日高市物見山
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 475m
- 下り
- 490m
コースタイム
- 山行
- 6:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:00
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
シルバーウイーク最終日。
連休通じて好天続きは天の恵み。この恵みを無駄にする訳にはいかない。
場所は日高市と毛呂山町の境にある物見山。標高は375m。
西武新宿線武蔵横手駅から巾着田まで行かねばならぬ。
集合地の石神井公園駅を0900JST発快速急行飯能行きで出発。
車内は巾着田の彼岸花見物客でほぼ満員。飯能駅で乗り換え、武蔵横手には10時10分着。
この駅にはヤギが飼われていて周辺の雑草を食べさせている。
熊避けの鈴も400円で売っていた。
武蔵横手駅を10時半頃、出発。
西武池袋線と平行する国道299号線を渡る。信号のない横断歩道。普段は交通量が少ないのだろうが、連休中でひっきりなしに車が通り、なかなか渡れない。歩道を東に少し行くと縦走路入り口の道標があるので、そこを左折。
暫くは植林の針葉樹の中を沢沿いに舗装された道を北上する。セミ時雨もなく静かだ。時々、クロアゲハが舞っている。
気候も涼しいので快適。沿道にも彼岸花が咲いている。
11時15分、歩き始めてから45分。五常の滝というところに達する。
その先に分岐点があるが物見山へは右に進む。少しずつ傾斜がきつくなってきた。
暫く行くと物見山へショートカット出来る登山道が右側に現れるが道標も何もない。傾斜もかなりきつそうだ。
時間短縮にはなるが、無理はしたくない。結局舗装された道を蛇行しながら進む。
しばらくすると集落に至る。宿らしき民家から子供の声が響く。
更に蛇行しながら舗装道を登って行く。
11時50分、出発から1時間20分。やがて視界が広がる尾根道に出る。林道中野線というらしい。
トンボがポールの上に留まった。
東に向けて物見山、高指山、日和田山に至る尾根がずっと延びているのが望める。
しばらく行くと北向き地蔵への分岐点。道標に従い物見山方面に向かう。この辺りになると舗装道ではなくなる。
熊の足跡が発見されたという注意書きが出ていた。こんな所にもやはり熊が出現するのか?
暗い針葉樹の尾根道を進むと、やっとのことで物見山に達した。
時刻は12時28分。
武蔵横手駅から約2時間だ。
山頂は狭い。僅かに南北に草地のスペースがある。樹木に囲まれ、殆ど視界もない。僅かに南側のほうに西武ドームが望めるだけ。
昼時なのでハイカーでいっぱいだ。
石神井公園駅のコンビニで買ったおにぎりで昼食。
同行者一行は一足先に日和田山に向かって出発。
特定小電力無線トランシーバーを2台持参したので、1台は同行者に渡し、連絡を取れるようにする。この辺りは携帯が繋がらない。
15時、物見山を出発し、日和田山を目指す。尾根沿いの山道を下っていくが、足場が悪い場所もある。泥で滑りやすい。
15分ほどで駒高という車道と合流する場所に出る。ここには売店と自販機がある。同行者から特小トランシーバーで日和田山到着したとの報が入る。
少し焦る。ここから距離にして800m位か。暫く舗装道路を行くと高指山のNTT中継所に差し掛かる。
それに気を取られたのか、本来の日和田山ルートの道を見失う。本来右に行かねばいけないのに中継所に至る道との間にある小道に入り込んでしまったのだ。
だんだん道は細くなり、藪みたいなエリアを進む。特小での日和田山からの交信信号は強くなってきているので方角は間違いないはずなのだが。
下りが再び上りになったので「この先が日和田山か」と思った瞬間、出たところは元の高指山中継所の鉄塔近くの舗装道路。
結局、ぐるぐる回って同じところに戻ってしまったのだ。
地図を見て確認するがよく解らない。同行者に特小でルート確認をしたがそんな藪みたいなところは通らなかったという。
ということはこの道は違うのだ。
こういう時はコンパスで確認するのが一番なのだが、そのコンパスが出てこない。どこに入れたのか。
こんなときに限ってどこかに紛れてしまったのだ。
とにかく来た道を戻り、先ほどのモービル局が居た駐車場まで戻ってみる。するとちゃんと日和田山へ向かう道があるではないか。
結局、余所見をして舗装道から分岐するこの道に気がつかなかったのだ。
この高指山直下の紛らわしい3叉路は注意。客観的に見れば迷うはずもない気もするのだが、考え事をしていたりすると危ない。
それにしてもあの藪に向かう道は何だったのだろう。そして元に戻ってしまう感覚も不思議だ。
なんとか気を取りなおして日和田山へ向かう。15時56分、日和田山直下の分岐点に辿り着く。ここから急坂を這い上がり、16時にやっと日和田山到着。物見山から約1時間。通常なら45分で来れるルートだ。
今回はいろいろと不始末が多い。
日和田山は2回目の訪問。2008年3月、一度移動運用した事がある。
直下に日高市の市街が広がり、遠くにさいたま副都心のビルが望める。
10分ほど休憩して金刀比羅(ことひら)神社へ。この辺りは足場が悪く油断すると滑る。
この鳥居周辺からの眺望は南に開けている。下の巾着田がよく見え、高麗駅や多峰主山が窺がえる。
加治丘陵の向こうには西武ドームも。更に所沢市街や新宿方面もおぼろげに地平線に浮かぶ。
更に女坂を経由して下っていく。木の根や岩が露出し躓きやすく、坂も急な場所もあり、楽な道ではない。
16時30分頃、川越日高線の車道へ至る。
やっと縦走が完了。
道を渡って巾着田へ急ぐ。
セブンイレブンの脇を通って「あいあい橋」の辺りから巾着田に入る。本来入場料300円なのだがゲートは開放状態。16時半以降はイベントも終了してしまったからか。
一面の彼岸花は圧巻で低い夕日に照らされて妙な妖艶さを醸し出す。
時々、横田基地に下りるのだろうか、C130輸送機などが上空を通過する。取材ヘリも飛んでいた。
17時半にはもう日も沈んで暗くなる。高麗川には半月が反射していた。
17時40分。高麗駅着。
ほぼ7時間の縦走ハイク。
17時50分の飯能行き→飯能で18時8分発急行池袋行き→所沢で途中下車して改札内の飲食店でカレー夕食。
縦走ハイクを締める。
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