岩木山 特徴的な山容から一目で分かる津軽富士
- GPS
- 01:49
- 距離
- 2.4km
- 登り
- 371m
- 下り
- 368m
コースタイム
天候 | 快晴。山頂手前で強風にさらされたが、山頂は広く風もそれほど強く吹かない。 |
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過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
嶽温泉の無料駐車場に停めて、時間をかけて歩いて登って行く方法もある。 公共交通機関利用の方は、嶽温泉までバス便がある。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口から最初は樹林帯のトラバース気味の登り。リフト乗り場との分岐を過ぎると岩場に。 避難小屋からの登りは岩場の急坂。登りと下りでルートを違えているので、すれ違いが少なくサクサクと登れる。急坂なので、下りの際は注意を要します。 山頂は岩が多いが広い。途中の急坂では強風にさらされたが、山頂は意外に風が強くなかった。 |
その他周辺情報 | 嶽ホテル 日帰り温泉で利用。大人600円。白濁した温泉らしい温泉で、内湯だけでなく小さいが露天風呂もある。お湯の感じは、蔵王温泉に匹敵する良いお湯。 結果的に1人で利用したので、本当にのんびりできました。穴場だと思います。 |
写真
感想
岩木山は青森県にあり、今回のベースキャンプとした盛岡市から170キロ以上あり遠かったですね。計画段階では、新幹線や飛行機も考えましたが、マイカーの便利さを考えて車で行くことにしました。東京から秋田県近くの鳥海山まで車で行って長距離移動に自信をつけたので、岩手県や青森県までなかなかの長距離ですが、頑張ってみました。山で話した方々が車で北東北に行ったと話す方が多くて、えーと思いましたが、自分でもやってみてなんとかなるものです。
岩木山は外輪山の真ん中に鋭い山頂がそびえる特徴的な山容で、鳥海山から眺めて感動しました。岩手山からも全く同じように見えて、懐かしく思いました。実際に歩いてみて、外輪山を経由してから山頂に向かう際に、いったん踊り場が有りそこから急坂になるため、今まで見ていたシルエットを現場でも認識しました。
津軽岩木スカイラインを使って高所の駐車場に停めて、2時間弱の行程に気が引けましたが、楽しかったです。多くの登山者が、同じ行程をたどっていましたので、少しホッとしました。急登も有り楽ではないのですが、経験豊かな方はピクニックのような軽やかな行程になると思いますので、楽しい山行になると思います。
嶽温泉のバス停でバスを待っている方が数人いました。6時間以上かけてしっかりと登り降りされたのだと思います。私もできれば嶽温泉から登りたいと計画してみましたが、車の長距離移動を伴いますので、今回は短縮ルートを使いました。
下山後は、嶽温泉で白濁の温泉を楽しんだ後に、弘前市内観光をしました。弘前城を見て、ねぷた村で弘前特有の扇形のねぷたを見物し津軽三味線の世界チャンピオンの迫力のある名演奏に触れるなど、歴史文化を堪能しました。食堂では、青森名物が7種類入った贅沢な御膳を楽しみました。弘前城は2回目ですが、桜の季節を想像しながら歩くと、さぞや絶景だろうなと想像がつきました。お城の天守閣の窓から岩木山が眺められるのですが、当日は残念ながら雲がかかってしまいイマイチであったものの、想像で麗しい岩木山をイメージしました。
岩木山というと、松村和子が歌った歌謡曲の「帰って来いよ」が、頭の中でリフレインします。
「きっと帰って来るんだと お岩木山で手を振れば あの子は小さくうなづいた 茜の空に誓った恋を 東京暮らしで忘れたか 帰って来いよ 帰って来いよ 帰って来いよ~」
また、芹洋子が歌ったシーハイルの歌も思い出されます。
「岩木のおろしが 吹くなら吹けよ 山から山へと 我等は走る 昨日は梵珠嶺(ぼんじゅうね) 今日また阿闍羅(あちゃら) 煙立てつつ おおシーハイル」
この二つの歌を生んだ岩木山を、歌を口ずさみつつ、ようやく登ることができた幸せを噛み締めていました。
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