妙高高原駅から妙高山・火打山 黒沢池テント泊
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 30.3km
- 登り
- 2,861m
- 下り
- 2,267m
コースタイム
- 山行
- 7:58
- 休憩
- 1:55
- 合計
- 9:53
- 山行
- 7:45
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 9:30
天候 | 10月3日土曜日:晴れ 10月4日日曜日:曇り一時小雨、晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
しなの鉄道・えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン:妙高高原駅 えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン:関山駅 妙高市営バス:燕温泉〜関山駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
妙高高原駅〜赤倉観光ホテル:県道の舗装路 赤倉観光ホテル〜スカイケーブル山頂駅:赤倉観光スキー場内の作業道 一部砂利道でほとんどコンクリート舗装路 スカイケーブル山頂駅〜大谷ヒュッテ:主にブナやダケカンバの樹林帯でスキー場部分と登山道に入って中間付近はそれなりにキツイ登りで他は緩やかな登り ヒュッテ手前は治山工事の林道 大谷ヒュッテ(無人小屋) トイレあり 近くに水場ありヒュッテから2分程 大谷ヒュッテ〜妙高山頂上:急登の連続 上部はクサリ場、岩場あり 慎重に行けば問題なし 妙高山頂上〜黒沢池ヒュッテ:頂上〜長助池分岐までは急登の下り。分岐から大倉乗越はトラバース道で滑落注意。乗越から黒沢池までは緩めの坂道。 黒沢池〜高谷池:笹原や灌木帯の緩めの坂道。 高谷池〜火打山:木道や階段などよく整備されている道。新道部分だけは笹を刈ったばかりで茎が残っていて歩きにくかった。天狗の庭から火打山の急登。途中平坦。 黒沢池〜大倉分岐:大倉山の北斜面をトラバース。三峰分岐から大倉分岐までは急斜面の下り。途中、崩壊斜面のトラバースやロープの下りあり。 大倉分岐〜麻平:所々、急な下りがありロープが設置されている。大倉沢の渡渉(応急的に木を掛けた橋あり 増水時不可) 麻平〜燕温泉:比較的整備された道 吊橋あり 全コース部分的ですが泥濘が多い。 |
その他周辺情報 | 燕温泉:ホテル花文 日帰り入浴10時〜20時男性400円女性(野天風呂付き)500円 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
食器
地図(地形図)
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
タオル
カメラ
テント
テントマット
シェラフ
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感想
仕事が忙しく指を加えてヤマレコを見ていたシルバーウィーク。自分の職場、今年は祝日が無く連休が無いなか意地でも山に行ってやろうとまだ、行った事の無い妙高山火打山にテント担いで行った。今までで過去最高の重量の荷物、標高差を何とか攻略した。
前日、金曜日から移動 父の車で水戸駅まで送迎。
水戸から上野まで19時53分発の特急ときわで移動し北陸新幹線21時34分発あさま629号で長野まで移動し駅前のビジネスホテルで前日泊。
ホテルニューナガノにて前日泊
23時53分就寝
4時42分起床
ホテルを出発し直ぐ近くのセブンイレブン2線路通り店にて朝食購入。長野からしなの鉄道で長野〜妙高高原まで朝食に鮭おにぎりとカロリーメイトを食べながら移動。
6時28分妙高高原駅出発
いよいよ初めての妙高山、火打山に挑む!
妙高山を仰ぎ見て駅前から歩ききることが出来るのか正直不安でいっぱいだ。
標高差約1950m先が長い!駅から10分程歩くとセブンイレブンがあり行動食や水分を購入する。駐車場で地元の方と少し話した。年配の方で昔は良く妙高山に登ったらしい。
赤倉温泉出前で妙高スカイケーブルがありそこから赤倉観光ホテル方面へ向かうホテルを過ぎるとスキー場内の作業道を進む。この作業道がまたキツイ!秋とはいえ太陽にさらされながらの道は体力を消耗する。8時53分スカイケーブル山頂駅到着。
疲れたので休憩にする。カロリーメイト2本とクリフバーと水分を摂取しトイレを済ませ9時20分に出発。山頂駅から先もスキー場内の道を進む。
10分程登ると道標がありそこから樹林帯に入る。ここの道は最初と最後は比較的緩い道で中間は少し急な道で樹林帯を抜けると治山工事の林道を歩く。そこから5分程で大谷ヒュッテに到着した。ヒュッテ正面からは紅葉に染まる妙高山のパノラマが広がり絶景ポイントだった。
ヒュッテの近くに水場があり2分程で行ける。黒沢池ヒュッテの水場は生水が飲めない為、赤倉から登る場合、長助池分岐近くの水場は枯れることがあるらしい為、水を汲んでおく。妙高山登りを考えると正面汲みたくないが実際無かった時洒落にならないのでやむを得ない。水を汲みヒュッテに戻る途中、2人の夫婦に写真をお願いされシャッターを切りついでに自分も写真をお願いした。ヒュッテを11時19分に出発。林道を進むと右に妙高山の登山道が再び始まる。ここから先は急登が連続で続きかなり厳しい。天狗堂や光善寺池を過ぎそろそろ休憩したいと思っていると、風穴があり12時15分から34分まで休憩しパワーエナジージェルを摂る。出発してしばらく行くと難所のクサリ場が表れる。三点支持で慎重に行けば問題は無い。クサリ場を攻略すると頂上もあと少し最後の岩場を登りきると妙高山頂上に到着した。頂上からは北アルプスや北信五岳、南アルプス、八ヶ岳、富士山、上越国境など沢山の山々が見渡せた。南峰と北峰で頂上が2つあり僅かに高い南峰が本当の頂上で標識でわ北峰が頂上になっている。北峰では新潟市の方と少し話しをし黒沢池で同じくテン泊をする方に写真をお願いしたりして14時02分に妙高山を後にする。下りは急な道で一気に長助池分岐まで下りる。長助池分岐で14時56分から15時11分まで休憩し本日最後の登り大倉乗越を越える。出発してまもなく沢がある。地図には水場の印があり飲めるらしい。この日は水が流れていて妙高山の登りで消費した分の水を汲んでおく。正面、物凄く助かった。水分が無ければヒュッテの高いジュースを買うはめになるのでラッキーだった。トラバース道を進んで行くと右側は所々視界が開けていて紅葉に染まる大倉山と妙高山と長助池が見渡せた。急な登りを行くと16時02分大倉乗越に到着した。後は、黒沢池までの下りのみ!膝に力が入らない状況、どうにか頑張って16時21分に今宵の宿泊地、黒沢池ヒュッテに到着した。テント場には南峰で写真をお願いした方がいて少し談笑をした。この日は風が強くてテント張るのに少し苦労した。設営し夕食はカレーと長ネギの味噌汁を食べた。
8時45分就寝
起床4時40分
風の音や寒さトイレを催したりで熟睡出来なかった。朝食はカロリーメイト2本とウイダーインゼリー、クリフバーを食べた。トイレを済ませ、6時25分火打山へ向かう。起きた段階で小雨が降っていて火打山行くか迷ったが体力も回復している事だし時より青空も僅かに見えたのでレインウェア着て行こうと決断。歩く頃には小雨は止んでいた。歩き始めると茶臼山の登りがすぐ現れる。眺めもよく黒沢池の湿原と広い笹原が見えたり妙高山も見える。
紅葉も綺麗でダケカンバやナナカマドがよく色づいていた。茶臼山頂上は展望は無い。頂上を過ぎると高谷池に向けて緩やかに下って行く。7時20分高谷池に到着した。到着して間もなく東京から写真撮影に来た方と話をしてさらに黒沢池で同じテント場の方も火打から下山してきて話が盛り上がった。
20分以上話して7時43分出発。肝心の高谷池は生憎の霧だった。天狗の庭も霧で足早に過ぎた。天狗の庭を過ぎると火打山の登りが始まる。途中、新道になっているが笹を刈った道は茎が少し残っていて足をとられて歩きにくかった。その先は元からの道に戻りダケカンバやハイマツが繁る急登が続き8時31分雷鳥平通過。少し泥濘のある平坦な道や坂が続き9時02分火打山に到着した。写真を撮りたいが団体さんに占領されなかなか撮影出来ず寒さを堪えながら待っていると一人の方がきずいてくれて先に撮らせて戴いた。残念ながら頂上も霧で風も強くさっさと写真だけ撮って帰ることにした。9時08分火打山を後にする。黒沢池まで同じ道を戻る。しかしながら紅葉も見頃とあって人が多い。道も団体がいるときは追い抜きも道を譲るのも大変であった。天狗の庭から高谷池にかけても団体さんが多く高谷池手前でやっと先にいかしてくれたが正直もっと手前で抜きたかった。天狗の庭や高谷池も霧が晴れて色付いた木々が綺麗で無意識にカメラを持ってしまう。10時27分高谷池通過。茶臼山を過ぎ黒沢池へ下っていると紅葉に染まる大倉山の斜面が時折、日の光を浴びて輝いている。なんとも神秘的な美しさだった。
11時16分黒沢池ヒュッテに戻って来た。テントの撤収を始める。ローヤルゼリーを飲みトイレも済ませ12時21分黒沢池出発。下山は燕温泉へ向けて下る。黒沢池から大倉山の北斜面をトラバースしている道を行く。所々、ダケカンバやナナカマドが綺麗に色付いてシャッターを切る。
三峰辺りに来ると妙高山が右側にそびえて何とも姿がカッコいい!そんな妙高山を眺めながら歩いているといきなり北側斜面から雲が沸き始め真っ白になったと思ったら雨が降りだした。剰りにもいきなりだったので少し慌ててザックカバーを取り付けた。13時18分三峰分岐通過。分岐から燕新道へ向けて下って行く。ここの道が危なくて崩壊斜面のトラバースやロープ設置の急斜面を下ったりと短いが結構気を使う道だった。13時34分大倉分岐通過。燕新道に入るが笹が思った以上に多い。雪の重みで根元から曲がった木が登山道に出っ張っていてよく頭に当たる。
13時46分黄金清水に到着。キンキンに冷えた湧水が流れていて1.5リットル汲んだ。13時57分出発。時折雨の降るなか足元が滑らないよう気を付けたり頭上注意したり、びじょびじょの急斜面にビビったりなかなか神経を使う道で個人的には大倉沢をわたった先の岩場が怖かった。体力もほとんど使ったし膝も痛くて力が入らない状況で滑りやすい岩で段差もありこの山旅で一番キツかった場所だった。その後も降りるのかと思っていると登りがやたらと続いたりしてかなりイライラしながら歩いていた。気付けば植生もブナに変わり標高も大分下がっているのは一目瞭然だった。
15時16分麻平通過。ここまで来ればあと少しと気が楽になるはずだが膝が痛くてとてもそんな気分ではない。左足で着地すると右膝に激痛がはしる。そんな状況なのでとにかく一歩一歩慎重に下る。惣滝分岐を過ぎ仮設の橋を渡ると林道になりやっと膝の痛みから解放された。
15時55分予定よりだいぶ遅れて燕温泉に到着した!早速、目の前にあった、ときわやでお土産を買いホテル花文で汗を流し18時02分の妙高市営バスで関山駅に行き、妙高はねうまライン・しなの鉄道で19時46分長野駅まで移動し駅ビルのソースカツ丼明治亭で夕食を済ませ今日中に帰宅は可能だか体を気遣い今宵は長野第一ホテルで宿泊。翌日、新幹線と特急を乗り継ぎ水戸駅へ。自宅までは父の送迎で帰宅した。
妙高だけでも標高差2000m火打山で500mととにかく登った!計画の段階で正直厳しいかと思ったが夏に飯豊山や至仏山をテント泊して鍛えられ登りきる事が出来た。課題としては膝の痛みをどうにかしたいが普段から歩かないと駄目かなのかもしれない。
今年、あと1回テン泊出来れば行きたい。そして、来年は北アルプスのどこかを縦走してみたい!
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