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Yamareco

記録ID: 77176
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無雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊

谷川馬蹄形縦走暑さのため敗退

2010年09月05日(日) ~ 2010年09月06日(月)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
20.3km
登り
1,827m
下り
1,834m

コースタイム

4日(土)自宅出発(18:00)谷川岳ロープウエイの駅の駐車場に宿泊
5日(日)土合駐車場(5:00)--1154ピーク(6:30)--松ノ木沢の頭(7:50)--白毛門(9:00)--笠ケ岳(10:20)(10:40)--朝日岳(12:20)(12:35)--清水峠(14:40)泊
6日清水峠(5:40)水汲み(6:20)--七ツ小屋山(7:20)(7:30)--1544分岐(8:05)(8:15)蓬峠(8:30)(8:45)--白樺小屋(9:55)--武能沢出会(11:00)(11:10)--土合駐車場(13:40)
天候 晴れ過ぎ
過去天気図(気象庁) 2010年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
―蒜顱^柄阿話川岳ロープウエイの駅に宿泊が出来たが、現在は禁止らしい。見回りの人に注意されました。その代わりに駐車場に移動しました。
∪郷綟修凌緇譟/じられないのですが、清水峠の旧国道方面の水場は完全に枯れていました。謙信尾根方向の水場は枯れる寸前。チョロチョロと少し湿る程度でした。
5時 駐車場を出発
2010年09月05日 05:08撮影 by  CX2 , RICOH
9/5 5:08
5時 駐車場を出発
白毛門への登り、谷川の岩肌が見えた。
2010年09月05日 06:14撮影 by  CX2 , RICOH
9/5 6:14
白毛門への登り、谷川の岩肌が見えた。
日差しはきつい!
2010年09月05日 06:52撮影 by  CX2 , RICOH
9/5 6:52
日差しはきつい!
絶景かな
2010年09月05日 07:51撮影 by  CX2 , RICOH
9/5 7:51
絶景かな
絶景かな
2010年09月05日 07:51撮影 by  CX2 , RICOH
9/5 7:51
絶景かな
松木沢の頭にやっと到着。この頃はまだ元気
2010年09月05日 07:54撮影 by  CX2 , RICOH
9/5 7:54
松木沢の頭にやっと到着。この頃はまだ元気
白毛門を望む
2010年09月05日 07:54撮影 by  CX2 , RICOH
9/5 7:54
白毛門を望む
途中の景色
2010年09月05日 08:58撮影 by  CX2 , RICOH
9/5 8:58
途中の景色
白毛門にやっと到着。雲ひとつない晴れを喜んで良いのか?少し不安になった。
2010年09月05日 09:09撮影 by  CX2 , RICOH
9/5 9:09
白毛門にやっと到着。雲ひとつない晴れを喜んで良いのか?少し不安になった。
次の目標の笠ケ岳
2010年09月05日 09:26撮影 by  CX2 , RICOH
9/5 9:26
次の目標の笠ケ岳
笠ケ岳にやっと到着。余りの暑さに日傘が活躍。
2010年09月05日 10:47撮影 by  CX2 , RICOH
9/5 10:47
笠ケ岳にやっと到着。余りの暑さに日傘が活躍。
朝日岳を望む
2010年09月05日 12:41撮影 by  CX2 , RICOH
9/5 12:41
朝日岳を望む
朝日岳にやっと到着。元気なのは姿勢だけ。暑さのため顔は疲れている。この写真の後に全員倒れて、動けなかった。
朝日岳にやっと到着。元気なのは姿勢だけ。暑さのため顔は疲れている。この写真の後に全員倒れて、動けなかった。
巻機山への分岐。巻機山らしい山が見えた。
2010年09月05日 13:02撮影 by  CX2 , RICOH
9/5 13:02
巻機山への分岐。巻機山らしい山が見えた。
この辺は長かったのだが、写真を撮る元気も無かった。
今日の宿泊地、清水峠
見えても遠かった!
2010年09月05日 14:40撮影 by  CX2 , RICOH
9/5 14:40
この辺は長かったのだが、写真を撮る元気も無かった。
今日の宿泊地、清水峠
見えても遠かった!
6日 これから出発。
この前に、水場の穴を作成、水汲み、夕食、一杯、睡眠、朝食などの行事があった。
2010年09月06日 05:45撮影 by  CX2 , RICOH
9/6 5:45
6日 これから出発。
この前に、水場の穴を作成、水汲み、夕食、一杯、睡眠、朝食などの行事があった。
ささやかな水場。昨日は写真を撮る余裕が無かった。朝、出発の前に水を確保。
マグカップで水がすくえる穴を掘った。深さは30ミリ位
2010年09月06日 05:59撮影 by  CX2 , RICOH
9/6 5:59
ささやかな水場。昨日は写真を撮る余裕が無かった。朝、出発の前に水を確保。
マグカップで水がすくえる穴を掘った。深さは30ミリ位
ペットボトルの蓋に貯めた水をペットボトルに移す気の長いオジサン。
2010年09月06日 06:00撮影 by  CX2 , RICOH
9/6 6:00
ペットボトルの蓋に貯めた水をペットボトルに移す気の長いオジサン。
水場
2010年09月06日 06:00撮影 by  CX2 , RICOH
9/6 6:00
水場
水場。一見しただけでは分からない。よく探した物だ。と感心をした。
2010年09月06日 06:03撮影 by  CX2 , RICOH
9/6 6:03
水場。一見しただけでは分からない。よく探した物だ。と感心をした。
七ツ小屋への稜線。
2010年09月06日 06:47撮影 by  CX2 , RICOH
9/6 6:47
七ツ小屋への稜線。
大源太山。かっこよいから、機会があったら登ってみよう。と思った。
2010年09月06日 06:50撮影 by  CX2 , RICOH
9/6 6:50
大源太山。かっこよいから、機会があったら登ってみよう。と思った。
七ツ小屋山への美しい稜線。優しい、日本の山だと思った。
2010年09月06日 06:50撮影 by  CX2 , RICOH
9/6 6:50
七ツ小屋山への美しい稜線。優しい、日本の山だと思った。
七ツ小屋山
2010年09月06日 07:35撮影 by  CX2 , RICOH
9/6 7:35
七ツ小屋山
蓬峠へ向って
2010年09月06日 07:55撮影 by  CX2 , RICOH
9/6 7:55
蓬峠へ向って
蓬峠から見える山
2010年09月06日 07:55撮影 by  CX2 , RICOH
9/6 7:55
蓬峠から見える山
枯れた沢を渡る。水は石の下
2010年09月06日 12:13撮影 by  CX2 , RICOH
9/6 12:13
枯れた沢を渡る。水は石の下
撮影機器:

感想

下界は連日の猛暑。白毛門の急坂を登れば、標高1500メートル以上の快適な散歩が出来ると思っていました。ところが白毛門を過ぎると全く木陰のない尾根になった。ジリジリと照りつける太陽に焼かれ、後頭部を直射日光が射す炎熱地獄であった。多めに持ってきた水が笠ケ岳辺りで少なくなり、残りを気にしながら一口ずつ飲んだ。山で傘をさすのは危険な事であるけれど、日傘をさしながら歩いた。笠ケ岳の登りで体力の限界に近くなった。
笠ケ岳辺りで、逆方向から歩いてきた人が「清水峠には水がないです。」その時は耳を疑った。信じられなかった。この凄まじい暑さに、もしかすると?と不安になった。すれ違う人ほとんど全てに質問をした。どうやら、水が無いのは本当らしい。
以降、見えてはいるが、朝日岳が遠い。限界を超えた状況で朝日岳に到着。全員が倒れた。時々吹いてくる風が汗をかいた背中に心地よかった。何とか、清水峠へ向けて出発。足元の悪いトラバース道で苦戦。時々清水峠の三角屋根が見えて来た。見えても次々に上り下りが連続する。標高が下がったせいか、登山道に木陰が見つかった。全員、暫く倒れていた。もう、水は一口を残すのみになっていた。自分に鞭打って立ち上がり、出発。それからも可なり登り下りを繰り返し、清水峠に到着した。早速カラのペットボトルを持って水場を探しに行った。左の方向の水場は完全に干上がっていた。右の水場に行った。前に来た時に顔を洗って、ビールを冷やした水場だ。登山道からは岩が濡れているのが分かる。水の汲める所は無いかと沢を登って探した。ペットボトルの蓋ですくえる水たまり見つけて、飲む。何とかペットボトルに水を入れて、水汲みに来なかった仲間に届ける。その後、蓬峠まで歩くか、水を何とかするか全員で話し合った。少なくともマグカップですくえる位に窪みを大きくしたらどうかと思った。幸いな事に避難小屋に金属の棒があった。それで、ガンガンと岩を砕き、3センチの深さの穴を掘った。マグカップで水をすくうと、直ぐにその穴には水が補充された。周辺から流れ込むのか、下から沸くのか分からないが。何とか夕食用の水と一晩の飲み水を確保した。
当初の計画では武能、茂倉、一ノ倉、谷川岳への縦走だったが、水汲みの困難さと強烈な太陽に焼かれる恐怖で、蓬峠から土合への下山を全員一致で決定した。
馬蹄形の半周を歩き、昨日歩いた山々を眺めながら、土合へと下山した。美しい峰にはまた会いに来る事を約束した。この山行を無事終了してサバイバルの能力が少し向上したのではないかと思う。

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コメント

異常気象が谷川岳にも影響?
暑かった。雲ひとつ無い直射日光に焼かれて、水を大量に消費。笠ケ岳辺りからは一口ずつ飲んだ。途中で出会った人から、清水峠の水場は枯れているという情報。信じられなかったが本当だった。水の確保に悪戦苦闘。3センチの深さの穴を掘り、マグカップですくった。やっと夕食用の水を確保。今年の暑さは標高1500メートルでもまだ暑かった。
2010/9/7 21:36
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ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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