茅ヶ岳-金ヶ岳 縦走
- GPS
- 08:00
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 1,101m
- 下り
- 1,086m
コースタイム
- 山行
- 8:32
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 9:38
天候 | 晴天、雲ひとつなし、ほぼ無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
韮崎駅(08:51発) –(バス韮崎深田公園線)-深田公園(09:11着) ※韮崎駅バス停2番乗り場、土日祝日のみ運行(山梨峡北交通にTelして確認) |
コース状況/ 危険箇所等 |
(自分含め)初心者の方に若干難しい箇所あり。 ・女岩横の迂回路が道幅狭い箇所(急な勾配を登る) ・三点支持でゴツゴツの岩肌を登る(ストックが使えない) ・茅ヶ岳から下山に使った尾根沿いの山道(乾燥した土と落ち葉で滑りやすい) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
|
---|---|
共同装備 |
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
|
感想
今回第4回目の山行となります。
初の中級者向け登山コースのチャレンジでした。
深田公園からスタートし、女岩のところまでは緩やかな勾配ですが、長く続くため結構息が上がりました。
紅葉も終わりかけの状態であるためか、落ち葉の量が多く歩きやすいとは言えません。
女岩の立ち入り禁止看板まで来ると、そこから右手方向に迂回します。
その迂回路ですが写真のコメントにも書きましたが、結構な急勾配を上る必要があります。
今まで初心者コースでストック使って楽々ハイキングしてきた我々はちょっとビビりました。実際登り始めるとストックが邪魔になるところと、使った方が楽になるところが交互に現れる感じで、岩がゴツゴツした箇所は(ストラップをつけたまま)ストックを手放して三点支持で登る方が安全だと思います。
三点支持については以下の記事が参考になります。
http://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=45
この迂回路を進んでいき、水平移動する道から下を覗くと大きな岩盤が見えました。後ろを歩いていたおばさんたちも言ってましたが、おそらくあれが女岩だと思います。
今は女岩を見ることができないので、写真は以下のブログ記事を参照ください。
http://taniku1.blog55.fc2.com/blog-entry-386.html
迂回路を稜線まで登りきり山頂に向かう途中で深田久弥先生の終焉の地に到着。しばし日本百名山に思いを馳せつつ手を合わせました。
その後山頂を目指しますが、何度か岩場を登る箇所が出てきます。
ここで何度か心が折れそうになりながらも、周りのおばさんたちがスイスイ上り下りする姿を見ながら頑張っていきます。
なぜ心が折れそうになるかといえば「俺たちこんな難しいところに来て無事に帰れるの?」って考えが頭をよぎるからです。
落ち着いて対処すればクリアはできますが、一つ間違えば滑落の危険がある場所です。気をつけて行きましょう。
若干難易度が高い場所をクリアしてようやく茅ヶ岳山頂に到着します。すでに多くの登山客が昼食を取っていて、我々はちょっと遅めだったようです。深田公園の駐車場看板にもありましたが、この時期早めに登り始めないと茅ヶ岳→金ヶ岳の縦走は時間的に厳しいです。
体力のない人はここで深田公園駐車場に引き返した方が無難です。
事前のリサーチ通りここからの眺望は360度ぐるりと周囲の山並みが見渡せます。「あそこは前回のぼった大菩薩嶺、あそこは来年チャレンジした金峰山。あっちや八ヶ岳!」興奮しながら景色を楽しみます。
昼食を食べ我々は金ヶ岳を目指します。
ここからはメンタルとの戦いです。
早速100mほど下ることになります。「こんなに下るの!」って思わず声が出ちゃうくらいです。
ここで心が折れるなら引き返してください(笑)
途中茅ヶ岳と金ヶ岳を結ぶ平坦な尾根道で金ヶ岳を見上げます。ここからまた160m登るぞ!って自分に言い聞かせます。
登り始めると茅ヶ岳と富士山を両方見られるポイントがあります。今まで居た場所を上から俯瞰できるってすごくないですか?
頑張ってここまで来た人へのご褒美だと思います。
石門をくぐり抜け三点支持で登る岩場を何度か通過し、心が折れそうなタイミングで金ヶ岳の南峰に到着します。
しかしここはゴールではありませんので、さらにその先を急ぎます。
また少し急勾配を下ると眺望が開けて北杜市が見渡せました。ここ夜景で見たらきれいだろうな(夜景が見られる時間帯にここにいたら遭難ですからね)。
南峰から頂上までは約40分かけて到着しました。だいたい2倍の時間がかかってます。この辺が初心者たる所以ですね。
しかしここまで苦労して到着したわけですし、喜びもひとしおです。思わず記念撮影でも万歳しちゃいました。
すでに14:30であり予定通過時刻を30分超過しており、さっさと戻ることにしました。茅ヶ岳から金ヶ岳まで標準ルートタイム1時間の所、なんと2時間10分かかってました。
逆方向へは1時30分でしたのでいかにメンタルが影響していたのかがわかるかなと。
15:30に茅ヶ岳山頂まで戻ってきたら誰一人いません。深田公園の最終バスは16:15なので、すでにバスで帰ることができない時間なので当然です。
ここでもしばし独占状態で記念撮影をしてようやく下山します。
帰りは尾根道でサクッと1時間30分で帰る予定でしたが、尾根道は晴天による乾燥で土がサラサラになっており、足がとられます。さらに落ち葉も上に重なっていて予想以上に歩きにくい。
そんなこんなでペースダウンによる行程遅延で途中で日没を迎えてしまいました。
まさか使うと思っていなかったヘッドランプを装着し、真っ暗な尾根道を下っていきます。
途中大きな岩が何度も現れ、お尻を岩につけて降りる場所もあります。この季節特有なのかもしれませんが、結局標準ルートタイムの2倍かかって駐車場までたどり着くことができました。
やはり登山にはヘッドランプ必須だと改めて思いました。
(まさかこんなに早く使うとは思ってなかった)
下山途中転倒などもありながらも、全員無事に帰ることができたということで本当に良かった。
教訓:初心が中級者以上の山に登る場合、通常のルートタイムの2倍かかる想定で計画を立てること!
軽装のおじさんこと、akeno7115です。
無事に下山されて何よりです。話の節々から初心者であることは分かっていましたが、茅ヶ岳山頂を下山開始される時間が遅かったのでちょっと心配はありました。
深田公園側のコースは登山者も多く熊の目撃は聞きませんが、茅ヶ岳周辺は結構熊が出没するので(とくに今回のように夕方など)、注意したほうが良いですね。
この時期は落ち葉で滑りやすくなるのですが、しばらく雨が無いのでだいぶ乾燥してことさら歩きにくかったですね。
この先いろいろな経験を積まれて、鳳凰や甲斐駒などもトライしてみてください。
はじめまして。初心者ハイカーのmoogindigoです。
ご心配をかけて申し訳ありませんでした。無理のない計画を立てようと心に誓いました。
そして、、、熊対策はノーチェックでした。これからは計画時に熊の出没情報もチェックしてみます。
今後ともよろしくお願いします!
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