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Yamareco

記録ID: 734448
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ハイキング
中国山地西部

五本寺松山から大峯山(1039.8)に登る

2015年10月03日(土) [日帰り]
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kariogaryu その他1人
GPS
--:--
距離
10.2km
登り
710m
下り
711m

コースタイム

日帰り
山行
4:54
休憩
1:27
合計
6:21
10:09
164
スタート地点
12:53
13:42
59
14:41
15:05
58
16:03
16:17
13
16:30
ゴール地点
全コースほぼ踏み跡あり。強いて言うなら最初の五本寺松山の上りが途中から踏み跡が消えていたくらい。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
大峯山に登るには分校跡に広い駐車場あり
コース状況/
危険箇所等
五本寺松山から大峯山(1039.8)へ

日時:2015年10月3日(土)
天気:晴れ
コース:上川上〜ヨコロ峠手前〜五本寺松山(御本陣松山 738.7)〜オオネントウ(877.9)〜西大峯(1009.7)〜大峯山(1039.8)〜大峯山登山口〜上川上
 したがって上川上を起点に反時計回りに大峯山系を一周。また五本寺松山(御本陣松山)とはオオネントウから南南東に伸びる尾根の末端のピークである。
メンバー:2人

 はじめ3人の予定が2人となる。Nさんの軽トラがわが家に迎えに来るものの、登山靴を忘れたことに気づく。始め運動靴でもいいのではないかと思っていたが、ヤブ漕ぎは避けられそうにもないので取りに帰ることとした。そのため目的地の上川上には1時間近く遅れた。
 
 西大峯の登山口近くの広い空き地に車を駐めさせてもらって最初の山である五本寺松山の登山口に向かう(10:09)。いずれにしてもオオネントウまでは道はなくヤブ漕ぎは避けられないと思い、事前にネットで取っつきを調べていたものの特定できない。たまたま地域の高齢者に出会ったので尋ねるとなんとか分かるような気がした。上川上から虫道へ向かって車道を30数分歩くとカーブした最高地点に達し、車が2台駐車していた。そのうちの1台は我々を追い越した車で運転していたのは登山口を尋ねた高齢者の方だった。
 どうもこの辺りが取っつきではないかと足を止めて登山口を探す。するとはっきりしないがかろうじて踏み跡らしきものが見えた。踏み跡は枝尾根を直登していたが、そのうち消えてしまった。うるさい下草もなく歩きやすかったが、登るにしたがって尾根も痩せて急になってきた。あえぎながら登っていると目の前に山頂らしき小さなピークに出くわした。すると小石で囲まれた三角点と朽ちて二つに折れていた標識があり、738.7m(五本寺松山)であることがわかった。この間、車道の取っ付きからわずか13分だった。上川上で出会った高齢者によれば一日で大峯山まで行くのは無理だと言われたように、これから先はヤブ漕ぎの連続ではないかと案じていたが、よく見ると踏み跡がついているではないか(ピークから下には踏み跡らしきものは見えなかった)。

 この調子なら西大峯まで踏み跡はついているのではないかと思った。案の定、ほぼ尾根伝いで間違うこともないくらいはっきりしており一人でも十分歩けると思った。五本寺松山からオオネントウまでは小さなアップダウンが繰り返され似たような地形が続く。また道の両側は笹床の杉や桧の人工林と自然林とが入り交じり、この間の所要は50分だった。

 笹と灌木の中の長い上り(と言っても7〜8分)を終えるとオオネントウと呼ばれる877.9mのピーク。笹床の桧の人工林と自然林の中の平坦なピークで展望は利かない。また三角点は縦走路からわずか西に外れている。

オオネントウから笹床の自然林を緩やかに下り小ピークを越して次のピークに立てば地籍図根三角点に出くわした。地形図で見るとこの辺りから西大峯まで長くてきつい上りが
続くのではないかと心配したがわずかに下って最後の鞍部から尾根上の短い露岩帯を通過して緩やかに登ると思いがけず西大峯の山頂に達した(オオネントウより38分)。

山頂には呉からやって来たという20人近い登山グループがおられたが、我々と入れ替わるように下山され、再び我々2人だけの静けさが甦った。今日は殊の外、展望がよく樹間から吉和の冠山から恐羅漢に至までの西中国山地の山々がはっきり見え、展望を楽しみながら遅い昼食をとった後(12:53〜13:42)、次の目的地大峯山へと向かった(西大峯から大峯山を経て分校跡の駐車場まで、部分的に分かりにくい場所もあるが一般道なので省略)。

なお西大峯から上川上への下山道は西大峯山頂から東に向かって(つまり大峯山に向かって)7〜8分下った所にある。西大峯から下ると少し分かりにくいので注意を要する(西大峯山頂で若者2人と出会い、下山道が分からないので教えてもらえないかと頼まれた)。


(参考タイム)

 上川上(車道歩き 0.35)取っ付き(0.13)五本松山(0.50)オオネントウ(0.38)
西大峯(0.14)西のた(0.31)峯太郎ブナ(0.07)三角点(0.03)大峯山山頂

 大峯山山頂(0.07)三角点(0.45)別荘奥の水槽のある登山口(0.10)分校跡の駐車場(0.15位)上川上

 したがって
  上川上〜五本松山取っ付き(車道歩き)約35分
五本松山取っ付き〜西大峯      約1時間40分
  西大峯〜大峯山           約55分
  大峯山〜別荘奥の登山口       約50分
  別荘奥の登山口〜小学校跡の駐車場  約10分
  分校跡の駐車場〜上川上      約15分(車に乗せてもらい歩いていないが過
去のデータによると)

   以上 上川上を起点に反時計回りで一周すると約4時間25分。
      全コース危険箇所もなく踏み跡がないのは五本松山取っ付きから五本松山までの上半部だけ(全コース中、部分的に分かりにくい所はあるが注意すれば問題はない)。
五本寺松山への取っ付き。写真中央の小道を登る。
2015年10月03日 10:45撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
10/3 10:45
五本寺松山への取っ付き。写真中央の小道を登る。
五本寺松山の山頂。取っ付きからわずか13分の登り。三角点の傍にあった標識は朽ちて二つに折れていた。
2015年10月03日 11:06撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
10/3 11:06
五本寺松山の山頂。取っ付きからわずか13分の登り。三角点の傍にあった標識は朽ちて二つに折れていた。
こちらはオオネントウ山頂。笹床のヒノキの人工林と自然林の平坦地で展望は利かない。三角点は縦走路からほんのちょっとばかり外れていた。
2015年10月03日 12:06撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
10/3 12:06
こちらはオオネントウ山頂。笹床のヒノキの人工林と自然林の平坦地で展望は利かない。三角点は縦走路からほんのちょっとばかり外れていた。
オサカエ〜五里山〜旧羅漢・恐羅漢山の山並みが延々と続く島根と広島の県境尾根。オサカエの手前には女鹿平山が見えている。西大峯の山頂から樹間越しに見る。
2015年10月03日 13:12撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
1
10/3 13:12
オサカエ〜五里山〜旧羅漢・恐羅漢山の山並みが延々と続く島根と広島の県境尾根。オサカエの手前には女鹿平山が見えている。西大峯の山頂から樹間越しに見る。
西大峯の山頂から河平連山や三倉岳も見える。
2015年10月03日 13:33撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
10/3 13:33
西大峯の山頂から河平連山や三倉岳も見える。
左から経小屋山、行者山、傘山そして河平連山、燕岳、三倉岳、瓦小屋山と続く。背後にうっすら見えるのは山口県の山々。同じく西大峯の山頂から撮影。
2015年10月03日 13:40撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
1
10/3 13:40
左から経小屋山、行者山、傘山そして河平連山、燕岳、三倉岳、瓦小屋山と続く。背後にうっすら見えるのは山口県の山々。同じく西大峯の山頂から撮影。
峯太郎ブナ。広島の南限のブナ。ここから緩やかに7分ほど登ると大峯山の三角点(巨岩のある山頂ではない)。
2015年10月03日 14:27撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
10/3 14:27
峯太郎ブナ。広島の南限のブナ。ここから緩やかに7分ほど登ると大峯山の三角点(巨岩のある山頂ではない)。
峯太郎ブナを上に向かって撮る。
2015年10月03日 14:28撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
1
10/3 14:28
峯太郎ブナを上に向かって撮る。
三角点からわずか3分で岩の重なる大峯山の山頂へ。この巨岩の上に立つとまさに360度の大展望が得られる。広島市の山でこれほどまで展望の優れた山は他にない。
2015年10月03日 14:38撮影 by  Canon IXY DIGITAL 220 IS, Canon
10/3 14:38
三角点からわずか3分で岩の重なる大峯山の山頂へ。この巨岩の上に立つとまさに360度の大展望が得られる。広島市の山でこれほどまで展望の優れた山は他にない。
鬼ヶ城?から吉和冠山へと続く稜線。その間に右谷山?や寂地山も見えている。以下は大峯山山頂から撮影。
2015年10月03日 14:56撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
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10/3 14:56
鬼ヶ城?から吉和冠山へと続く稜線。その間に右谷山?や寂地山も見えている。以下は大峯山山頂から撮影。
左から吉和冠山〜大神ヶ岳〜桑木山〜オサカエ〜五里山と県境の西中国山地が延々と続くが、私は冠山から大神ヶ岳を除いて雲月山あたりまで島根県との県境の山をほとんど歩いている。
2015年10月03日 14:56撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
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10/3 14:56
左から吉和冠山〜大神ヶ岳〜桑木山〜オサカエ〜五里山と県境の西中国山地が延々と続くが、私は冠山から大神ヶ岳を除いて雲月山あたりまで島根県との県境の山をほとんど歩いている。
オサカエから五里山を経て旧羅漢・恐羅漢山に至る島根と広島の県境の山々を遠望する。左端にはスキー場のある女鹿平(めがひら)山も見えている。
2015年10月03日 14:56撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
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10/3 14:56
オサカエから五里山を経て旧羅漢・恐羅漢山に至る島根と広島の県境の山々を遠望する。左端にはスキー場のある女鹿平(めがひら)山も見えている。
中央よりやや左手の双耳峰が旧羅漢と恐羅漢山。右端の遠くに見えているのがおそらく臥竜と深入山。その手前の丸いピークは湯来冠山。
2015年10月03日 14:56撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
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10/3 14:56
中央よりやや左手の双耳峰が旧羅漢と恐羅漢山。右端の遠くに見えているのがおそらく臥竜と深入山。その手前の丸いピークは湯来冠山。
手前が湯来冠山その後ろが臥竜・深入そして右手奥にうっすり見えているのが中野冠・高杉・天狗石そして端っこが阿佐山か?それらの間の標識の尖った上辺りが天上山か
2015年10月03日 14:56撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
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10/3 14:56
手前が湯来冠山その後ろが臥竜・深入そして右手奥にうっすり見えているのが中野冠・高杉・天狗石そして端っこが阿佐山か?それらの間の標識の尖った上辺りが天上山か
右手前が西大峯その左手下の小ピークが登ってきたオオネントウ辺り。左端は羅漢山で西大峯の背後に見えているのは鬼ヶ城山で吉和冠山へと連なっている。

大峯山山頂からの展望写真をいくつか紹介したが、今日ほど遠くの山々がくっきり見えたのは私にとって初めて。
2015年10月03日 15:04撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
10/3 15:04
右手前が西大峯その左手下の小ピークが登ってきたオオネントウ辺り。左端は羅漢山で西大峯の背後に見えているのは鬼ヶ城山で吉和冠山へと連なっている。

大峯山山頂からの展望写真をいくつか紹介したが、今日ほど遠くの山々がくっきり見えたのは私にとって初めて。

感想

念願の縦走が出来て大満足。藪漕ぎを予想して西大峯まで行けば上出来と思っていたが、思いがけずふみ跡があり一周出来たのは大成功。

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