鳳凰山(夜叉神峠〜鳳凰三山〜広河原)
- GPS
- 30:05
- 距離
- 17.8km
- 登り
- 2,099m
- 下り
- 1,944m
コースタイム
- 山行
- 4:53
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 5:00
天候 | 一日目:曇りのち晴れ 二日目:快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
南アルプス交通規制のお知らせをどう読んでも夜叉神まで 車で行けるように読めないのですが、夜叉神の森駐車場までは行けます。 朝8時位に到着し、埋まり具合は半分くらい。 広河原下山後、16時40分のバス(940円)に乗る予定でしたが、 ちょうど15時半発の乗り合いタクシー(1,200円)がおり、 それにて夜叉神まで帰ってきました。 タクシーがいるかいないかは運かと。 ちなみに広河原→夜叉神は車で30分位。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
夜叉神〜鳳凰山までは特に危険個所はありません。 広河原に降りるルート上にはちょっと間違えやすい個所、 ガレ場、梯子、ロープ、クサリなどあります。 |
その他周辺情報 | 芦安辺りには温泉施設があるようですが、寄りませんでした。 なんかもう一刻も早く家帰ってビール飲みたかったのよ。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
コンパス
日焼け止め
携帯
時計
タオル
タイツ
ザックカバー
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
ロールペーパー
カメラ
フリース
ストーブ
コッヘル
ストック
サングラス
|
---|
感想
以前のレポでも何度か書いたとおり、
今年の夏休みのメインイベントは赤石岳登山だったけど、
台風18号のおかげで夢と消えたわけです。
正直根に持っているのです。
そんな訳で、エリアは全然違うけど、
同じ南アルプスくくりで鳳凰山へ行ってきました。
鳳凰山は日帰りで行く方もいますが、今の実力では
どういうスケジュールを組んでも日のあるうちに帰ってこられないし、
初めての鳳凰山なので、じっくり楽しむべく一泊二日に。
車で行くことを前提に考えると
夜叉神から登ることは決定として、
宿泊小屋は薬師岳小屋か、南御室小屋の二択。
前者を選べば二日目のスケジュールが減り、後者を選べば
一日目のスケジュールが減ります。
甲乙つけがたい時には高度を下げるのが
マイポリシーなので、南御室を選択しました。
また、当初夜叉神からのピストンを考えてましたが、
普通に広河原からバスで帰ってこられることに気づいたので、
ちょっとでも楽しみが増えそうな縦走にしました。
前置き終わり。
感想はほとんど写真のコメントで記しているので
ここの感想はエリアごとささっと補足程度に。
<夜叉神の森駐車場〜夜叉神峠>
序盤から急登。小一時間だし、最初なので
気合だけで十分越えられる。
<夜叉神峠〜南御室>
平坦な箇所と急登が交互にある感じ。
特に見所らしい見所もないけど、辛いわけでも無いので
トボトボ歩いていれば終わる。後半は少しだけ眺望があるが、
それも天気が良ければの話。
<南御室〜薬師岳>
南御室から一時間くらいは急登。
基本樹林帯ですが、ちょいちょい眺望があるので耐えられる。
森林限界以降は砂礫の砂浜で、天候さえ良ければ眺望を
楽しみつつの楽しい稜線歩き。
<薬師岳〜観音岳>
本コースのハイライト。
天候さえ良ければ絶景。world is mine.
オベリスクは一回見れば良いかなと思うけど、
この景色は何度でも見たい。
<観音岳〜地蔵岳>
意外と距離がある。そして明らかに下り。
オベリスクを眺めながらなのでテンションが切れることはまずない。
<地蔵岳〜高峰>
既に下山ルートの認識なのにもかかわらずの、「登り」。
そこにやられる。意外と時間がかかると思った方が良い。
<高峰〜白鳳峠>
一転しての下り。
路面は砂地、土、ガレ場と細かく変わる。
ルートファインディングが難しい箇所が数箇所あり。
霧だったらなお一層辛そう。
<白鳳峠〜森林限界>
ガレ場。正直、労働。
<森林限界〜白鳳峠入口〜広河原>
樹林帯の急登。足に来る。
ハシゴも鎖も注意すれば難易度的には大したことはない。
むしろ一気に高度を稼げる感じがして好ましい。
問題は急登。ひたすら急な下りこそが敵なのだ。
白鳳峠入口から広河原までは15分程度のロード。
<まとめ>
序盤の樹林帯は長く、下山時の急登はしんどいですが
車でアクセスしやすく、何より景色が美しい。
一日8時間前後の山行に耐えられる力があれば、
危険度も少なくお勧めです。
しかし、天候が仮に悪かった場合、
おそらく全てがマイナスに働きます。
長い行程での雨、濡れた岩や木の根で下山時は滑りやすく、
山頂付近は霧でルートが見づらく、また長い稜線歩きでは
長時間風雨にさらされ、身を隠すところもありません。
今回晴天満点だったので想像でしかないですが、
要は「山深い」山域は須らくそういうものであり、
鳳凰山も「アルプス」たる所以なんだろうと思います。
個人的には、もう一度登ってみたい山です。
その際は登山口を変えるか、複数人で登りたいですね。
色々書きましたが、人に勧めたい山であることは確かです。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する