尾白川〜鞍掛沢〜乗越沢

2024年09月07日(土) [日帰り]

• GPS: 08:58
• 距離: 12.7km
• 登り: 1,295m
• 下り: 1,295m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:34
• 休憩: 0:25
• 合計: 8:59

4:53 矢立石登山口
5:31 5:32 錦滝
6:06 6:21 尾白川林道終点
7:35 7:36 鞍掛沢出合
11:15 鞍掛山
11:24 11:25 鞍掛山 展望台
11:32 11:33 鞍掛山
12:07 12:08 駒岩
12:42 雁ヶ原・錦滝分岐
12:57 錦滝分岐
13:06 雁ヶ原
13:09 13:14 日向山(雁ヶ原・山頂標識側)
13:16 日向山
13:29 10/5標識
13:52 矢立石登山口

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

　矢立石登山口の駐車場。前日夜10時に到着時は自分は2台目。翌朝5時前出発時には数台駐車。6時にはほぼ満車だったようです。下山時に車を走らせていると、車道の結構下の離合場所にも駐車している車が多数ありました。日向山は結構人気の山なんですね。

コース状況／危険箇所等

　登攀の難しい滝には全て踏跡明瞭な巻道があります。距離も長くなく、沢登り初心者を連れて行くのにちょうど良い沢だと思います。
　沢終了点から鞍掛山への登山道は結構いやらしい場所があります。クサリ、ロープ等で整備されていますし、ホールドに使える木の根が多数あるので慎重に行けば大丈夫。
　沢終了点から日向山は一般的な登山道。
　日向山から矢立石登山口はすばらしく整備された登山道。快適。

写真

9/7 5:27

夜明け前に出発。
まずは林道歩き。
概ねこのような平和な道。

9/7 5:20

沢筋からの土砂に埋もれた箇所。

9/7 5:33

沢筋からの水に浸食された箇所。
人類が滅亡した後の地球も、これと同じように自然に帰っていくのでしょう。

9/7 5:22

樹木の隙間から甲斐駒が見えます。
いい天気になりそうです。

9/7 5:30

錦滝まできました。

9/7 5:31

9/7 5:55

トンネルが3か所。
ヘッデンなしで問題なく歩けました。
トンネル内は平坦です。

9/7 5:57

朝日に照らされた木々が美しい。

9/7 6:03

林道終点。
残地ロープを使って、左手の斜面を降ります。

9/7 6:09

写真で見る以上の急登です。

9/7 6:30

沢に降り立ちました。
沢装備を整えます。

9/7 7:03

他のレコにあるように綺麗な緑色。
この色は何の成分？飲んでもOK？まさかお茶の味はしないだろうけど。
ここは右手から簡単に乗越します、、、

9/7 7:05

って、、、滑る。
乾いた花崗岩なんだけどツルツルで私のフェルト靴滑りまくり。
この後、滑る岩・滑らない岩の見極めにしばらく時間を要しました。

9/7 7:18

夫婦滝。
左手から行けそうな気がするんだけれど、単独山行の悲しさ、安全策で更に左のルンゼから高巻き。
私の記録は右岸左岸ではなく、下流から上流を見ての右手・左手で統一します。

9/7 7:27

夫婦滝上段の中間部に飛び出します。

9/7 7:30

上から覗いたところ。

9/7 7:32

9/7 7:55

9/7 8:06

ここも上部が難しく、右手から巻き。

9/7 8:10

巻きの途中から。

9/7 8:12

9/7 8:18

9/7 8:19

ここは下段を直登し、

9/7 8:20

上段は左手に逃げました。

9/7 8:20

この岩

9/7 8:23

上から。
滑り降りると、楽しい？ヤバい？

9/7 8:24

快適な滑。
河原部分もあるのですが、省略。

9/7 8:31

日が差して気持ちがいい。

9/7 8:33

ここは行けると判断して直登。
下段は簡単。

9/7 8:34

続いて上部。

9/7 8:35

真っ直ぐに登ろうとしましたが、水流部の足元が悪く左手の岩に乗り上げることにしました。

9/7 8:37

最初の一歩がハイステップで、関節の固い老体では少々不安。
ここから落ちたらダメージは如何ほど？

9/7 8:37

一歩上がれば、あとはフリクションで。

9/7 8:44

単独山行ではちょっと冒険が過ぎたような気がします。

9/7 8:44

9/7 8:45

9/7 8:45

ここは何処からでも登れそう。
私は右手から中央にトラバースして直登。

9/7 8:53

9/7 9:01

右手から巻き。

9/7 9:04

どの巻道も踏跡明瞭。

9/7 9:07

巻き途中から。

9/7 9:14

右手から乗越沢が合流。

9/7 9:15

出会いの滝。

9/7 9:23

一段上がると左手に巻道あり。

9/7 9:27

ここからは「もののけ姫」の世界。
渓相がコロッと変わります。

9/7 9:28

9/7 9:30

右手巻き。

9/7 9:34

ここは出だしから右手巻きできますが、中断から右手へ。

9/7 9:41

右壁が登れそうですが、私は岩がはがれそうな気がして（考えすぎか？）左手を巻き。

9/7 9:44

直登。

9/7 9:48

右巻き。

9/7 9:54

大分水量が減ってきました。

9/7 10:03

9/7 10:11

早くも源頭の雰囲気。

9/7 10:29

水が切れた辺りからは巻道が現れます。
複数の巻道が次第に合流して、このようなしっかりとした登山道レベルとなります。

9/7 10:32

綺麗な笹原を登って行って、

9/7 10:36

コルに到着。
沢装備をしまって、せっかくだから鞍掛山に寄道します。

9/7 10:36

平和な登山道かと思ったら、

9/7 10:59

クサリ場・木の根を掴む急登等があり、なかなかの難路。

9/7 11:03

でも、こんな綺麗な苔もあったり、

9/7 11:14

いい雰囲気の尾根部もあったり、

9/7 11:22

展望台まで来ました。
残念ながら甲斐駒はガスの中。

9/7 11:21

昔は祠でもあったのでしょうか？

9/7 11:33

往路で通り過ぎてしまった鞍掛山。
日向山まで誰にも会わないだろうと思っていましたが、鞍掛山近辺では10名近くの方とスライドしました。

9/7 11:46

鞍掛山からの下山路。写真では伝わらないけれど、結構な急登です。ホールドに使える木の根が多数あります。

9/7 12:07

鞍掛山分岐まできました。

9/7 12:10

下界も霞んでいますね。

9/7 12:48

日向山への登山道には瘦せ尾根区間があります。難易度は高くありません。

9/7 12:57

突然、レコで何回も見た山上のビーチが見えました。

9/7 13:05

鈴鹿の山でもよく見かける花崗岩のモコモコたち。

9/7 13:05

ここも頂上を踏んでおきましょう。

9/7 13:07

砂浜の流木のような山頂標識。

9/7 13:19

日向山ー矢立石間は、すばらしく整備された登山道。道幅も広いです。更に整備を進めようとしている方々にお会いしました。頭が下がります。

9/7 13:47

栗？登山口近くにたくさん落ちていました。秋が確実に近づいていますね。

9/7 13:51

登山口到着。

9/7 13:51

朝、この車両通行止めを突っ切って歩いて行きました。

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-6 オリンパス

感想

shunnmio

　今シーズン最初で、たぶん最後の沢登り。以前から気になっていた鞍掛沢から乗越沢へのルートに行ってみました。
　少々短い行程ですが、難しい滝には踏跡明瞭な巻道があり、単独行者としては安心安全な沢登りができる好ルートだと思います。
　日向山は人気の山のようで多くの登山者でにぎわっていました。それに比して駐車場が狭くて路駐車が多数発生していました。行政に駐車場の拡幅をお願いしたいところですね。