八経ヶ岳
- GPS
- 06:24
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 1,103m
- 下り
- 1,105m
コースタイム
- 山行
- 5:50
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 6:26
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
12日に快晴の大台ケ原を歩いた翌日、予定では八経ヶ岳でしたが天気予報は無情の雨。
停滞と食料調達の為に市街地に降りようとすると、北の奈良でも南の尾鷲でもどちらに向かうにも山岳道路を二時間以上走らなければなりません。山深きこのエリアの長所でもあり短所と言えましょう。
このエリアの山を登り歩くなら、潔く携帯食だけで数日暮らせる準備でアクセスしたほうが無駄に走り回らずに済むかもしれません。
尾鷲まで南下した昨日、夕方の残った晴れを無駄にしないように鬼ヶ島散策を楽しんだのは既報の通りです。
翌朝は予報通りどんよりとした曇り空。小雨も混じる中、屋外の活動はあきらめてマックのWifi利用で情報収集+まったり休憩はいつも通りの行動パターン。
余った時間は「三重県立熊野古道センター」を見学しました。
展示内容は熊野古道の紹介というよりも、熊野古道を取り巻く自然や文化の展示が主で自分が期待していたものと若干違ってはいたものの、いろいろと勉強になることが多く楽しむことが出来ました。
明日登る八経ヶ岳は、紀伊半島の中心部を貫通する大峯山地にあります。その山脈を行く修験道の「大峯奥駈道」も熊野古道の一つ。古道センターの見学でモチベーションアップといったところですね。
至近の泊地である「道の駅 吉野路上北山」に夕方入り。隣接の温泉でゆっくりと時間を過ごし車中へ。去年もこの道の駅に泊まりましたが、夜の冷え込みがきつく、顔が冷たくて辛かった思い出です。
夜半まで雨が降っていたせいもあり、今回は少し暑く感じるほどの気温ですが、道の駅の本体であるディリーヤマザキが閉まってしまうとあとは上北山村の静かな夜に快眠を貪ります。
明けて翌朝、まだ日が昇らない6時に移動開始。
工事閉鎖区間の国道309号も早朝は問題なく進入できるも、道幅は狭く対向すれ違いはかなり難しい難路にヒヤヒヤものでした。
45分かけて山道をひた走った先にあるトンネル、全く照明の無い真っ暗な「行者還トンネル」の出口にある有料駐車場が今日の登山口となります。
天気は曇り主体。すっきりしませんが、山の天気予報では終日降雨はないとのこと。何とか山頂までレインウェアを着ずに済んで、あわよくばわずかな眺望でも得られればと思い歩き始めます。
登山道に入り、立派な木橋を渡ると急登開始。大峯奥駈道の稜線に乗り上げるまではしばしの辛抱でコツコツと登っていくことになります。
登山道は特に荒れた箇所もなく過剰整備されたところも無くて好みのタイプ。
稜線(大峯奥駈道)は比較的穏やかなルートとなり、1600m三角点の「弁天の森」、修行者の銅像がある「聖宝ノ宿跡」と続き、再びの急登を終えると弥山の山頂に至ります。
途中、眺望の良い箇所があり、延々と続く山並みとガスが織りなす水墨画のような風景に深山を感じました。山頂も、もしかしたらという期待もむなしく、弥山小屋付近からはガスに包まれ始めました。
弥山の山頂は社殿があるだけ。晴れた日にはどんな眺望があるのでしょうか。今日は想像するのみです。
弥山小屋から一旦下り、鹿柵をいくつかくぐって登り返した先が八経ヶ岳、近畿エリアの最高峰に立つことが出来ました。視界はゼロ。残念ですが仕方がありませんね。
でも、今日の登山で大峯山脈の奥深さを垣間見ることが出来たのは収穫でした。結局、雨にはやられなかったのは良かったし、逆に霧にけぶる大峯の山を感じることが出来た山行でした。
八経ヶ岳の遥か南方にある釈迦ヶ岳も今回の遠征で登る予定でしたが、結果的には悪天候でタイミングを外して不発となりました。
天気の良い日に、しっかりと大峯奥駈道の姿を見てみたいという思いから釈迦ヶ岳は来年の課題にとっておこうと思います。
天気予報では明日から数日悪天候続き。
まいったな。とりあえず停滞して様子を見るしかありませんね。
熊野灘に面する熊野や尾鷲は天気が良ければ見どころも多いです。尾鷲は街の規模としてはそこそこですがやはり小粒。雨の一日を過ごすなら街が大きな奈良のほうが良いでしょう。今度は北に向かって車を走らせました。
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