七面山,希望峰
- GPS
- 08:43
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,690m
- 下り
- 1,693m
コースタイム
- 山行
- 7:21
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 8:43
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
敬慎院までの表参道は良く整備された広い路で危険はない。途中に休憩所はあるが,何れも無人だった。 希望峰までも特段の危険箇所は無いが,危険なのでガレには余り近付かないほうが良いだろう。 |
その他周辺情報 | 草塩温泉:700¥ 小さめの内湯が2つの素朴な感じの温泉。 https://www.town.hayakawa.yamanashi.jp/tour/spot/spa/kusashio.html |
写真
感想
以前から気になっていた七面山。夏に出るというヤマビルもさすがに居ないだろうし,先週は北側から眺めた富士山を今度は西側から眺めてみようと日帰りの計画をする。
自宅を2時少し前に出発。先週と同じく,談合坂SAで朝食の蕎麦を食し,甲府南ICから一般道へ。道の駅 富士川で小休止後,5時40分に駐車場に到着。木の間にあるスペースに,既に5台ほどが停まっている。昨夜,上の宿坊に留まった方のものかな? 気温は8℃と,歩くには丁度良い。少し明るくなりかけた頃に出発。
幅の広い良く整備された路で,如何にも参詣道の趣き。丁度良い傾斜で九十九折に路が付けられているので,息を切らせることもなく快適である。丁目毎に石塔が建てられているので,時間も読みやすい。樹林の中の路をほぼ休みなく歩いて,三十六丁目にあるある晴雲坊にて一休み。
ここで上から降りてくる人達とすれ違う。その後も下山する人たちが続き,寺に着くまでに十人ほどとすれ違ったが,半数はお題目を唱えたり太鼓を叩いたりしていたので参詣者なのだろう。この辺りからは富士山が樹間越しに見え始め,上からの眺望に期待が膨らむ。
四十六丁目にある立派な山門を過ぎると,直ぐに平らとなる。七面山敬慎院の境内で,鐘楼があり,門の向こうには幾つもの建物が見えた。しかし,お題目を唱える声が響いていたので,朝のお勤め中かと思い中に入るのは遠慮した。御来光の遥拝所は広場になっていて,真正面に均整の取れた富士山が聳えている。手前には,丁度2年前に登った毛無山,少し遠くには甲府盆地が見えていて素晴らしい眺めであった。
しかし,何時までも眺めている訳にはいかないので,七面山に向けて歩き出すが,少し先の荷揚げ場付近に多数のシカがまったりと佇んでいる。立派な角を持った雄鹿や,未だ少し小さくて今年生まれたらしい小鹿なども含めて10頭ほどが居た。刺激して突っかかられるのも怖いので,静かに移動する。
緩やかな路の周りには,沢山のサルオガセが垂れ下がった樹々が立っている。青い空の下,気分良く歩いて行くと,前方に大きなガレが見えてきた。そのガレの向こう側に七面山が待っている。ガレの周囲を辿るように路は続き,少し登山道らしくなってくる。少し登ったところで振り返ると富士山がくっきりと浮かんでいる。何度見ても見飽きることがない,素晴らしいフォルムだ。そうこうする内に七面山に到着。こちらは標高1983mで,三角点がある処。山名盤が置かれているが,周りは樹林で展望は利かない。写真だけ撮って,次に移動する。
100mほど行った処で,1989mの最高点に至る踏み跡に入り,更に100m程で到着する。しかし,周りは樹木だらけでここでも展望がない。すぐに元来た路を戻り,希望峰への道を辿る。暫くは下りで,路の周りにはコケが多く生え,樹からはサルオガセが垂れ下がっている。逆光を浴びて白く輝くサルオガセは幻想的で本当に美しい。左手にくぼ地を見て登りにかかると,10分余りで希望峰の頂に到着。南アルプスの大パノラマが待っていた。事前に全く予想していなかったので,余りの素晴らしさに暫くは見とれてしまう。スマホのPeakFinder を立ちあげて,山名を一つずつ確認して行く。名だたる山が勢ぞろいだ。コンビニのおにぎりを食べながら,じっくりと眺める至福の時。気が付くと30分余りが過ぎていた。風は殆ど無いが,じっとしていると寒さを感じるようになってきた。この先も縦走路が続いているが,今日はここまでにして下山することにする。又,近い内にこの先も訪れてみたいものだ。
先ほどの路を再び戻って行く。再び,富士山が見えたりするが,陽が高くなってきて,雲が上に上がってきたようだ。眺望を楽しむには,やはり早朝に限るな。次は御来光も拝みたいな等と考えながらお寺まで戻ってくると,相変わらず鹿たちが寛いでいた。この辺りに住んでいるのは,完全に人なれしているのだろう。チラッと境内を覗き,参詣道を下って行く。陽の加減が丁度良く,紅や黄の葉が綺麗に輝いている。流石に膝が少し泣き言を言い始めているが,騙し騙しで2時間余りをかけて駐車場まで下りきった。
直ぐ先にある白糸滝の近くまで行ってみる。結構な落差のある立派な滝だった。駐車場には7台が停車していた。着替えをして早々に出発し,草塩温泉で汗を流す。近くで食事できる場所を探したが,水曜日定休の所が多く,結局,道の駅 富士川まで戻ってきたところで夕食を撮る。その後,甲府南ICから高速に入り,境川PAで2時間ほど仮眠を取った後,幸手ICからは下道を走る。渋滞はなく,23時少し前に帰宅できた。正味で4時間のドライブだった。
今回は事前の期待値が余り高くなかったのだが,素晴らしい景観と山頂近くの路の快適さには大満足であった。これまで殆ど来たことのない地域だったが,周辺も含めて再訪したいものだ。
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