2泊3日の計画を立てました。

扇沢→種池山荘
　71.9％（標準タイム3時間30分、実質タイム2時間31分）
さすがの柏原新道、無理な登りもなく、とても歩きやすかったです。

種池山荘→新越乗越山荘
　84.3％（標準タイム2時間20分、実質タイム1時間58分）
アップダウンが少なく、右手にツルタテを眺めながらの快適な稜線歩きです。
クマの糞が登山道にときどきありました。

新越乗越山荘→針ノ木小屋
　41.7％（標準タイム5時間00分、実質タイム2時間5分）
ここも同じく右手にツルタテを見ながらの登攀になりますが、スバリ岳、針ノ木岳の登りはガレかつ急登と登りごたえ満点です。鳴沢岳の非対称山稜は見ごたえありです。
針ノ木岳への登りでルートを外してしまって、ガレ沢に入り込んでしまい、脱出中に左足の膝をひねってしまいました。

針ノ木小屋→七倉岳
　72.3％（標準タイム5時間25分、実質タイム3時間55分）
蓮華岳のたおやかな稜線を明るくなりつつある東の空に向かっての歩行は気持ちよかったです。蓮華の大下りのザレ場はゆっくり歩けばそれほどの危険個所はありませんが、北葛乗越への最後の下りは鎖が連続しますので慎重に。
北葛岳から七倉岳の間も気を抜けませんが、七倉岳へは標高を着々と上げていく感じがとてもよかったです。
前日に捻った左足の膝が、北葛岳への登りで痛み始め、左足を上げるたびに痛みました。日本海にあった前線も南下しているらしく、立山あたりの空は暗くなり始めていたので、今回は一日切り上げて、七倉岳から下山することにしました。

七倉岳→七倉登山口
　72.9％（標準タイム3時間30分、実質タイム2時間32分）
かなりの急登を下って行きます。膝の痛みはロキソニンで抑え歩きました。
天狗の庭から下は木の根っこ階段が続き、登りには使いたくないと思いながら歩きました。

下山後、七倉山荘の前で休んでいたら、北葛乗越あたりですれ違った方と偶然お会いし、お風呂、昼食を一緒にとり、扇沢まで送っていただきました。ありがとうございました。
当初の予定通りに歩けませんでした、天候にも恵まれ、楽しく歩くことができました。